更新日:2020年9月4日

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第15回(第2期第2回)市民事業専門委員会審議結果

審議(会議)結果

次の審議会等を下記のとおり開催した。

審議会等名称

水源環境保全・再生かながわ県民会議 第15回(第2期第2回)市民事業専門委員会

開催日時

平成21年7月29日(水曜日)16時00分から18時00分

開催場所

神奈川県庁本庁舎 108会議室

出席者【委員長・副委員長等】

沼尾 波子【委員長】、萩原 なつ子【副委員長】

蓮場 良之、林 義亮、増田 清美

次回開催予定日

平成21年11月6日

所属名、担当者名

緑政課 相川

電話番号045-210-4324

掲載形式

  • 議事録

議事概要とした理由

-

審議(会議)経過

(沼尾委員長)
皆さんおそろいになりましたので、ただいまから水源環境保全・再生かながわ県民会議第2期第2回市民事業専門委員会を開催させていただきます。
本日は、お暑い中お集まりいただきましてありがとうございます。
それでは、早速、議事のほうに入らせていただきたいと思います。
来週県民会議がありますが、そこでこの市民事業専門委員会としての第2期活動方針について、ある程度方向性を出さなければならないという話がございます。それから、前回の専門委員会のときに積み残しとなった補助金の対象についての検討と、交流会についての検討が議題としてございます。その他、財政面以外の支援など、順次ここで確認しながら決めていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
それでは、まず議題の1つ目ということで、第2期活動方針についてです。
資料1では、活動方針を4点掲げてはどうかということでたたき台を用意しております。
まず、1、市民事業支援制度について、定期的な見直しを行い、市民団体が利用しやすい制度設計を行う。
2、市民団体同士のネットワーク化を促進するため、交流会の実施など効果的な取り組みを実施する。
3、第1期における課題への対応を検討するとともに、新たな課題が発生した場合は、速やかに対応を検討する。
4、市民事業支援補助金の執行に当たっては、引き続き厳正な審査を県に求める。
この方向で第2期の3年間、考えていってはどうかというたたき台です。まずこれについて、こういった形で県民会議に報告を出してもよいか、あるいはつけ加えるべきもの、削除するべきもの、表現を改めたほうがいいものなどございましたら、ご意見をいただければと思います。いかがでしょうか。

(増田委員)
表現方法として第1期における課題への対応という部分を、具体的に書かなくてもよいでしょうか。

(沼尾委員長)
20年度の報告書の最後に記載されている県と市民団体との関係をどうするかという点や、あるいは財政面以外の支援のあり方の検討についての対応も具体的に書き込んだほうがいいということですね。

(星崎水源環境保全担当課長)
基本的な考え方として、この専門委員会において、市民事業支援制度の課題を整理されていると考えております。一方で、点検結果報告書では、県民会議の各委員さんの個々の意見として、例えば連携を図る中核的なボランティアの育成が必要であるということや、啓発をもっとすべきであるということが出てきています。
事務局として引き続き課題と考えているのは、議題の2で議論いただく、都市部で行う啓発活動をどう支援するかということ、丹沢の中心部で行う活動をどう支援するかということです。一方で、現状の制度については、定期的に見直しや、ネットワーク化のための取組を行い、よりよい方向に見直していくことで対応していきたいと考えています。

(沼尾委員長)
そういう意味では、県民会議の中で出てきた課題も含め、幅広に「第1期における課題への対応」というくくりにしておいて、柔軟に考えていくということではいかがでしょうか。よろしいですか。
では、そのほかいかがでしょうか。

(蓮場委員)
活動方針とすると、4番については、活動方針ではないのではないかという気がします。
もう一つ、第1期の活動方針というのは、どういう方針だったのでしょうか。

(星崎水源環境保全担当課長)
第1期については、私どものほうで課題としてお願いをさせていただいた、市民事業に対する支援制度そのものをどのように設計するかということを検討していただき、3度にわたって報告書を提出いただいています。

(蓮場委員)
第1期のときには、活動方針というのはなかったですよね。

(星崎水源環境保全担当課長)
そうですね。活動方針というよりも、県民会議として、ぜひこの専門委員会で市民を支える助成制度をつくってもらいたいということでした。

(蓮場委員)
活動方針は、資料2とも関係するような気がします。

(沼尾委員長)
蓮場委員のおっしゃるとおりですので、ここの部分については、資料2の検討も踏まえた上で立ち戻るということにしたいと思います。
また、4点目については、削除または修正したほうがよいのではないかというご提案をいただきました。活動方針というのをどう捉えるかということやこの委員会で取り上げる範囲をどこまでと考えるかということと関連するかと思います。もともとは補助金の選考と、その交付のあり方について検討することがこの委員会の役割でしたので、その点も含めてということかと思いますが、いかがでしょうか。4点目は削除してよいでしょうか。厳正な審査をという書き方もあるかと思いますがいかがでしょうか。

(林委員)
執行の中身の精査は当委員会の仕事でしょうか。

(星崎水源環境保全担当課長)
補助金の執行や精査を行うのはあくまで県です。
当委員会では、審査をしていただく機能を持っていますので、逆に言えば、目的に合ったしっかりした審査をぜひお願いをしたいと考えております。

(増田委員)
それでは、「審査を行う」という書き方であれば、活動方針になりますね。

(萩原委員)
「補助金の審査を厳正に行う」という表現でいかがでしょうか。

(沼尾委員長)
そのような表現に変更させていただくということでよろしいでしょうか。
それでは、議題の1については、蓮場委員からもご意見がございましたので、いったん保留という形にさせていただいて、昨年度からの積み残しということで、前回も議論があった点ですが、次の資料2にいきまして、この市民事業支援補助金における課題についてということで事務局のほうから、ご説明をいただきたいと思います。

