更新日:2026年1月29日
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神奈川DWATでは、平時から多くの訓練の機会を設けて、県内外の発災時に速やかに動けるようにチーム員登録者の支援スキル向上、体制の強化に努めています。これまでの神奈川DWATの研修・訓練実施についてご紹介します。
午前中は、市の福祉避難所となる学校・施設の教職員の方が参加した資機材の組立訓練を見学しました。平塚市の福祉避難所の備蓄の内容を知るとともに、段ボールベッドや介護用ポータブルトイレなどの使用感を実際に体験して学びました。
午後は、避難者役の方への聞き取り訓練を実施しました。聞き取り訓練実施後は、平塚市の保健師、県平塚保健福祉事務所の保健師と、災害時に想定される流れの確認や情報・意見交換を実施しました。

茅ヶ崎市・寒川町と福祉避難所の協定を結んでいる県立茅ケ崎支援学校の資機材組立訓練を見学しました。まず茅ヶ崎市における福祉避難所の設置の考え方、同校の備蓄や防災共生の取組について学んだあと、茅ヶ崎市防災対策課の職員の方の指導の下、同校教職員の方々が学校に備蓄している資機材(ベッド、テント、トイレ)を組み立てる様子を見学しました。

避難者役の方への聞き取り訓練を実施しました。DWATの聞き取りの結果、福祉避難所への速やかな移送が適当であると判断された方は、川崎市により、民間救急の車両で近隣の福祉避難所へ移送する訓練も併せて、実施されました。

県立茅ケ崎支援学校主催「防災展示フェスタ」にて、神奈川DWATのブース出展を行いました。児童・生徒向けには、DWATについてのクイズ・グッズ配布、DWATのベスト着用体験・写真撮影を行いました。
また保護者の皆さまや、出展されている企業・団体の皆さまの取組をお伺いするなど、災害への備えに関する情報・意見交換も実施しました。


県立茅ケ崎支援学校主催「車中泊体験キャンプ」の見学を行いました。参加されたご家庭は、各々が用意した食事(備蓄食、インスタント食品、缶詰など)を調理して食べた後、各家庭の車の中や、茅ヶ崎市福祉避難所の備品として備蓄されている折り畳み式テントの中で宿泊をしました。
神奈川DWATは各ご家庭の取組を見学させていただき、例えば医療的ケア児の児童・生徒がテントの中でどのようなレイアウトで、どのような物品を用いて過ごすのか。車中泊で快適に過ごすためには、車中をプライベート空間にする必要があり、目隠しの用意が必要であることなどを学びました。また、備蓄食の調理では、1人1人の噛む力、飲み込む力、好みにあわせた食事を備蓄すること、普段から調理を行い、実際に食べる経験をしておくことの大切さを学びました。


令和7年度神奈川県 ・三浦市合同総合防災訓練(ビッグレスキューかながわ)において、避難所内保健医療福祉活動訓練に神奈川DWATも参加しました。
当日は、神奈川DWATチーム員登録者14名が訓練に参加し、避難所内の相談窓口でブース対応をする2チーム、避難所内を巡回する2チームの計4チームに分かれて、活動を行いました。
神奈川DWATは、避難者役の方々に対してアセスメントを実施し、神奈川県医師会・三浦市医師会、かながわDPAT(災害派遣精神医療チーム)、三浦市保健師チームなど、訓練に参加した他の支援チームと連携をしながら、一般避難所での生活継続が困難と判断される避難者の特定や、避難者の状況に合わせて、避難所内で安心して過ごすための支援策の検討を行いました。
また今回の訓練では、三浦市福祉課、三浦市と福祉避難所の協定を締結している社会福祉施設(美山ホーム及び特別養護老人ホーム遊楽の丘)も参加し、福祉避難所の受入調整訓練も実施しました。
神奈川DWATは、対応した避難者について、福祉避難所への移送が望ましいことを三浦市の避難所運営担当者役の職員に報告をしました。
その後、三浦市の避難所運営担当者役・三浦市災害対策本部役の職員、社会福祉施設の担当者間で、市と社会福祉施設が事前に締結した協定や市が作成しているマニュアルに基づき、福祉避難所の受入の連絡調整を行いました。
神奈川DWATとしては、様々な支援チームや、三浦市、福祉避難所として協定を締結している社会福祉施設の皆さんと連携することで、円滑に引き継ぐために必要な情報や連携手順を確認することができ、貴重な機会となりました。


