更新日:2024年3月14日

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大学連携事業|令和元年度 採択事業・提案概要一覧

大学連携事業において、令和元年度に採択した事業を紹介します。

令和元年度 採択事業・提案概要一覧

令和元年度は、「未病を改善する」取組みをテーマに事業を募集し、
審査の結果、5件の事業を採択しました。

東海大学 観光部

大井町の魅力を生かした未病を改善する農村民泊プログラム共創事業

東海大学観光1

自然豊かな大井町のロケーションを活かした、その土地ならではの農村民泊プログラムを大学(学生)と地域が連携して共に創り上げ、未病を改善する地域としての魅力向上につなげる。

東海大学観光学部 事業レポート

フィールドワーク・金子台

10月19日から20日の2日間、体験プログラムと農村民泊を実体験するフィールドワークを実施。
大学の知見と学生の視点を組み込んだ農村民泊プログラムを、1月のモニターツアーで実施するために検討を行いました。

モニターツアー

1月11日から1泊2日の日程でモニターツアーを開催。
フィールドワークでの実体験をもとに作成した
「どんと焼き体験」「シイノキ森散策」「民泊」などの
プログラムを盛り込んだツアーに、川崎市の小学生16名が参加しました。

タブロイド新聞

事業の総括として、モニターツアーの様子を編集したタブロイド型新聞を作成。
その新聞を、大井町と(一社)神奈川大井の里体験観光協会が、民泊協力家庭の拡大に向けた説明会や、対外セールスのツールとして活用。また東海大学内や大学関連機関等にも配布を行い、大井町をPRしました。

 

記載の情報はすべて取材当時(令和元年)のものです。

東海大学 健康学部

歩いて食べてME-BYO改善!!ME-BYOセンター等を利用したME-BYO評価とその改善プログラムの提案

東海大学健康学部1

適切な運動や栄養補給のアドバイスを行うプログラムを開発し、そのプログラムを体験頂くイベントを行う事で、未病改善には運動と栄養が重要であることを多くの方に認知して頂く。

東海大学健康学部 事業レポート

東海大学健康学部2

7月から学生が中心に準備を進めてきたイベント「みんなでわくわく健康イベント」を12月14日に南足柄市内で開催。
第1部として講義「未病改善に有効なウォーキングと栄養」とウォーキング講座を行いました。

東海大学健康学部3

その後、初心者コース(「幸せコース」)、経験者コース(「健脚コース」)に分かれて実際にウォーキングを体験。
ウォーキング体験後、第2部として運動後に適した栄養摂取ができるお弁当を食べながら、クイズ大会を行いました。

東海大学健康学部4

イベントでの講義内容やウォーキングコースに加えて、未病改善のための低栄養予防レシピも盛り込んだ冊子を作成。
冊子を手にした人が、気軽に未病改善プログラムの実践ができるようなものにしました。

 

記載の情報はすべて取材当時(令和元年)のものです。

昭和薬科大学

神奈川県西地域の特産品「梅」を用いた「無塩梅干し」の生産

昭和薬科大学1

県西地域産の梅を原料とした「無塩梅干し」の試作品を完成させ、地域住民による製造、製品化を目指すことで、塩分摂取過多を原因とする生活習慣病予防に貢献し、未病改善に資する取組を進める。

昭和薬科大学 事業レポート

昭和薬科大学2

12月12日に、事業活動の一環として講演会を南足柄市にて開催。
演題「梅と紫蘇(シソ)」では、昭和薬科大学の先生から名前の由来や植物の特徴、梅を使った菓子類の成分分析など多角的な視点から梅と紫蘇について説明があり、その後、参加者から多くの質問が寄せられました。

昭和薬科大学3

無塩梅干しの作製方法として、従来の食塩に浸して保管する方法から変更し、塩化カリウムに浸して保管を行いました。
その後、天日干しを行ったのち、紫蘇ジュースに浸し、それをさらに乾燥させる研究を進めました。

昭和薬科大学4

1月30日に南足柄市民の参加を募り、無塩梅干しの研究成果に関する講演会を開催。
その中で、検討を進めた無塩梅干しの製法について、現状における問題点などを提起しながら、参加者に伝達を行うことができました。

 

記載の情報はすべて取材当時(令和元年)のものです。

横浜国立大学

森里川海の環境保全活動を中心とするSDGsの取組みを未病改善と地域の魅力向上に繋げるプロジェクト

横浜国立大1

森里川海の環境保全を中心とするSDGsの取組みを未病改善に繋げる道筋をつくるとともに、学生たちが県西地域の事業者等と連携・協働し地域の魅力のPR等を行うことで、産業力アップに貢献する。

横浜国立大学 事業レポート

横浜国立大2

2月15日に、ワークショップでテーマとする「海」と「農」に向けたフィールドワークとして、小田原のみかん農園と相模湾を船で視察。
海の環境を守り、次代につなげていくために何をすべきか、また自然の恵みとして農産物をいただき続けるために何をすべきかについて考察を行いました。

横浜国立大3

2月16日おだわら市民交流センターを会場に「未来を変えるかながわ県西の海と農のアクションプランを考える」ワークショップを実施。
提案された4つのアクションプランのうち一つが、持続可能な食の提供を考える事業として検討が進められています。

横浜国立大4

今後は、大学での地域課題実習や各研究室で取り組んでいる県西地域の事業を大学内でつないでいくとともに、引き続きSDGs未来都市である小田原市と連携し、特に海の視点からSDGsを推進することを支援していきます。

 

記載の情報はすべて取材当時(令和元年)のものです。

東海大学 医学部

青ミカンの未病改善効果の解明と普及

東海大学医学部1

神奈川県内で栽培されている青ミカンの未病改善効果を明らかにするとともに、その成果を活用し地元企業との連携のもと青ミカンを使用した商品を開発する。

東海大学医学部 事業レポート

東海大学医学部2

小田原市在住で事業にご協力いただく生産者の方々を対象に、研究代表の竹腰教授から青ミカンの未病改善効果について、現時点での明らかとなった研究成果の発表を行いました。
また、商品開発についての提案もされ、今後健康づくりと地域活性化につながっていく展望が示されました。

東海大学医学部3

青ミカンの未病改善効果を明らかにする研究では、青ミカンの抗アレルギー作用として、果皮に抗アレルギー効果(脱顆粒抑制効果)が認められる傾向にあることが分かりました。

東海大学医学部4

地元企業と連携した加工食品の開発では、「ジョイファーム小田原」にご協力いただき、青ミカンゼリーの開発を行うとともに、青ミカンに含有される機能性成分の効果的な抽出法に関して製品開発に結びつくアドバイスを行いました。

 

記載の情報はすべて取材当時(令和元年)のものです。

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