横浜乳業が行う事業活動が環境、特に地球温暖化に与える影響につきましてISO4001活動を通じて評価しその結果を元に環境側面を特定し、技術的経済的に可能な最大限の努力を払いCO2の削減に努めてまいりました。
横浜乳業としては、CO2の削減計画に則り、著しい環境側面の特定として事業活動上発生する廃棄物についてその処理方法を改善致しました。すなわち廃棄物の焼却処理を極限まで減らすため廃プラスチックや紙ごみ等を固形燃料化し軌道に載せております。これにより毎日10時間ほど稼動していた焼却炉を週に10時間ほどの運用に減らしました。
省エネルギーの取り組みとして、LED照明を導入し古い蛍光灯照明と置き換えを進めております。また各所の照明の起動スイッチを細分化し必要最小限の単位での点灯が出来るよう改善いたしました。エアコンの温度設定は夏期28℃、冬期は20℃にルール化致しました。
しかしながら、3月に発生した東日本大震災は横浜乳業としても多大なる影響を受けました。
原料、抱材共に入荷せず、加えて輪番停電があり3〜5月の製造は昨年の6割程度に落ち込み原単位が悪化、その後にも「電気事業法第27条」が発令され昨年度比にて15%の電力使用量制限が課せられました。
横浜乳業としては事業活動の維持の為、CGS設備をフル稼働させざるを得なくなり使用燃料の削減にはいたりませんでした。
今後の電力事情につきましても不透明な点がございますが出来るだけの創意工夫をもってCO2の削減に努めていく所存です。
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