事業活動温暖化対策計画書

事業者の名称等

届出者住所 神戸市中央区脇浜町2-10-26
届出者氏名 株式会社神戸製鋼所  代表取締役社長 佐藤廣士
主たる業種 製造業  |  中分類;金属製品製造業
特定大規模事業者の区分年度あたりの原油換算エネルギー使用量が1,500kl以上の事業者
連鎖化事業者のうち、年度あたりの原油換算エネルギー使用量が1,500kl以上の事業者
対象自動車を100台以上使用する事業者

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計画期間

平成 22 年度〜平成 24 年度

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事業活動に伴う温室効果ガスの排出の削減を図るための基本方針

○ 全社環境管理基本方針:『グループ環境経営の実践による更なる企業価値向上』(グループの環境力向上)
 神戸製鋼グループは、環境先進企業グループとして
 (1)環境に配慮した生産活動
 (2)製品・技術・サービスでの環境への貢献
 (3)社会との共生・協調
 を実践することにより、社会的責任を果たすとともに、環境力を高め企業価値を向上させる。
 地球温暖化対策として、
 @業界毎の自主行動計画達成を目標に、あらゆる省エネ対策とCO2の排出削減を推進する。
 A製品・技術・サービスを通じてCO2排出量の低減に貢献する。
○ 溶接事業部門 環境管理方針
 地球温暖化対策として、
 @ 補助金活用の検討も含めあらゆる省エネ対策を立案、実行し、CO2排出量削減を推進する。
○ 藤沢事業所 環境管理方針
 地球温暖化対策として、
 @省エネ法に則り、エネルギー原単位1%/年、低減を達成する。
 A藤沢事業所エネルギー管理規程に基づく省エネ活動を推進する。

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エネルギー起源二酸化炭素の排出の削減の目標等
《年度あたりの原油換算エネルギー使用量が1,500kl以上の事業者》

基準年度平成 21 年度

排出量の目標

基準排出量の合計量最終年度の排出量の合計量目標削減率
実排出係数ベース 4,560 tCO2 4,700 tCO2 -3.07 %
調整後排出係数ベース 3,650 tCO2 3,760 tCO2 -3.01 %

排出量原単位の目標

基準年度の排出量原単位最終年度の排出量原単位目標削減率
実排出係数ベース 258.16 tCO2/千トン 250.47 tCO2/千トン 2.98 %
調整後排出係数ベース 206.12 tCO2/千トン 199.98 tCO2/千トン 2.98 %
原単位の指標の種類 生産数量
原単位の指標の種類が「生産数量」、「建物延床面積」以外の場合、その理由

削減の目標の設定に関する説明

 弊社、藤沢事業所では、溶接用材料を製造する業種と、溶接用材料、溶接ロボット、溶接用電源を研究・開発する業種で事業活動している。
 このうち、藤沢事業所全体の排出量の50%以上を占める溶接用材料を製造する業種で、排出量原単位を毎年1%改善する目標を設定した。一方、溶接用材料の生産量は平成22年〜24年の3年間で約9%増加すると見込んでいる。
 研究・開発業種の排出量は平成21年ベースで移行するものとし、両業種あわせた最終年度の排出量を+3%に抑える計画とした。

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エネルギー起源二酸化炭素の排出の削減の目標を達成するための措置の内容

工場等における措置

○管理基準の作成・変更(3102)
 作成済み管理標準の見直しを進めるとともに、未作成設備の管理標準を整備する。
○給湯設備対策(3307)
 浴槽および給湯の合理化を行い燃料を削減する。
○変圧器対策(3701)
 老朽変圧器を高効率変圧器へ更新する。
○コンプレッサー対策(3805)
 ガス発生装置のコンプレッサーを定格出力の小さいタイプへ更新する。
○電動機対策(3806)
 直流モータ駆動の設備をインバータモータ駆動へ更新する。
○照明設備対策(3809)
 事務所内の照度を把握し、照明の間引きにより使用電力量を削減する。

新エネルギー等の導入その他の具体的な措置

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地域の地球温暖化対策の推進への貢献

○ エコライフノートの取組
 神戸製鋼グループでは、社員全員が家庭においても環境に配慮した行動(エコライフ)を心がけることが企業の社会的責任の面からも必要であると考え、その契機として「コベルコ エコライフ ノート」に取り組んでいる。
 参加世帯数は、2008年度実績:1,987世帯、2009年度:3,391世帯で、2011年度分は神戸製鋼全世帯の参加、将来的には神戸製鋼グループ全世帯の参加を目標にしている。
 藤沢事業所では2009年度、226世帯中147世帯(65%)が参加した。
○ サマーエコスタイル運動
 毎年、6月1日から9月30日までを対象期間として、室内温度が28℃(目安)となるよう空調機器の設定温度を調節している。
 また、職場における服装として信用と品位を損なわず、暑苦しさや不快感を感じさせない清潔感のある軽装を推奨(ノーネクタイ、上着なし等)している。
 社外での業務、社内での顧客応対時についても可能な限り軽装を推奨している。来訪者や取引先へも本運動の主旨を説明し、理解・協力を求めていただいている。

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温室効果ガスの排出の抑制に寄与する製品の開発その他の温室効果ガスの排出の抑制に関する取組

○ 溶接施工では、高温のアークによる金属蒸気(ヒューム)および金属飛散(スパッタ)が不可避的に発生します。弊社が開発した低ヒューム・低スパッタタイプの溶接材料(FAMILIARCTM Z-44、DW-Z100、MX-Z200など)は、溶接中に発生するヒューム・スパッタ発生量を大幅に低減させた画期的な溶接材料であり、溶接者の作業環境を向上させ、労働負荷も低減します。
 ヒューム発生量の低減により、大気汚染、悪臭、鋼板に付着したスパッタを除去するためのムダなエネルギー、騒音など、さまざまな環境負荷の低減に貢献します。
○ 各種、鋼構造物の軽量化のためのハイテン化(高強度化)に対応した溶接材料を開発しています。
 鋼材の板厚低減と鋼材量の削減、ならびに溶接材料の使用量と溶接工数の削減等により、鋼構造物製作時の使用エネルギー低減に貢献します。
○ 弊社が開発したアーク溶接方法による溶接能率向上により、溶接設備の稼働時間が削減され、電力使用量の削減に寄与しています。

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エネルギー管理指定工場等の一覧

指定の区分工場等の名称所在地産業分類事業内容
第2種 藤沢事業所 神奈川県藤沢市宮前100-1 2479 その他の金属線製品製造業

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