株式会社シェルターワン主催・葉山町後援にて葉山町南郷上ノ山公園多目的グラウンドで開催された、移動式のインフラユニットを活用した避難所開設と、要配慮者への支援提供の訓練に、神奈川DWATから5名のチーム員が参加をしました。
まず初めに、主催者の株式会社シェルターワンから、イタリアではシェルターや移動式トイレ・シャワーなどのインフラが輸送されて、支援者とともに避難所の運営が行われていること、同社では全国でこうした実証事業を行っていることをご説明いただきました。
そして、要配慮者への支援の訓練として、1次避難所(小学校の体育館などを想定)で生活が困難となった要配慮者役の方を、葉山町社会福祉協議会の福祉車両で公園グラウンドまで移送する訓練が行われました。
神奈川DWATは、車両の到着後、保健師と一緒に、要配慮者役の方を受付まで誘導しました。
受付後、保健師による健康状態のアセスメントが実施され、その後はシェルターに移動して、神奈川DWATが要配慮者役の方にアセスメントを行いました。アセスメント終了後には保健師と神奈川DWATで、支援対象者の情報共有や今後の支援方策について検討、意見交換を行いました。
神奈川DWATとして、福祉車両での移送から、健康状態のアセスメントやその後のアセスメント、支援検討を保健師と連携して行うなど、一連の対応の流れを実際に体験することができ、非常に貴重な機会となりました。

神奈川DWATチーム員としての活動に必要な他・多職種との連携について学ぶことを目的としたオンライン研修を実施しました。
初めに県健康危機・感染症対策課災害医療グループ職員で横浜市立みなと赤十字病院救命救急センター医師の鈴木先生より「災害時の医療支援チームの活動」をテーマに、災害医療の歴史、災害医療活動の原則である「CSCA」についての説明後、令和6年能登半島地震時の石川県珠洲市における日本赤十字社救護班としてのご自身の支援活動についてお話をいただきました。
次に、県鎌倉保健福祉事務所村岡保健福祉部長より「災害時の保健師活動」をテーマに、保健所・保健師の普段の業務と役割、そして改めて災害時の活動において「CSCA」の重要性についての説明後、令和6年能登半島地震時の石川県珠洲市における自治体保健師の応援業務としてのご自身の支援活動についてお話をいただきました。



令和6年10月に実施した神奈川DWAT能登半島地震派遣報告会で、現地で活動を行った神奈川DWATチーム員の皆さまから「平時のうちに発災を想定したロールプレイ訓練を実施した方が良い」とのお声をいただいたことをきっかけに、神奈川DWAT事務局主催による、初めてのアセスメントをメインとしたロールプレイ訓練を、神奈川県庁本庁舎大会議場で実施しました。
訓練開始前には、県理学療法士会のチーム員登録者の企画による健康体操を体験しました。避難生活が長引き、活動量が減少することで、心身機能の低下、フレイルに繋がることがあり、こうした活動もDWATとして求められることを確認しました。
ロールプレイ訓練では日本赤十字社神奈川県県支部神奈川県救護赤十字奉仕団の皆さまに被災者役のご協力をいただき、高齢者・障がい者・乳幼児親子などの要配慮者役の方に対して、神奈川DWATチーム員登録者が、アセスメントを行いました。
訓練には神奈川DWATチーム員登録者、神奈川DWAT事務局スタッフ約40名が参加しました。訓練を通じて、DWATとしての発災時の動きや、それぞれのチーム員登録者や職種が持つ専門性を確認できたほか、神奈川DWATチーム員登録者同士が平時からお互いに顔の見える関係性を構築すること、神奈川DWATについて普及啓発に取り組んでいく必要性があることを参加者間で確認しました。

神奈川県くらし安全防災局危機管理防災課が主催する「神奈川県市町村職員向け避難所運営講習会」に、かながわ災害福祉広域支援ネットワーク構成団体の会員の皆さま、神奈川DWATチーム員登録者も参加しました。
午前中は、講師のNPO法人日本防災環境杉原英和氏による講義を通じて、「避難所の開設・運営に関する法制度・指針等」「過去の災害における避難所運営における課題等」について学びました。
午後はHUG(避難所運営ゲーム)の手法を活用したグループワークによる図上訓練を行い、小学校の避難所に避難をしてきた様々な方々を、どのようにレイアウトするか、突発的に生じる本部や他の避難所からの連絡などにどのように対処するかを検討しました。
講習会に参加した県・市町村職員のほか、学校の教職員、災害時中間支援組織の方々ともグループワークで意見交換をするなかで、災害時の福祉支援の重要性をお伝えするとともに、発災時には連携しながら、それぞれの強みを生かしていくことが必要だということを確認できました。