(事務局)
【資料2について、事務局から説明。】

(沼尾委員長)
ありがとうございました。
まず、資料2の具体的な内容に入る前に、もう一度資料1のほうに戻っていただきたいのですが、市民事業支援補助金については前年度からの検討課題として、都市部における活動の支援と、丹沢の中心部での活動の支援という2点が残っています。その対応を含めて、今後の補助金のあり方について、今期当委員会で検討していくということで、資料1の3番目「第1期における課題への対応を検討する」という中にそれを盛り込んだ形で、活動方針案が示されています。先ほど議論いただいたとおり4番目の方針を修正した上で、これを専門委員会の活動方針の大枠としてまとめて、次回の県民会議に出すという点についてはいかがでしょうか。

(林委員)
2つの課題について、対象事業はたくさんあるが、補助されないのか、対象事業としてほとんどないのか、どちらでしょうか。

(星崎水源環境保全担当課長)
まず1の都市部での活動への支援につきましては、想定される原因にもありますように、制度設計において、水源環境保全税ということで地域を限定していますので、水源保全地域以外で、例えば普及啓発のために単に著名人を呼んで講演会をやるというものは対象にしていません。
制度設計の段階では、例えば横浜市内で活動している団体が、水源地域である丹沢で活動している方を招いて講演会や体験教室を開催するといった内容で応募してくれるのではないかという期待があったのですが、現実には自分たちのフィールドで里山整備はするけれども、そこまではいかないという状況があると思います。
ですから、団体はあるんですが、水源のために何か啓発をやろうというところまでは至っていないのではないかと思います。

(林委員)
水源地域に出かけていって活動している人はいるんですね。

(星崎水源環境保全担当課長)
はい。例えば水源地域で行う活動について参加者を募集すると、先ほど少し説明したように、横浜でバスをチャーターし、そこに集合してくるといった方が、つぶさに見ると結構いらっしゃいます。

(林委員)
平成20年度に水源保全地域以外で普及啓発・教育事業を行った1団体は、どのような団体ですか。

(星崎水源環境保全担当課長)
この団体は、間伐材を薄く切り、自動販売機などに貼って木目模様にしたものをイベントに出展し、参加者の方に森林の保全についての啓発活動などを行っている団体です。今年度は辞退されています。
現況としては、啓発そのものを単体で行っている団体はほとんどない状況です。里山整備をやりながら、そこに参加される方にあわせて啓発を行うというのが、一般的なパターンです。この活動場所が水源地域であれば、当然両方とも補助対象ということになるんですが、横浜・川崎といった水源保全地域以外で活動を行う場合は、そこで行う森林整備は、補助対象となりません。
そうしますと、その中で啓発を行うといった場合に、一般的に自然は大切ですといった啓発を行うかもしれませんが、横浜の水はどこから来ているのかというようなことをとりたててやるようなグループというは、そういう目的で活動しているわけではないので、あまりないというのが現状だと思います。ですから、市民事業として横浜・川崎といった地域の団体に水源環境の保全についての啓発を行っていただきたいのであれば、少し違った仕掛けが必要になると思います。

(林委員)
水源保全地域に行って活動をしないと、補助対象とならないと考えてらっしゃるから手が挙がらないのではないでしょうか。水源保全地域に行かなくても、関係する活動を実施すればよいということをわかっていただければ、手を挙げる方は出てくるのではないかという気がします。

(星崎水源環境保全担当課長)
それもあるかもしれません。説明が不足しているのかもしれません。
ただ、普及啓発・教育事業については、補助率が2分の1ですので、自己資金を持ち出してまでという部分もあるのかなと思います。

(沼尾委員長)
当初、この制度を検討していたときは、水源地域で活動されている方が、例えば横浜や川崎の小学校や中学校にその活動経験を持って体験授業をするとか、水源地域の現状を紹介するとか、そういった活動プログラムに補助はできないかという話がありました。
もう一つは、当委員会の第1期委員の方がお話しされていたことで、多くの人が横浜の水は道志から来ていると思っているが、そうではないんだということをもっときちんと都市部の人にわかっていただくことが大事であり、そういうプログラムを実施する取り組みに対して支援をしたいということです。
一方で、この5か年計画では都市部の緑を対象としていないため、水源地域の活動のノウハウまたは経験を持っていることという条件を設けており、そこがなかなか伝わらない状況があります。
それから実際に需要がないのか、今、林委員がおっしゃられたように、案外、水源地域で活動を行っていないとだめなのかなとか、水源地域に連れていかなければだめなのかなというふうに勘違いされているケースもあるかもしれません。これは認知度の問題で、広報活動である程度カバーできるのか、そのあたりも含めて今後の対応を考えていく必要があると思います。

(蓮場委員)
さきほど課長が言われたように、対象とする団体はあるのでしょうか。今言われたように、普及啓発をメインにしている団体がないのであれば、意味がないのではないかと思います。

(星崎水源環境保全担当課長)
普及啓発だけをやるという団体は非常に少ないと思います。やはり自分たちがフィールドを持って活動を行う団体が一般的であると考えます。

(蓮場委員)
それは、例えば活動は横浜で実施しても、水源地域をPRするものであれば、補助の対象となるということでしょうか。そのことは、今の制度では読めないのでしょうか。

(星崎水源環境保全担当課長)
今の制度で読めるんですが、現状として応募がないということです。ですから、その需要があるのかなと。ただ、活動団体の方々は、基本的には自分のフィールドを一生懸命手入れをしているので、ある意味で違った仕掛けがないと、わざわざ補助金をもらって遠い山の話をする人たちはいらっしゃらないと考えられます。逆に言うと、行政側の都合のいいお願いなのかもしれないと思います。

(蓮場委員)
掘り起こしをするために、対応を考えようということですか。

(沼尾委員長)
掘り起こしをすることも含めて、潜在的なニーズはあるけれども認知度が低いため申請がないのか、そうではなくて、実はそのニーズ自体がないのかというところを見極めることも含めて、今後のその支援のあり方を考えていく必要がある、という課題です。

