更新日:2020年7月29日

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第1回水源環境保全・再生かながわ県民会議 審議結果

審議(会議)結果

次の審議会等を下記のとおり開催した。

審議会等名称

第1回水源環境保全・再生かながわ県民会議

開催日時

平成19年5月16日(水曜日)10時00分から11時55分

開催場所

かながわ県民センター 2階ホール

出席者【座長・副座長等】

金澤 史男【座長】、新堀 豊彦【副座長】

淺枝 隆、天内 康夫、天野 望、石村 黄仁、片山 幸男、加山 俊夫(代理出席)、久保田 英賢、倉橋 満知子、木平 勇吉、坂本 勝津雄、瀬戸 孝夫、高橋 弘二、高橋 二三代、田中 充、沼尾 波子、萩原 なつ子、蓮場 良之、長谷川 朝惠、福江 裕幸、古米 弘明、牧島 信一、真覚 邦彦、増田 清美、柳川 三郎、横田 和浩、吉村 妙子

次回開催予定日

 

所属名、担当者名

土地水資源対策課、担当者名 金井、霜島

電話番号 045-210-3106

掲載形式

  • 議事録

審議(会議)経過

(高橋土地水資源対策課副課長)
皆様、おはようございます。開会前に、皆様にお願い申し上げます。
本日の会議は、あらかじめご案内いたしましたとおり、公開で開催させていただいておりますので、ご了承ください。
また、報道関係の方や県職員が、審議の妨げにならない範囲で、写真等の撮影をさせていただくことになろうかと思いますが、あらかじめご了解いただきたいと存じます。なお、県職員が撮影した写真は、広報場面で活用させていただくことがありますので、よろしくお願いいたします。
ただ今から、水源環境保全・再生かながわ県民会議を開会いたします。
開会に当たりまして、松沢知事から、ごあいさつ申し上げます。

1 知事挨拶
(知事)
皆さん、おはようございます。県知事の松沢成文でございます。
このたびは、「水源環境保全・再生かながわ県民会議」の委員を皆さんにお引き受けいただきまして、誠にありがとうございます。有識者の皆さん、そして関係団体の皆さん、あるいはNPO・県民代表の皆さん、ほんとにすばらしい委員の皆さんにご参集いただけましたことを県知事としてもありがたく思っておりまして、心から感謝申し上げます。また、本日はお忙しい中、1回目の県民会議にご出席いただきまして誠にありがとうございます。
さて、この神奈川県では、豊かな水を育む森林や清らかな水源を保全・再生するための総合的な取組を継続的に進めていくために、平成17年11月に「水源環境保全・再生施策大綱」と「水源環境保全・再生実行5か年計画」を策定いたしました。そして、いよいよ本年度から県民の皆さんにご負担いただく新たな財源を活用して、具体的な施策を実施する運びとなりました。
さて、この水源環境保全・再生の取組には、大きく分けて3つの柱がございます。
まず1つめの柱は「計画」であります。
水源環境保全・再生の計画は、20年間の取組全体を示す「かながわ水源環境保全・再生施策大綱」と、最初の5年間に具体的に取り組む「実行5か年計画」の二つによって構成されております。「実行5か年計画」には、平成19年度から23年度までの5年間に充実・強化して取り組む対策として、水源環境保全・再生に直接的な効果が見込まれるものを中心に、12の事業を位置付けて、それぞれ目標を掲げて計画的な取組を推進することといたしました。
2つめの柱は「税制」であります。
これら12の事業の実施には、新たに年間約38億円の財源が必要となります。そこで、この財源を安定的・継続的に確保するために水を利用される県民の皆さんに広くご負担をいただきたいと考え、個人県民税に上乗せをする超過課税をお願いいたしました。
そして、3つめの柱が「県民参加」でございます。
平成12年5月に神奈川県地方税制等研究会から生活環境税制に関する提言が出されて以来、「参加型税制」という新たな考え方に則って、施策や税をつくるプロセスの様々な場面において県民の皆さんにご参加いただきました。今後、計画に位置づけた施策を推進していく過程でも、県民の皆さんのご意見を反映していくことが大変重要だと考えております。こうした観点から、県民参加の新たな仕組みとして、この「水源環境保全・再生かながわ県民会議」を設置させていただいたところでございます。
この県民会議の委員には、水源環境保全・再生に関する知識や経験をお持ちの有識者の方々や、施策と関係の深い団体、さらに地域及びNPO等活動グループの代表として公募により選ばれた方々、あわせて30名の皆さんにご就任いただきました。
今後、委員の皆さんには、施策の実施状況の点検・評価や、県民の皆さんにわかりやすく情報提供する方法などについてご議論いただきたいと考えております。そして委員並びに県民の皆さんから頂戴したご意見を事業の見直しやさらなる施策の展開に反映させてまいりたいと考えております。
水源環境保全・再生に向けた取組をさらに実りあるものとするために、できるだけ多くの県民の皆さんにご参加いただきながら進めてまいりたいと考えておりますので、県民会議委員の皆さんには活発なご議論を賜りますようよろしくお願いを申し上げます。
最後に、去る4月の選挙で私は2期目のご信任をいただき、今後4年間、再び県知事を務めさせていただくこととなりました。そのときに県民の皆さんと約束したマニフェストの中に「神奈川力」を全開していこうではないかというテーマを付けさせていただきました。
神奈川力とはなんぞや、とよく聞かれますが、私はふたつの要素を持っていると思っています。一つは「先進力」であります。日本で初めて新しい試みに挑戦して、それを成功させて全国に広め、国全体を変えていく。神奈川はまさしくこうした伝統を持っている地域であります。
もう一つは「協働力」です。それぞれ地域社会には企業もあれば団体もあればさまざまな県民もいらっしゃる。そして行政もあります。こうしたさまざまな主体がしっかりと協力し合って新しい公共サービス、新しい地域をつくっていく。この「協働力」です。すなわち、「神奈川力」イコール「先進力」プラス「協働力」なのであります。私はこう考えて公約を作らせていただきました。
さて、この水源環境保全・再生の施策を進めていくには、この新しい挑戦をやっていくという試みが必要でありまして、行政だけではなく、地域の皆さん、県民の皆さん、あるいは関係団体の皆さん、さらに企業の皆さんと協働してこれを成功させていくことが極めて重要だと考えております。
今日は1回目の県民会議であります。神奈川ならではの新しい、水を守り、山を守るための施策の実現に向けて「先進力」と「協働力」をもって、皆さんのお力をお貸しいただきますよう心からお願い申し上げまして、冒頭のあいさつとさせていただきます。皆さん、今後ともよろしくお願いいたします。

