神奈川県医療費適正化に関するデータ分析
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令和3年度の分析における神奈川県の主な特徴
令和元年度の県民医療費は、東京・大阪に次いで全国第3位。
- 令和元年度の神奈川県の県民医療費は、2兆8,889億円で、都道府県比較によると東京・大阪に次いで、高い方から3番目となっています。(図1)
- 令和元年度の神奈川県の一人当たり県民医療費は、31万4,100円で、都道府県比較では低い方から3番目となっています。(図2)
- 令和元年度の一人当たり概算医療費を入院、入院外、歯科別に見ると、入院医療費が10万7,802円、入院外医療費が16万4,957円、歯科医療費は2万3,670円ですべて全国値を下回っています。(図3)
<図1 県民医療費の都道府県比較>
出典:厚生労働省 国民医療費(令和元年度)
<図2 一人当たり県民医療費の都道府県比較>
出典:厚生労働省 国民医療費(令和元年度)
<図3 一人当たり概算医療費の都道府県比較[入院・入院外・歯科別の全国値に対する差]>
出典:厚生労働省 概算医療費(令和元年4月から令和2年3月)、総務省 人口推計(令和元年)
- 「概算医療費」とは国民医療費の98%にあたるもので、保険証忘れ等による全額自費による支払い分などの現物給付分の費用が含まれていないものになります。
- また、都道府県別データは、医療機関所在地の都道府県別データであり、県民医療費とは異なります。
- 「概算医療費」では一人当たり医療費は公表されていませんが、総務省の人口推計(年次)のデータを用いて一人当たり医療費を算出しています。
- 入院、入院外、歯科別の一人当たり概算医療費は、「入院」は医科入院(入院時食事療養及び入院時生活療養の費用額を含む)の計数、「入院外」は医科入院外及び調剤の計数の合計、「歯科」は歯科入院(入院時食事療養及び入院時生活療養の費用額を含む)と歯科入院外の計数の合計としています。図2では訪問看護療養の費用額が含まれていますが、図3では含まれていないため、都道府県順位が若干異なっています。
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令和元年度の後期高齢者医療費は、都道府県比較で全国第3位
- 令和元年度の神奈川県の後期高齢者医療費は、1兆円で、都道府県比較で東京、大阪に次ぎ、全国第3位となっています。(図4)
- 神奈川県の令和元年度の一人当たり後期高齢者医療費は、88万1,974円で全国の95万4,369円を下回っており、都道府県比較で低い方から18番目です。(図5)
- 神奈川県の令和元年度の一人当たり後期高齢者医療費を入院、入院外、歯科別に見ると、入院医療費が39万0,051円、入院外医療費が42万9,980円、歯科医療費が4万1,260円で、入院医療費は全国値を下回っていますが、入院外医療費、歯科医療費は全国値を上回っています。(図6)
<図4 後期高齢者医療費の都道府県比較>
出典:厚生労働省 後期高齢者医療事業年報(令和元年度)
<図5 一人当たり後期高齢者医療費の都道府県比較>
出典:厚生労働省 後期高齢者医療事業年報(令和元年度)
<図6 一人当たり後期高齢者医療費の都道府県比較[入院・入院外・歯科別の全国値に対する差]
出典:厚生労働省 後期高齢者医療事業年報(令和元年度)
入院、入院外、歯科別の一人当たり後期高齢者医療費は、「入院医療費」は医科入院診療費(入院時食事療養及び入院時生活療養の費用額を含む)の計数、「入院外医療費」は医科入院外診療費及び薬剤の支給の計数の合計、「歯科医療費」は歯科入院(入院時食事療養及び入院時生活療養の費用額を含む)と歯科入院外の計数の合計としています。
図5では訪問看護や療養費等が含まれていますが、図6では含まれていないため、都道府県順位が若干異なっています。