(林委員)
例えば、水源地域で活動している方は、横浜や川崎に来て、日ごろの活動を話して理解してもらうという方があまりいらっしゃらないんですか。それとも呼ばれることがないから行かないということですか。
要するに、地元のことを一生懸命やっていればという思いで、水源地域の方を呼んで話をしてもらうということまでは考えていないということでしょうか。

(星崎水源環境保全担当課長)
そこまでのアンケートを実施しているわけではありませんので、想像するしかない状況ですが、逆にオブザーバー参加でいらっしゃっている委員の方にその辺りをお伺いできればと思います。

(オブザーバー・高橋弘二委員)
私は水が専門なので水の話をするんですが、環境教育の中で水の循環という話をする際には、水源域の保全をしなければならないという点は必ず触れます。できれば神奈川県での取組までは話しますが、そこを中心にはやっていません。活動の中の一部としてはやっている状況です。
そういう点で言えば、補助の条件である水源地域での活動経験に基づくことではなく、自分のやってきた中での、ある程度の知識でやっているだけです。そのため、これは補助対象にならないし、やはり活動の中心にやっているわけではないので、税金をもらってやろうというようなところまでは至りません。
我々は横須賀で活動していますが、隣の葉山では、森戸川という非常に自然の残ったところがありますが、四、五年前に台風でかなり木がやられてしまいました。以前は森林組合がありましたが、今はもう高齢になってやっていません。それを地元の人たちで何とかやろうということで、山を楽しむ、山を楽しくするという意味で、「山楽会」という会をつくり、自分たちで森林の手入れを行っています。それは森林の保全ですが、水源地域の保全ではないんですよね。広い意味で言えば水源域ですが、5か年計画上の水源地域というのは、上水道の水源地域です。そうすると、彼らとしてはやはり水源地域ではないということで手を挙げられない。一方で、隣の三浦市は自前の水源を持っていますが、そこではそういった活動をしている団体がないというのが現状です。

(蓮場委員)
水源地域で活動していなければいけないというのが、やはりかなり重くのしかかるような気がしますね。

(オブザーバー・高橋弘二委員)
それもありますが、やはりさきほどからお話にあるように、水源地域から離れた人たちは、水源のほうを主たる活動としてはされていないので、2分の1の足かせもあり、とてもそこまで手が回りません。

(オブザーバー・久保委員)
私は今横浜市に住んでおり、横浜から山へ頻繁に作業に行ったり、ボランティア活動に行ったりしています。ちょっと感じたことですが、どうしたら補助を受けられるかはっきり見えないのではないかと思います。どういう活動であれば補助を受けられるのかという事例を挙げて、こういうことなら受けられます、こういうことならだめですということがはっきりしていれば、もっと応募が増えると思います。さきほどから話を聞いていて、補助の対象は私にもよくわかりませんでした。
自分でも山でボランティア活動をやっておりますが、どうやったら市内の活動で補助を受けられるのか思い浮かびません。わかりやすく事例を出していただければ、応募も増えるものと思います。

(沼尾委員長)
事例を挙げることについて、両面があるかと思います。こういう事業と例を書いてしまうと、逆にそれに該当しないものは申請できないのかなと。今のやり方は、とりあえず興味があったら問い合わせてくださいというものです。あとはきめ細かく、出せるか出せないかを判断していくということで、事務局の負担が重くなる形ですが、このように対応しています。
ご意見は、最初から補助対象となりそうなものでも、対象となる定義がわからないからと応募をやめてしまうのではないかということですね。

(オブザーバー・久保委員)
私の感覚では、やはり水源というと山の方ですので、都市部で何かやろうとした場合に、キャンペーンといったことは頭に浮かびますが、それ以上になかなか出てきません。川崎や横浜の公園の中で、山のものを持ってきてそれを使ってキャンペーン活動をやるのですが、それ以上に何ができるのか、思い浮かばないのです。多分、今のお話聞いていて、ほとんど人たちは応募を諦めるだろうなと思いました。

(沼尾委員長)
当初、この制度をどう設計するかというときに、横浜市内のNPOを始め、いろいろなNPOの方にヒアリングをさせていただいたんですが、そのときは普及啓発で応募したいということで、すごく積極的にニーズがあるという回答でした。ただ、実際ふたをあけてみたら、応募がほとんど出てこなかったという状況です。

(蓮場委員)
補助率が2分の1という制限がかかってくるんですね。

(沼尾委員長)
そうですね。半額は自前で財源をつくるということなので。
そのあたりは、もう少し潜在的な需要がどのぐらいあるのかということをリサーチするかどうかということと、以前から話題に出ている補助率の2分の1というところをどうするかという話と、両方あると思います。
どうでしょうか。認知度の問題、つまり、どの程度水源地域での取り組みが行われていることが応募の条件になるかというところについて、ハードルがかなり高いと認識されているのではないかというご意見でしたが。

(星崎水源環境保全担当課長)
例えば、来年度の応募にあたり、募集パンフレットをつくりますが、例えば県民活動サポートセンターに登録されている団体などは、活動場所が大体わかっていますので、水源地域以外で活動する団体については、少し例示を具体的に記載したいと思っています。事前に当委員会でも確認をいただいて、対応をしていきたいと考えています。
これまでは、全地域を対象としたパンフレットをつくっていますので、確かに水源地域以外の団体の方にとってわかりにくい部分があったかと思います。

(沼尾委員長)
都市部向けのパンフレットということですね。

(林委員)
補助対象の条件としての、水源地域への関わりというのは、どの程度でしょうか。例えばイベントやキャンペーンで話したということで、申請できるのでしょうか。

(星崎水源環境保全担当課長)
申請は可能です。あとは、どう審査されるかという部分になります。

(林委員)
それがわかっていれば、もっと申請があるのではないかと思います。

(増田委員)
普及啓発についてですが、例えば、子どもたちへの環境学習というのは大学などいろいろなところでやっています。そういう点ではすごくわかりやすいのですが、普及啓発というと、一番いいのは現場だと思います。なかなかこういう涼しいところで、水源地はこうだといっても、現場へ行って虫に刺されながらやればすごくわかるので、ここがちょっと難しいかと思います。
都市部の人たちをどこかへ連れていくというのが難しいとおっしゃっていますが、結局は現場に行くのが一番だと思います。
それから、普及啓発のために動いてくれるというグループがないということですね。環境学習としては、小学生を対象としたものなど結構ありますが、水源環境となると少ないのでしょうか。

