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更新日:2025年9月18日
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「持続可能な社会かながわ」の実現に向けて、白井貴子さんに「かながわ環境大使」への就任をお願いしています。
「持続可能な社会かながわ」の実現に向けて、神奈川にゆかりがある著名人にご就任いただき、環境保全の大切さなどを発信していただくことで、地球環境保全の推進を図るものです。
「マッカチ・カニカニ音頭」リリース
TAKAKOSHIRAIOFFICIALWEBSITE"ThePeaceonEarth"(別ウィンドウで開きます)
こんにちは、「かながわ環境大使」の白井貴子です。
今、地球は温暖化という深刻な問題を抱えています。
故郷・神奈川県も「山と海に恵まれたすばらしい県」と私はいつも自慢していましたが、
残念なことにここ十数年で身近な里山が激減してしまいました。
子どもたちに自然の大切さを伝えたくても、子どもたちの周りに自然がない。
できるなら、「環境問題」なんて語る前に子どもたちに地球と直結している「天然な経験」をさせてあげたいです。
そんな経験が後々「自然を愛する、命の尊さを一番に思える人」につながっていると信じているから…。
今年の夏は雨が少なく、日照り続きで、もしもこれが江戸時代なら、きっと私、田んぼの真ん中で「雨乞い」の歌を歌っちゃうだろうな!?なんて思うほど過酷な夏でしたが、9月に入り、今度は警報が鳴るほどの台風。自然は本当に忙しく厳しいですね。
しかし、今年の夏、私はシャワーを浴びる時、ずっと37度で大丈夫でした。昨年までは40度以下にしたことがなかったのに3度も低いなんて凄いことだと思います。エネルギー節約を思うといい気もしますが、それだけでも確実に気温・体温が上がっているとリアルにわかります。
思わず「こんな地球に誰がした!」という思い。私達、大人はもういいですけども、これからの未来を担う子供たちを思うと、ギトギトに熱せられたアスファルトの上を忍の字で歩いている子供たちは心から気の毒になり、心の中で「ごめんなさい!でも頑張って!」と声をかけてしまいます。なので、今日は長年ず~っとお伝えしたかった思いを、神奈川県の皆さんはもちろん、日本中の父さん、お母さんたちに今日こそお伝えしたいと思います!
私は3年前から、神奈川・横浜を本拠地に、80年代頑張っていたバンド、白井貴子&THE CRAZY BOYSの復刻ライブを開催しています。「FLOWER POWER」というアナログのアルバムを復刻リリースしたことがきっかけでした。神奈川県の「かながわ環境大使」の私としても、地球温暖化がさらに進んでいるのに、海外では信じ難い戦争も勃発。「少しでもアナログに時代が戻れば!」とそんな願いの一念でした。その活動で昔の映像を見たり、写真を見たりすることも多くなりましたが、ライブ会場シーンを見ると、お客さんの感じが今と何か違うのです!よくよく見ると、子供達の髪の毛の色だと気づきました。
その昔は、10代の子達の髪の毛はみんな真っ黒でした。でも、それから40年。自由を謳歌する日本は髪の毛を自由にカラーリングする子たちが増えました。正直、原宿などへ行くと、何人だか全くわからない!(汗)それだけ国際的になったという言い方もありますが。私が思うに、歳を重ねる中、白髪を染め続けるのは本当に大変。私もやらないで済むのなら、1日も早くカミングアウトしたいのに、残念なことにまだその良きチャンスがないのですが、私はいつもその機会を狙っています!
