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更新日:2020年9月4日
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次の審議会等を下記のとおり開催した。
水源環境保全・再生かながわ県民会議 第20回市民事業専門委員会
平成22年5月24日(月曜日)9時30分から11時30分
かながわ県民活動サポートセンター 特別会議室
沼尾 波子【委員長】、萩原 なつ子【副委員長】
蓮場 良之、林 義亮、増田 清美
オブザーバー委員 柳川 三郎
平成22年7月12日
水源環境保全課 荒木
電話番号 045-210-4352
(萩原委員)
評価のポイントに「(基礎自治体や学校、他団体との)協働が促進されたか」を入れるべき。
(沼尾委員長)
評価の視点2活動が継続的に広がっているかは、継続性と広がりの2つの視点に分けられる。定量的な評価ではなく、団体の自己評価やモニターを通じた定性的な評価を行う。
(増田委員)
河川・水路事業の評価ポイントは抽象的すぎてわかりづらい。
(蓮場委員)
逆に、森林の保全・再生事業の評価ポイントは専門的すぎる。
(沼尾委員長)
評価項目がこれまでやられている事業に偏り過ぎている。これまでやられていない事業や重要だが、埋もれてしまっている事業をどのように掘り起こしていくかという視点も大切。こういったことは丁寧なヒアリングを通して抽出していくしかない。
(林委員)
モニター前に団体の自己評価をいただければ、より有意義なモニターになるのではないか。
(事務局)
対応する。
(萩原委員)
制度の評価ということであれば、この補助金がどういう影響を与えたのかという点を聞くべき。
例えば、補助金を受けたことで意識が変わった、組織や地域のエンパワーメントになる、地域社会に認識されるようになった、など。
(事務局)
制度の改善という観点からは従前の制度において採択された事業が適切に執行されているか、効果があるのかを把握する必要がある。団体用のシートには制度の使い勝手などの質問項目を設ける。
(沼尾委員長)
事務局による実績分析で予算が適切に執行されたか、計画どおりに事業が行われたかを把握し、それが出来ていない場合、その原因が制度にあるのか団体にあるのかモニター等で確認していくという分担でいきたい。
(萩原委員)
補助金をもらうことで、これまで地域の中で変わり者だと思われていた団体を見る目が変わる。(社会的認知)支援には3つある。経済的支援・情報の支援・関係性の支援の3つである。その中でも関係性の支援が大事で、いかに社会関係資本を生み出せるかがポイント。
(沼尾委員長)
関係性の構築という視点で従来制度をどう評価するか。ニュースレターやホームページがどのように活用されているのかヒアリングするのも良い。また、団体がどこと関係性を築いていきたいと思い、何が課題と考えているのか聞いてみる必要もある。交流会についても聞いてみたい。
(萩原委員)
情報を持ち、基礎自治体などとの繋がりを持っている県だから出来る戦略的おせっかいが必要。
(沼尾委員長)
これまで制度に対する意見等のアンケート調査を行っているが、改めて事務局に整理してもらいたい。評価の視点については記載の3つに関係性や連携といった点を加える。評価項目・ポイントについても同様。森林の保全・再生の項目についてはもっと分かりやすく。点数化は行わず、定性的な把握を行い、文章で課題を抽出する。
(林委員)
モニターする団体はどのように決めるのか。
(事務局)
各事業まんべんなく周れるようにしたいと考えている。
(沼尾委員長)
モニターの日程については団体と委員の日程を調整し、早めに決めてもらいたい。モニターの際には有識者委員の参加を求めていきたい。
(萩原委員)
有識者委員の参加を求めるという方法もあるが、各分野に専門性のある学識者を呼ぶ方法もある。今後、制度を継続していくうえで、必要に応じて各分野の専門家から意見を伺う事は必要で、制度に組み込んでもよいのではないか。
沼尾委員長
そのことが専門家と団体の架け橋になるというメリットもある。また、関係性という観点からは行政の林業職の方などにも協力を仰ぎたい。
(沼尾委員長)
補助実績・活動実績の分析に加えて、県や市町村などの制度と比較して、この市民事業の補助制度がどういった位置づけになるのか整理してもらいたい。補助実績・活動実績の分析については整備面積に応じて整理するなど団体ごとに分析を行ってもらいたい。次回の委員会までに今回の議論を踏まえた、評価シートのたたき台を作成いただきたい。団体向けのシートについては前倒しで作成いただいて、個別に委員に対して意見照会を行っていただきたい。
(沼尾委員長)
次回日程については、7月12日10時00分~12時00分を第一候補に調整する。
[以上]
参考資料1 水源環境保全・再生市民事業支援補助金補助対象事業選考基準
このページの所管所属は環境農政局 緑政部水源環境保全課です。