(星崎水源環境保全担当課長)
今年度の募集の際も、二、三の団体から問い合わせはあったんですが、計画が煮詰まっていないということで、申請には至りませんでした。

(沼尾委員長)
やはり2分の1補助というのがネックだったのでしょうか。

(星崎水源環境保全担当課長)
いえ、そういうことではなくて、自分たちの会の活動の方向性がまだ煮詰まっていないので、補助内容について情報として教えて欲しいということでした。

(沼尾委員長)
都市部における普及啓発・教育事業の支援ということで、認知度を高める上での方策として、チラシや募集要項に都市部向けの例示も入れたらどうかというお話がございました。
あとはいかがでしょうか。

(増田委員)
やはり、現実には市民事業支援制度の認知度が低いですね。例えば、各地域で説明会を行えば、そこの地域の市民に知れ渡るのかなと思います。

(沼尾委員長)
ありがとうございます。
それでは、第1番目の点ですが、今後のスケジュールの関係上、来年度の補助金の方針をある程度決めるのは、次回の委員会となります。補助の出し方や、都市部に対する対応というようなことを、ある程度本日、方向性として決めていく必要があります。そもそも団体自体が少ないので需要がないのではというご意見もあるかと思いますが。

(星崎水源環境保全担当課長)
団体の需要については、なかなかリサーチの方法としても難しいと思われます。ただ、どこでどんな団体がどんな活動をしているというのはわかりますので、そういう資料は出せるかと思います。

(沼尾委員長)
認知度を高めるという意味では、今後のコミュニケーションチームや、県民フォーラムでこの制度のことを宣伝していくということも出てくると思います。その広報活動の充実という意味で、都市部向けの宣伝の出し方ということですね。

(星崎水源環境保全担当課長)
この制度自身は、市民の方が気軽に集まって活動できるよう、インキュベート的な視点も入れていただいてはいるんですが、広報活動を行うということになると、やはり既存の団体等にチラシを配付するということが現実的かと思います。当然、ホームページには都市部向けの内容を載せます。

(沼尾委員長)
今年度については、そういった独自の対応を図り、様子を見てみるということでいかがでしょうか。

(星崎水源環境保全担当課長)
それから、水源地域で活動されている団体の内容を見ますと、かなり横浜や川崎といった、水源地域以外のところからも参加者が来ていますので、その点は調査してもいいかなと思います。そういうことがあるのであれば、さきほど増田委員が言われたように、あえて都市部の涼しいところでやるよりも、水源地域に来てくれていれば、それはそれでいいという考え方もあると思います。

(沼尾委員長)
そのあたりは広報についても少し考えてもらうということで対応したいと思います。
それでは、次に2番目の丹沢大山の中心部での活動に移りたいと思います。

(林委員)
これは教えていただきたいんですが、団体が新たに活動を始める場合に、行政と連携・協働が必要であり、容易でないと書いてありますが、どういうことでしょうか。

(星崎水源環境保全担当課長)
これについては、例えばこの表にあります特別保護地区というのは、落ち葉も拾ってはいけないような、そういうところなので、いわゆる民間の方が自由には活動できない場所です。この特別保護地区より下のほうでも、さまざまな規制がかかっておりますので、自由に活動することはできず、やはりここに記載のある丹沢大山の保全・再生事業ということで、県民連携・協働事業という格好で事業を進めています。当補助制度は、あくまでも自主的な団体に対して行政側が支援するというような形ですが、県民連携・協働事業は、行政と団体が対等な関係で契約を結び、公的なものを担っていただくという役割の中でやっているということです。この制度に基づいて、1団体と契約を結んで登山道の補修等をやっていただいています。この仕組みが広がっていくほうがよりよいかなと思っています。ただ、当補助制度に手を挙げていただいている団体もありますので、どちらか一方がいいかということではなくて、団体の選択の幅が増えるということが望ましいと思っています。

(林委員)
都市部の問題と同じですが、手を挙げてもよい団体がたくさんあるのに手を挙げないのか、それとも、もともと団体が非常に限られているのでしょうか。

(星崎水源環境保全担当課長)
対象となる団体は、資料にある丹沢大山ボランティアネットワーク(ボラネット)に参加している30団体ぐらいかと考えています。

(林委員)
手を挙げていない方は、当然、理由があって手を挙げていないんでしょうが、その対象にならないと考えていらっしゃるんでしょうか。

(星崎水源環境保全担当課長)
1つは、県の補助をもらってやるということに対して抵抗がある部分があると思います。

(増田委員)
丹沢の中心部における活動の支援では、かなり規制があるわけですよね。当委員会の第1期委員である新堀委員もおっしゃっていましたが、専門の団体でないとできないということですよね。そうすると逆に、市民事業として支援するという方法がすごく難しいような感じがします。
ボラネットの30団体で助成金を受けている団体は、プロ的な人たちの集団だと思います。ですので、そういう方たちが活動しているところに、一般県民がちょっとやってみたいというのがなかなか難しいとすると、丹沢の中心部での活動の支援がどこにつながってくるのか、どうやって支援するかということがすごく難しいなと感じます。
逆に、ボラネットの30団体のための助成金を、もっと大きい金額が出るように検討いただきたいというくらいは言えますが、この市民事業の枠での補助金では、とても対応できない現状だという気がします。

(沼尾委員長)
県との協働事業の枠で充実した対応ができるように、この市民事業とは別枠できちっと対応していただきたい、ということを県に対して要望することは可能だと思います。

