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【報告】令和7年度「ジェンダー平等×メディアリテラシー講座」※神奈川県立相模原中等教育学校
神奈川県立相模原中等教育学校で「ジェンダー平等×メディアリテラシー講座」を実施しました。
| 日程 |
令和7年12月2日(火曜日)14時05分から14時50分 |
内容
(講師・概要) |
講師:明治大学 情報コミュニケーション学部 特任講師 竹﨑 一真氏
〈概要〉
- 男女の双子の成長過程を見ながら、「ジェンダー」ってなんだろう、と問いかけました。また、性別によるおもちゃやランドセルの色の違いについて考えました。
- 「みんなは『いつ』『どのような』場面で、性別を意識し始めた?」をテーマに、学年の枠を超えてディスカッションをしました。
- 「スポーツとジェンダー」「料理とジェンダー」「音楽とジェンダー」を例に男女の賃金格差について説明しました。
- 「LGBTQ+」について説明し、「性への気づき」は人それぞれであることや、カミングアウトされた人が良かれと思って当事者に断りなく第三者にそのことを伝えてしまう「アウティング」は絶対にやめて欲しいということを伝えました。
- SNSの使い方について、うわさ話に踊らない、踊らされないことが大切だと話しました。虚偽のニュースは驚き、怒りなど人間の強い感情を喚起しやすく、感情を刺激する情報ほどシェアされやすいという人間の心理特性が働きます。すぐにうわさ話を拡散せず、一度立ち止まって考えることが大切だとまとめました。
 
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| 対象 |
神奈川県立相模原中等教育学校の生徒 中学1~3年生 480名 |
| 会場 |
神奈川県立相模原中等教育学校 |
| 参加者の声 |
- 普段あまり自分からは触れないような内容でしたが、先生が堂々とお話をしてくださるおかげで、沢山新しい知識を得ることができました。同性婚などに関して、政治的・社会的にどのような取り組みが進められているのかについて、興味が湧きました。
- LGBTQ+やジェンダーについて考えたときに、自分にもまだ不可解なところがあるのではないかと思いました。友達がLGBTQ+と分かったときに「(情報を)広めてはいけない」という話でしたが、それ以前にその人が友達であることに変わりはないので、態度や印象を変えることはあってはならないことだと思いました。
- 性別の違いによる差別的常識がいくつもあり、それで不快になっている人もいるということを再認識しました。これからも多様性を認め、全員が楽しく生活できるように意識しようと思いました。
- LGBTQ+やジェンダーについて聞く機会が多かったけれど、どこか他人事のように思っていました。けれど先生のお話を聞いて、自分にも関わることだし、とても身近なことなのだと感じて、自分事として考えられました。
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| 主催 |
かなテラス(神奈川県立かながわ男女共同参画センター) |
| 後援 |
神奈川県教育委員会 |