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更新日:2020年7月22日
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次の審議会等を下記のとおり開催した。
水源環境保全・再生かながわ県民会議 第67回市民事業専門委員会
2018年5月28日(月曜日)10時00分から11時35分
かながわ県民センター12階 第一会議室
増田 清美【委員長】、谷本 有美子【副委員長】
青砥 航次、林 義亮
2018年7月6日(金曜日)10時00分から12時00分
水源環境保全課 高橋
電話番号 045-210-4352
(増田委員長)
それでは、議題1「第4期委員からの引継書への対応状況と今後の対応案」ですが、事務局より資料について説明をお願いします。
(事務局)
事務局より資料(資料1-1~資料1-2)に基づき説明。
(増田委員長)
資料1-1、資料1-2についてご意見があればお願いします。
(谷本副委員長)
資料1-2の平成30年度の方針・対応案については、議題3、4で取り上げるということですが、この項目の詳細を話し合うということなのか、それとも、この項目自体を変える可能性が出てくるということでしょうか。
(事務局)
資料1-2の対応案にこういうことを盛り込んだほうがよい等の意見があれば、いただきたいと考えています。
(増田委員長)
ここで意見があれば、意見を述べるということですね。
(谷本副委員長)
市民事業等支援制度の円滑な運用の平成30年度の方針・対応案について、「必要に応じて制度改正の検討を行う。」と書かれているが、「運用の工夫」という文言を加えたほうがよいですね。
(増田委員長)
そのほうが、選択肢が広がります。それから、今後の市民事業等支援制度の平成30年度の方針・対応案については、「市町村との役割分担を検討する」と書かれていますが、市町村との役割分担は難しいという結論が出ています。個人的には、特に市民事業等支援制度に関しては、県独自のもので、市町村が担うものではないと考えています。チラシの配架等のご協力をいただく必要はありますが、役割分担というのは疑問に思います。
(青砥委員)
具体的に、市町村がどのような役割を担うのか、わからない。
(林委員)
資料の配架について協力する程度の役割分担ということですか。
(事務局)
話にでていたのは、その程度の役割分担ではありません。
(増田委員長)
県の市民事業支援制度ではなく、各市町村のフィールドで、役割を担うという発言が出ていたと思います。
(青砥委員)
水源環境保全税を使って行う事業の中で、市町村の役割分担があるのはわかるが、市民事業支援補助金の取組の推進のために、市町村の分担があるのは疑問に思います。
(事務局)
以前、一部を市町村にやっていただく、例えば審査を市町村にやっていただくだとか、お金を市町村に渡して市町村にやっていただく等のご意見をいただきましたが、県の事業なので役割分担は難しいという話になり、明確な結論は出ておりません。2番目から4番目の課題のほうが喫緊の課題なので先に方針を決めて、1番目の課題は今年度中に方針の結論が出せればと考えています。
(谷本副委員長)
市民事業専門委員会として、今年度中に一定の結論を出したほうがよいということですね。
(増田委員長)
1番目の課題については、今日欠席委員がいるので、全員出席のとき改めて議論したい。「財政面以外の支援について」は、4団体が終了したら、残り12団体になるということですね。森林インストラクターの会の方等は、様々なネットワークがあるので、その情報が入手できれば裾野が広がると思います。
(青砥委員)
今の話ですが、見方によっては、市民事業支援補助金が森林インストラクターの会のためにあるように見えて、他の方が入りづらくなる恐れがあるのではないでしょうか。
(増田委員長)
森林インストラクターの会の方は、いろいろな活動をしているので、森林インストラクターの会以外でのつながりをもっている方も多いので、市民事業支援補助金制度が森林インストラクターの会のためにあるということはないと思います。
(青砥委員)
今まで把握してこなかったところに、どう声をかけていくのかが大切です。
(増田委員長)
掘り起こしとしては、森林インストラクターの会の方たちのネットワークは役に立つのではないでしょうか。
(谷本副委員長)
森林インストラクターや環境カウンセラー以外に、市町村でも人材育成をしているのではないでしょうか。
(増田委員長)
例えば小田原市では補助金制度はあるし、どこの市町村にもあるが、県の補助金制度についてまでは、知らない方がいるのが問題です。
(青砥委員)
