事業活動温暖化対策計画書

事業者の名称等

届出者住所 東京都渋谷区富ヶ谷2-28-4
届出者氏名 学校法人東海大学  理事長 松前達郎
主たる業種 教育,学習支援業  |  中分類;学校教育
特定大規模事業者の区分年度あたりの原油換算エネルギー使用量が1,500kl以上の事業者
連鎖化事業者のうち、年度あたりの原油換算エネルギー使用量が1,500kl以上の事業者
対象自動車を100台以上使用する事業者

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計画期間

平成 22 年度〜平成 24 年度

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事業活動に伴う温室効果ガスの排出の削減を図るための基本方針

 本学は建学の理念である「人類の幸福と恒久的平和活動の達成」に向けて、地球規模の環境保全という重要課題を強く認識した諸活動を展開しています。湘南キャンパスではエネルギーを管理し、無駄を見つけるため事務部ファシリテイ課が中心となり平成16年度にNEDOの補助金を利用してBEMSを導入し、導入年度に対し毎年3%のエネルギー削減を目標にしている。また、伊勢原キャンパスについてはエネルギーセンターの開設により蓄電(NAS電池)・蓄熱(氷蓄熱)を採用し、夜間電力を利用することにより環境性・経済性を最大限にいかしている。
 この目標を達成するため、毎年節電対策を校舎施設利用委員会(省エネ推進委員会)で提案・検討を徹底するとともに、設備的にも高輝度照明や省エネ率の高い機器の導入(インバーター制御他)を機器更新時、改修時に計画し積極的に取り入れていく。地球温暖化対策の推進への貢献は、付属幼稚園から省エネ教育に取り組み、地域との連携を図り親子での省エネ活動への参加や、大学キャンパスでは学生(チャレンジセンター活動・部活動)によるごみ拾い活動、バイオ燃料(天ぷら油の廃油)によるエコバスの全国デモンストレーション運行で省エネ活動の地域啓発をおこなっている。また、本学では建学以来、植栽の保全をモットーに緑ある学園つくりをおこなっており、落ち葉を集積し堆肥として障害施設に提供している。キャンパス内もオープンに出入りができる環境で地域住民との対話と連携を重視している。

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エネルギー起源二酸化炭素の排出の削減の目標等
《年度あたりの原油換算エネルギー使用量が1,500kl以上の事業者》

基準年度平成 21 年度

排出量の目標

基準排出量の合計量最終年度の排出量の合計量目標削減率
実排出係数ベース 42,900 tCO2 41,700 tCO2 2.80 %
調整後排出係数ベース 39,200 tCO2 38,100 tCO2 2.81 %

排出量原単位の目標

基準年度の排出量原単位最終年度の排出量原単位目標削減率
実排出係数ベース 84.63 tCO2/千u 82.26 tCO2/千u 2.80 %
調整後排出係数ベース 77.33 tCO2/千u 75.16 tCO2/千u 2.81 %
原単位の指標の種類 延床面積
原単位の指標の種類が「生産数量」、「建物延床面積」以外の場合、その理由

削減の目標の設定に関する説明

 本学の省エネ対策の取組みにおいて、湘南キャンパスでは平成16年度より群管理から一元管理にすることを目的としたBEMS(Buildinng and Energy Managemennt System)を導入しエネルギーの管理体制強化を図っている。また伊勢原キャンパスではエネルギーセンターを開設し蓄電・蓄熱によるエネルギーの供給を行い、年1%のエネルギー効率化を進めている。しかしながら、夏期の気温上昇によるエネルギー使用量が約4%の増加傾向にある。そこで更なる地球温暖化防止に取り組むため下記のような対策を検討している。
@保有設備の運転状況を的確に把握し、利用時間制限を厳しくする。
A高効率な照明器具の導入。(LED、省エネ安定器等)
B機器更新時にインバーター制御など効率のよい機器を導入。
C病院施設での24時間機器チューニング強化による省エネ。

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エネルギー起源二酸化炭素の排出の削減の目標を達成するための措置の内容

工場等における措置

 本学は省エネ法の特定事業者として、エネルギー管理統括者を中心とした全学省エネ委員会を軸に42機関別の省エネ推進委員会においてPDCAを実施する。
 また、CO2マネジメントシステムを導入、全学及び各機関別のエネルギー使用量・CO2排出量の見える化により温室効果ガスの排出削減に努める。
 神奈川県下は6機関の構成となるが、体制の整備、管理標準の推進、設備改修による高効率化等の省エネ、及び温暖化対策の啓発教育を進める。
 6機関中、伊勢原キャンパス、湘南キャンパス、医学部付属大磯病院の3機関はエネルギー管理指定工場として以下の設備改修による高効率化等を計画する。
1.伊勢原キャンパスの主な計画
 @空調調和設備:冷熱源システム、給湯設備の高効率化
 A空調調和設備:冷温水ポンプのインバータ化及び既インバータ機器のチューニング強化
 B照明設備:照明器具の高効率化
2.湘南キャンパスの主な計画
 @冷凍機:空調中間期のガス吸収式冷温水発生機の出口温度の変更
 A照明設備:照明器具の高効率化、LED化
 B受変電設備:古い変圧器を高効率型に更新
3.医学部付属大磯病院の主な計画
 @ボイラー:エコホワイト燃料製造装置の導入
 A照明設備:照明器具の高効率化
 なお本病院は指定工場初年度であり、エネルギー管理と設備点検の充実等も合わせ計画する。

新エネルギー等の導入その他の具体的な措置

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地域の地球温暖化対策の推進への貢献

@樹木の保全
 湘南キャンパスではできるだけ樹木の伐採をしない方針で建替え及び新築工事を行っている。
A環境教育の実施
 バイオ燃料(てんぷら油のリサイクル)で走るエコバス「環境キャラバン隊」で日本縦断運行を実施し地元の子供たちに「身近にできるエコ」をテーマに環境啓発活動をおこなっている。2010年度は本学学生を対象に「天ぷら油の回収」を企画し地元のNPO法人かながわ天ぷら油回収センターとの提携により「身近な努力が環境に貢献する」をテーマに環境啓発活動の推進をはかっている。

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温室効果ガスの排出の抑制に寄与する製品の開発その他の温室効果ガスの排出の抑制に関する取組

@ライトパワープロジェクトによる企業と連携したソーラーカーの開発を行っており、太陽電池交換効率30%を実現し1.8kWの出力を記録。2009年度、2010年度は世界最速のソーラーカーとして優勝しエコカーとしての研究開発を続けている。
Aその他
 ある温度で自発的に解体する易解体ねじ(リサイクルねじ)の開発により解体工程の省略によるCO2の削減を研究中。

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エネルギー管理指定工場等の一覧

指定の区分工場等の名称所在地産業分類事業内容
第1種 東海大学伊勢原キャンパス 神奈川県伊勢原市下糟屋143 8161 大学
第1種 東海大学湘南キャンパス 神奈川県平塚市北金目4-1-1 8161 大学
第2種 東海大学医学部付属大磯病院 神奈川県中郡大磯町月京21-1 8311 一般病院

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