(蓮場委員)
この課題については、いろいろ思うところがありますが、まず、丹沢の中心部で活動を行う事業の申請件数が少ないというのは、先ほど言われたように、個別補助を言われているのでしょうか。
特別保護地区では、ボランティア団体による活動は規制があってできないと思います。もう少し下の地域になればできますが、もう少し下だとしても、ボラネットに参加されている人たちは、例えば登山道の整備や山岳会の方によるごみ拾いなど、いろいろ活動しておられるんですが、そういった本当のボランティア、こういう人が多いのではないかと思います。
森林整備のボランティア活動は、山の上のほうまで上がって作業するのは物理的に大変なため、あまり上のほうではありません。一番多いのはおそらく、やどりき水源林での活動だと思います。丹沢の上のほうでは、丹沢自然保護協会などが樹幹のネット巻きなどをやっていますが、ここでいろいろなボランティアの方たちが参加するというのは、なかなか難しいのではないかというのが一つです。
それともう一つ、丹沢の中心部というのは、丹沢大山だけの話をされているのでしょうか。生藤山など相模湖の奥のほうも水源地で、あの辺で活動されているボランティアの方もいるのではないかと思いますが、その地域での申請はありますか。

(星崎水源環境保全担当課長)
その地域ではありません。

(蓮場委員)
ないんですか。むしろあちらの地域のほうが、都市の方にとっては参加しやすいエリアになっているはずなんですが。ただ、前にもお話ししたとおり、ボランティアの方が何かやろうといっても、土地の所有者がやってくださいと言わないと、なかなかフィールドがない状況です。

(沼尾委員長)
そうすると、ここでの検討方向としては、やはり丹沢大山の中心部から少し下りたあたりのところでも、相当専門的な技術や道具が必要となるので、むしろ行政との協働事業にある程度ゆだねるということで、この市民事業支援制度により支援するというのは非常に難しいのではないかということでしょうか。

(蓮場委員)
制度をつくっても、対応できる市民ボランティアの数は少ないのではないかと思います。

(沼尾委員長)
もちろんこの制度から排除するものではないけれども、需要自体はそれほどないのではないかということですね。
そうすると特別対策事業として手厚い協働の仕組みをつくっていくことを、この委員会として県のほうに要望する形で、県民会議に上げることは可能ですが、その辺のニーズはあるでしょうか。または、仕組みとして十分ではないという状況でしょうか。

(蓮場委員)
これは聞き流していただいていいんですが、これまでほとんどやられていないボランティア活動の中で、今、丹沢で問題となっていることとして、ヤマビルの問題があります。この問題については、なかなか活動している人はいないんですが、例えば木を切るのではなく、山の落ち葉かきのような活動をもしやれるような団体があれば、これはフィールドはたくさんあるような気がします。ですから、まだまだ県民の方が参加しなきゃいけない、あるいは参加していただきたい分野というのはあるんですが、やはり嫌なものは参加者がいません。

(沼尾委員長)
落ち葉かきは嫌なものなんですか。

(蓮場委員)
落ち葉かきよりも、ヤマビルです。落ち葉の下にヤマビルが生息する可能性が高いという中で、現実として葉っぱをとれば被害が減ってきたという部分があれば、そういうことも1つの活動としてあってもいいと思います。しかし、そういうことを目的にやる団体がありませんので、例えば丹沢の中心部の活動として、十分参加できる可能性はあると思います。

(オブザーバー・久保委員)
水源林の中でいろいろな活動を行っていますが、やはり我々の仲間も800メートルぐらいまで登ってやっています。その中で一番問題になるのは、登るのに1時間から1時間半かかり、下りるのにまた時間がかかることです。それで、道具を持っていくわけですが、例えばチェーンソーを持っていったら、その燃料も必要だし、その他にもいろんなものがあるわけですね。そうするとものすごい重荷になります。ですので、例えば山の上へ道具を置いてこられるような、そういう施設、倉庫があれば、まだちょっと違うのかなという感じはします。山の上で作業をやるというのは非常に大変な労力ですが、特に帰り、下りるときがものすごく重く感じますので、そういうものが何とかできないのかなと思います。
一方で、基本的には一般のボランティアの人たちがあそこまで作業で登るということはほとんどなく、現実には上のほうの森林は手入れが行き届かず荒れており、その辺に大きな問題があると思います。

(沼尾委員長)
ありがとうございます。
そうしますと、丹沢の中心部での活動については、この市民事業支援補助金の対象から排除するものではありませんが、今伺ったお話からすると、やはりなかなかボランティアで単独でやれる世界ではなく、ニーズ自体もあまりないような状況ということでした。また、前回、丹沢大山保全再生委員会との関係も考えなければいけないというお話もありましたが、特別対策事業は特別対策事業として、役割分担をするわけではなく、それぞれ制度として残しつつということでしょうか。

(星崎水源環境保全担当課長)
先ほどもありましたように、協働事業というのはあくまでも行政側の需要です。それに対して、市民側もニーズがあるということの中で役割分担を決めて、対等の立場で協働するものです。市民事業支援制度そのものは、基本的には市民団体が自主的な活動をして、それについてあらかじめ評価をさせていただき、支援をしていくという形になるものですので、両方あっていいと思います。
ただ、協働事業のほうも、県としてはもう少し推進していきたいと思っていますので、その中で両方選択できるような形になればいいのかなと考えております。
したがって、ここの件数が非常に少ないからといって我々としてはあまり課題というふうには思っていません。

(沼尾委員長)
市民事業支援補助金の制度を少し修正するくらいでは申請が出てくるというものではないということですね。

(蓮場委員)
ボラネットの団体では、調査に参加されている方やごみを集めている方など、いろいろな方がおられるので、そういう分野では山深いところでも十分参加する余地はあると思います。ですから、この丹沢中心部での活動の支援は、私は残したほうがいいと思いますし、ボラネットのほうも、予算が十分とは思えませんので、ボランティアの方がもし何かやるにしても、両方使えたほうがいいと思います。

