更新日:2024年3月14日

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大学連携事業|平成29年度 採択事業・提案概要一覧

大学連携事業において、平成29年度に採択した事業を紹介します。

平成29年度 採択事業・提案概要一覧

平成29年度は、「未病を改善する」取組みをテーマに事業を募集し、
審査の結果、6件の事業を採択しました。

小田原短期大学

未病の改善を目的としたレシピ開発と地域への提案 ~適塩・野菜たっぷりメニューの商品化と普及~

小田原短大1

「適塩」「野菜」をキーワードにしたレシピコンテストを学内で開催し、未病の改善に繋がるメニュー開発とそのメニュー普及を図る。

小田原短期大学 事業レポート

小田原短大2

12月、小田原短期大学で「おいしく食べて未病の改善!野菜たっぷり適塩レシピコンテスト」が開催されました。このコンテストは健康的な食生活を送るためのレシピ開発と普及を目的としています。

小田原短大3

食物栄養学科1年の学生より34のレシピが提案され、コンテスト当日はこのうち書類審査を通過した13のレシピについて試食をし、審査を実施しました。「丼・皿物」「主菜」「副菜」「デザート・軽食」の4つの部門ごとに優れたレシピを決め、そのうちもっとも優れたレシピには「最優秀未病改善賞」が贈られます。

小田原短大4

見事「最優秀未病改善賞」に輝いたレシピは「レンコンBURGER」。こちらはパンの代わりにレンコンを使ったバーガーで、甘味噌にみかん果汁を加えることで風味を出し、塩分を抑えています。
今回コンテストに出品されたレシピについては、今後、小田原お堀端万葉の湯でメニュー化に向けて検討を進めていきます。

 

記載の情報はすべて取材当時(平成29年)のものです。

慶応義塾大学

耕作放棄地解消のための安全性・収益の高い柑橘栽培の実践と都市農村交流を通じた未病改善事業

慶応大1

耕作放棄地を開墾し、安全性かつ収益が高いレモンの試行的な植樹や収穫イベントなどの作業を通じて未病の改善を図るとともに、耕作放棄地解消のためのビジネスモデルの確立を目指す。

慶応義塾大学 事業レポート

慶応大2

小田原市片浦地区では、農家の高齢化や担い手不足による耕作放棄地の増加という課題を抱えています。慶應義塾大学では耕作放棄地解消の事業モデルの確立に向けて取り組んでいます。

慶応大3

学生たちは現地を訪れ、草刈や枝折など耕作放棄地解消のため、汗を流して作業しています。

慶応大4

12月には、みかんの収穫の手伝いを行いました。学生以外の参加者を含め、総勢70人での作業となりました。

慶応大5

その後5つのグループに分かれて、片浦地区のレモンやみかんを盛り上げるためにできることについて、参加者の皆さんとディスカッションを行いました。PRの方法などについて様々なアイデアが提案されました。

 

記載の情報はすべて取材当時(平成29年)のものです。

東海大学

未病改善につながる観光の実証体験及びモデルプラン提案

東海大1

「未病いやしの里の駅」において、医学的見地から「未病改善」の効果を測定する方法を検討し、「運動」「温浴」を組み合わせた観光モデルプランを提案する。

東海大学 事業レポート

東海大2

観光客が短い滞在期間のなかで体験し、実感できる「未病の改善につながるプログラム」って、どんなものがあるだろう・・・
学生たちは「未病いやしの里の駅」の箱根高原ホテルと協力して、ノルディックウォーキングのプランを考えました。

東海大3

どうすればノルディックウォーキングが「未病の改善につながる」ことを検証できるか・・・
そこで、肌に直接装着して、歩きながら心拍を測定できる「my Beat」を使うことにしました。

東海大4

「未病改善につながる観光モデルプランを作る」という趣旨のもと、学生たちは自ら歩きながら、道路の整備状況、トイレや売店の有無などを確認し、コースを選定しました。
そのコースをモデルプランの中で、どのように活用していくか、今後の方針について話し合っていきます。

 

記載の情報はすべて取材当時(平成29年)のものです。

東京農業大学

瀬戸屋敷 はっこう大作戦 発酵のチカラを、開成町の魅力に!