長野県社会福祉協議会まちづくりボランティアセンター山﨑博之氏、長野県DWATチーム員の北原由紀氏に本県(神奈川県社会福祉センター)にお越しいただき、令和6年能登半島地震時に石川県能登町で臨時福祉避難所を開設、運営した長野県DWATの活動について、お話を伺いました。
また、長野県DWATでは、能登半島地震での支援経験を踏まえて、長野県内で発災した場合に備えて「臨時福祉避難所立上げセット」を配備し、県内での福祉避難所の開設訓練を実施しています。
今回の研修では、長野県DWATで行っている訓練を参考にしながら、山﨑氏、北原氏のご指導のもと、神奈川DWAT研修参加者全員で、実際に段ボールベッドやテントの組立訓練も行いました。そしてテントの中に段ボールベッドを設置し、どのようなレイアウトであれば災害時に要配慮者の方が生活しやすいか、環境面の検討を行いました。
国の「災害時の福祉支援体制の整備に向けたガイドライン」においてDWATでは福祉避難所等への誘導、一般避難所内の環境整備といった活動を行いますが、今回の研修を通じて、平時から避難所に関する知識も有しておく必要があること、DWATのチーム員同士で環境整備の検討をする経験を有しておく必要があることを再確認しました。



災害時には他県への支援や広域避難者の支援なども想定されることから、都道府県を超えたDWATの連携がより重要であり、平時から近県のDWAT同士の顔の見える関係づくりが大切となります。
そこで東京都災害福祉広域支援ネットワーク・かながわ災害福祉広域支援ネットワーク・静岡県災害福祉広域支援ネットワーク・山梨県災害福祉支援ネットワーク会議では、初めての合同研修会をパシフィコ横浜にて開催し、各都県のネットワーク事務局・DWATチーム員登録者、計111名が参加しました。
まずは、全国社会福祉協議会全国災害福祉支援センター駒井公氏から「能登半島地震の活動を踏まえた今後のDWATが目指す方向」についての、ご説明をいただきました。その後、静岡県立大学短期大学部鈴木俊文教授から「災害救助法の改正に基づくDWATの役割について」、Office SONOZAKI園崎秀治代表から「実践事例より今後のDWATに求められる視点を考える」をテーマにご講義をいただきました。
その後、災害救助法の改正を踏まえ、今後DWATに求められる役割について、グループワークを通じて、参加者間で一緒に考えました。
研修全体を通じて、DWATでは福祉の多(他)職種のチームメンバー内での協働、他都道府県のDWATとの協働、地元関係者や他の分野・業界との協働が、被災地支援で求められていること。そのためには、まずは相手を知ることが大切であることを再確認しました。
令和7年度
| 研修・訓練名 | 日程 | 受講対象者 |
| 神奈川DWAT登録研修 | 7月24日(木曜日) | チーム員候補者 |
| 神奈川DWAT情報伝達訓練 | 8月20日(水曜日)21日(木曜日) | 神奈川DWATチーム員登録者、協力法人等 |
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神奈川DWAT実動訓練 (平塚市福祉避難所設営・開設・運営訓練) |
8月25日(月曜日) | 神奈川DWATチーム員登録者 |
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神奈川DWAT実動訓練 (県立茅ケ崎支援学校福祉避難所資機材組立訓練) |
8月28日(木曜日) | 神奈川DWATチーム員登録者 |
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神奈川DWAT実動訓練 (川崎市総合防災訓練) |
8月31日(日曜日) | 神奈川DWATチーム員登録者 |
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神奈川DWAT実動訓練 (県立茅ケ崎支援学校防災展示フェスタ) |
9月22日(月曜日) | 神奈川DWATチーム員登録者 |
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神奈川DWAT実動訓練 (県立茅ケ崎支援学校車中泊体験キャンプ) |
10月18日(土曜日) | 神奈川DWATチーム員登録者 |
| 神奈川DWAT実動訓練(ビッグレスキューかながわ) | 11月9日(日曜日) | 神奈川DWATチーム員登録者 |
| 神奈川DWAT実動訓練(葉山町における株式会社シェルターワン主催訓練) | 11月11日(火曜日) | 神奈川DWATチーム員登録者 |
