更新日:2024年5月15日
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大学生が「大山」「大磯」の魅力をブログ形式で紹介します!
※この記事は、2018年に作成されました。
夏の遅い日の入りがはじまり、あたりがうっすらと闇に包まれる頃、大山新道から阿夫利神社下社までのおよそ3Kmにわたって絵とうろうの柔らかな光が浮かび上がります。
今年も伊勢原市大山で「光の競演〜夜景と絵とうろう〜」が、8月11日(土曜)から15日(水曜)の5日間にわたって開催されます。
2013年に「第4回かながわ観光大賞」を受賞している、大山の「光の競演」。
期間中は地元の小中学生や地域の方たちが制作した数多くのとうろうに灯りがともされ、光の回廊をつくります。
そして大山阿夫利神社下社からの眺望は『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン(フランス語版、改訂第4版)』にも掲載されているほど。眼下に広がる大パノラマ、光を敷き詰めたように煌く夜景は圧巻です。
この期間限定で、通常は17時までのケーブルカーも20時30分まで延長運転されます。ケーブルカー沿線もライトアップされ、移りゆく鮮やかな光の中をケーブルカーが進んでいきます。光を抜けた先には何があるのか…期待してしまいますね。写真は雨の日ですが、雨に煙るライトも風情があり幻想的です。晴れていればミシュラン二つ星の夜景を、明かりを落とした車窓からも楽しめるそうです。
2016年に日本遺産として認定された「大山詣り」。江戸の人口が100万人の時代に年間20万人もの参拝者が大山を訪れたと言われています。当時、大山山頂への登山は夏山開きの22日間のみ許され、街道を歩く旅人が夜道に迷わないように常夜灯が置かれた故事にちなみ、「絵とうろうまつり」は始まりました。
毎年大山新道には大きな絵とうろうが並び、「大山詣り」を描いた浮世絵を模したものもあります。こま参道では石段が続き、両側に並ぶ「牛乳パックとうろう」(伊勢原市内15校の小中学生が制作!)とお土産を楽しみながら登ってゆきます。
手作り感あふれる牛乳パックのとうろうと、色が変わっていくLEDの灯りは見ていて飽きない楽しさです。また、行灯や竹とうろう、傘灯籠もあり今年も見ごたえは充分!
初めての方も、もう行かれたことのある方も、大山の夏の夜をとうろうの灯りを道しるべに歩いてみませんか?
会場各所で行われるイベントの一部をご紹介しましょう。
◆山の日(8月11日)のイベント
願いを込めた木太刀を担いで大山を登る「納め太刀」
能楽殿を舞台に演奏する「大山サマージャズ&ラテン フレンドシップコンサート」
◆開催期間中(11日~15日)のイベント
マップをみながらスタンプを集める「光の回廊スタンプラリー」
《注目point1》8個スタンプを集めて”かき氷”と”ミニこま”をゲットしよう!
《注目point2》線香花火のタイムトライアル(30秒)をクリアして”花火セット”をゲットしよう!
地元のゆるキャラたちと一緒に夜景を楽しむ「ゆるキャラと夜景観賞」
大山の豆腐を大胆に取り入れた「大山ラーメン」が特別出店
などなど…、食べるもよし!登るもよし!見るもよし!で楽しい夏の思い出になること間違いなしですね。
大山は別名雨降山。例え雨でも霧の中に浮かぶとうろうや行灯の灯りには、別世界に紛れ込んだような美しさがあります。また、山の天気は変わりやすいもの。しばらく待てば雲がきれ、雨上がりの輝く宝石箱のような夜景が見られるかもしれません。
霞む夕闇、晴れた黄昏、どちらも魅力の大山へぜひ涼みにお出かけください。山の空気に包まれてきっと元気になれます。お出かけの方はどうぞ虫よけを忘れずに!
◆◇◆ 詳しい情報は下記ホームページをご覧ください ◆◇◆
●ケーブルカーの運行状況:https://www.ooyama-cable.co.jp/
●伊勢原市観光協会:http://www.isehara-kanko.com/
●「大山詣り」:https://japan-heritage.bunka.go.jp/ja/special/sp180306/isehara/top.html
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