東京農大1

「発酵」の未病改善効果を専門的かつ楽しく学べる講座の実施と発酵特産物の開発、発酵の体験事業プログラムを構築するためのワークショップを実施する。

東京農業大学 事業レポート

東京農大2

あしがり郷瀬戸屋敷で行われる「はっこう大作戦」は、東京農業大学応用生物科学部の穂坂教授を中心に、学生たちが、地域住民のやりがいづくりに向けて全5回のプログラムを企画・運営します。

東京農大3

一般公募で集まった発酵に興味のある人たちを対象に、プログラムは進行していきます。
10月に行われた「発酵教室」では、最初に乳酸菌についての座学で知識を深めてもらい、その後、学生たちが何日も前から仕込んだ手作りの甘酒ヨーグルトや、4種類の菌を使ったヨーグルトの食べ比べをしました。

東京農大4

11月に行われた「発酵ワークショップ①」では、麹づくり体験を実施しました。
動画による作り方の説明のあと、実際に参加者による麹づくりをおこないました。
家庭でもできる簡単な方法での体験ということで、皆さん熱心に質問をしていました。

 

12月に行われた「発酵ワークショップ②」では、参加者たちと一緒に学生たちも6班に分かれて、瀬戸屋敷一大イベント「ひなまつり」での販売に向けた発酵食品の商品開発についてディスカッションをしました。
味噌や甘酒を使った斬新なアイデアが数々発表され、今後の試作への期待が高まりました。

 

記載の情報はすべて取材当時(平成29年)のものです。

横浜国立大学

「農家高齢者の未病改善」を目指す滞在型農業体験事業

横浜国大1

農家の高齢者の生きがいづくり(=未病改善)のため、学生が週末を利用して農家に滞在し、農業体験を行うとともに、自立化に向けた体制作りを行う。

横浜国立大学 事業レポート

横浜国大2

県西地域では、高齢の夫婦が二人で農業を行っている世帯が増えてきています。一方で、都会に住む若者の中には農業体験に興味を持つ人もいます。そこで、横浜国立大学では、農家の高齢夫婦と若者との交流と農作業の指導を通じて、生きがいを持っていただくことにより「未病の改善」を図っていく取組みをしています。

横浜国大3 

12月に、横浜国立大学の学生が実際に南足柄市の農家で農業体験をしてきました。農家の方と一緒にみかんの収穫作業を行うとともに、作業を終えた後、夜遅くまで懇親をおこない、交流を深めました。

横浜国大4

今後は、12月の農業体験の結果をフィードバックして、受け入れ側・参加者側両方の視点から改善点などを検証し、農業体験プログラムを継続的かつ定型化されたものにするためブラッシュアップを図っていきます。

 

記載の情報はすべて取材当時(平成29年)のものです。

横浜薬科大学

未病改善のための環境を基盤としたウィメンズヘルス

横浜薬大1

里山を舞台に、女性をターゲットにした自分の体に合った「マイセルフ農作物」の栽培と、未病改善につながる講座等を実施する。

横浜薬科大学 事業レポート

横浜薬大2

日本の原風景が残る南足柄市の「花咲く里山」。その里山に広がる自然の中で、11月に女性のための「未病の改善」講座が開かれました。
未病の改善に関心のある女性とそのご家族など、20名ほどの方が参加しました。
漢方の専門の先生による講義では、体質ごとに未病の改善に効果のある食材を教えていただきました。バジルやローズマリーは、血液のめぐりが改善されて、美容効果も期待できるんだそう。

横浜薬大3

講義の後は、農園で収穫体験。
「気うつ」に効果のある小松菜、「亡津液」に効果のある水菜など、先ほどの講義の復習をしながら、旬の野菜を収穫しました。

横浜薬大4

農園では、ミントやライム、レモングラスといったハーブも栽培しています。
参加者は、自分の好きなハーブを摘んで、ハーブティーを作りました。
冷えた体も温まり、ハーブの香りのリラックス効果で、身も心も健康になった1日でした。

 

記載の情報はすべて取材当時(平成29年)のものです。

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