県内対象事業所における平成22年度実績は一昨年(平成20年)までの低迷から脱却し、平成22年度は市況の好転を受け各事業所の稼動が大幅に高まりました。そのような中で横須賀分室においては施設の運用を細かく管理するなどで前年実績を下回る好結果を出しました。全体としては、夏期猛暑の影響もありCO2排出量は34,700t-CO2と前年(平成21年)を上回っておりますが、基準年度としました「平成19年〜21年」の3年平均(35,200t-CO2)に対しては下回っております。一方、本計画書の削減目標の指標とした相模原製作所における原単位による評価に用いた内部売上は、ライバルメーカーとの競争激化を受け協力事業部からの内部単価の切り下げの要求や海外子会社への業務移管などにより25,369百万円と前年を下回りましたが、3年平均(24,631百万円)との比較では増加となり、排出量原単位でも「1.23tCO2/百万円」と下回る結果となりました。
3月11日に発生した東日本大震災では県内事業所に大きな被害はありませんでしたが、東京電力の計画停電による生産の縮小を余儀なくされ僅かですが平成22年度に影響が出ました。本格的な影響は平成23年度に現れますが、電力抑制対応の非常用発電機の設置などを計画しておりCO2排出量の想定外の影響を危惧しています。
今夏の節電対策は、政府の電力需給対策に基づき、東京電力管内における今夏の電力不足に対しピーク電力を削減するため、2011年7月から9月の間、夏季休日数を増加、輪番休業を実施します。関連会社においても積極的に節電を進め、使用電力量の削減に努めてまいります。弊社節電対策は次のURLでご覧になれます。
http://www.nikon.co.jp/news/2011/0630_01.htm
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