ホーム > 教育・文化・スポーツ > 文化・芸術 > 文化交流・国際交流 > 三県省道(神奈川県、遼寧省、京畿道)での取組み > 友好交流職員 朴榮先(パク・ヨンソン)さん 交流あれこれ
更新日:2020年7月2日
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神奈川県と京畿道の間の職員交流 朴榮先(パク ヨンソン)さん
5月16日|2月15日|2月13日|12月20日|10月31日
参加者:相模原総合高校2学年(当時)9名の生徒さん
講義名:「国際文化比較」
韓国・京畿道の紹介
… 京畿道は首都ソウルを取り囲む韓国の中心にあります。また、北部は北朝鮮と隣接しています。
… 道庁所在地は水原(スウォン)市で108万人が生活しています。
… その他に城南(ソンナム)市(98万人)、高陽(コヤン)市(92万人)、富川(プチョン)市(87万人)があります。
… 京畿道は韓国最大の地方自治体です。人口は10,626,636人(2005年10月末)
… 京畿道には27市、4郡、384洞、113面、30邑が合計であります。
… 京畿道は韓国有数の工業地域です。情報通信、機会、化学、重工業が盛んです。
… 京畿道は農業も盛んです。大消費地ソウルへの供給地として野菜、果物、観葉植物等の栽培が行われています。
韓国文化と日本文化の共通点・相違点
… 共通点:両国とも礼儀を重視しています。そのため尊敬語が発達しています。また、両国とも漢字も使います。
… 相違点:食事の際に用いる道具、作法や味付けなど食文化に違いがあります。
参加者:有馬高校1学年(当時)37名の生徒さん
講義名:「韓国の人々の生活や文化」
韓国の一般的な住居や食生活の紹介
… 冬の寒さが厳しいため、住居には床暖房が完備されています。
… 食事の際ははしとスプーンを用い、食器は置いたまま食べます。
… キムチをはじめ、唐辛子を使った食べ物が多いです。
韓国人の生活の中での儒教の教えについて
… 年齢による人間関係の区別は日本よりも厳格です。
韓国における日本文化の広がりについて
… 韓国のベストセラー小説のうち、日本の小説が相当数を占めるとともに、漫画の人気も高いです。
… その他、若者を中心に日本の音楽や映画の人気も高まっています。
京畿道の紹介
… 1029年から「京畿道」という名前が使われ始めました。
… 1946年にソウル市がソウル特別市に昇格し、水原(スウォン)市が道庁所在地となりました。
私が生まれ育った美しい所、京畿道を紹介いたします。
京畿道を象徴する木はイチョウです。逆境に強く、生きた化石と言われるほど長い寿命のイチョウは、夏には広く濃い日陰を、秋にはきれいな紅葉を、そして硬い木材と果実を与えてくれる繁栄の意味を持つ木です。長い樹齢のイチョウのように京畿道の歴史も旧石器時代までさかのぼります。
皆さん、機会があったら韓国の京畿道を訪問しませんか。神奈川県と一番交流が盛んな京畿道が皆さんを待っています。
さて、私が日本に来てからもう7か月になりました。
その間、国際課の職員を始めとして皆さんにとてもお世話になっています。ありがとうございます。おかげさまで私は元気に過ごしています。
私が友好交流職員として、韓国・京畿道から神奈川県に来てから100日以上が経ちましたが、まだ日本語の会話の聞き取りなどが下手です。
もっと一生懸命勉強することが必要だと思いました。
これまでの私の主な勤務内容を紹介します。
まず、8月を通じて取り組んだのは、県の発行した行政資料の精読です。
神奈川県の施策に関する理解を深めるとともに、日本語の学習も兼ねて、様々な資料を、辞書を引いたり、職員の皆さんに聞いたりしながら読み込みました。
また、県行政に関する理解を深めるため、様々な業務に実際に参加する形式で、県行政の研修を受けました。具体的には、次のようなことを行いました。
14日には「三県省道スポーツ交流事業」で韓国・京畿道に派遣される神奈川県選手団の県庁訪問に同席しました。選手団はサッカーの選手とバスケットボールの選手たちでした。結団式や松沢知事へのあいさつが行われました。
また、選手団は、韓国に行って京畿道と中国・遼寧省の選手団と試合や交流を行うので、韓国語と中国語の言葉の勉強もありました。韓国語の先生はもちろん私です。時間が短いので、初歩的なあいさつなどを指導しました。
15、16日と27日には「神奈川県海外技術研修員」が来日しました。これから神奈川県で技術を学ぶ人たちです。
15日は、タイ、ラオス、カンボジア、モンゴル、16日は中国、27日はエクアドルからの研修員がそれぞれ成田空港に到着し、私は、国際課の職員と一緒に研修員を成田空港へ出迎えに行きました。
研修員も、私が6月から生活している神奈川県国際研修センターで生活をするので、私は日本での生活の先輩として、研修員の皆さんに研修センターの中を案内したり、買い物の手伝いをしたりして、日本での新生活のスタートをいろいろと手伝いました。
26日の日曜日には、神奈川県職員の皆さんと一緒に、平塚の海岸を清掃するボランティアに参加しました。大変暑い日でしたが、職員の皆さんと一緒にたくさんのゴミを集めました。
また、9月の上旬には、私の家族が日本を訪問しました。
家族の滞在中には、箱根や鎌倉、さらに東京の江戸東京博物館などを訪問し、かねてから興味のあった日本の伝統文化や昔の日本の生活について、家族と一緒に学びました。
また、日本人の知り合いの家に家族一緒に宿泊する機会もあり、とても印象に残りました。
さらに、過去に、京畿道に友好交流職員として派遣されていたことがある神奈川県職員の方々にお目にかかる機会もありました。
10月からは本格的に神奈川県の各課を訪問して該当課の業務に関する研修が始まりました。また県やその他の団体が主催するセミナーなど講演会に参加していろいろな県の施策の説明を聞きました。
また、現在、私は、勤務が終わった後の時間などを利用して、日本語を一生懸命習っています。
これまでの勤務を通じて、私は、神奈川県と京畿道の発展のために、自分自身がさらにどのような努力をすべきか、改めて考える契機になりました。
日ごろより、私をいろいろとご助力下さる国際課の職員の皆様に、改めて感謝申し上げるとともに、今後とも一生懸命、友好交流職員としての職務に励みたいと思います。
国際交流・協力グループ
電話 045-210-3755
このページの所管所属は文化スポーツ観光局 国際課です。