| 神奈川DWATステップアップ研修 | 11月19日(水曜日) | 神奈川DWATチーム員登録者 |
| かながわ災害福祉広域支援ネットワーク公開講座 | 12月5日(金曜日) | 災害時の福祉支援に関心のある方、福祉施設・事業所の職員 |
| 神奈川DWATロールプレイ訓練 | 12月7日(日曜日) | 神奈川DWATチーム員登録者 |
| 県主催神奈川県市町村職員向け避難所運営講習会 | 12月24日(水曜日) | かながわ災害福祉広域支援ネットワーク構成団体会員、神奈川DWATチーム員登録者 |
| 神奈川DWATスキルアップ研修 | 1月9日(金曜日) | 神奈川DWATチーム員登録者 |
| 東京・神奈川・静岡・山梨DWAT1都3県合同研修会 | 1月26日(月曜日) | 東京・神奈川・静岡・山梨のDWATチーム員 |
| 研修・訓練名 | 日程 | 受講対象者 |
| 神奈川DWAT登録研修 | 7月22日(月曜日) | チーム員候補者 |
| 神奈川DWATステップアップ研修 | 11月11日(月曜日) | 登録研修修了者(チーム員登録者) |
| ネットワーク基礎研修 | 12月11日(水曜日) | かながわ災害福祉広域支援ネットワーク構成団体会員、福祉サービス事業所 等 |
| 神奈川DWATスキルアップ研修 | 2月5日(水曜日) | 登録研修修了者(チーム員登録者) |
| 神奈川DWAT実動訓練 | 8月3日(土曜日)平塚市 |
湘南東部・西部圏域チーム員登録者 |
| 神奈川DWAT情報伝達訓練 | 8月21日(水曜日)22日(木曜日) | チーム員登録者、協力法人、協力施設等 |
| 神奈川DWAT実動訓練(ビッグレスキューかながわ) | 11月23日(土曜日・祝)厚木市 |
県央圏域チーム員登録者 先遣隊及びチームリーダー候補者 |
| 研修・訓練名 | 日程 | 受講対象者 |
| 神奈川DWAT登録研修 | 7月26日(水曜日) | チーム員候補者 |
| 神奈川DWATステップアップ研修 | 11月13日(月曜日) | 登録研修修了者(チーム員登録者) |
| 神奈川DWATスキルアップ研修 | 令和6年2月8日(木曜日) | ステップアップ研修修了者 |
|
ネットワーク基礎研修 |
令和6年2月21日(水曜日) | かながわ災害福祉広域支援ネットワーク構成団体会員、福祉サービス事業所 等 |
| 神奈川DWAT情報伝達訓練 | 9月7日(木曜日) | チーム員登録者、協力法人、協力施設等 |
| 神奈川DWAT実動訓練 | 平塚市、川崎市にて実施 | 訓練実施圏域のチーム員登録者 |
| 研修・訓練名 | 日程 | 受講対象者 |
| 神奈川DWAT登録研修 | 7月29日(金曜日) | チーム員候補者 |
| 神奈川DWATステップアップ研修 | 10月18日(火曜日) | 登録研修修了者(チーム員登録者) |
| 神奈川DWATスキルアップ研修 | 令和5年2月8日(水曜日) | ステップアップ研修修了者 |
| ネットワーク基礎研修 | 12月2日(金曜日) | かながわ災害福祉広域支援ネットワーク構成団体会員、福祉サービス事業所 等 |
| 神奈川DWAT情報伝達訓練 | 9月8日(木曜日) | チーム員登録者、協力法人、協力施設等 |
| 神奈川DWAT実動訓練 | 茅ヶ崎市、川崎市にて実施 | 訓練実施圏域のチーム員登録者 |
| 研修名 | 日程 | 受講対象者 |
| 第1回神奈川DWAT登録研修 | 6月23日(水曜日) | チーム員候補者 |
| 第2回神奈川DWAT登録研修 |
11月24日(水曜日) |
チーム員候補者 |
| 神奈川DWATステップアップ研修I | 令和4年1月17日(月曜日) | 登録研修修了者(チーム員登録者) |
| 神奈川DWATステップアップ研修II | 令和4年2月25日(金曜日) | 登録研修修了者(チーム員登録者) |
| ネットワーク基礎研修 |
12月2日(木曜日) |
かながわ災害福祉広域支援ネットワーク構成団体会員等 |
| 研修名 | 日程 | 受講対象者 |
| 神奈川DWAT登録研修 | 令和3年2月24日(水曜日) | チーム員候補者 |
| 神奈川DWATステップアップ研修 | 令和3年3月8日(月曜日) | 登録研修修了者(チーム員登録者) |
注釈 その他、神奈川DWATチーム員登録者が、市町村や職能団体等が実施する研修や勉強会等に講師やファシリテーターなどとして招かれています。
災害福祉グループ
電話:045-210-1111(代表)
内線:4809
ファクシミリ:045-210-8874
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