(高橋土地水資源対策課副課長)
それでは、次第に則り進めさせていただきます。
この県民会議の委員の皆様でございますが、お手元にお配りしてあります委員名簿のとおりでございます。
本日は、ご都合により、名簿の有識者の欄の下から3人目の東京情報大学の原委員と、関係団体欄の4人目の連合神奈川の久保田政宏委員がご欠席でございます。
また、関係団体の欄の2人目、神奈川県市長会の加山委員が、やはりご都合によりご欠席ですが、代理として、相模原市の森環境対策課長さんにご陪席いただいております。
それでは、本日の会議は、第1回目の会議でございますので、議事に入ります前に、委員の皆様から自己紹介をお願いします。
時間の関係もございますので、大変恐縮ではございますが、簡潔に、お名前等をおっしゃっていただければと存じます。
名簿の順で、淺枝委員からお願いできますでしょうか。

2 委員自己紹介

―各委員自己紹介―

(高橋土地水資源対策課副課長)
どうもありがとうございました。
大変恐縮ですが、知事は、このあと所要がございますので、ここで退席させていただきます。

―知事退席―

本日、出席しております県の職員でございますが、古尾谷企画部長以下、お手元の県職員出席者名簿のとおりでございますので、紹介は省略させていただきますので、よろしくお願いいたします。
それでは、議事に入らせていただきます。


3 議題
(1)会議の運営について
(高橋土地水資源対策課副課長)
<資料1に基づき「水源環境保全・再生かながわ県民会議設置要綱」について説明>

ア 座長、副座長の選出について
(高橋土地水資源対策課副課長)
まず、この県民会議の「座長」をお決めいただきたいと思います。
ただ今説明いたしましたとおり、設置要綱では、互選により座長を選任していただくこととしておりますが、いかがでしょうか。

(木平委員)
座長といたしまして、これまでの長い経験及び深い見識を考慮いたしまして、私は金澤委員が適任ではないかと思い、推薦いたします。

(高橋土地水資源対策課副課長)
ほかにございますでしょうか。
今のところ、一名の方のご推薦をいただいたところでございました。このような形で進めさせていただくことについて、皆様、ご異議ございますでしょうか。

(複数の委員)
異議なし

(高橋土地水資源対策課副課長)
それでは大変恐縮ではございますが、金澤委員には座長として、席の方にお移りいただきたいと思います。
それでは、ただいまから座長に進行をお願いいたします。ご挨拶をいただいた上で、以降の進行の方をよろしくお願いいたします。

(金澤座長)
座長に選んでいただきました金澤でございます。
先ほど申し上げましたように、2000年4月に地方分権一括法が施行され、その少し前から神奈川県では先駆的に新しい仕組みをどう生かしていくかという検討を、神野直彦東京大学教授が座長を務める委員会のもとで検討し、その中で生活に非常に密着した水と大気をいかに良くしていくのかということに、税という方策・政策を活用できないかという検討を始めたのがきっかけでございました。私は税の方から関わっていったわけですが、それより以前から県民のみなさんがいろいろな形で川・流域・水・丹沢大山の保全などということに取り組んでいらっしゃいまして、この地方分権の仕組みがドッキングしてこのような形で結実したのではないかと思っております。
知事もおっしゃっておりましたが、この取組は7年間くらいやったわけですが、その間、この3月までにわかっているだけで24県で森林の環境を守るための新しい仕組みができております。森林環境税です。24県は47都道府県の過半数ということでして、ある意味で先端を走っているのが神奈川県なのかなと思っております。そういう意味では全国的にも注目されておりますし、世界的にもこういう形で住民が自ら負担しながら、それがきちんと使われているかどうかチェックしていこうと、そのためには当然、行政もそれ自身が努力する、議会もチェックするというわけですけれども、それだけではなくて、新しい試みとして、チェックする活動を活性化するためのこういう県民会議のような仕組みができたということは、世界的にも注目される取組かと思っております。そういう大切な仕事だということを重く肝に銘じてこれからやって行きたいと思っております。ご協力のほど、よろしくお願いいたします。
それでは、「副座長」の選出でございますが、設置要綱第4条第2項に座長の指名とございますが、私の方から指名させていただき、皆様のご了承をいただければ幸いでございます。
私といたしましては、神奈川県の水源環境、森林保全等にこの間、長く携わってこられた神奈川県自然保護協会理事長の新堀委員にお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。

