かながわ教育ビジョン～心ふれあうしなやかな人づくり～

皆さんは、「かながわ教育ビジョン」をご存知でしたか？　

「かながわ教育ビジョン」は、明日のかながわを担う人づくりを進めていくために、県民の皆様と論議を重ねて作り上げた、本県の教育の総合的な指針です。

この「かながわ教育ビジョン」では、生涯を通じた教育・人づくりを重要な柱としています。

教育委員会や保護者の方々だけでなく、すべての県民の皆様が、この教育ビジョンに基づく教育・人づくりの主体です。一人でも多くの方々に、この「かながわ教育ビジョン」を知っていただき、一緒に理念の実現に向けて、「心ふれあう　しなやかな　人づくり」に取り組んでいただきたいと考えております。

かながわ教育ビジョンは、県民論議の成果です

神奈川県教育委員会では、明日のかながわを担う人づくりを進めるため、平成19年8月に、今後の本県の教育を推進する総合的な指針となる「かながわ教育ビジョン」を策定しました。県民論議の様子

「かながわ教育ビジョン」は、「かながわ人づくり宣言」（平成17年11月）のアピール以来、ワークショップや教育イベントの開催、県民の皆様からの意見募集、各関係団体との意見交換等による教育論議を深めながら策定したものです。

教育ビジョンは、概ね20年間を見すえていますが、策定から5年以上が経過し、少子高齢化、グローバル化の進展、国では「第2期教育振興基本計画」が策定され、本県でも「神奈川の教育を考える調査会」から「最終まとめ」が提出されるなど、状況が変化していることから、県民の皆様との教育論議等を重ねて、本県が取り組む教育施策をまとめた第4章「展開の方向」及び第5章「重点的な取組み」について改定を行いました。

また、その後、平成30年6月の国の「第3期教育振興基本計画」の策定や令和元年7月の「かながわグランドデザイン第3期実施計画」の策定等を踏まえ、令和元年10月に一部改定（第5章及び第6章）を行いました。

このビジョンのもと、人づくりにかかわる様々な方々との共感・共有に基づく、協働・連携を推進してまいります。

基本的性格

本県の教育推進の総合的な指針であり、市町村等をはじめ、すべての県民の皆様との共感と共有、協働と連携により、一体となった施策を展開していくものとする。
本県の総合計画における教育分野の個別計画（指針）として、基本理念、人づくりの視点、施策展開の方向性を示すものであり、具体的な施策・事業を、総合計画の実施計画に位置付けている。
これまでの本県教育の根幹を成す「ふれあい教育」の理念を継承しつつ、これからの時代に対応できる新たな理念を示す。