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更新日:2020年9月4日
ここから本文です。
次の審議会等を下記のとおり開催した。
水源環境保全・再生かながわ県民会議 第6回市民事業等審査専門委員会
平成20年1月25日(金曜日)14時00分から16時00分
日本経済新聞社ビル 302会議室
沼尾 波子【委員長】
新堀 豊彦、福江 裕幸、増田 清美
未定
土地水資源対策課、担当者名 金井、霜島、田畠
電話番号 045-210-3106
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○沼尾委員長
それでは、皆様おそろいになりましたので、ただいまから水源環境保全・再生かながわ県民会議第6回市民事業等審査専門委員会を開催させていただきます。
本日は皆様お忙しいところをお集まりいただきまして、ありがとうございます。天内委員、真覚委員についてはオブザーバー参加ということでご議論していただきたいと思います。
それでは、本日は、前回の県民会議で市民事業等支援制度の大枠というのが承認されましたけれども、それを踏まえて、審査方法と審査基準について検討して、ここでたたき台を固めて、次回の県民会議にお諮りするということになっています。
それに先立ちまして、前回NPOの推進室の方でやっておられるサポートセンターの協働事業の審査のプレゼンテーションを見学させていただく機会をいただきまして、増田委員と私の方で見学させていただいたのですけれども、増田委員、何かその感想があれば。
○増田委員
感想としては、パワーポイントを使ってビジュアル的に入るので非常によかったが、説明が5分以内と短く、また発表者も時間制約を意識してか余裕が無く感じられた。このプレゼンの経緯を知っていれば、そういう意識を持ってみるのである程度はわかるのですが、そうでないと、訴える側、支援を受けたい側の気持ちが伝わりにくかったという印象を受けました。5分以内という時間制限があるので難しいのでしょうが、パワーポイントに集約された印象が強く、自分たちがやっていること、やりたいことのエネルギーが伝わりづらかったように思う。先にも述べたように、説明者もパッパッという感じで、作り方はよいのですが「それで何だろう?」と、皆さんの熱意がどうしたら伝わるか工夫も必要と感じました。
○沼尾委員長
私も審査をするに当たって、どのように活動されているのか、プレゼンされているのかということで見学させていただいたのですが、ものすごく準備されていて、限られた時間、本当に5分で打ち切られるので、それぞれの活動について、本当にコンパクトにわかりやすくということで説明されているなという印象を持ちました。けれども、私も、今、増田委員のおっしゃられたのと同じような感想で、そのことが、例えば県民にとってどのようなサービスの向上につながるのかとか、何かそのあたりのところは少し見えにくい部分もありました。
あとはもう少しこの事業をこのようにしていくとよりよいものになっていきますねという議論の場があったりしてもいいのかなという思いました。もちろんその事業の趣旨自体はこちらの水源環境保全の話と若干違ってくる部分はあると思いますけれども、かなりこちらの方の実施体制について考える上での参考になるような話もあったと思います。
○新堀委員
私は最初の一番試行錯誤を繰り返した4年間にその審査を行いました。最初に書類が出てきて、その審査を幹事会というところで徹底的にやるわけです。その幹事会の中で上位20程度のものに絞って、我々の方の審査会へ出てくるわけです。それをまた我々の方でがっちり審査して、場合によっては幹事会で落としたものをこっちで上げたということも1回だけありましたけれども、そのように審査するため、審査員は、今お話のように、内容を熟知して、しかも前もって質問者も決めて勉強していきますから、大体パワーポイント5分間で飲み込めるわけです。その優劣で点数をつけてやるわけですから、短いのは短いです。気の毒だと思って見ていましたけれども、やり方のうまい下手で全然、中身がよくてもやり方が下手だと落ちてしまうわけです。だから、その辺のところが非常に難しいところです。しかし、3段階でやっているから、ボランティアの方はあそこまでやれば慣れるかなと。ただし、事業の範囲が非常に広いですから、審査員はそれぞれの専門分野に分かれて質問者を決めるわけです。環境の関係は私が引き受けていました。プレゼンテーションのうまい下手だけでは結論を出さなかった。それで、終わってすぐ審査会をもう1回やって、それで皆さんはまた1人ずつ発言する。こういうやり方です。
○沼尾委員長
ありがとうございます。
今お話しいただいた選考方法についても参考にさせていただきながら、市民事業の支援制度の審査方法、審査基準について検討してまいりたいと存じます。
それでは、具体的に事務局の方で資料をご用意いただいているのですけれども、今回は、本日が年度内最後の委員会ということで、時間も限られておりましたので、あらかじめ事務局の方でたたき台をつくっていただきまして、それをもとに委員の皆様に事前にご意見をお伺いして、それを踏まえて修正するべき点は修正していただいたものを本日たたき台ということでご用意いただいております。ただ、もちろんご意見、ご質問はあるかと思いますので、そういったことを踏まえて、さらにご意見等があればいただければと思います。
○福江委員
すみません。前にお送りいただいたたたき台と、今回卓上にあるものは、多少違うのですか。
○星崎水源環境保全担当課長
基本的なところは変わっておりませんが、資料を1枚ずつご説明させていただきます。
○沼尾委員長
本日は副議長の萩原さんが所用のため欠席ですけれども、この修正されたものについて、この内容で進めてもらって構わないということでご意見をいただいておりますので、その点は初めにお断りさせていただきます。
それでは、事務局の方からご説明をお願いいたします。
○星崎水源環境保全担当課長
まず資料1ということで、審査の選考についてのたたき台ということです。
まず1、選考会の設置と表現をさせてもらっていますけれども、要は市民事業等審査専門委員会の委員をもって組織する選考会で選考していただくということでございます。県の方の整理としましては、そこが主体的に選考していただいて、県の方にご報告いただいて、それで県としてその意見を尊重しながら決定していくというような組織体になるだろうと考えております。従前から市民事業等審査専門委員会の方に県民会議として審査をゆだねられているといった状況でございますので、その辺の確認ということでございます。
それから、選考方法の関係でございますけれども、後ろの方がわかりやすいかと思いますので、図面を見ていただきたいと思います。これは、流れと、このような格好でということが書いてございます。既にどんな格好で募集していこうかというところを事務局の方は考えてございますが、できましたら最終報告をいただくようなときにあわせながら広報を開始したいと考えている。
4月1日から募集を開始していく。募集期間は1カ月程度持ちまして、いただいたものから、県として、要件から外れているものについては、除外ということになるかと思います。それから、法令等によって実施が可能か不可能かもあわせまして、庁内や市町村に協議しながら調査をさせていただく。そういう予備調査等の後、皆様に書類を送らせていただいて、点数化をお願いしたいということでございます。
委員さんとしては、点数をつけていただいて、それをA、B、Cランクにしていただいて、A、Bについてはプレゼンを行う。それから、Cについては、そこで採用できないとさせていくつもりでございます。それで、この選考会準備ということで、Cについてご協議いただいてやっていく。そのときに、もっとこういうことを確認する必要があるなどの、いろいろなご意見をいただくでしょうから、事務局はそれに沿って調査をさせていただくということになっております。
○星崎水源環境保全担当課長
はい。