(複数の委員)
異議なし。

イ 会議の公開について
(金澤座長)
続きまして、会議の公開についてでございます。
すでに、事務局からご案内がございましたが、改めて県民会議として会議の公開のあり方について、確認していきたいと思います。
事務局から説明をお願いします。

(佐藤水源環境保全担当課長)
<資料3に基づき説明>

(金澤座長)
県民会議自身の趣旨が、県民参加をいろいろな形で保障していくというものでございますので、原則公開でよろしいのではないかと思いますが、よろしいですか。

(複数の委員)
異議なし。

(金澤座長)
それでは、そのようにさせていただきます。
ただし、個人情報など、ことの性質上公開できない場合もあると書いてございますので、その場合には、その都度皆さんにお諮りしながら決めていきたいと思いますので、よろしくお願いします。

ウ 専門委員会の設置について
(金澤座長)
続きまして、専門委員会の設置についてでございます。
この件につきましては、この1年間、水源環境保全・再生に係る有識者懇談会というところで、私が座長をさせていただきましたが、いろいろ意見を申し上げて、それを踏まえながらいろいろな仕組みを県で考えていただいたと理解しております。結果としてどのような仕組みがよいのか、事務局から説明していただきます。

(佐藤水源環境保全担当課長)
<資料4に基づき説明>

(金澤座長)
先を急ぐあまり、副座長に選任された新堀委員のご挨拶を飛ばしてしまいました。どうぞ、ひと言ご挨拶をお願いいたします

(新堀副座長)
私は、前岡崎知事が生活環境税制専門部会を作られた時から関わって参りました。私自身は、生まれてからこの方、神奈川県の自然に親しんできたひとりでございます。特に、60年くらい丹沢大山に付き合って参りましたし、自然保護運動を始めて40年くらいになります。その意味でも、今回の県民会議に参加でき大変喜びを感じております。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

(金澤座長)
ありがとうございました。
それでは、議事に戻りますが、専門委員会の設置について、ご説明がございました。私も、いろいろと相談を受けて考えましたが、県民会議は30人の会議は、総会といった意味もあるのではないかと思います。各専門委員会で検討していただいたものをこの県民会議の場に出していただいく仕組みがいいのかなと考えております。ただ、これから作っていくものでありますので、皆さんの意見に基づいて、ブラッシュアップしていきたいと考えております。本日、最初の会議でございますし、皆さんに認めていただければ動き出しますので、ここで意見を言っていただければと思います。いかがでしょうか。よろしいでしょうか。

(複数委員)
はい。

(金澤座長)
それでは、設置要綱にありますように、専門委員会委員については、随時補充もしていきます。ただし、最初にやっていただく方を決めなければいけません。設置要綱には、座長が委員を指名するとありますが、私からお願いして、委員を事務局から推薦という形でご提案していただくことでよろしいでしょうか。

―事務局から、専門委員会委員(案)資料を各委員に配布―

(金澤座長)
それでは、事務局から説明をお願いいたします。

(佐藤水源環境保全担当課長)
今、資料をお手元にお配りさせていただきました。座長からお話いただきましたように、事務局の方でこういう形でいかがかということで、ご協議いただきたいと思います。施策調査専門委員会の方でございますけれども、記載させていただきました委員の皆様方、モニタリングあるいは情報提供といった分野で、それぞれ専門的な知見をお持ちということで、事務局としてはお願いさせていいただきたいと考えています。市民事業等審査専門委員会、先ほど申し上げましたように、市民事業支援につきましての制度作り、あるいは審査、こういったことにつきまして、ご検討いただくということでございます。こういった分野について、やはり専門的な知識、あるいはこういったことに関するご経験などをお持ちということで、記載の委員の皆様方にお願いできたらと考えております。

(金澤座長)
ありがとうございました。このようなご提案でございますけれどもいかがでしょうか。お認めいただけますでしょうか。

(倉橋委員)
この専門委員会というのは、この5名の方だけで行うという意味ですか。

(金澤座長)
出発はそういうことだと思います。

(倉橋委員)
出発ということは、これにほかの方達が加わっていくということですか。

(金澤座長)
加えることもできるという仕組みになっている。必要があれば加えていいということです。

(倉橋委員)
必要があればというと、必要であるかということは委員会で決めるということですか。

(金澤座長)
左様でございます。

(倉橋委員)
専門委員会は2つありますね。これを委員の方が5人ではちょっと少なすぎるのではないかという気がします。そのなかにやはりそれぞれのいろいろな有識者の方・専門家の方だとは思うのですが、もう少し一般県民がそこに入っていく、そういうものでないと意味がないのではないかと思うのですが。いかがでしょうか。