神奈川県の里地里山の保全等の活動をしている団体もある。そういう団体は地元に根付いていて、森林インストラクターの会と関わりのない方もいると思います。
(増田委員長)
補助金制度等について、情報を知らない人が多いのが課題です。
(谷本副委員長)
チラシだけだと気づかないので、もう少しアクティブに関わるべきだと思います。試験的にどこかの市町村で、市町村の活動時に、県が説明する時間をいただいてPRしてみてはどうでしょうか。
(増田委員長)
募集チラシを県民会議の全体会議のときに、ただの資料として渡すのでなく、委員の皆さんに10枚ずつでも持っていってもらって、名刺代わりに配ってもらいたい。委員の皆様が全体としてアクションを起こしていかないといけないと思います。
(事務局)
昨年、委員の皆様へ10月末に各10部ずつ送っています。
(増田委員長)
送るのではなく、県民会議の会場で配ったほうがよい。送ると、しまったまま見ないで終わってしまうので、手渡しがよいと思います。
(谷本副委員長)
私の場合、チラシをいただいた時期が、配れるタイミングではなかった。県民会議の場で、チラシが大量に欲しい方は言ってくださいと伝えるのがよいですね。
(増田委員長)
他にご意見がなければ、次の議題にいきたいと思います。
■議題2:市民事業専門委員会活動スケジュールについて【資料2-1~2-2】
(増田委員長)
続きまして、議題2「市民事業専門委員会活動スケジュールについて」、事務局より資料について説明をお願いします。
(事務局)
事務局より資料(資料2-1~2-2)に基づき説明。
(増田委員長)
事務局より年間スケジュール案が示されましたが、このようなスケジュールでよろしいでしょうか。
(委員一同)
異議なし。
(増田委員長)
異議なしということで、順番に決めていきたいと思います。次回の市民事業専門委員会は7月上旬ということですが、7月6日の金曜日、10時からでよろしいでしょうか。
(委員一同)
異議なし。
(増田委員長)
次に市民事業交流会については、9月29日の土曜日で確定ということですね。
(事務局)
連休の中に入れるか、連休からずらすか、どちらがよろしいでしょうか。
(増田委員長)
連休から外したほうがよいと思います。これは決定でよろしいでしょうか。
(委員一同)
異議なし。
(増田委員長)
一次選考会について、平成31年2月14日でよろしいでしょうか。
(委員一同)
異議なし。
(増田委員長)
二次選考会について、平成31年3月3日の日曜日でよろしいでしょうか。出席する委員があまりにも少ないといけない。
(林委員)
今日のところは3月3日と決めておいて、今日いらっしゃらない服部委員のご意見も聞いて調整したらよいのではないでしょうか。
(委員一同)
異議なし。
■議題3:補助金申請手続きの検討について【資料3-1~3-3】
(増田委員長)
議題3「補助金申請手続きの検討について」、事務局より資料について説明をお願いします。
(事務局)
事務局より資料(資料3-1~3-2)に基づき説明。
(増田委員長)
資料3-1、3-2についてご意見ありますか。
(林委員)
募集案内を簡単にできないかという意見は以前から出ている話ですが、税金を使う事業なので、そんなに簡単にはできないが、記入例が丁寧にびっしりと書かれていると負担感が大きいので簡潔にしたほうがよいでしょう。記入例は2、3行書いてあればよいと思います。
(谷本副委員長)
記入例は申請書と一緒にホームページで公表するとして、記入例を募集案内とは別にするのは対応案としてはよいと思います。2つめの対応案に関して、市民事業団体は活動にあたって何にお金がかかるか想像がつかずに、予算書の作成に時間をとられてしまう。私の友人に活動家がいるが、申請をしたことがない人が予算書を作るのはハードルが高い。事業収支予算書に関しては、いったん出してもらうが、後で修正が可能とするなど余裕を持たせたほうがよいと思います。むしろ、事業計画書(2)の詳細な事業内容は明確でないと、審査にも必要だし、事業計画そのものがコアなので、これを後に出してもらう必要はないと思います。ただ、事業計画書(6)安全面の配慮や広報については、ご指摘どおり、後で出してもらってもよいかもしれないですね。
(増田委員長)
学識者からの意見について、何かありますか。
(青砥委員)
事業計画書は申請時に提出する必要があると思った。記入例は、ホームページ上に載せて、関心のある人だけ見てもらうようにすればよいと思います。
(増田委員長)
団体を見極めるためにも、事業計画書は申請時に提出してもらう必要がありますね。
(青砥委員)
記入例については、最低限必要なことを明記しておけばよいのではないでしょうか。
(事務局)
ポイントとなる事項とその例文を書いたらよいということでしょうか。
(青砥委員)