(沼尾委員長)
それでは、検討方向ということで、資料には他の支援制度とのすみ分けと書いてありますが、両立というか、両方の制度があるということで、それぞれの団体がそれぞれのニーズに合った形で制度を選択できるような形にしていきたいと思います。
そうしましたら、この資料2についてはよろしいでしょうか。では、この方向で進めるということでいきたいと思います。
次に、少し資料1に戻りまして、こういったことも含めたこの第2期の活動方針ですが、非常に漠とした書き方で、これから3年間どうしていくかということですが、支援制度の見直しと市民団体の方々が利用しやすい制度を考えてということ、ネットワークの形成、交流会の実施ということ、課題の検討ということ、補助金の審査については粛々と厳粛に行うこと。こういった4本立てで活動内容の方針というのを上げておりますが、いかがでしょうか、よろしいでしょうか。
そうしましたら、4項目の後半を修正するということで、この方向で進めさせていただきたいと思います。
それでは、続きまして資料3になります。
補助金の愛称募集の話ですが、事務局のほうから簡単にご説明願います。

(事務局)
【資料3について事務局から説明】

(沼尾委員長)
ありがとうございました。
前回の専門委員会のときに、募集対象を幅広く県民の方としてはどうかというご意見も出ていましたが、最終的には、募集対象は補助金の補助事業者と県民会議のメンバーとなっております。補助事業者は昨年度の団体さんも対象としますか。

(事務局)
資料では21年度としていますが、20年度もというご意見であれば、対象といたします。

(沼尾委員長)
それから県民会議のメンバーはOBの方を入れてもいいのではないかと思います。また、応募は1人1つなのか、いくつも出していいのか、そのあたりもあると思いますが、いかがでしょうか。ご議論、ご意見いただければと思います。

(増田委員)
1人3個ぐらいでしょうか。いろいろな応募をみると、大体3個ぐらいかと思います。投票候補を選ぶので、応募は多い方がよいと思います。

(沼尾委員長)
そうですね。たくさん出てくればいいんですが。

(林委員)
決定方法は、交流会と県民会議とどちらでしょうか。

(沼尾委員長)
資料はあくまでもたたき台ですので、ご意見いただければと思います。
交流会での投票結果を踏まえて県民会議で決定するということも、日程的には可能でしょうか。

(増田委員)
交流会においての決定でよいと思います。交流会は、補助金を受けている方たちがメインですので。

(沼尾委員長)
あらかじめ県民会議の委員の方に、投票候補を絞ったものに対して投票いただいて、それもあわせて交流会で決定する方法もあるかと思います。
それでは、募集期間やスケジュールといった手続を確認していただきたいんですが、募集対象としては、補助事業者の方と県民会議メンバーで、第1期県民会議メンバーと、20年度の補助事業者の方にもお知らせする。いかがでしょうか。よろしいでしょうか。
次に決定ですが、このスケジュールでいくと、応募を締め切った後で取りまとめて、候補は当委員会で絞るということですね。

(星崎水源環境保全担当課長)
実際には、委員会の開催は想定していませんので、候補の絞り込みをどういう方法でやるかは考える必要があります。

(沼尾委員長)
そうしますと、応募があったものの中から、このメンバーで3つか4つに絞り込み、それについて投票していただいて決めると、そういうことですね。

(星崎水源環境保全担当課長)
案では、そういうスケジュールですが、先ほど県民会議全体のほうにというお話がありましたが。

(沼尾委員長)
県民会議委員の方々にも投票していただくということですね。いかがでしょうか。1次審査で3つに絞って、交流会に来られた方だけの投票で決めるかどうかですが。

(蓮場委員)
やはり県民会議にかけたほうがいいと思います。

(萩原委員)
県民会議委員の方に周知するという意味でもそれがよいと思います。

(沼尾委員長)
そうすると、当委員会である程度絞ったものについて、県民会議委員の方々に事前にメール、ファックスなどで投票いただき、それに交流会に来られた方の票を足して、交流会にて結果を発表して愛称を決めるということでよろしいでしょうか。

(星崎水源環境保全担当課長)
投票いただく県民会議委員というのは、現委員の方でよろしでしょうか。

(沼尾委員長)
そこは現委員の方でよいと思います。

(星崎水源環境保全担当課長)
交流会での投票は参加者全員に1票ずつでよろしいでしょうか。

(沼尾委員長)
1団体1票か、参加者1人1票かということですね。

(林委員)
交流会の参加者の方はどれくらいを予想されているのでしょうか。

(沼尾委員長)
それでは、交流会につきましては、次の議題となりますので、事務局の方から説明をお願いします。

(事務局)
【事務局から資料4について説明】

(沼尾委員長)
ありがとうございます。
前回の議論を踏まえ、事務局で企画案をつくっていただきました。日程の11月6日は、皆さんのご都合が合うということで決めさせていただきましたので、ご予定くださるようお願いいたします。
その上で、このようなスケジュールになっていますがいかがでしょうか。

(増田委員)
確認ですが、会場のプロミティあつぎの周辺はどのような感じでしょうか。人通りが多く、会場が1階であれば、一般の方が、ふらっと、何だろうというふうにのぞくはずです。
そういう可能性があるということを踏まえて、当日のスケジュールを見ますと、16時5分で1回閉会になっていますが、閉会してしまうと、その時点で帰る参加者がいるのではないでしょうか。
また、ポスターセッションを休憩時間にも入れると、情報交流の場としてはいいと思います。休憩が10分とありますが、愛称投票受付だけでなく、ポスターセッションを入れれば、トイレ休憩に行く人でもちょっと説明を受けたいというのでプラスになるかなと思いました。

(沼尾委員長)
今の話に若干絡みますが、課題を事前に出していただいて、それぞれのテーマでグループワークをするということなんですが、この課題というのは例えばどういうことが想定されているのでしょうか。というのも、パネル展示とグループ討議の課題とで共有できるものがあれば、パネルもただ展示しているだけではなくて、グループワークの中で使える部分もあるのではないかと思ったのですが。

