平成22年度に於いては、相模事業所では、照明設備対策として事務所照明のインバータ化や非常用誘導灯のLED化、更にはブロワ対策として塗装前処理乾燥炉のエアブロー間欠運転化等を実施した。一方、海老名事業所では、年度末ではあったが、冷暖房設備対策として事務所及び倉庫事務所に省エネエアコンを導入し、省エネ改善を図った。しかしながら、各事業所ともに市場ニーズが作業工数やエネルギー消費量が多くかかる、出力の大きい大型機、製品構造が複雑な製品にシフトしてきた事から、生産量に比較し、多くのエネルギーを使用することとなった。その結果、年間の生産台数は平成21年度に比べ、微増にもかかわらず、二酸化炭素排出量(実排出係数)で大幅増となってしまい、全体として売上高原単位を6.7%悪化させてしまった。
平成22年度の反省を踏まえ、相模事業所では、本年度当初より、加熱設備対策として塗装乾燥炉ヒータの間引き等を実施している。また、海老名事業所では、前年度末に導入した省エネエアコン(省エネ率30%)による電力消費量の削減と電力消費量の多い部品試験方法の見直し改善の検討を開始した。計画2年目である本年度、これら諸施策により平成21年度に対し原単位比で△2%(平成22年度原単位比△9%)の削減に努める。
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