例文の表があるなら、それをマークして、これはちゃんと書いてください、とするのがよいですね。
(増田委員長)
審査していると、記入内容が重複しているように思います。例えば、目標、アクション、目標を達成するためのアクションという項目だと、書く側も内容を重複せざるを得ないので、記入項目もスリム化したほうがよいですね。小田原市のプレゼンを見に行ったときには、簡単な申請書でした。申請書は目的にあったもので、スリム化したほうがよいですね。
(谷本副委員長)
実際に、「役所が開いている時間に相談に来てほしいと言われたが、メンバー全員に仕事があって、その時間に相談へ行けない。」という私の地元の団体の方の声がありました。神奈川県民活動サポートセンターに話を通して、協力をお願いするのもよいと思います。
(増田委員長)
以前にも、県民センターの9階に市民事業補助金支援団体の窓口を設けたらどうかと発言していた県民会議委員がいました。
(谷本副委員長)
神奈川県民活動サポートセンターで答えが出なくても、相談していただいた内容を県庁に問い合わせて、また土曜日に神奈川県民活動サポートセンターに連絡等ができればよいのではないでしょうか。
シニアでも仕事を持ちながら活動している方も多いので、休みをとってまで県庁の開庁時間に相談しに行くのは難しいと思います。県庁内で協力体制がとれるのなら、相談しやすい工夫を作ってほしいと思います。
(事務局)
現在もメールでお尋ねいただいて返信するという工夫はしていますが、メールよりも直接お越しいただくほうがよいのでしょうか。次回の会議までに対策案を考えます。
(青砥委員)
相談員は、情報を持っている方でないとできませんね。
(事務局)
対応できません。
(増田委員長)
アジェンダのブースは、アジェンダだけですよね。
(事務局)
アジェンダは担当する課が異なるので、そこで相談を受けるのは難しいです。
(増田委員長)
メールだと、文章を書くのが難しくて嫌だという人もいます。
(谷本副委員長)
メールで説明しようとすると、難しいし、長くなります。また、メールで返答してもらっても、意味がわからない場合もあります。
(増田委員長)
フェイストゥフェイスがよいと思います。
(谷本副委員長)
簡素化対応は、書類だけの問題ではないと思います。
(増田委員長)
資料3-1と3-2については、よろしいでしょうか。では資料3-3について、事務局から説明をお願いします。
(事務局)
事務局より資料(資料3-3)に基づき説明。
(増田委員長)
資料3-3について、ご意見ありますか。
(谷本副委員長)
上限回数は、同一講師についての上限ですか。10回を上限にすると、いろいろな講座をやりたい場合、特に普及啓発団体は困ると思います。上限回数については、同じ講師に限ればよいのではないでしょうか。
(増田委員長)
補助団体が自分たちの会費で、この金額の謝礼金は出すのは厳しいのではないでしょうか。補助金だからよいだろうという無意識の意識みたいなものがあっては困ります。私の団体では、補助金は一切いただいていないので、過去に大学の教授を呼ぶ際に、講師代は5千円から1万円でお願いしています。減額に向けた交渉をしていないのではないでしょうか。
(青砥委員)
ボランティアに共感し、理解してくださる先生もいらっしゃる。この謝礼金額を見ていると、そのお金を自分たちの活動に活かしたらよいと思います。
(林委員)
皆さんのおっしゃるとおり、回数で制限を設けるのは、あまり軋轢が生じなくてよい方法だと思います。今日、ある団体の会合があって、他所では3桁の謝礼金を貰えるような有名な講師を呼びますが、1時間半で謝礼金は20万円くらいです。説明すれば、有名なチェーンソーの講師も謝礼金を下げてくださるのではないでしょうか。
(増田委員長)
チェーンソーの講師も、有名な人でなければならないのか疑問があります。こちらが、謝礼金を下げられるような想定問答的なものがあるとよいですね。
(事務局)
金額はよろしいでしょうか。
(谷本副委員長)
講師区分によって、ずいぶん金額が違うのですね。委員が審査をする際の目安にはなると思います。
(青砥委員)
1時間いくらと基準を設け、それ以上出したい場合には、県からは出せないと伝えておけばよいと思います。
(谷本副委員長)
補助上限額とすればよいですね。
(増田委員長)
かながわボランタリー活動推進基金21とは規模が違うので、参考にはならないのではないでしょうか。今の話を事務局のほうでまとめてください。
(谷本副委員長)
確認ですが、募集案内に回数は入れてもらえるのですね。また、金額は補助上限額ということで、金額は募集案内には載せず、委員の判断基準ということでよろしいですね。
(事務局)
回数については、そのように募集案内の修正案を作成します。金額は補助上限額で委員の判断基準で問題ありません。
