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更新日:2025年5月1日
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水無川の砂防遺産(猿渡堰堤、山ノ神堰堤、戸川堰堤)を紹介します。
猿渡堰堤は、昭和7年の築造。その二年前に発生した北伊豆地震により各所で山崩れを起こした丹沢山系の砂防工事の一環として、旧内務省が直轄事業で造ったものです。
丹沢大山国定公園内にあり、湾曲する旧河道を矯正するために堤体左岸側を締切り、岩盤形状に合わせて左岸側約15m幅にわたり、水が流れ落ちる部分を前面に張出させた特異な構造形式をしています。塔ヶ岳に至る登山道から望むことができるため登山道利用者に親しまれています。
「猿渡堰堤」(堤高16m、堤長39m)
山ノ神堰堤は、昭和7年の築造。その二年前に発生した北伊豆地震により各所で山崩れを起こした丹沢山系の砂防工事の一環として、旧内務省が直轄事業で造ったものです。
右岸側端部にかんがい用水路を設け、堤体前面に導水するために既存の岩盤を利用して右側を円筒に張出させて造ったのが特徴。現在、堰堤下流は県立秦野戸川公園から望むことができます。
「山ノ神堰堤」(堤高13m、堤長32m)
県立秦野戸川公園に隣接し、堤体表面を谷積、隅部は五角形の切石で作ったもので、県が1941年(昭和16年)築造し、1950年(昭和25年)に全体をかさ上げした珍しい二段式堰堤。かさ上げ部はコンクリート構造ではあるが、堤体表面を下部と同様の谷積石張として一体的な外観となっている。
「戸川堰堤」(堤高[上段]8m、[下段]7m、堤長[上段]189m、[下段]171m)
河川砂防第二課
電話 内線4213から4216
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