それで評価をさせていただき、あるいは皆様方から点数をいただいたものをランクづけしまして、ここでご協議をいただき、Cランクについては通知を出す。それから、6月13日に公開プレゼンテーションを行わせていただいて、先ほど説明時間が短いというお話もございましたけれども、5分程度のプレゼンテーションを含めて、1団体当たり15分程度審査をやっていただいたらどうか。その当日に皆様方に結果を報告し、県の方にご報告をいただく流れとしたい。2回目の選考会のところで講評ということで話をさせていただいて、翌日あたりに結果報告をいただいて、通知するということになってございます。
引き続き、資料2ということで、これは後にご相談させてもらいたいけれども、この選考基準につきましては、非公開と書いてございますけれども、この資料としては公開してもいいのかなと思っておりますが、それは皆さんに判断していただければと思います。
まず、共通の選考基準としまして3点ほど挙げさせていただいています。事業の必要性、それから事業の実現可能性、事業の発展性・波及性ということでございまして、この3項目各5点ずつ付けていただくということでございます。
それから、項目区分ごとに選考基準を考えさせていただくということで、特別対策事業の市民活動版につきましては2項目、水源環境保全・再生の効果がどれほど望めるか、それから事業の継続性ということです。これは事前にお出ししている資料では、効果が継続するかどうかといった書き方をさせていただきましたけれども、効果ではなくて、事業そのものが継続するかどうかということが重要だと考えまして、直させていただきました。
それから、普及啓発・教育活動ということにつきましては、参加者への影響と、目的や対象が明確化されているかどうか、この2点でございます。
調査研究活動としましては、有効な対策への寄与ということと、プロセスが明確化されているかの2点ということで、各5点ずつということで、25点満点ということです。
少し戻っていただきますと、点数のところで18~25点が評価A、9~17点が評価B、1~8点がCという格好で、とりあえず第一段階としてやっていく。こういうものを設けまして、最終的に6月9日の第1回選考会の中で振り分けをするという考え方で判断する。以上です。
○沼尾委員長
ありがとうございます。
ただいま事務局の方から対象事業の選考についてということで、選考方法、スケジュール、それから選考基準についてご説明をいただきましたが、いかがでしょうか。
○福江委員
公開の話がありますね。これは、情報公開の時代に、原則は公開だと思うので、仮に非常に微妙な点があるからということで審査のときの傍聴等はやめるにしても、後々どういう議論があってそれがどう決まったかという経緯はホームページ等で明らかにしていくというのが常道だろうとは思う。
○星崎水源環境保全担当課長
審査ということではなくて、この資料そのものをということなんです。最初は、考え方のところは非常に細かく書けば、知っている人と知っていない人とで有利不利が生じるのではないかと懸念しましたが、書いていくうちに、こういう漠然としたものなので、特に公開されてもいいかなと。
○福江委員
そういうことですか。わかりました。
○新堀委員
実際、審査は公開ですか。
○星崎水源環境保全担当課長
支援という意味では、もちろん公開します。どういう項目で審査していきますというのは募集要綱上にも出して、こういう観点で審査しますということは出させていただきます。
○沼尾委員長
まず1点ですけれども、今、福江委員のおっしゃられたのは、公開プレゼンテーション及び選考結果の経緯に関してきちんと公開を行わなければならないということですが、まずこちらについては、事務局の案ではそこは公開していくということでやっているということですね。
○星崎水源環境保全担当課長
審査そのものは公開です。
○新堀委員
この書類が非公開にするかどうかということですね。
○沼尾委員長
結果、どういう経緯で採択になったか、不採択になったか、又はそこでどういう意見が出たのかということについては、追って文書やホームページ等で公開していくということですが、その点は福江委員、よろしいですね。
○福江委員
それで結構です。
○沼尾委員長
次に、こちらの資料2の内容に関する公開・非公開についてですけれども、今の事務局のご説明は、この「考え方」「例」のところを除いたものを公開するというご説明だったという理解でよろしいですか。
○星崎水源環境保全担当課長
前回、考え方のところを非常に具体的に細かく書いた場合には外部に出しにくいというお話もいただいたので、とりあえず非公開という資料にさせてもらいましたけれども、考え方、例のところをそこまで細かくは書けないものですから、この程度であれば視点と大して変わらないので、この資料そのものも公開させてもらってもよろしいのかなと考えております。
○沼尾委員長
わかりました。この点についてはいかがでしょうか。構わないですか。
○福江委員
構わないですね。むしろ、そういうのは必要だろうと。
○沼尾委員長
その方がよろしいということですね。
私の方で若干気になるのは、この共通の選考基準の3項目、各5点で、その後に各区分で各2項目5点ということで、点数の話が載っていて、さらに審査の流れのところで例としてA・B・Cをこの点数で切るということが載って、これは例ですけれども、このあたりの具体的な点数を、つまりこの5点をすべて5点ずつでやって、それでこの点数の基準で切りますというところまで公開するかどうかというあたりが若干気になる部分ではある。
○星崎水源環境保全担当課長
例の部分はわかりませんが、この配点でやりますよというのは公開するつもりで、要綱の中にも盛り込んでいく。
○沼尾委員長
ということですね。それで、事前にいただいているご意見の中では、5つを全く同じウエートづけで5項目並べていいのかと、ウエートづけがあってもいいのではないかといったご意見をいただいたかと思うが、そのあたりについてはいかがですか。
○福江委員
それについては私が意見しましたが、必要性と実現可能性というのは当座大事だと思うんです。今後の期待値という意味で、発展性・波及性というのと同じ配分にして等価値に見ているのは少しどうかなと思ったのですが、ただその後で、実際にはその必要性と実現可能性がないところに発展も波及もないわけですから、それでいいかと思っているところです。
○沼尾委員長
ほかの委員の皆さんはいかがですか、この5項目で。
○増田委員
ほかのところでもいいですか、質問は。
○沼尾委員長
では、とりあえずその点についてはこれでということとします。
では次に、増田委員、お願いします。
○増田委員
資料1の予備調査のところに、「選考委員長には、すべての書類を送付する」と括弧して書いてあるのですが、ほかの委員へは事務局側がある程度ピックアップしたものを送るということでしょうか。「実施可能か調査を行い」と書いてあるのですけれども。
○星崎水源環境保全担当課長
これには「事務局が」と書いてございますけれども、少し訂正させていただくと、まず県の責任として要件をチェックしなければなりませんので、要件をチェックさせていただくということを考えています。「法令等の観点から実現可能か調査を行う」というのは、県の権限としてそのようなことをするということでございますので、全く実現可能性がない、あるいはその要件を満たしていないというものまで委員の皆様方にお送りさせていただくのはどうかと思っております。
○増田委員
わかりました。
もう一つ、その他のところの「対象事業の決定について、選考委員が申請団体と直接関係する場合は、当該案件の選考等には、加われないこととする」ということは、そのとおりでいいのですが、もう一つ、この選考委員と申請団体の関係性についてお聞きします。例えば、私が所属する団体はいろいろな専門部会があり、中に環境部会というのもあります。私は環境部会に属しておりませんが見知った人はいる、その場合には外れたほうがよいのでしょうか。
○星崎水源環境保全担当課長
基本的には、NPOさん等の場合には会員という部分もありますので、会員という形になってくると、可能性はあると思います。だから、OB会ですと、NPO団体ではないので、その辺りが少し難しい。
○増田委員