■議題4:平成30年度 市民事業交流会について【資料4-1~4-2】
(増田委員長)
議題4「平成30年度 市民事業交流会について」、事務局より資料について説明をお願いします。
(事務局)
事務局より資料(資料4-1~4-2)に基づき説明。
(増田委員長)
資料4-1、4-2についてご意見ありますか。
(青砥委員)
市民事業交流会ですが、ファンドレイジング講座といっても、知らない方もいると思うので、皆が参加したくなるようなキャッチコピーを考えてもらったほうがよいと思います。
(谷本副委員長)
ファンドレイジングという言葉自体、皆さんご存知なのでしょうか。
(増田委員長)
市民事業補助団体の人たちは知っていると思います。
(増田委員長)
前回の平成27年度時点では、知らない方が多かった。ファンドレイジング協会理事の徳永さんの説明がよくて評価が高かったと思います。参加した団体さんの追跡調査をしていないようですが、そこも大事ではないでしょうか。同じことをやってもしょうがないので、どういう不具合があって、チャレンジしたけど失敗したのかなど、課題が見えてこないといけない。この催しで神奈川県の市民事業支援補助金制度を知って、補助金申請をしてもらえるよう補助団体以外の団体さんも参加できるような働きかけができないでしょうか。
(事務局)
内容の②に補助金卒業団体の実施結果報告を入れています。また、前回受講した団体がファンドレイジングをやってみたのか、やらなかったのか、やってみた結果はどうだったのか、やらなかった理由などをアンケートで照会し、その結果を事前に講師に伝え、その点も踏まえて、講師にお話ししてもらいたいと考えています。そして、市民事業交流会の対象団体は、今現在補助金を受けている団体で、増やすにしても卒業団体等、県から連絡が取れるところと事務局は考えています。NPOや任意団体に関しては、県民活動サポートセンターや、各市町村にもサポートをする講座があります。
(増田委員長)
補助金は受けていないが、補助団体の知り合いについては、参加を認めてはどうでしょうか。
(林委員)
例えば、商店街の活性化のためのファンドレイジングに興味を持つ方が市民事業交流会に参加するのは趣旨が違うと思います。水源環境保全に関わる方に限って、働きかけをしないと趣旨が異なってしまうと思います。
(増田委員長)
水源環境保全に関わる知り合いの参加を認めるという意味でしたが、言葉が不足していました。
(谷本副委員長)
お知らせを送るのは、現在補助を受けている団体か、卒業した団体ということですね。そこに「各団体、何名までOKです。広く周囲の方もお連れください。」と書いておけばよいのではないでしょうか。完全にオープンではないが、セミオープンくらいのイメージで、繋がりのあるところで水源環境保全に関わる方を招待したらよいのではないでしょうか。
(増田委員長)
事務局は今の意見を踏まえて調整をお願いします。
(事務局)
方向としては、原案とご意見をいただいたような内容ということでよろしいでしょうか。
(委員一同)
はい。
■議題5:平成29年度市民事業支援補助金事業実績及び平成30年度交付決定状況について【資料5-1~5-2】
(増田委員長)
議題5「平成29年度市民事業支援補助金事業実績及び平成30年度交付決定状況について」、事務局より資料について説明をお願いします。
(事務局)
事務局より資料(資料5-1~5-2)に基づき説明。
(増田委員長)
資料5-1、5-2について、何かご意見ありますか。
(増田委員長)
特にないようでしたら、全ての議題は終了しましたが、他に何かありますか。
(増田委員長)
では、特にないようですので、以上で、第67回市民事業専門委員会を終了させていただきます。
本日はどうもありがとうございました。
資料1-1 市民事業専門委員会のこれまでの取組成果等(PDF:163KB)
資料1-2 第4期委員からの引継書への対応状況と今後の対応案(PDF:157KB)
資料2-1 平成30年度市民事業専門委員会活動スケジュール(案)(PDF:124KB)
資料2-2 水源環境保全・再生市民事業支援補助金 選考スケジュール(PDF:149KB)
資料3--1 補助金申請手続きに対する簡素化対応(案)(PDF:106KB)
資料4-1 平成30年度市民事業交流会について(PDF:146KB)
資料4-2 平成27年度市民事業交流会実施状況について(PDF:243KB)
資料5-1 平成29年度水源環境保全・再生市民事業支援補助金事業実績一覧(PDF:96KB)
資料5-2 平成30年度水源環境保全・再生市民事業支援補助金交付決定事業一覧(PDF:93KB)
参考資料1 平成30年度補助金募集案内(PDF:2,492KB)
このページの所管所属は環境農政局 緑政部水源環境保全課です。