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更新日:2023年9月4日

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地域枠医師の義務年限中のキャリア形成プログラムについて

地域枠医師等のキャリア形成プログラムについて

 将来、県内の地域医療を担う医師の育成と確保を図るため、神奈川県産科等医療医師修学資金貸付制度(平成21年度臨時定員増)、神奈川県地域医療医師修学資金貸付制度(平成22年度臨時定員増)を創設しています。これとは別に、医学部定員数が少なかった等の理由により横浜市立大学に平成20、21年度に恒久定員増が行われています。(横浜市立大学地域医療枠)

1 キャリア形成プログラムとは

 医療法改正(平成30年7月25日)及び関連通知により、都道府県は、地域枠の方のキャリア形成をより充実させるため、対象者がスムーズに勤務先を選択できるよう、キャリア形成プログラムをお示しすることになりました。

 横浜市立大学医学部、北里大学医学部、聖マリアンナ医科大学、東海大学医学部及び日本大学医学部に「地域枠(地域医療医師修学資金修学生、横浜市立大学地域医療枠)」として入学された方には、将来県内の医療機関において、一定期間以上医師不足地域、診療科において、地域医療に貢献いただくこととなっており、令和2年度以降入学者は神奈川県とキャリア形成プログラムの契約を行うことが入学の条件となっています。

 「 キャリア形成プログラム」とは、地域における医師不足や地域偏在の解消と、専門医の取得といった医師能力の開発・向上の両立を図るため、地域勤務の義務年限中におけるキャリア形成について診療科や就業先となる医療機関等をタイプ別に様々なコースを示したもので、本県は診療科ごとに作成しております。

 

厚生労働省通知「キャリア形成プログラム運用指針」の一部改正について(令和3年12月1日)(PDF:529KB)

キャリア形成プログラム運用指針(令和3年12月1日)(PDF:504KB)

2 神奈川県のキャリア形成プログラムについて

 神奈川県には、希望する診療科や就業先となる医療機関等に関するキャリア形成プログラムを大学6年次に選択します。

 *プログラムには9年間の勤務先リストが多数あり、そのリストから勤務先を選びます。

 *採用が保証されるわけではありません。別途、病院の面接等試験に受かることが必要です。 

1 キャリア形成プログラムの概要

 対象者

 令和2年(2020年)度以降入学者及び平成31年度以前入学者で希望する者)*原則新制度へ移行

 診療科

 基本領域19診療科(地域枠の種別により登録できる診療科が異なります。)

 臨床研修  県内の(初期)臨床研修病院に勤務
 キャリア形成プログラム

 大学6年次に診療科別のプログラム加入が必須 (臨床研修2年目の指定した日まではプログラムの変更が可能)

 登録プログラム

【地域医療医師修学資金の貸付を受ける者(令和2年度以降入学者)及び平成31年度以前入学者でキャリア形成プログラムを選択する者】

産科、小児科、外科、麻酔科、内科、救急科、脳神経外科及び総合診療の8診療科の中から選択します。

【修学資金の貸付を受けていない者(横浜市立大地域医療枠)】

基本19診療領域の全てのコースの選択が可能ですが、ご自分が神奈川県の地域医療に貢献できると考える診療科を選択してください。

※平成31年度以前の入学者でに産科等等医師修学資金又は地域医療医師修学資金の貸付を受けた者でキャリア形成プログラムを選択しない場合の指定診療科は入学時に適用の制度が適用されます。

 プログラム期間

(地域での勤務が義務付けられている期間)

 令和2年度以降の入学者は、臨床研修を含む9年間(うち4年間医師不足地域・医師不足診療科での就業が必要となります。

 なお、平成31年度入学者以前の地域枠については、地域枠の区分、キャリア形成プログラムの選択の有無により9年間の算定方法が異なりますので、それぞれの制度をご確認ください。

 履行猶予期間(a,bの期間の合算が可能)(注)

 a  留学、大学院などにより県内医師不足地域・診療科の勤務が履行できない場合に3年間までの猶予が可能(医療対策協議会で理由が認められればさらに延長)

b 災害、負傷、疾病、育児休業の期間

 虚偽報告に係る違約金  (検討中:履行猶予申請の理由や状況報告に係る違約金は国の見解が示された段階で定める予定)
 取得可能資格

 一般社団法人 日本専門医機構による専門研修の基本領域の専門医資格(1領域)が取得可能

※臨床研修後、専門研修をを行わず、地域実践を行うことも可能です。

 

2 キャリア形成プログラム参加へのメリット

 県内の大学病院、専門研修基幹施設の採用、県内ローテートに関し、県から「キャリア形成プログラムに参加した医師に対する優先的な取扱い」を要請しており、県内就業が有利となっています。

 義務年限中、臨床研修修了後すぐに3年間の専門研修(県内基幹施設)を専攻することができます。

 これまで認められなかった海外留学、大学院進学等についても中断期間として正式に認められています。 

 キャリア形成プログラム参加者には、毎年履歴確認いただくことができる現況確認票をお送りするとともに、義務年限終了時に債務免除通知のほか、地域枠義務年限中のキャリアの証明書を発行します。

3 県内の診療科別キャリア形成プログラム

診療科(基本領域)

 キャリア形成プログラム

 1 小児科 小児科(PDF:405KB)
 2 産科 産科(PDF:389KB)
 3 内科 内科(PDF:583KB)
 4 外科 外科(PDF:421KB)
 5 麻酔科 麻酔科(PDF:409KB)
 6 救急科 救急科(PDF:425KB)
 7 皮膚科 皮膚科(PDF:303KB)
 8 精神科 精神科(PDF:324KB)
 9 泌尿器科 泌尿器科(PDF:347KB)
 10 脳神経外科 脳神経外科(PDF:283KB)
 11 整形外科 整形外科(PDF:353KB)
 12 形成外科 形成外科(PDF:245KB)
 13 眼科 眼科(PDF:267KB)
 14 耳鼻咽喉科 耳鼻咽喉科(PDF:303KB)
 15 リハビリテーション科 リハビリテーション科(PDF:265KB)
 16 放射線科 放射線科(PDF:310KB)
 17 病理診断科 病理診断科(PDF:234KB)
 18 臨床検査科 臨床検査科(PDF:212KB)
 19 総合診療 総合診療(PDF:382KB)

対象医師によるキャリア形成プログラム選択状況について(令和2年12月31日現在)(PDF:59KB)

4 手引き

神奈川県地域医療医師修学資金制度(キャリア形成)の手引き(令和5年7月改訂)(北里大・聖マリアンナ医科大・東海大神奈川県地域枠、横浜市大指定診療科枠用)(PDF:2,010KB)

神奈川県医学部地域枠制度(キャリア形成)の手引き(令和4年9月改訂)(横浜市大地域医療枠用)(PDF:440KB)

 

 

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