NPOではない。顔は知っていても直接かかわっていないという場合にどういうことになりますか、ということです。
○新堀委員
同じことが丹沢再生委員会でも起こる。丹沢再生委員会は巨大な組織になっていて、その中で色々なNPOが入っているわけです。そのNPOが個人的に出すものが出てくる可能性はある。それは、私は丹沢全体の副をやっていますから、実際には審査にかかわるべきでないのだけれども、直接的な関係ではないのでどうなるのか。
○星崎水源環境保全担当課長
新堀委員のような場合には、私は審査に加わっていただきたいと思っております。
○新堀委員
では、そこのNPOが会員でなければいいと。だから、私が自然保護協会だったら、自然保護協会が出すのならまずいけれども、そうでなければよろしいということですね。
○星崎水源環境保全担当課長
NPO団体でないと、そのようなことが混沌としている部分もあるかという感じもします。
○新堀委員
ボランティアネットワークというのがある。それは、丹沢に関係したすべてのボランティアのグループがそこへ全部入っているわけで、そこの代表者が再生委員会の幹部で入っているわけです。
○星崎水源環境保全担当課長
それはネットワークとして出すのでなければ大丈夫ではないか。
○新堀委員
そう、だからその下の会で出すのなら問題ない。恐らくボランティアネットワークで出すということはないと私は思っております。
○星崎水源環境保全担当課長
申請するところのNPOの会員を委員がついているのであれば、それは問題かもしれない。
○新堀委員
だから、多分大丈夫だと思います。
○星崎水源環境保全担当課長
NPO団体も5人以上というような格好で今回規制させていただきますので、何人いるかというのは書かせていただいて、条件になります。その際に名簿までとるつもりはないけれども、いらっしゃれば、そこまで我々の方には調査能力はないので無理ですけれども、自主的に言っていただくような格好になると思います。
○沼尾委員長
推進室の方では、どのように行っているのでしょうか。
○NPO協働推進室
ボランタリー活動の例は、基金の場合の例はなかったと思います。考え方としては同じだと思いますが、申請してくるであろう方々とある程度関係なさそうかなというような方々を、少しでも実践者から外れた、少し引いて見られるような条件の方々を委員にお願いしているといった状況で、ただ、そこに出てきた場合には外れるという感じにはなろうかと思います。
○沼尾委員長
そうですね。ありがとうございます。
○星崎水源環境保全担当課長
ボランタリー活動補助金の選考方法のパンフレットによりますと、審査委員が代表役員を務める団体等から申請がある場合には、当該審査委員はその案件の審査について審議には加われないということにされてございまして、役員ではなくて会員である場合には、やはりそこまで調べようがない部分であるので、自己申告になるとしているという状況のようです。
○沼尾委員長
そうしますと、まず最初にそういった形で顔見知りの方がいらっしゃる可能性はあるのだけれども、会員ではない場合にはということで対応させることで、それでいかがでしょうか。よろしいですか。
○増田委員
はい、私は構いません。
○沼尾委員長
あとは、この文書自体の文言ですけれども、「直接関係する」というこの表記にしてしまうか、今のような形で具体的に、例えばこれこれなどのように選考委員が申請団体と直接関係するといったことで、もう少し明文化したらどうでしょうか。
そこは確認ですが、要するに審査委員が申請団体の役員である、あるいは会員であるということですね。そこは自己申告でそれぞれが、つまりチェックできるものについてはチェックするということで、その選考等には加われないこととするということで、ではもう少し詳しく書き込むということでいきたいと思います。
それから、一つ前の予備調査のところで先ほど特にご質問いただきました、選考委員長にすべての書類を送付するというのは、要するにケース的に合わないものというのは県の方で削除してくださっているわけですけれども、それは問題ないかということで委員長が一応状況を確認するということですね。
○星崎水源環境保全担当課長
はい。
○沼尾委員長
予備調査のところで「事務局が」となっているところは全部「県が」という形に直されるのですか。
○星崎水源環境保全担当課長
はい。
○沼尾委員長
では、そのほかお気づきになられたことはありますか。
○福江委員
私も前に指定管理者制度の審査をやったことがあって、そのときもプレゼンテーションがあり、やはり時間が決まっていた。そういうプレゼンのテクニックが結構あって、私の印象から言うと、プレゼンテーションのテクニックで、かなり心象が違うというところがあるので、そういうプロはともかくとして、NPOの方々というのは、割にプレゼンテーションにはそう慣れていない方もいらっしゃると思うので、参加しやすいという意味から、それと同時にいかに公平に行うかという観点で、もう少しこのプレゼンテーションのやり方の細目を決めておいた方がいいのかなという気がする。例えば、プレゼンテーションをする人間が複数でもいいのかというところも書いてあげた方がいいという気がする。
5分だから、例えば5分で10人もやることはないと思うので、せいぜい2人ぐらいが自分の得手の部分を分担してプレゼンテーションするというか、そういう形になるのだろうと思うので、たった1人だと、質疑もある中で対応が難しいようなNPOもいるかもしれない。その点は複数を認めることで、プレゼンテーションも2人以上で手分けして自分のわかっている得手の部分を説明していただくと同時に、質疑に対しても複数で質疑を受けるという格好をあらかじめ決めてあげた方が、彼らとしては参加しやすいのではないだろうか。
○星崎水源環境保全担当課長
5分ということですと、一般的には1人で行うようにも取れる。
○福江委員
もちろん1人でもいい。
そういう意味で、1人でも複数でもいいですよと伝えるべき。
○新堀委員
ボランティア基金の場合は、協働事業があった。だから、2回目のときに引き受ける場合は、役所の担当の職員が一緒に出てくれた。それは、うまくいっているところは非常にうまくいっている。
○福江委員
例えば指定管理者制度のプレゼンテーションだと、現業部門と経理の部門とかというのは役割が違っているので、それぞれ担当者が違って説明していた。ですので、そのような配慮はしてあげた方がよろしいのかと思います。
○沼尾委員長
このプレゼンテーションの時間が5分というのは、よかったのですが。
○新堀委員
数の問題だと思うので、全体的にどのくらいかは募集してみなければわからないでしょう。
○増田委員
先日のボランタリー基金のときの質疑応答の質問する審査委員の方は、決まっていたわけではないのでしょうか。
○新堀委員
いや、ある程度決めています。最初に質問するのは決まっている。
○増田委員
何か決まって質問しているという感じは受けた。
○新堀委員
最初の部分は。あとの質問は自由ですけれども、とりあえず第一発目の質問をするのは決めている。
○増田委員
何かそういうふうに受け取れたので、事前に打ち合わせをしてあるのかという印象もありましたが、どうなのでしょうか。
○新堀委員
相手とはしていません。審査側の2人だけで打ち合わせを行っている。
○星崎水源環境保全担当課長
役割分担をされているということです。
○増田委員
そういうことですか。進行が打ち合わせ済みのように受け取れたので…。
○星崎水源環境保全担当課長
それは、委員の先生方が同じようなことをばらばらに言っては進行に支障をきたすためでしょう。また、専門分野も多少はあるでしょうから。
○増田委員
そうですか。わかりました。
○星崎水源環境保全担当課長
1番、2番については、大体想像ができるものではないかなと感じられるが、調査研究のところは難しい。
本当にプレゼンテーションのところで半分も落とすみたいな形になってくると、先ほどありましたとおり、プレゼンテーションの巧さなどが評価軸になってしまって、中身はいいのにプレゼンのミスで落ちてしまうと、かわいそうだなというのは出てきそうなので、難しいところではある。
○沼尾委員長