(金澤座長)
ただいまのようなご意見がありました。意味がないとは私は思わないのですが、より良くなるのではないかというご意見だと思いますが。いかがでしょうか。

(天野委員)
ひとつのご意見だと思いますけれども、いずれにしても初めてのケースでこの委員会が、したがって最初から専門委員の方々も何をどうするかということにつきましては、かなりこれから具体的に事務局を中心に進めていくことになるだろうし、当然必要に応じて専門委員会の委員が必要だということであれば、それはまた改めて決めたらいいという座長の提案でございますので、今日は一応こういうところで活動されたらいかがではないかと、私はそう思います。

(金澤座長)
ほかにいかがでしょうか

(高橋弘二委員)
専門委員会の2番目のNPO等が取り組む水源環境保全・再生に係る市民事業等への支援に関する検討ですけれども、専門委員のメンバーをみてもNPOから誰も入っていないのですね。そのへんは少し問題があると感じるのですが、いかがでしょうか。

(金澤座長)
いかがでしょうかということですが、ひとつこの準備の過程で私も考えていたわけですが、NPOのことについて議論するときに、事業を選定して、審査するということがあって、NPOの方のだれかが一人入る、二人入ると、そうすると入る人と入らない人の問題が出てくると考えました。あってはいけないだろということで、少し難しいところだと思うのです。では公平に、ここにいらっしゃる方でNPOに関係する人は、市民事業に関係することなので、みんな入るのがいいのかという問題ですよね。もちろん、私自身、全く入らない方がいいというわけではありませんので、いくつかの要素を考えあわせていかなければいけないということで申し上げたのですけれど、今日はですね、倉橋さん、それから高橋さんからそういうご意見が出ましたので、そのことを、今日はとりあえずこの委員で集まっていただいて、ご意見を専門委員会の中でまたご議論いただいて、どういう形で広げていくという方向を検討していただくと。どういう形で広げていったらよいのかについては、次回のこの県民会議でその検討結果を提案してもらうとこういうことでいかがでしょうか。

(牧島委員)
今、まさに専門委員会について案が出されたわけですけれども、他の事業詳細について説明をまだ受けておりません。当然、専門委員会は重要な要素なのでいまの段階でお出しになったと思いますが、まだ他にもあると思いますので、もう一度、当会議の終わりのときに、そのことをご確認いただければと思います。

(金澤座長)
いかがでしょうか。

(倉橋委員)
もうひとつですが、この専門委員会は公開ですか。

(金澤座長)
本会議に準ずるということですよね。

(佐藤水源環境保全担当課長)
そのとおりでございます。公開と考えております。

(金澤座長)
その件について、よろしゅうございますか。まだ、こういう形でやっていくのだというのが、今の段階では決まっているわけでないと思うのですね。むしろ、これから作っていくわけでございまして、専門委員会自身がどのように進めていくのかということもまず、このメンバーで一回目は考えていただいて、自分たちもこのメンバーでいいのかどうかも自己点検していただいて、ご提案をいただくというふうにして、内容を固めていきたいというように考えています。ここで事務局に確認しておきたいのですが、専門委員会で、例えば今年の前半に何か決めなければならないとかいうことはないですね。

(佐藤水源環境保全担当課長)
具体に何かをお決めいただくということは、おそらくないのではないかと思っています。

(天野委員)
大事なことは、この税制が生まれて、19年度から具体的に作業がいろいろなところで始まるわけですよね。ですから、その制度がどういうふうに生かされて、どういう効果を生んでいるのかということは、最低でも1年かからない限りは、結果的なものは生まれてこないわけですね。そういう意味で、今、座長が言われましたが、専門委員は専門委員で、これからの専門委員のあり方をそれぞれご議論いただきたいと思います。また必要に応じてそれぞれ専門委員会で意見を聞いてみると、もっともっと弾力的に色々なやり方があると思いますので、今日はまだなんにもスタートしていませんから、委員の構成だけは決めて、事業をやって、現場の事業を進めないことには何も進まないわけですから、法律を作るときの委員会と違いますので、実施した後の評価ですので、私は是非これでスタートだけでもした方がよいと思います。

(金澤座長)
いかがでしょうか。私自身の考えを少し述べさせていただけば、この県民会議というのは、多分日本でも初めての取組ですし、これからどういうふうにやっていくのかということをご相談しながら固めていきたいと思います。1回立ち上がれば、普通の委員会であればそれでいきますよということだと思うのですが、これから作っていくというところですので、そういうことをお含みしてご了解をいただければと思います。そんなことでよいでしょうか。
それではそれぞれの専門委員会で、まとめ役をとりあえずどなたにというのは専門委員会の中でよろしいですか。今日はお願いしなくてもよろしいのでしょうか?

