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更新日:2023年5月29日

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子ども食堂をはじめるには(活動団体レポート・駒岡丘の上こども食堂)

子ども食堂の活動事例

駒岡丘の上こども食堂

開始のきっかけ、準備

写真その1(駒岡)

「6人に1人が貧困だって、子供の貧困って何?」
2015年の5月、たまたま見ていたテレビのニュースに驚き、これが初めの一歩でした。
同年4月に駒岡地区センターの館長に就任し、公共施設管理の在り方を考えていた時にこの問題を知り、地区センターのある地域でも同じような状況があるのでは?との思いから準備にかかり、先ずは情報収集、子ども食堂ネットワークとの連携開始、関係行政との打ち合わせ、食品衛生管理者資格取得等々、翌年4月開店を目指して始動開始です。
一つでも手抜かりがあると、参加者のみならず、ボランティアの方、他の子ども食堂さんにも大きなご迷惑をかけることになり兼ねないので、慎重になります。インターネット、SNS等を通じて食材の寄付を申し出て頂く方、食堂を手伝いたいというボランティアの方も、開店3か月前には30名を超え、4月7日の初回開店に大きな自信と希望が湧いてきました。

始めてみたら

写真その2
 

実際に始める直前には、果たして何名の方に来ていただけるか?等々心配なことがありましたが、案ずるより産むが易し!初回の参加者は38名、前週までは10名ちょっとの事前申し込みでしたが、当日の飛び込みもあり、大盛況となりました。
チラシを1000枚作成し、近隣の小学校、自治会の回覧、掲示板等にも貼って頂いたおかけで、次回は40名、3回目は46名と、うなぎ上りに参加者が増え、7回目の7月7日には55名となりました。
ちなみに7月7日七夕の時のメニューはちらし寿司に多摩川で採れた天然の鮎の塩焼きでした。この鮎は私の知人のご主人が釣った鮎で、沢山の方々のご支援のおかげで駒岡丘の上子ども食堂のメニューは大変バラエティに富んでいます。
Facebook等で活動の報告を行っているので、ご支援の輪もどんどん広がります。例えば食堂で絶対に必要なお米は、年間に500キロ以上のご寄付があります。駒岡丘の上子ども食堂だけでは絶対に使い切れないので、他の子ども食堂や普段お世話になっているフードバンクにお裾分けして、活用させていただいています。お米に限らず、数多くの方から沢山のご支援を頂いています。

継続、これからの課題

写真その3
 

開始して5年。私自身も、ボランティアさんも5歳、年齢を重ねました。色んな苦労はありますが、子ども食堂を必要とされている方がいらっしゃる以上、活動停止はできません。
これからも安心、安全な子ども食堂を続けていく為には、運営費等は当然ですが、如何に食堂を支える人の力を維持、継続できるかが一番の課題です。一人でも多くの方に子ども食堂の活動を知ってい頂き、お手伝いして頂ける方が一人でも増えてくれることを切に望んでおります。
横浜市でも200か所を超える子ども食堂が皆さんのお力を必要としています。子どもたちの笑顔が未来への大きな力になります。

活動団体の概要

所在地(活動拠点) 神奈川県横浜市鶴見区 駒岡地区センター
連絡先:電話 045-571-0035
連絡先:Eメール shichida_n@komaoka-cc.com
団体のHP https://www.facebook.com/%E9%A7%92%E5%B2%A1-%E4%B8%98%E3%81%AE%E4%B8%8A%E3%81%93%E3%81%A9%E3%82%82%E9%A3%9F%E5%A0%82-1516795775290596/