ただ、これは事前に募集の段階で、このプレゼンテーションは何分ぐらいかというのをある程度書き込んでおかないと、難しいということですね。
○星崎水源環境保全担当課長
はい。
○新堀委員
だから、「5分程度の」としておいて、募集の状況によって多少コントロールすると。
○沼尾委員長
そんなに応募がなければ、少し長目にプレゼンできるようにするということですね。
○増田委員
そうしますと、この調査研究活動のところでは専門性が出てくるわけですね。そういう場合に、審査する側がどの程度そういうことを審査できるのか。ものによっては専門の先生の方に協力を求める必要があるのではないか。
○新堀委員
来てもらわないと、どうしようもない場合もある。
○沼尾委員長
意見を伺うという仕組みをつくる必要があるということですね。それについて事務局は何かお考えがありますでしょうか。
○星崎水源環境保全担当課長
それは、場合によっては県民会議の学識者の方々にお願いするか、あるいは県でも研究機関がありますので、そちらにお願いするなどのやり方はある。
○沼尾委員長
そこはいかがでしょうか。県民会議の有識者にお願いしましょうか。
○新堀委員
その中で大体対応できればいい。しかし、対応できない場合がもし出てきたら、県の機関から呼ぶ以外にない。博物館、自然環境センター、環境科学センターなどにお願いする。
○星崎水源環境保全担当課長
今のお話は審査の中に加わるということではない。あらかじめそういうことについて意見を伺うということ、または1次で皆さん方の中で、ここがよくわからないとか、ここをもっと知っておきたいという意見に対して、中立的な立場として専門家に私どもの方が聞かせていただくといった形があるのではないか。
○沼尾委員長
それは、手続としては、この第1回の選考会の前に、何かそういう意見が委員の側から出た場合に、事前にどなたか専門家の方に確認をしていただくという形にするのか。
○星崎水源環境保全担当課長
事前でないと間に合わない。
○沼尾委員長
そうですね。つまり、この第1回選考会の書類審査の場では、例えばそのご意見をいただいた方のコメントも含めてどうするかということを決めるということですね。
○星崎水源環境保全担当課長
選考会準備のところで早目に書面を出していただき、我々のところでも、専門ではない部分がありますから、見ていても何だかわからないという部分は当然ある。
○沼尾委員長
準備の段階でそこは対応していただいくということですね。
○沼尾委員長
では、その点については、開催準備の段階で県民会議に参加している学識経験者あるいは県の調査研究機関の方々にご意見を伺うといった対応にさせていただきたいと思います。
それ以外の点はいかがでしょうか。
○福江委員
それと、ここにも私は意見として書かせていただいたけれども、「採択事業」、「不採択事業」を決定するという表現になっていて、このスタンスは非常に大切なことではないかと思う。審査の手法が、どうしても段階評価という手法をとっているので、一般にはNPO活動の優劣や序列を決めるわけではないので、その辺は審査方法をこのようにやりますということをあらかじめ明らかにしますので、そういう中にあえて記述した方がいいのではないかという気がする。それこそ優劣を決められるみたいな形で、肩に力が入ったり、しかつめらしいような感覚で対応されるのではなくて、あくまで水源環境保全に直接的な効果があるか否かという中から不採択事業を決定するということでありますので、例えば順位づけはしない、審査は順位づけするものではありません、などをどこかで明記する必要があるのではないか。
○沼尾委員長
今いただいたのは、この後検討する支援制度の報告書の中にそういう観点を盛り込むということでよろしいでしょうか。
○福江委員
それは、僕らがそういう基本認識を持つということと同時に相手方にも伝えておく必要がある。
○星崎水源環境保全担当課長
私どもの方で作らせていただく募集要項の中にそういったものも入れるべきだということですね。
○福江委員
そうです。
○星崎水源環境保全担当課長
それは入れていきたいと思います。
○沼尾委員長
そうすると、資料1の(3)のところのこの書き方で、採択か不採択かということだけを決めるのですということをもう少し鮮明に打ち出していくと。そこは事務局の方でご対応いただくということで、それ以外の点につきましてはいかがでしょうか。
○福江委員
少し見当がつかないけれども、採択すべき団体の適正な件数というか、どの程度来て、どの程度採択するのか、そういった大まかな限度などのイメージはあるのですか。
○星崎水源環境保全担当課長
それは、これから予算の部分でございますので、予算を計上する中で、この事前のところ全体をお送りさせていただいているときにお示ししていきたいと思います。
○星崎水源環境保全担当課長
先ほどのお話とも少し重複するが、例えば100件来た場合に、プレゼンテーションを80件やるというのは難しい。
○新堀委員
それは無理だ。
○星崎水源環境保全担当課長
例えば20件採択するとした場合に、プレゼンテーションのときに10件落とさざるを得ない。それは3分の1がいいのか悪いのかという部分も少しある。
○新堀委員
それは募集してからでいいのではないですか。
○星崎水源環境保全担当課長
予算の部分の全体枠と募集された部分でどうするかご相談させていただく。
○沼尾委員長
それでは、あとはいかがでしょうか。よろしいでしょうか。
○沼尾委員長
私が若干気になっている点ですが、この審査の流れというところのスケジュールですけれども、要するに平成20年度については新規だということで大体このスケジュールでいくと思うのですが、21年度以降は継続なども入ってきますし、県民会議の場ではできるだけ年度当初から使えるようにしてほしいといったご要望も出ていましたので、最初に仮日程ということで書いてくださっているけれども、この仮日程のスケジュールというのはとりあえず20年度のもので、21年度以降はどんなスケジュールなのか。
○星崎水源環境保全担当課長
資料4の方に書かせていただいていますけれども、資料3もあわせて、後ほど説明させていただく。
○沼尾委員長
失礼いたしました。では、その前に、今の選考の基準と審査の流れについては大体よろしいでしょうか。
それでは続きまして、資料3及び資料4についてご説明をお願いいたします。
○星崎水源環境保全担当課長
補助させていただく団体が決まった後の流れですけれども、その後の役割としましては、補助事業の効果検証等の事業評価、それからネットワークの構築、その2つを兼ねてやっていくということで、まず経過報告というものをいただこうと考えております。補助事業の進捗状況を確認するということであります。簡単な書類の中間的な報告書を、事務局(県)としても徴収させていただくことを考えてございます。時期的には10月から11月ということになるかと思いますが、これは通年の形、要するに翌年度の部分ではこういう格好になるかなということでございますけれども、来年度をどうするかということは少しご協議いただければと思います。
それから、最終的な部分、最終と言っても本当の最終ではないけれども、例えば来年の1~2月ぐらいに最終報告会のようなものを開かせていただいて、パネル展示やプレゼンテーションを行っていただく。これは、継続的な事業の審査というものも兼ねてしまったらどうかというご提案をさせていただいております。実際に最終的な補助事業という格好の仕切りは、年度が終わった後、精算、実績の報告というものを県の方でいただいて、これは県のルールに従ってやらせていただくということを考えてございます。
資料4の方ですけれども、右端が事業スケジュールですので、今回、4月中ぐらいに募集させていただく。その間に事業説明会を開かせていただく。あるいは、3月23日に県民フォーラムを秦野でやらせていただきますので、そういった折にお話しさせていただき、1、2回の選考会を経て補助事業を決定します。この中には中間報告会みたいなものは入っていないわけですけれども、1~2月ぐらいに事業報告会を開かせていただいて、予算の発表と同時に募集要項を配布していくという格好になって、5月の半ばぐらいには補助対象の決定ができないかなといった形でございます。以上です。