(佐藤水源環境保全担当課長)
要綱では専門委員会の中で互選いただくということですので、第1回目の専門委員会の際、ご議論いただければと思います。

(金澤座長)
それでは専門委員の方々いちいちお名前は確認しませんけど、今日の名簿にある方々でスタートしていただくと。ただし、ここにいらっしゃる方々、今のご議論をお聞きでありますので、これを踏まえて、専門家だけでやっていいのか、公募の委員であるとか、NPOであるとか、入れていくのか、入れる場合どうしたらいいのかということも含めて、できれば次回その検討結果をお話しいただければというふうに思いますので、大変ですけれども、この10名の方よろしくお願いいたします。
それでは続きまして少し内容的なことに、限られた時間なのですけれども議論したいと思いますので、水源環境保全・再生施策の方に移らせていただきたいと思います。まず、計画・税制それから平成19年度の取組でございますけれども、事務局の方からご説明いただきたいと思います。

(2)水源環境保全・再生施策について
ア 計画・税制度及び平成19年度の取組について
(水田土地水資源対策課長)
<資料5に基づき説明。>

(金澤座長)
ありがとうございました。
この件に関して、質問がありますか。

(真覚委員)
今、ご説明いただいた資料5の中で、各事業の予算についてご説明がありましたが、1番の森林保全再生は、水源の森林づくり推進事業で、パートナー企業という形で一般企業を含めてかなり寄付があり、それが累積していると思われますが、この予算の関係はどのような位置づけとなっているのでしょうか。

(水田土地水資源対策課長)
所管の森林課長からご説明した方がよろしいかと思います。よろしいでしょうか。

(金澤座長)
では、お願いします。

(石黒森林課長)
今、ご指摘の事業でございますが、本県の水源の森林づくり事業は平成9年度からスタートさせていただいておりまして、企業等からのパートナー制度を作りまして、県と自主的な寄付とあわせて直接的なボランタリーな森林整備にその企業自身が取り組んでいただくことをセットにした取組を進めさせていただいております。この事業でいただいている企業からの寄付金につきましては、従来からの水源の森林づくり事業をベースとして、平成18年は19億弱で取り組んでおります。この部分の中の財源として、計上させていただいておりますので、今後とも、続けさせていただきたいと思っております。今回の新しい財源の部分につきましては、これにさらに取組を加速し、拡充をすると、その取組分の財源として、今ご覧いただいた資料5の2ページのところでございますけれども、水源の森林づくり事業全体で21億円と記載させていただいております。この分が新税分でございまして、従来の事業と合わせて、一般会計計上分を含めますと、34億円の事業で、平成19年度はスタートさせていただいているところでございます。

(倉橋委員)
今と関連するかと思うのですけれども、4の間伐材の搬出促進のところで、6,000?の搬出に対して、6,840万円とあります。今までも間伐材の搬出事業はやられていたと思うのですが、やはりこれも同じ状況で進めていくということでしょうか。

(石黒森林課長)
間伐材の搬出事業につきましては、平成17年度から実験的に2か年やらせていただいておりまして、今回、この新税の取組によりまして、実験的な取組から本格的な取組みに移行させることを予定しておりまして、今回、このご覧いただいた間伐材搬出促進事業については、新しく、従来の取組みを全面的に展開するという形ですすめさせていただくものございます。

(金澤座長)
他にありますか。

(高橋弘二委員)
9番の合併処理浄化槽整備の促進の中に、(2)個人設置型への補助を20基とありますが、何年間でダム水域の合併処理浄化槽を単独浄化槽から合併処理浄化槽にするから年間20基なのか。その辺をちょっと説明いただきたい。

(佐藤水源環境保全担当課長)
合併処理浄化槽についてのお尋ねでございました。19年度は、合併処理浄化槽の整備については、20基を予定しております。実行5か年計画全体で申しますと、300基を想定しております。それから、当面、5か年ということでございますので、それ以降も引き続き推進することで、できれば、大綱期間の20年間では、全体で、1,200基を整備していこうという計画となっております。
もうひとつ、ここで書かせていただいております取組は、従来整備を進めている通常型の合併処理浄化槽ではなくて、窒素、リンの負荷軽減ということで、ダム集水域につきましては、高度処理型を整備していこうと考えております。
初年度ということで、少し少なく20基ということでございますが、2年目以降、順次拡充してまいりたいと考えております。

(高橋弘二委員)
ここではなくてどこかにビジョンなどで、何年間でダム集水域の合併処理浄化槽を何%にするといった目標はどこかあるのでしょうか。

(佐藤水源環境保全担当課長)
実行5か年計画でございますけれども、20年間で、ダム集水域においては合併処理浄化槽を完備することを前提にして、5か年では、その4分の1程度まで整備していきたいというのが計画上の数値でございます。

(金澤座長)
他にいかがでしょう。
それでは、今後の進め方に移らせていただきたいと思います。どういうことを県民会議はやっていくのかということのイメージを事務局から出していただいきますが、このあと35分くらいでは議論ができないと思いますので、他の方法を考えないといけないと思いますが、とりあえず、イメージつくりのために事務局から説明していただきます。

イ 今後の進め方について
(佐藤水源環境保全担当課長)
<資料6~資料9により説明>

(金澤座長)
今、この県民会議のスケジュールと併せて、事業の柱をご説明いただき、それぞれの柱についてこのような形が考えられるのではないかという、たたき台を出していただきました。これから、肉付けしたり、あるいは、これ以外でもこういうのが重要ではないかというのがあると思いますので、ご自由にご意見をいただきたいと思います。どこからでも結構ですので、ご意見のある方はどうぞ。

(真覚委員)
先程の委員会の設置の時に感じたのですが、いわゆる公募委員を含めて県民会議に出席して、委員以外のメンバーに対して、どういう機能を期待されているのか。今ご説明いただいた中で、具体的な活動としていくつか盛り込まれておりましたけれど、例えば、今日のような会議の中で、参加メンバーに期待するもの、委員以外のメンバーにどういう意見を求めるか、期待するか、教えていただきたいと思います。
要は、専門委員会は、テーマを設定して、それに沿って議論しますが、我々が今後会議に出席することによって、どういうことが機能できて、協力できるか、それを教えていただきたい。

