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更新日:2024年7月16日
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入庁10年目の職員からのメッセージを掲載しています。
※職員の所属名称は全て配属当時のものです。
平成23年に入庁し、入庁からおおよそ10年経つ職員に、今まで印象に残っている仕事や職場等について伺いました。
最初に配属されたのが厚木土木事務所東部センター用地課でした。こちらでは、用地買収における交渉業務を担当しました。「用地買収」という言葉はなかなか馴染みのない言葉ですが、道路や河川改修などの公共工事のために必要な土地を所有者から取得することをいいます。そして、土地の所有者に対して、事業の説明や買収価格の提示などを行うことが用地交渉業務になります。公共事業とはいえ、県民一人ひとりの財産である土地を取得するということは、非常に重い責任を伴い、また社会人になって初めての仕事ということもあり、常に強い緊張感をもって仕事に取り組んでいました。
2か所目は会計局調達課に配属され、物品調達あっせん業務を担当しました。具体的には、各部署で必要となった消耗品や机、パソコンなどの物品を、各部署からの依頼に基づき、入札手続きを行い、購入先を決定するというものです。毎日、各部署から依頼が来て、それを各担当で割り振って業務を進めていました。
3か所目は政策局政策部総合政策課に配属され、「人生100歳時代」に向けた業務を担当しました。具体的には、県や市町村、大学、NPO等の様々な団体と協力して取組を進めていくプラットフォームである「かながわ人生100歳時代ネットワーク」を立ち上げ、県民一人ひとりの社会参加を後押しする様々なプロジェクトを運営しました。
現在、未来創生課コミュニティ活性化グループで、神奈川県内のコミュニティの再生・活性化に向けた業務を担当しています。具体的には、地域の課題と常に向き合っている県内33の市町村と共に課題の掘り起こしや様々な事例を共有したり、地域で活発に活動しているコミュニティ団体にスポットライトを当てて事例集を作成するなど取組を進めています。
また、コロナ禍における取組としては、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぎつつ、コミュニティ活動を進める上で注意すべきポイントを簡潔にまとめたリーフレットを作成し、コミュニティ活動再開の参考としていただいたり、また、現在進行中の事業ではありますが、県と民間事業者等が連携して、停滞したコミュニティ活動を後押しする「新しい生活様式におけるコミュニティの再生・活性化モデル事業」なども行っています。
私が現在在籍している未来創生課は、2019年6月に設置された部署のため、すべてのことが新しい取組になります。新たな次の一手を打つために、今何が課題になっていて、それを解決するためには何をすべきなのかを議論する機会が多く、自分の意見を発言できる雰囲気が常にできていると感じています。
現在携わっているコミュニティの再生・活性化の仕事に対して、とてもやりがいを感じています。
県の仕事では、県民の方々と直接関わる仕事はあまり多くはないのですが、このコミュニティの再生・活性化の仕事は、県民の方に直接お話を伺ったり、情報を届けたり、更には事業にご協力いただいたりと関わる機会がとても多いため、その反応をダイレクトに感じることができます。
特に、「ありがとう」、「助かったよ」という感謝の言葉をいただいた際には、自分達の仕事が役に立っていると強く実感することができるので、とてもやりがいを感じます。
魅力としては、観光や産業、防災、スポーツ、教育など様々な分野において県内全域をフィールドに業務に携われることや、そうした分野を通して様々な人と出会えることだと思います。私は、まだ4つの部署しか経験していませんが、県民の方、市町村職員の方、民間企業の担当者など、数えきれないほどの出会いがありました。そして、その出会いの分だけ自らの視野や視座が広がり、日々の仕事に好影響を与えていると感じています。「様々な分野への関わり」、「様々な人との出会い」それが魅力の一つではないかと考えています。
今後の目標については、コミュニティ活動が活発な神奈川県を目指して、今携わっているコミュニティの再生・活性化業務に全力で取組みたいと思います。
またキャリア開発については、観光や産業、環境などの分野にも興味を持っているので、これまで培ってきたことを生かして、新たな分野で貢献していけたらと考えています。
これまでとても多くの団体や人と関わらせていただきましたが、今改めて感じていることは、「コミュニケーション」の大切さ、難しさです。ほんの少しのニュアンスの違いがトラブルにつながったり、逆に、端的で分かりやすい説明が仕事の進捗に影響したりします。私自身、コミュニケーションで一番大切なことは「思いやり」だと思っています。相手に対して思いやりを持つと、どうやったら伝わるか、どういうことを求めているのかなど相手の気持ちになって考えるようになり、自然と言葉が洗練されていきます。
どの部署でどんな仕事をするにしてもコミュニケーションは必須です。相手に対して思いやりを持ってコミュニケーションをとれる人に入庁してほしいですし、そのような方と一緒に働きたいと思っています。
繰り返しになりますが、県の仕事は観光や産業、防災、スポーツ、教育など様々な分野において県内全域をフィールドに業務に携われることや、様々な人と出会えることが魅力の一つです。さらにそうした機会を通して、成長できる職場でもあります。そのような環境を前向きにとらえられる人にはとても向いている職場だと思います。
ぜひ県庁に来ていただき、神奈川県を一緒に盛り上げていきましょう。
このページの所管所属は人事委員会事務局 です。