○沼尾委員長
ありがとうございました。
この支援制度ですけれども、ただ補助・助成をして終わりということではなくて、大事なのは、県内の水源環境が保全されるということなので、その成果がどの程度のものなのかということに関する成果報告が大事だということは、これまでの県民会議あるいはこの委員会の議論で出てきたところですが、この成果報告の部分について、たたき台をご提示いただいております。
まず1つ目としては、中間段階での経過報告を10月から11月の間にということと、最終報告ということで、その事業一般の評価と、それを翌年度の選考の参考であるとか、あるいはこの評価の報告会が次年度のPRを兼ねるという仕掛けでということで案をお作りいただいているのですが、いかがでしょうか。ご質問、ご意見等ございましたらお願いいたします。
○増田委員
この役割の「水源環境の保全・再生に係るネットワークの構築」というのは、どこかとどこかがというのではなくて、その団体が事業内容を報告するということですか。
○星崎水源環境保全担当課長
補助を受けている団体の発表などを、様々な方に呼びかけてそういうところを見ていただいて、自分たちのもとでやっていくといった格好を取りたい。活動、集まりみたいなものといった格好で報告会を開かせていただくというような、私どもの方でどこかの団体同士をということではなくて、自然とそのようなつながりができてくれればということです。
○増田委員
この間の県北フォーラムに行ったときに、学生がこの関係の方とネットワークをやっていました。そこを非常にいいと思った。だから、そういう意味でこれがどんどん広がっていけばもっと大きなものになる。そういうことをやってもらえるようなNPOであればいいのかなという意味もありますか。
○星崎水源環境保全担当課長
NPOさんの方でも、閉鎖的な部分ではなくて、もっと発展的にいろいろな人材を入れて、参加してくださいということを逆に呼びかけていただくようなことであれば非常にいいかなと。
○増田委員
わかりました。
○沼尾委員長
ありがとうございます。
あと、報告をいただきつつ、この支援制度を通じた補助・助成の効果をはかると同時に、そこから色々な人と人との交流、ネットワークを広げていって、新たな人の参加を期待するという、何か色々な効果を期待した会を起こすわけですね。
○星崎水源環境保全担当課長
そうです。
○沼尾委員長
つまり、応募の段階で、そういったところにも参加していただくことが要件ですということをうたっていくということですか。
○星崎水源環境保全担当課長
ここに具体的に「県民フォーラムと連携し」ということを書かせていただきましたけれども、気持ちとしてはそのような中で一緒になってできればいいかなということです。
○沼尾委員長
そうですね。
○増田委員
この募集というか、応募する団体、NPOとかがホームページを持っていて、そういうのがこういうものを公開すると、だれでも見られるような形になるわけですね。今の進捗状況はこんなものですといったものも、我々も現場になかなか行けない場合もあるじゃないですか。そのようなものもやれるような団体であると良いような気がしています。
○星崎水源環境保全担当課長
義務づけはできないけれども、やってくれればと……。ホームページをつくれる技術を持っている人がいればいいんですが、こちらで望んでいるものと、NPOへの負担があるので、バランスよく考えないといけないと思っています。
○沼尾委員長
前回いただいている資料と大きく変わっている点が、経過報告に関してチェックを誰がするかというときに、前回のものは、モニターチームというのを表向きに出していましたがどうでしょうか。
○星崎水源環境保全担当課長
前回は大きく出していましたが、県民会議に諮っているものでもございませんので。
○沼尾委員長
今回は、「専門委員会とは別に県民会議により現地調査等を行い、事業のチェックをすることも考えられる」ということで、まずその専門委員会が現地に行くのだというのがあって、それ以外の方法として県民会議でだれか行くという方法もあるということでしょうか。
○星崎水源環境保全担当課長
そういう意味ではございません。
基本的に専門委員会が現地に行って、例えば20、30あるものを全部見るなどということは、物理的にはできないと思っております。ですから、ある意味、書類で私どもの方が補助事業体としてチェックをするのは当然の話でございますので、それはやらせていただく。その中で、場合によっては皆さんに見ていただく。県民会議としても予算の使い方としてチェックしていかなければいけないという部分がありますので、例えば事業モニターというものを今度新しく作ろうとしておりますけれども、それも一つの事業のチェックという意味では同列に言ってもいいのかなというのがありますので、そういったご提案を今度の県民会議のときにさせていただければと思っています。それは県民会議で決めていただければと思っております。
○沼尾委員長
「例えば事業モニターチームなど」といったことも入れない方がいいですか。
○星崎水源環境保全担当課長
結構ですけれども。専門委員会から強いご要請があったということであれば、それはそのようにいたします。
○沼尾委員長
そのあたりはどうでしょうか。もう少し県民会議の中でどういう形でやっていくかということは話し合えばいいということで、特に例示は入れないまま提案として出しましょうか。
○福江委員
前回には入っていたのではないでしょうか。
○沼尾委員長
入っていた。
○福江委員
例えば県民会議の有志、あるいはメンバーでチームをつくって、そこが事業をチェックする。モニタリングということではなくて、例えば取材とかリポートとかというやわらかい言葉で、その現地を見て、それを最終報告の会で当該のNPOだけが発表するだけではなくて、その取材リポートのチームも、「確かにこの報告のようでしたけれども、実際はもっとよかったです」といった補強的な意見で、あわせて最終報告の中でそういう取材リポートの結果も発表してもらうという形があってもおもしろいのではないか。つまり、関係者だけが集まる最終報告ではなくて、例えば興味がある一般の人も参加して一緒に聞けるみたいな、何かそういう魅力のある最終報告の集まりの場にしていくと、そのように演出として色々考えた方がいいのではないのかなという気がする。
○沼尾委員長
今の福江委員のお話は、経過報告と最終報告というときに、最終報告でということですか。
○福江委員
経過報告というのは、県民会議等で集まった場で適宜おやりになるでしょうけれども、あわせて最終報告の中でも、必要であれば、希望があればできるということにしておいた方がいいと思う。必ずしも、それを義務づけるといったものではなくて、県民会議のチームないし、有志が見てきたものを私たちに発表したいということであれば、それも可能であるといった仕組みにしておいた方がいいのではないか。
○沼尾委員長
どこかの場で第三者、当事者以外の人たちのチェックした目でのプレゼンテーションを行うようにするということですか。
○福江委員
そうすると、成果を発表するNPOが自ら発表するだけではなく、他から検証を受ける感覚になるのではないかと。
○星崎水源環境保全担当課長
その方が非常に厚みのある発表になる。
○沼尾委員長
それを最終報告会の場でもいいし、例えば県民会議の場で経過報告をするのであれば、その場でもう一つ入れていただくということでも構わないです。わかりました。そのあたりの内容を盛り込んだ形で県民会議の方にお諮りするということでいいかと思います。事務局、いかがですか。
○星崎水源環境保全担当課長
結構だと思います。
○沼尾委員長
それでは、オブザーバーの方からよろしければご発言いただければと思います。
○オブザーバー(石村委員)