(金澤座長)
委員以外というのは、専門委員以外という意味ですね。それは、ちゃんと言わないといけないことだと思いましたが、逆にどういう役割を果たすべきだとお考えですか。ポジティブにご意見いただけると、今後そのように作っていけると思うのですが、もしお考えがあればお聞きしたいのですが。

(真覚委員)
具体的な案作りの段階では、専門性を求められ、あるいは前からの継続ということで、しかも年限を5年とか20年とか区切られておりますから、そこはかなり専門的な感じがしますが、広く県民から意見を求めるという立場からしますと、出てきたものに対して、どの程度意見が反映できて、一般県民の立場からもの申した場合に、それがこの事業にどういう形で反映されるのか、そういうことを知りたいのです。

(金澤座長)
古米さん、どうぞ。

(古米委員)
今のご意見に若干感じる部分がありますので発言します。今回の県民会議と、資料6にあるように県民フォーラムが非常に重要な機能を果たしたときに、きっと体制はうまく行くと考えられると思います。そういう意味においては、県民会議に専門委員会が2つあって、それ以外に実は県民フォーラムという情報提供のパイプ役をどう考えるかということは、かなり重要な課題であるような感じが私はしております。
市民事業支援等専門委員会は、かなり専門的なことがあるのですが、もう一つの施策調査専門委員会の方は、その目的が情報提供というレベルまで入っています。一つの専門委員会で評価も見直し・点検もしなければならないので、果たして5人の委員だけでできるのかなという気がします。仕事量が増やされると、どの専門委員会も困ると思うので、ここで期待されている情報提供なり県民フォーラムとのやり取りのところはもう一つ委員会のようなものを設置してもよいかもしれません。県民会議には30人来られているので、もう1個の専門委員会を作って、専門的なことをいかに分かりやすく、県民の方も入れて、それをどう県民会議にフィードバックするかを議論するような場があってもいいのかなという感じがしております。
それに関連して申せば、わざわざ専門委員会を作らなくても、資料7の県民フォーラムの運営体制において、県民会議の公募委員にこだわることはなく、関係団体の委員を含めて、原案の専門委員会の委員以外の方々にもすべて参加していただくという形で、全員がフル稼働するという形で県民フォーラムを盛り上げていくというのは、当初の段階では重要なのではないかと思います。

(金澤座長)
私の考えでは、専門委員会の方である程度考えがまとまったら、ここで出していただいて、一般の方の目から見てどうだということをガンガン言っていただくと、そこがチェックの場として、議会に出しても、県民に説明しても、納得が得られるものかどうか、代表していただいているわけですから、いろいろ言っていただくと、そういう重要な役割を果たしていただくと、私自身は考えております。
専門委員会と県民会議のやり取りが、毎月1回ぐらいキャッチボールできればいいのですが、なるべく効率的にそれをやっていければいいと思いますし、専門委員の方に検討していたただいて、随時公募委員やNPOの方からヒアリングを行うとか、いろいろな方法があると思いますので、今のはご提案だと受け止めていますので、そういう専門委員以外の委員にどういう役割を果たしていただくのか、具体的な検討をしたいと思います。

(牧島委員)
横浜・川崎を背負って公募委員をさせていただいた訳ですが、私どもの地域は、水源地域には大変お世話になっています。このような活動を普及啓発、広報していくときに、自らまたは仲間といろいろな方法で実際活動していますが、その時に大都市の方々にどう関心を持っていただくか、水源地域の方々の努力をどう伝えるか、非常に大きい課題であると感じています。
水道局の方々もこの点については大変努力されていますが、川崎・横浜の行政の方は、事務局の県側の中に入っていません。県の水道電気局利水課は入っています。横浜市の環境創造局や水道局に入っていただきながら、NPOとして活躍していくというのが、現実の姿かなと感じています。
なぜそんな話をするかと言うと、先程来からNPOや市民側からの意見には、まさに同感でして、専門委員会の方々でされている、それはそれで重要な仕事であるというのは分かりました。それを県民フォーラムだけではなくて、県民の方々に伝えていくというのは、ものすごく大きな課題としてあると思います。
それが年3回の会議でどの程度検討してやっていくのか、まず、専門委員会の方に発表していただくだけでボリュームがあると思いますが、そうすると一番重要な本質的な部分が抜けていく可能性はあるのかなと直感しました。何らかの制度的な手当ては課題としてあり、例えば専門委員会に付帯したワーキンググループを是非とも考えていただきたいと思います。

(金澤座長)
もう時間もなくなってきましたし、まだご発言いただいていない方も、手短にお願いします。

(高橋弘二委員)
少なくともここにいる公募の人たちは、小論文の審査を受けて、その後30分の面接を受けて、この会議に来ました。この委員会に選ばれるために来たわけではないのです。この水源環境問題について皆で何とかやろうというその議論をやりたくて、地元を代表して参加しているわけです。こんな会議を年4回やっても議論できません。だから我々公募した人間をもっと使ってくれというのが、我々の考えです。