(星崎水源環境保全担当課長)
パネル展示は、あくまでも団体が自らの活動を知ってもらうためものと考えています。

(萩原委員)
16時以降はあまり必要ないかと思います。13時から18時という時間も、参加者のテンションが続かないのではないでしょうか。

(増田委員)
休憩時間をもっとずらしてポスターセッションを入れるというのはどうでしょうか。

(萩原委員)
16時以降に行う目的・意味はどのようなものでしょうか。

(星崎水源環境保全担当課長)
今年3月に実施した事業報告会の後には、5グループぐらいが残って情報交換を行っていましたので、そのようなイメージです。
前回、グループワークはなかったので、ここである程度話が盛り上がれば、16時以降は不要という感じもありますが。

(萩原委員)
結果発表もありますので、その後に時間をつくったほうがよいでしょうか。団体の方に自由に意見交換をしていただくイメージでしょうか。

(星崎水源環境保全担当課長)
そうです。また、事務局としては、申請関係の相談をさせていただく予定です。

(蓮場委員)
この課題は、4グループぐらいに分かれるんでしょうか。

(萩原委員)
参加人数にもよりますが、あまり各グループがたくさんいても困りますね。

(星崎水源環境保全担当課長)
団体の方には、3人ぐらいで来ていただけるようお願いをする予定ですが、やはり1人、2人になってしまう可能性もあります。代表でいらっしゃる方と活動されている方が必ずしも同じ思いを共有しているかというと、また違う場合も考えられますので。

(沼尾委員長)
各団体で3人掛けるグループ数20ということで、全体60人ということですね。
予め課題を出してもらうということですが、どうでしょうか。

(萩原委員)
以前、私が実施したときには、とにかく今、課題だと思っていることや、現状をポストイットで貼り出して、それをグルーピングして分科会をつくるという方法でした。

(星崎水源環境保全担当課長)
グループワークの場で課題の抽出をやってしまうということですか。

(萩原委員)
あらかじめ課題をもらうということもあるし、先にこちらのほうが何らかの課題を用意して、そこから選択してもらうということもあります。課題を共有していれば、その課題について、皆さんで話し合いましょうということで、課題の中から希望するところを予め選択してもらうという方法もあります。そして、ポストイットや模造紙などを用意して、みんなで意見を出し合ってそれを共有します。

(オブザーバー・高橋弘二委員)
ポスターは、受付の前に全部を準備してしまうと思いますので、受付の30分の間もポスターセッションの時間としてよいと思います。
また、会場の設営は、第1部と第2部の間で変更するのでしょうか。変更するのであれば、10分間では短いかと思います。

(沼尾委員長)
最初からグループに分かれた形で設営し、自由に掛けていただいて活動報告を聞いて、その後、グループごとに分かれるというイメージです。
ポスターセッションは、資料では最後の部分に書いてありますが、受付時からいつでも自由に見てくださいという位置づけでよいでしょうか。
それでは、萩原先生からご指摘いただいた団体のグルーピングの方法をどうするかですが、いかがでしょうか。

(萩原委員)
時間的には、予め課題を聞いておいたほうがいいと思います。団体に対して、3つなら3つ課題を出してくださいという形で。

(増田委員)
ある市民事業の団体の方の話では、今でも書類作成などの対応が負担になっているとおっしゃっていましたので、宿題的なことをお願いするとさらに重荷になってしまうのではないでしょうか。
ですから、先にこちらからいくつか課題を提示するのがよいのではないでしょうか。

(萩原委員)
例えば、県民会議委員でも活動なさっている方も多いですから、こういう問題があるよというのは多分共通していると思いますので、意見を伺うという方法もあると思います。
いくつか課題の例を挙げて、そのなかから団体の方に選んでいただき、上位4つについて今回はディスカッションしますので、皆さんご協力くださいという形で、グループを自動的に割り振ってしまってもいいと思います。

(星崎水源環境保全担当課長)
では、愛称の募集と併せて団体の方に選択いただきたいと思います。

(沼尾委員長)
課題については、例えば、ある程度お金や人材といったような大枠をこちらから示して、そこから具体的な課題を挙げていただくというイメージでしょうか。

(萩原委員)
グループワークの最終的な目的をどう設定するかに関わってくると思います。何を成果として求めるかという点です。

(沼尾委員長)
ほかの団体の取り組みを聞きながら、課題の解決策としてこんなことがあるといった情報交換を行うということでしょうか。

(萩原委員)
例えば、課題について、参加者みんなでポストイットに書いて貼って、こんなのがある、こんなのがあるとやるだけでもよいと思います。そこで、みんな共通の問題を抱えているというときに、では今後どうするかという話が次の段階になります。この時間の中で解決は難しいですから、逆にこういう問題をみんな共通で持っているということを、もっと共有していくことだと思います。何を目的としてグループワークをやるかということをもっと明確にしないと、単なる情報交換ならそうですし、問題の解決を目指してやるには時間が足りないので、この時間でやるのであれば本当に意見、情報交換ですね。お互いに今、何を、どんな問題を抱えているのかというのを、ポストイットで書いて、KJ法的にやっていくというぐらいの時間しかないと思います。グループワークを本当にやるとすると、半日ぐらいかけなければいけないと思います。

(沼尾委員長)
そうすると情報交換、情報共有プラスアルファぐらいの感じですね。

(萩原委員)
この時間だとそうなると思います。そうすると、16時以降はどうしますか。この時間は必要なくて、グループワークの中で、自由参加ではなくみんなでやればいいとも思うんですが。

(沼尾委員長)
そうしましたら、今いろいろご意見いただきましたが、大体この案を大枠にしつつ、16時以降の部分についてはなくてもというご意見もありましたが、自由参加で、残りたい方が残って情報交換を行っていただくということで残しておきたいと思います。
グループワークの時間配分、あるいは実施方法については、萩原先生がノウハウをお持ちなので、事務局のほうで萩原先生と調整していただいて、それで詰めていただくということでいかがでしょうか。よろしくお願いいたします。
それでは、先ほどの資料3の愛称募集の件ですが、交流会の参加者は最大60名程度ということですが、当日の投票は、来られた方だれでもということで投票いただき、県民会議委員による事前投票に、当日来られた方の票を足して、愛称を決めて発表するということでよろしいでしょうか。