先ほど学生の環境関連のお話がありました。そこは私どもが1年間育てたグループなんです。そのグループをこの間、全国大会に出したところ、全部で約70校、国内から若い人が集まって、その中で2位になった。初めてだったんです。そうしたら、そのプレゼンテーションというか、ほかの大学のいろいろな提案が非常に小粒だった。ごみを拾いましょうとか、マイ箸を使いましょうとか、そのような非常に小粒だった中で、私どものグループの提案は、地球温暖化にかかわってくる、あるいは森林再生に関っていく、非常にグローバルな視点で自然をよく捉えているものでした。ですので、その大会のときに大きな反響を呼んだ。そうしましたら、1月の第3定例活動日に、方々の大学から私どもに見学に来たのです、そうしたら、その話が今度は、洞爺湖サミットで学生大会をやることにつながっていったものですから、私も周りをネットワークして巻き込む視点がもう少し取り入れられた方がいいかなという印象を受けました。
○沼尾委員長
今いただいたのは、経過報告なり最終報告をするときに、県内の参加者ということではなくて、ある程度そういうネットワークを通じて域外の方々にも参加していただけるような情報なり、広がりというものを図っていけるようなPRをやっていったらどうかということですか。
○オブザーバー(石村委員)
この中だけで議論するのではなくて、そういう意味で、どんどん発信していくような、そういうNPOの議論の仕方ですね。そのような発展性を、少しその指導の仕方を県の方にお願いしたら、おもしろいかなと思う。
○沼尾委員長
県の方にお願いするということでございますが一つは、それぞれのNPOが、ホームページなどによるPRをやっていくということもあるでしょう。
○星崎水源環境保全担当課長
行政側とすれば、当然補助を受けられている団体のPRというのは大変重視しておりますし、できれば補助を受けられる団体が、そこに書いてあるように発展性という意味合いで、非常にオープンな形で色々な方も入ってきてもいいよといったところを選んでいただければ、私どもの方としても、そういう所とリンクにリンクをつなげたり、啓発していきたいと思います。
それと、事業報告会を利用するということです。
○沼尾委員長
何年か前に水源環境税の議論が盛んだったときに、全国でそういう森林保全とか水資源環境保全のためのいろいろな取り組みをやっている先駆的な地域の方を集めて神奈川県でシンポジウムをやったりしたことがあって、そこから本当に高知などの様々なところから参加をいただき、水源環境税の議論が深まった一つの契機になったというところもある。そういう意味ではまさに神奈川県は先端を行っていると思いますので、今度は施策の方でも、今いただいたようなご意見なども踏まえつつ、宣伝していけるような仕掛けというものをつくっていければと思います。ありがとうございます。
それから、あと残りはその報告及びスケジュールですが。
○オブザーバー(高橋弘二委員)
資料4で、補助事業の開始が、審査が終わってからになっておりますけれども、森林保全という自然を対象にしたこういう活動だと、4、5、6月の春先の事業がかなり多いといったことになると、補助対象が大分変わってくると思うので、その辺はいかがなのか。
○沼尾委員長
貴重なご指摘だと思う。この点に関していかがでしょうか。
○星崎水源環境保全担当課長
単年度予算なので、どうしようもない部分がある。
しかし一つは、県の予算がなければできないということではないと私どもは思っていますので、要するに県の補助をさせていただく支出の部分がなくなってからやらせていただくような格好になる。当然決定事業という格好になるのかなと思っております。
○オブザーバー(高橋弘二委員)
補助によっては遡ってという対象の助成金もありますので、そういうことができればと思ったのですが。
○沼尾委員長
そこはいかがですか。
○星崎水源環境保全担当課長
難しい。
ただし、先ほど申しましたように、継続的な部分については事業報告会というような格好になっているので、あわせて審査をしていくということは可能なのかなと思っていまして、そういうことができれば、継続の部分だけでも早く指定できる可能性はあると思います。
○沼尾委員長
今、オブザーバーの方からの意見については、事務局もこのたたき台をつくるあたりで相当苦労されたところで、特に色々な都市部の人を連れてきて何かやるのはゴールデンウィークの時期なので5月の初めに補助が出ないというのはなかなか厳しいのではないか、そのあたりも苦労して考えられていると思うのですけれども、どうしても初年度、今回だけは事業のスタートなので、様子を見ながらやっていかざるを得ないのではないかということになった。けれども、その次の21年度以降は、できるだけ早くその事業に対して補助が開始できるように前倒しで審査をやって、5月の稲が育っているころには既に事業を開始できるようなスケジュール管理で考えられないかといったことで、こういうスケジュール案をつくってくださっているということで、ご指摘は本当におっしゃるとおりですけれども、よろしければ初年度はこういう方向で考えられればということです。よろしいですね。どうも貴重なご意見をありがとうございました。
それで、私の方で気になっているのが、これは事業が3種類あるわけですが、調査研究活動が初年度の7月に始まって1月に事業報告会というときに、研究の場合には成果が出て何ぼということで、それが形になっていなければいけないわけです。それが、1月の事業報告の段階で形にできるかという、その「期間」の問題というのはかなりタイトだなという感じがしている。報告会というところで具体的な、こちらの特別対策事業の市民版というのはその都度その都度活動していく、普及啓発・教育の場合にも、これは現地に行ってということだと思うのですけれども、調査研究活動に対して1月の時点で報告できるものまでということは、スケジュール的に少し厳しいと思う。どういうものまでの提出をここで求めるのかというのが若干疑問です。
○新堀委員
そうですね。これは大変難しいですね。これは本当に難しいと思いますね。
○星崎水源環境保全担当課長
私どもの方は、これとは別個に、3月が終わった時点で一斉に報告書というのを求めます。ですから、逆に言うと、NPOさんからすると手間が多いというふうなご批判もあるかもしれない。
○沼尾委員長
つまり、1月に報告会をやった後、2月、3月に行われた活動の部分も含めて報告するということですね。
○星崎水源環境保全担当課長
はい、年間の精算行為をしなければいけないので、実際にどれだけお金を使ったのかどうかという、これはシビアに見させていただくので。
○沼尾委員長
もちろんそうですね。
○星崎水源環境保全担当課長
事業がどのようにいっていますよというのは、こういうところで発表していただいて出していただきたいなと思いますけれども、実際にお金を会計処理してやっているかどうかというのは、全て県の専任的なところになるから、報告会でこんなに使いましたという話はないと思う。
○星崎水源環境保全担当課長
先生のご質問である調査のレポートみたいなものはまだ無理ですねということになる。時期的にはその辺から多分書き始めるのであろう。けれども、やっていることやどんな調査によるかといったことを中間報告してもらうかもしれない。
○沼尾委員長
なるほど、なるほど。何かそのあたりが、つまりこれですと、最終報告についてこの報告会を1月か2月の頭ぐらいにかけて実施すると。これはこれでそのPR効果もあるものですし、ぜひともやるべきだと思うけれども、例えばその後に何か実施する事業内容というのもあるのではないかという時に、結局年度末の段階で別途その報告書というのでしょうか、何かそれを書類として提出しなければいけないということは、もう一段階入ってくることになるということですか。
○星崎水源環境保全担当課長
そうです。
○沼尾委員長
だとすると、それはどこかに記載しておかなくても大丈夫なのかというのが気になりますけれども、どうしましょうか。
○星崎水源環境保全担当課長
それは要綱上にはもちろん書かせていただきます。報告書の方では、余り煩雑になってしまうので、こちらの概要の方には書きませんでしたが、例えば申請書の様式は誰が決めるのかというと、これは県が決めることだと思いますので、あと募集の仕方をどうするのかというのは、いわゆる県が補助事業を決定するに当たって必要最低限のものは私どもの方でやらせていただきますということは少し書かせていただいています。これは県がやってくれる。そういう意味でも、皆さんのところに意見反映表というのがあるかと思いますが、まず最初に出てくる「募集方法等について」というところの対応のところはみんな「―」で書いてありますけれども、この「―」の意味は、意見を踏まえまして、私どもの方でこの書式とかそういったものはつくらせていただく。