(金澤座長)
はい、ありがとうございます。長谷川さん、お願いします。

(長谷川委員)
皆さんが色々ご意見をおっしゃっているのを、冒頭から私も聞いておりまして、あまり変わっていないなと感じました。冒頭に知事が「協働力」とおっしゃいましたが、今の進行が形から入っているなと感じます。専門委員会の設定ですが、今説明を聞けば、専門委員会も必要だとわかる部分もございます。そういう意味で申しますと、進行から協働になっていないなということと、あまり従来の形と変わっていないなと思います。そもそも県民会議とは何なのか、それから知事のおっしゃった参加型税制の先進性を神奈川は作っていくというのであれば、もう少しやり方を考えていただいてもいいのかなと思います。
まさに今高橋委員がおっしゃったように、私どもそれなりの活動をしてまいりまして、多分意気込みを持って来たと思いますので、主体はどこなのかをもう一度再確認していただきたい、県民会議とはそもそも何なのか再確認していただきたいと思います。多分皆さんも同じ考えだと思います。

(金澤座長)
はい、ありがとうございます。

(高橋二三代委員)
ごく一般の県民で、今おっしゃられたNPOの活動の中身はよく把握していないのですが、皆さんそれなりにがんばっていらっしゃるのは分かります。でも、この大きい枠の中で考えたときに、一般県民がどれだけこの水源環境に関心を持っているかであって、まずはスタートさせることは基本的なことです。皆さんの活動も分かりますが、次の段階で出していくということで、まずスタートさせないと、この場所を一歩出ないといけないなと思います。

(坂本委員)
今日は確かにどういう会議かなと思って楽しみしてきたのですが、割と淡々と進んで、かなり税金を使うことだし、かなりバシッと抑えていこうというのも分かるのですが、今日は1回目なのでスタートすることで良しとしないといけないと分かる部分もあるのですが、確かに心配かなという気もします。
各地の水源の話が出てくるのだけど、実際会議をこういう密室でやっているのですよね。最初、木が揺れている所で会議をやりたいなと話したのですが、県民会議は2時間で終わる組立てでなくて、午前中どこか視察して、どこかで昼ごはんを食べて、その後ゆっくり現状を見ながら、こういう課題があるね、と会議のメンバーの交流を兼ねて、いろんな話が出来たらいいのではないかなと思っているのですが、一つ参考にしていただいて、実りある会議にしたいなと思っております。

(金澤座長)
今、公募委員の方から色々な意見をいただいたのですが、吉村さんどうですか。

(吉村委員)
時間のないところ、ありがとうございます。時間がないといえば、どこまでが質問できる時間なのかなというのが分からないままに、戸惑いながら、進んでしまったなというのが感想としてあります。
この中身について言いますと、こういう水のこと、森のこと、まさに総合的な取組みなのだなということで、実際に、一言で県の施策の柱になりますけれど、取り組まれるのは、県の中のそれぞれの部署であって、そして事務局の方がおられると、そのあたりで委員会にはいろんな分野のいろんな立場の人が集まっておられますが、これが実際に施策のところで、フォーラムにしても、モニタリングにしてもそうなのですが、それはどういうふうに、マネジメントされていくか、総合的に行われていくか、分かりやすく伝えられていくか、気になります。
例えば、市民の立場で言うと、森林ボランタリー活動がある、水の調査がある、いろんなものがありますが、実は全部窓口がバラバラで、それぞれの中身は、それぞれの担当の人しか分かっていないというのもあるので、こういう大きな総合的な事業をきっかけに、必要なところはあるのでしょうが、いろいろな壁がいい形でなくなっていけばいいなと思いました。そのために、いろんな立場、いろんな視点から、委員会については、運営の仕方というのはすごい大事だと思いました。

(金澤座長)
天内さん、どうでしょう。

(天内委員)
私も皆さんと同じ考えを持っているのですけど、素人ですので、水源環境についていろいろな面からの思いは持っているのですが、例えば12の事業のそれぞれについて意見を申し上げる知見は持ち合わせていません。
ただ、我々の思いをどういうふうにこういった事業に反映させられるのか、あるいはフォーラム活動を進めるに当たって、県の他の方たちの思いをどういうふうに反映できるのかというところで我々が関わっていけるような仕組みを、もう一つ作ってもらえないかなと思います。
専門委員の方が、いろいろご検討いただいたものに、年に3回の会議に来て意見を出すと言うのもわかりますけれど、もう少し何とかできないかなと、今少しがっくりしているところです。

(金澤座長)
柳川さん、お願いします。

(柳川委員)
私は、先程ご説明いただいたパンフレットの4頁の「森林の現状と課題」が非常に気になっていました。CランクとDランクを合わせて、日本の森林の70%が、やややばい状況になっているということを、今度の水源環境保全で、どれくらい改善を目指そうという大きな目安みたいなものを、今日の会議でバーンと出るのかなと思っていました。やはり、我々は大きな目標に向かって、大勢の人を結集するための県民会議でありたいという思いが強いのですが、よろしくお願いします。

(金澤座長)
石村さんどうですか。

(石村委員)
私のところの森林活動の8割くらいが、活動に特化しているのですが、いろんな企業や団体や大学が勉強したいと来るのですが、事務所に来ないで、森の中で話しますと、そこで気がついていただけることが多いのですが、森は遠くから見るときれいですが、中に入ると、本当にひどい状態、それを見ていただかないと、ここは遠くからみているなあという印象があります。やはり森の中に入って、それを現場に来て、坂本さんの言われたことは本当だと思います。