(萩原委員)
シールを用意していただき、参加者1人につき3枚ずつ配り、ポンポンポンと投票する愛称に貼っていただくと、結果が一目瞭然になります。見せるという観点では、小道具が重要だと思います。

(沼尾委員長)
そのあたりも事務局と調整いただければと思います。
それから、この活動状況報告の9団体というのは、これは報告の希望を聞いて抽出するというようなイメージでしょうか。

(事務局)
はい。まだ活動を開始していない団体もあるかと思いますので。

(沼尾委員長)
わかりました。
そのほか、ではこの交流会についてはいかがでしょうか。

(蓮場委員)
60人というのは関係者ばかりですか。

(沼尾委員長)
参加は自由参加とし、一般の方への広報は行います。

(星崎水源環境保全担当課長)
一般の方がどういう形で交流会に参加するかというのが非常に難しいですよね。

(沼尾委員長)
活動報告を聞いていただいたり、ポスター展示も見ていただくということがあると思います。また、事務局の相談コーナーもあるので、今後ちょっと補助金の申請を行おうと思っている方は相談ができると思います。
交流会とは別ですが、別途県民フォーラムという形での広報については、県民フォーラムチームのほうで整理するというお話でしたね。

(星崎水源環境保全担当課長)
はい。県民フォーラムのほうは横浜・川崎地域と湘南地域で予定しています。

(沼尾委員長)
そのほかでいかがでしょうか。

(蓮場委員)
もう一つ、最後にお聞きしたいんですが、グループワークの最後に各グループからの結果発表とありますが、課題の対策を考える足がかりにするために結果を発表するのでしょうか。

(萩原委員)
これは、結果発表ではなくて、そこで話し合われたことを発表することになると思います。このグループワークの目的をどうするのか、ということをもう少し調整する必要があると思います。

(沼尾委員長)
あとはいかがでしょうか。オブザーバー参加の方、意見いかがでしょうか。

(オブザーバー・高橋弘二委員)
時間配分がちょっときついのではないかと思うので、第2部の終了を16時05分にこだわらないで、例えば30分延ばしたりしてもよいのではないでしょうか。その範囲でもう一回時間を見たらどうかと思います。特に第1部は1団体5分、3団体15分でまず終わることはないと思いますので、もう少し何か全体で余裕を見たほうがいいのかなという気がします。

(沼尾委員長)
ありがとうございます。その他、よろしいでしょうか。
では、次に財政面以外の支援のための県のホームページについてということで、事務局のほうから説明をお願いします。

(事務局)
【事務局から資料5について説明。】

(沼尾委員長)
これについて、何かここはもっとこうしたほうがいいとか、こうすればわかりやすいということがあれば、ご意見をいただければと思います。

(星崎水源環境保全担当課長)
ホームページということで、資料だけではわからない部分もあるかと思いますが、当委員会で確認していただくと同時に、例えばコミュニケーションチームでも少しチェックしていただければと思っておりますが、いかがでしょうか。

(沼尾委員長)
幅広くいろいろな方に見ていただくほうがいいと思います。

(増田委員)
ホームページを見ましたが、やはり文字の羅列という印象を受けました。トップページはカラーで、非常にわかりやすいと思いますが、支援情報のページは文章ばかりで。

(星崎水源環境保全担当課長)
画像を入れたページの作成となると、委託費用の問題があると思います。

(増田委員)
文字だけより視覚に訴える方法にインパクトがあると思います。よほど関心がある方でないとみていただけないのではという感じもします。

(星崎水源環境保全担当課長)
基本は活動団体への支援情報ということで、見る方はかなり限られているのではないかと考えています。広く見ていただきたいイベント情報などは、別のページで作成しています。

(沼尾委員長)
これは、活動団体に対する支援プログラムとしてはいいんですが、何か母体や参加団体がない個人の方が何か活動してみたいと思ったときに、一体どこへ行けば体験できるのかというがわかりにくいのではないでしょうか。

(増田委員)
イベント情報を見れば、参加はできると思います。

(萩原委員)
活動支援のページは、個人ではなく、あくまで活動団体への支援が目的となっているのではないでしょうか。

(沼尾委員長)
他に何か今の話でお気づきになられたことはありますでしょうか。よろしいでしょうか。
何かお気づきになった点がありましたら、事務局のほうにご意見を出していただくということでよろしいですか。
それでは最後、議題の6のその他ですが、事務局の方で何かございますでしょうか。

(星崎水源環境保全担当課長)
今後のスケジュールについて、資料1により確認をさせていただければと思います。会議内容等ということで、16回目の専門委員会、右側に交流会と書いてありますが、ここが11月6日でございます。それから、17回目の専門委員会、これが11月20日。11月26日が11回目の県民会議です。それから、2月の18回目の専門委員会、これは申請の1次審査となりますが、仮置きで2月25日を想定しています。こちらも仮ですが、19回目の専門委員会は3月6日の土曜日となっています。

(沼尾委員長)
日程の確定は、11月20日の第17回委員会のときで大丈夫でしょうか。

(事務局)
はい。

(沼尾委員長)
では、そのときに決めるということで、そのほか、よろしいでしょうか。
それでは、時間になりましたので、第2期第2回の市民事業専門委員会をこれで閉会させていただきます。本日はどうもありがとうございました。

[以上]

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会議資料

次第

資料1 市民事業専門委員会 第2期活動方針(案)

資料2 市民事業支援補助金における課題について(案)

資料3 水源環境保全・再生市民事業支援補助金愛称募集について(案)

資料4 平成21年度市民事業交流会(中間報告会) 企画書(案)

資料5 ホームページ「水源環境を守る市民活動 情報館!」

参考資料 県の普及啓発・広報事業の取組みについて

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