今年の夏は猛暑に加え、雨が降らず、水不足も心配されました。そんな中、髪の毛をカラーリングするのに使う水の量は半端ではありません。ひと昔前なら、お年寄りの皆さんはみんな自然にしていたのに、ベビーブームのおじちゃん、おばちゃんたち、それに続く私たち世代がこぞってみんなでヘアカラーやっていたら、浄水場はフル回転、たまらないだろうなぁ、と思うのです。私が思うに、東洋人の黒髪は、とても美しい。スペシャルな美しさ!しかもその黒髪は「若い時だけの宝物」なのです。
そこで、そんな世代のお子さんを持ちのお父さん、お母さん!是非お子様、お孫さんに伝えていただけたらと願います!「大人になったら嫌がおうでもカラーリングしなくてはいけなくなるのだから、今しかない黒髪を楽しんで、1度しかない黒髪を大切にしなさい!」と伝えてあげて欲しいのです。最近はなんでもかんでも、ちょっと言うと「セクハラ・セクハラ」と悪い面ばかりが取り上げられる時代となり、大人達はかなり若者に遠慮しているように思えます。でも、ときには、人生の先輩として「教えてあげる」ことも大切だと思うんです。
私は、若い時を振り返ると、大人の人たちに、「もっとわかりやすく、しっかりくっきり教えて欲しかった」と思い起こすことが未だにあります。子供たちは「なぜ大人がそう言うの?」という、「納得できる理由」を知りたいんです。その理由をちゃんと言わずに命令みたいに頭ごなしに言うから、すぐ反発したくなる!私も、よくよく父親とやりあうたび「どうして!?どうして!?」と聞いた反骨精神に溢れていた少女の頃を思い出します。
私は、長年、女子高校硬式野球の選手の皆さんを応援する歌、「元気にな~れ!」を歌わせていただいていますが、その女子球児たち、みんな髪の色が素晴らしいんです。日焼けした肌に、真っ黒な艶やかな黒髪!まさに「大和なでしこ」。帽子を取ったとき、豊かな美しい長い黒髪がこぼれ落ちた時、女の私でさえもドキッとしたことがありました。太陽に輝いてハッとする美しさです。
そんな若い時にしか与えられない美しい黒髪を染めたり、脱色したりするなんて、本当に「もったいな~い!」若さ大損!若き日々、そんな美しい力をみんなが持っていることを是非、教えてあげて欲しいです!そして、歳を重ねれば重ねるほど、白くなっていく髪を楽しめるようなムーブメントも来るといいな~。同時に「黒髪コンテスト」なんかもやるといいんじゃなんでしょうか?
その昔、そんなCMがあったような?(笑)私も若かりし頃、顔には自信なかったけど、黒髪には若い頃、かなり自信があり、「どうして白井貴子をシャンプーのCMに使ってくれないんだろう?」な~んて思ったこともありましたが、「あ~もう2度とあの髪の美しさには戻れないんだわ~、なんと悲しい!(笑)」と思います。
若い子達を見て、長年、ずっと思っていたことを今回はお伝えできてよかったです!若い頃の黒髪は国宝級!エコ&エコノミー、お小遣いの節約と節水にも大きく繋がるお話でした。
80年代ロックの女王時代のライブの模様2度と戻れない黒髪です。
2010年第61回全国植樹祭神奈川大会の時の子供達の後ろ姿。あいにくの大雨の中、120人の子供達と大地の上でテーマソング「森へ行こう!」を歌いました。終演後、天皇陛下と皇后様がおかえりになる時のショット。遠く美智子様が車の窓を開け雨の中手を振ってくださったのです。その瞬間、私は「雨に打たれ歌うことになってしまい、子供達にかわいそうなことをした!と思っていた思いが一気に吹き飛びました!忘れられない光景です。その子供達の後ろ姿。その黒髪は、日本の宝です。
第17号(2024年12月13日配信)(PDF:217KB)
(注記)2024年4月に、「エコ10(てん)だより」は「温カナ!news」へ名称を変更しました。
第204号(2024年3月15日配信)(PDF:727KB)
第200号(2023年12月15日配信)(PDF:268KB)
第194号(2023年9月15日配信)(PDF:272KB)
第188号(2023年6月15日配信)(PDF:404KB)
第182号(2023年3月15日配信)(PDF:509KB)
第176号(2022年12月15日配信)(PDF:224KB)
第170号(2022年9月15日配信)(PDF:278KB)
第164号(2022年6月15日配信)(PDF:210KB)
「かながわ環境大使」には、県内で開催される「環境関連イベント」にご参加いただいています。
平成19年 |
「ビーチクリーンかながわ2007」 |
平成19年 |
「地球環境イベント・アジェンダの日2007」 |
平成20年 |
「エコウェーブ(八都県市地球温暖化防止活動一斉行動)」箱根会場 |
平成20年 |
「地球環境イベント・アジェンダの日2008」 |
平成21年 |
「地球環境イベント・アジェンダの日2009」 |
平成22年 |
「地球環境イベント・アジェンダの日2010」 |
平成23年 |
「地球環境イベント・アジェンダの日2011」 |
平成24年 |
「地球環境イベント・アジェンダの日2012」 |
平成25年 |
「地球環境イベント・アジェンダの日2013」 |
平成26年 |
小網代の森完成式典 |
平成27年 |
「私たちの環境行動宣言 かながわエコ10トライ」キックオフイベント |
平成28年 |
県のたよりへの投稿、かなチャンTVへの出演 |
平成29年 |
小網代の森「海の日イベント」(小網代野外活動調整会議) |
平成30年 |
小網代の森「トヨタソーシャルフェス」(神奈川新聞社/小網代野外活動調整会議) |
このページの所管所属は環境農政局 環境部環境課です。