○沼尾委員長
参考資料1ですね。
○星崎水源環境保全担当課長
はい。ということを考えております。
○新堀委員
私が一番心配しているのは、調査研究の場合は、単年度ではどうしようもないようなものがあるかもしれないことです。対象が大きいから、これはどういうものが出てくるかわかりませんけれども、ものによっては単年度ではどうにもならないというような状況が起こる可能性もあるのです。
○星崎水源環境保全担当課長
補助事業的には、それに対してどれだけの金額を使ったかということがわかればいい。
評価という話になってしまうと、これはまたかなり違った意味になる。
○新堀委員
だから、どういう調査かわからないけれども、そこは非常にいい調査をやったと、しかしその評価は単年度ではできないという状況が起こり得る可能性は十分あると思う。
○星崎水源環境保全担当課長
そうですね。申請は単年度でも、2年ぐらいの期間を要するものはあるのと思う。おっしゃるとおり、調査は特にそうであろう。
○新堀委員
ええ、どうしても2年はかかりますね。特に先ほどお話があったように、春先の問題が非常にかかわってくるようなものもあって、初年度は何もできないと。2年度だけでやらなければならないようなものも起こってくる可能性があるかもしれない。
○沼尾委員長
そのあたりは、審査の際に、大体いつごろの時期にどういう形のものになるのかとか、継続される可能性が高いのかといったことも含めて、ある程度確認するということでよいか。
○新堀委員
そう、その辺はよく議論しておいた方がいいですね。
○沼尾委員長
評価につながるような形で枠組みを事前の審査のときに把握しておくということになると思います。
○星崎水源環境保全担当課長
もしも、計画だけで、実際に調査はやらないけれども、これは2年間かけて交渉する、打診するというお話であれば、私どもは計画だけで、そこのところは考えておきますというような話でも、これはもうしっかり使っていただいて、経費もかかっているということであれば、それはそれでできると思います。
○沼尾委員長
今のお話をまとめると、3の内容に(1)、(2)とあるけれども、(2)を「最終報告」という名前にしない方がいいのではないか。今思いつきました。どうでしょうか。
○福江委員
そうですね。
○沼尾委員長
何かこれで最後という印象なので、どうしましょうか。これはむしろ事業報告会の開催といった位置づけであれば、「事業報告会について」ということでも構わないかと思いますけれども、その中に年度末に最終報告書があるという、そこがわかるような形にしていただけないか。これですと、2月、3月はもう何もできないのかなと誤解されてしまってもいけないので。
○星崎水源環境保全担当課長
そうですね。
○福江委員
それと、事業報告書ですけれども、それぞれのNPOがそれぞれの創意工夫で報告書をつくるのか、あるいはある程度一定の書式というか項目をあらかじめ設けるのかという点だと思うけれども、応募とか申請は当然一定の書式とか項目はできますよね。けれども、私は、経過の報告書もある程度一定の書式とか項目を設定しておいた方がいいのではないかなという気がする。というのは、例えば活動内容と決算の報告はあるけれども自己評価はないとか、活動内容と自己評価はしてきたけれども決算を見たら内容が全然書かれていないとか、そのような欠落があったりすると問題でしょう。
○星崎水源環境保全担当課長
私どもの方で最終的な精算をするに当たっての実績報告書そのものは、要綱上に全部書式を記載するつもりです。
○福江委員
書くわけですか。
○星崎水源環境保全担当課長
入れないと、補助要綱として整いませんので、それはやらせていただきます。ただ、この中間的というか、最終的というか、年間報告については、そこまでやる必要があるかどうかということをご議論いただく機会もあるのではないかということで、まだ時間はありますので、こんな格好である意味で限定した形で報告してくださいと、これは始まってからでもいいのかなという感じがしますがいかがでしょう。
○新堀委員
これは走りながらでいい。
○福江委員
書式は要らないけれども、報告は必要である。
○星崎水源環境保全担当課長
それはやらせていただきます。
普通は、書式を作って、それに色々なものを付けたければ付けるということです。
○福江委員
それがあった方が報告書を作りやすいです。
○新堀委員
そう、最低限の要件だけは作っておくと作りやすい。
○沼尾委員長
そのほかはいかがでしょうか。ほかにはよろしいですか。
○増田委員
2の(2)の方法で、これは一つの例でしょうけれども、「県民フォーラムと連携」というのは、要するに今年度は3回、残り1回ですが、それと4月以降に2回やるわけですね。それを想定しているのですか。
○星崎水源環境保全担当課長
そうですね。この1月、2月ぐらいにこんな格好のフォーラムみたいなものをやったらどうかというお話です。だから、それを県民フォーラムというような形でやるのか。フォーラムとしてやるのか、やり方については議論が当然多分出てくるはずなので、そういうのも考えながらということで、一つの話としてはこんなこともあるという意味です。
○沼尾委員長
これは何か言い方を変えた方がいいですね。
○星崎水源環境保全担当課長
それは決めてしまっているような感じの言い方になると不適切ですので、それはいろいろ、フォーラムをどうやるかというご議論の中の一つの選択肢程度の意味で記載したい。
○沼尾委員長
わかりました。
○増田委員
「例えば県民フォーラムなど」と。
○星崎水源環境保全担当課長
こういうことをやるけれども、それは「フォーラム」と言うのか、まずは年間報告部会みたいな格好でやらせてもらって、それを来年、その次ぐらいに、どんな格好でやっていくかはもう一回検討させてもらえればいいのかなということです。
○増田委員
例えば年間で県民会議の拡大の、県民会議委員だけではなくて一般県民も参加する。これは横浜国大でやっているのですが、経過報告みたいなもので、どなたでも来られるような形式で、そういうのも一つの手段かなと思います。
○星崎水源環境保全担当課長
これはもちろんそういうことです。
○増田委員
そうですか。しつこいようですけれども、「県民フォーラム」というのがちょっとひっかかる。他の言い回し方があるのではないか。
○星崎水源環境保全担当課長
ここはちょっと表現を変えます。
○沼尾委員長
それから、これをどういう場でやっていくかというのは、県民会議の方で一度きちんと話し合いをしていく必要はありますよね。それは次回の県民会議に報告するときに、ではこのあたりをどのようにしていくかということは県民会議の中で考えてほしいということで報告すると。
○星崎水源環境保全担当課長
少なくともこういうことはやりますということで出させていただく。
○沼尾委員長
わかりました。そのほかはいかがでしょうか。
そうしましたら、では資料1から資料4についてはそういうことですけれども、ここに今日ご検討いただいた内容を踏まえて、この委員会として県民会議に報告する、その報告文の案を事務局の方で作成していただいております。特に資料番号がついているものではなくて、「水源環境保全・再生に係る市民事業等支援制度について」というタイトルのものです。では、これについてご説明をお願いいたします。
○星崎水源環境保全担当課長
2月14日の県民会議でこちらの委員会としてご報告していただいて、専門委員会のご承認をいただければ、県民会議へご報告いただくという想定でございます。
前回、中間報告ということで1ページから6ページまで、それから一番最後の10ページの平成20年度以降の検討事項等については、既にご報告いただいてございます。それから、募集方法等について、さまざまな意見をパッケージにして入れ込んでございます。今回ご審議いただきましたので、そういうものを踏まえまして整理すると、こういう形になるということでございます。ということで、分量が若干ありますので、また読んでいただきまして、ご回答といいますか、皆さん方からご意見をいただければ、その状況に応じて委員長にご相談させていただくということで整理させてもらえればと考えております。