(金澤座長)
時間になってしまいましたが、このようにさせていただけないかなと思います。
今日は、県民会議のそれぞれのイメージが、バラバラのままで集まっているので、事務局の方でも、そのままでは議論にならないということで、他方で予算が付いているものは、リジットに付いていますので、やらなきゃいけないものは行政側の論理から、柱になるものは進めていかなければいけないということですが、そういう中で、公募委員の皆様方、そして実際に活動している方々から、県民会議を何かもっとイメージ豊かに、森や水に対する思いみたいのをどう形にしていくのか、そういう思いを結集できるような仕組みづくりをやっていく場として、いろんなやり方があるのではないかというご意見が出ました。
今日は申し訳ありませんが時間もないので、生活環境税制の専門部会でもやったのですが、ご意見を紙に書いていただいて、それについて、どう対応するかを事務局の方で考えていただく。こういうふうにしたらいいのではないかとか、公募委員をこのように活用したらいいのではないかとか、先程あったように森の中でやったらよいのではないかとか、フォーラムとして一般県民も参加できる形で実地調査すべきではないかとか、色々な意見があると思うので、提案をしていただけませんか。
それで、その提案の中で出来るもの、出来ないものがあると思いますので、県民会議や専門委員会やフォーラムの中で活かしていくという形で、県民会議の内容を作って行きたい、委員の皆さんの提案で作って行きたい、そんな形で意見を出していただければ思います。提案の形で、やっていただければありがたいと思いますが、どうですか。

(水田土地水資源対策課長)
是非、お願いしたいと思います。併せて、県民フォーラムの運営について、古米先生からもご意見いただいたのですが、やはりおっしゃるように県民会議の一番重要な役割として、課されている事業がどうされ、どう効果を挙げているのかを、どう情報提供していくのかということが、この会議の一番重要な役割だと思いますので、県民フォーラムの運営について、アドバイザーとして助言をいただきたいと当初から公募委員の方にお願いしてまいりましたので、県民会議とは別に、フォーラムの運営につきまして、ご意見をいただく機会を、先程のペーパーと合わせて、そのようにさせていただきたいと思いますがどうでしょうか。

(金澤座長)
1回目、もう少し時間があれば、公募委員以外の方からも話をいただければと思いましたが、今日はとにかく1回目を立ち上げたと、これからどうしていくのかを出し合っていこうと確認をした、それぞれの委員の方々から出していただくのもありますし、専門委員会でどうしていくのか、それも最初の形にこだわらないで、新たな提案や今日のご意見を踏まえていただくということですので、事務局の方には、当初想定していたよりも事務量が多くなると思いますが、世界初ということで覚悟していただいて、良いものにしていただければと思います。新堀先生、何かありますか。

(新堀副座長)
公募委員の皆さまのお話を伺い、まったく同感です。私もNPOですから。今後、そういう意見を十分にお聞きする場を作らなければいけないだろうと思います。こういう大きな全体会議の場ですと、どうしても限られたことになりますので、その整理は、座長や事務局にお任せして、意見はたっぷり聞かせていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。

(金澤座長)
それでは、これで閉じたいと思いますので、事務局のほうにお返しいたしますが。

(高橋弘二委員)
今日この会議に来て、机の上に鉛筆が3本、メモ用紙、封筒がありますが、全く無駄だと思います。皆さん、筆記用具を持って来てますよね。子どもたちの環境教育で「もったいない」と教えておきながら、私としては使えないので、これは県のどのような会議でも、このようなことをやっているのであれば、無駄遣いだと思いますので、やめてほしいと思います。

(金澤座長)
これは、何回も使っているのですよね。

(水田土地水資源対策課長)
申し出のあった方に、お渡しできるようなやり方にいたします。

(金澤座長)
企画部長、よろしいでしょうか。

(古尾谷企画部長)
大変貴重なご意見をありがとうございました。金澤先生のおっしゃるとおり、今回、県民会議委員の公募という形で、公募委員の皆様を多くお願いしたのは、私どもが多くのご意見を聞きたいということで、県の審議会や会議の中では、公募の方の割合が多い会議です。
今回は、座長、副座長を含めて、第1回はどうしても、このような設定で、初めの形を示さなければ議論が始まりませんので、そういう意味で、当初、第2四半期の終わりのほうに予定していた次の会議を、できるだけ早くということを金澤先生からも強く言われておりますので、きちんとご提言された内容について、私どもの対応を、県としての考え方を伝えていけるように、早め早めに対応してまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

(金澤座長)
具体的な次回の設定については、また改めてということで、今日の議論を踏まえて、かつ専門委員会での議論や提案等の意見の整理ができた段階で、できるだけ早く開催するということで、お約束いただきたいと思います。今日はこれにて閉会にしたいと思います。ありがとうございました。

【会議終了】

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会議資料

(事前配布資料)

  • かながわ水源環境保全・再生施策大綱
  • かながわ水源環境保全・再生実行5か年計画
  • パンフレット「かながわの水源環境保全・再生をめざして」

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このページの所管所属は環境農政局 緑政部水源環境保全課です。