○沼尾委員長
ありがとうございます。
そうすると、この7ページのところからが、こちらのたたき台になっているものを文書の形で整理してくださっているということだと思う。ただ、本日、これまで検討されてきたところと若干調整していく必要がある部分については、それに応じた形で文言の修正をしていただくということです。
○星崎水源環境保全担当課長
はい。
○沼尾委員長
そうすると、10ページのところで、これは先ほどの件ですけれども、これだと、最後の実績報告書は精算事務のみという書きぶりになると、ではここら辺もあわせて調整していただけるということになります。
○星崎水源環境保全担当課長
これは実績報告を私どもの方にいただく部分ですので、これはもう県の所管になりますので、私どもの方でやらせていただければと思います。
○沼尾委員長
成果報告について、中間段階の報告と、年明けの1月ごろに行う報告会と、3月末と、つまり3段階報告をするわけですね。それに対応した形でここの部分も修正していただけるということでよろしいでしょうか。
○星崎水源環境保全担当課長
さっきの部分ですね。ですから、多分アはいいとして、イは、「年間報告」というとちょっと誤解があるから「事業報告」とするとか、そういう話ですか。
○沼尾委員長
要するに、12月段階の事業報告会と、3月末の事業報告というものとにするわけですか。
○星崎水源環境保全担当課長
ええ。だから、実績報告というのは3月末だと。
○沼尾委員長
ただ、ここで書いてある実績報告というのは、精算事務に関することのみしか記述されていないので、例えば1月のここで書いてある「年間報告」以降に行っている活動ないしは成果というものもあり得るだろう。それも踏まえた形での最終的な年度末の成果報告の文書というのを出して、つまり3段階の報告を必要とするということにするということでよろしいですか。
○星崎水源環境保全担当課長
そういう意味では精算事務だけです。
○沼尾委員長
そこはどうですか。逆にNPOの方からすると、そんな3回もやるのは大変ということになるのではないか。
○星崎水源環境保全担当課長
事業経営については年間報告でさせていただいた書式と同じようなものにして、2月、3月にやっているものから特に追加されるものなら、こちらで書いてくると。私の方でも、この年間報告会のときにその精算報告のやり方自身も、相談窓口のようなものを設けさせてもらって、ではこのように書いてくださいといったことをきめ細かくやりたいと考えております。
○沼尾委員長
そうすると、できるだけそこはNPOの方の負担が増えないような形で行いたいということですね。わかりました。では、お願いいたします。
それでは、そのほかは、これを後でご覧いただいて、何かここは直した方がいいのではないかといった、表現で気になる点がございましたら、事務局の方にメールまたは電話、ファクス等でご連絡いただくということで、最終的な文言の修正その他は事務局と委員長とに一任していただいてよろしいでしょうか。
○各委員
了承
○沼尾委員長
ありがとうございます。それでは他に何かございますでしょうか。
○星崎水源環境保全担当課長
今日のご意見を反映した部分はわかるようにして、できるだけ早く出させていただくようにします。基本は変えないつもりでございますので、早めに出来ると思います。それともう一つ、ご承知おきいただきたいのが、前段のところで、県の方で要件に外れている、外れていないという話は今でも当然ありますといった部分ですけれども、その一つの中に、例えばNPO協働事業推進室の方でやっている協働事業的なものですとか、それから先生の方で丹沢大山などの、例えば県が負担金を出して、一緒になって県が主体的な構成員になっているものとか、今の協働事業というのはある意味分割ができないような格好ですので、会の運営そのものも協働でやっているものとか、それから秦野市がそうですけれども、この特別な個人県民税の超過課税を財源としている交付金を使って市に私どもの方が助成させていただいている。その助成を使ってNPOさんの方にお金を出されているようなものがありますので、そういった二重に県が支給しているようなパターンにつきましては調査させていただいて、落とさせていただく、ないしはNPOさんの方にはそういうことでご理解をしていただきますといったことを考えてございます。そういったところをご承知おきいただきたいと思います。
○沼尾委員長
それでは、本日せっかくオブザーバー参加という形でお越しいただいておりますので、もし何かございましたらお願いします。
○オブザーバー(天内委員)
この調査研究活動というのは、ほかのものとは違って、実績というのはなかなか上げにくい。実は私の仲間で水質その他の新しいものをやりたいなという声があるのですが、例えばそういったものをやって多くの途中経過といったものでできるような形もあるのかなと、ちょっと近づけてやりたいなと思うのですが、問題は予算が半額までの補助ですので、またいろいろな問題も出てくるかなと思って聞いておりました。
○沼尾委員長
そうおっしゃらずに、仲間の方にお話してみてください。ありがとうございました。
○オブザーバー(真覚委員)
伺って大体わかりましたけれども、既に活動されているNPOがこの支援対象の主体だと思う。広がりを考えると、これからいろいろ県の事業計画とか支援計画で、これから新参としてやりたいという人をどのぐらい吸収できるか。これは当年度だけではなくて次年度以降につながるので、そういう意味では、県全体というと、自分の地域からもうちょっと広がるので、なかなかこの参加申し入れの規模が大きいかと感じた。なぜそんなことを感じたかというと、この前たまたま秦野の方へ伺って、秦野市のいわゆる環境の事業をいろいろ伺ったり、ホームページを読むと、自分の身の回りの緑とか山の保全ということは非常に実感として市民の方々に賛同を得られて、したがって積極的に参加されているということです。ところが、よく言われる横浜とか川崎でグラウンドを持たないところの地域の方がこういう支援事業に応募するような仕組みは何かできるだろうかと。その辺はちょっと話を聞くと、直接のあれではないんですけれども、広がりを考えると、その環境の真っただ中ではないけれども、神奈川県でやる中で、もっと広く参画を仰げばいいのではないか。何かこういう事業のPRとか窓口にしても、県に近いか、あるいは市町村も含めて窓口を拡大しても、地元の人に受け入れられやすいのではないかと感じましたので、ちょっと感覚的な話ですけれども、そういうイメージです。
○沼尾委員長
このPRについては市町村にもいろいろご協力をお願いしているわけですね。
○新堀委員
いや、本当に横浜市民や川崎市民が水源環境をどのぐらい重大視しているかということが一番ポイントなんです。だから、前から言っているように、横浜市民の感覚というのは非常に偏っている。それを何とかこの事業を通じて改めさせることをしなければいけないと思うので、横浜市内のPRも相当やっていただいた方がいいように思いますね。横浜市は別として、市民にわからせる。
○沼尾委員長
できるだけ多くの人に参加してもらって、ぜひ効果が上がるように頑張ってやっていきたいと思いますが。
どうもありがとうございました。
あとはよろしいですか。はい。どうも貴重なご意見を大変ありがとうございました。
それでは、皆様にご協力いただきまして今日のたたき台で、議論のあった点を若干修正させていただいたものを次回の県民会議にかけさせていただきたいと思います。
では、本日の第6回市民事業等審査専門委員会はこれで終了させていただきます。どうもありがとうございました。
【以上】
資料1 市民事業等支援制度における対象事業の選考について(たたき台)
資料2 市民事業等支援制度に係る選考基準について(たたき台)
このページの所管所属は環境農政局 緑政部水源環境保全課です。