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更新日:2023年11月29日

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第6回地域医療構想調整部会 会議結果

県央地区保健医療福祉推進会議 地域医療構想調整部会の開催結果

第6回地域医療構想調整部会 会議結果

次の会議を下記のとおり開催した。

審議会等名称

県央地区保健医療福祉推進会議 地域医療構想調整部会

開催日時

平成28年9月15日(木曜日)19時30分から20時45分

開催場所

厚木保健福祉事務所大和センター 講堂

出席者(部会長)

(部会長)馬嶋順子

(厚木医師会 会長)

小林米幸

(大和市医師会 会長)

高橋裕一郎

(海老名市医師会 会長)

五十棲優

(座間綾瀬医師会 会長)

青木則博

(大和歯科医師会 会長)
鈴木仙一 (海老名市歯科医師会 会長)
櫻田委員代理 永野芳郎 (座間市歯科医師会 理事)
山下巌 (厚木病院協会 会長)
高原委員代理 鈴木通 (大和高座病院協会 事務局長)
大塚委員代理 太田美智子

(大和綾瀬薬剤師会 理事)

青木茂昌 (海老名市薬剤師会 会長)
木村みさ子 (神奈川県看護協会県央支部 支部長)
近藤 正 (全国健康保険協会神奈川支部 業務部長)
加藤 毅 (健康保険組合連合会神奈川連合会 会長)
岩澤栄一

(厚木市 市民健康部長)

五ノ井博之 (大和市 健康福祉部長)
橋本委員代理 吉田邦夫 (海老名市 健康づくり課長)
加藤成郎 (座間市 健康部長)
大浦猛 (綾瀬市 市民こども部長)
大貫博 (愛川町 民生部長)
増沢委員代理 笹生正人 (神奈川県医師会 理事)
深澤博史 (厚木保健福祉事務所 所長)
中井信也

(厚木保健福祉事務所大和センター 所長)

下欄に掲載するもの

議事録

審議(会議)経過

<会長>
それでは次第に従って進めたいと思います。
報告事項として、第5回会議の結果概要について、事務局から報告をお願いします。

資料説明(事務局)
資料1 第5回県央地区地域医療構想調整部会の結果概要
<会長>
第5回会議の結果概要についてご質問はありますか。
<会長>
ないようですので次第に従って次に進みます。
前回の会議のなかで、今後の地域医療を考えるにあたり、海老名総合病院が三次救急の指定を受けることは地域医療に大きな影響があるので、会議の委員とし、ご意見を伺うべきというご意見をいただきました。
委員の追加については、構想策定後に改めて検討をすることとして、今回は三次救急の指定を受けるにあたってのお話をお聞きすることとし、ご参加願いました。
県央地区は、県内で唯一、三次救急医療機関が存在していない地域でしたが、平成29年4月の三次救急の指定に向けた準備を進めているとお聞きしているところです。それでは、海老名総合病院の服部院長よろしくお願いします。

<海老名総合病院>

資料説明(シ゛ャハ゜ンメテ゛ィカルアライアンス海老名総合病院 服部院長)
資料2 海老名総合病院の救命救急センターの指定について
海老名総合病院の服部でございます。本日は、このような皆様の前で我々の取り組みについてご説明させていただける機会を頂きまして、誠にありがとうございます。
三次救急につきまして概略をご説明させていただきます。
この三次救急につきましては皆様のご意見をいただきながら、あるいは行政の方々と一緒に進めていきたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
資料2の2枚目をご覧ください。
スケジュールについてですが、平成27年4月に準備をはじめまして、当院の開設者の理念でございます救急こそが医療の原点であるということを具現化したいということで、三次救急、救命救急センターをやりたいという想いではじめました。
当法人では、平成28年4月に座間総合病院を開設いたしましたが、来年の4月を目途に海老名総合病院の救命救急センターの指定を県にご認可いただけるよう進めているところです。
県の医療課の皆様には、図面を見ていただき、意見交換をさせていただき、ご指導をいただきながら進めているとこであります。
県の審議会等がございますが、4月までに三次救急を取得したいと考えております。
次のページになりますが、年々救急車のリクエストが増えておりますが、それに伴う受け入れ件数も増えておりますが、リクエストが増えているためにお断りしている件数も増えているのも事実でございます。これにつきましては、救命救急センターの開設のときまでには改善していきたいと考えております。
引き続きまして、次のページですが、現状のところで、29年4月に体制がどのように変わるかということですが、現状では二次救急の469床は二次救急の輪番の日に対応するということとなっております。
基本的には脳神経と心臓につきましては、いつでも受け入れることができる体制を整えており、夜間も人数を揃えて対応をしております。
あとは、座間綾瀬地区の二次救急が苦しくなった状況がありますので、7、8年前から海老名市の輪番だけではなく、座間綾瀬の二次救急の輪番に参加させていただいており、地域に貢献していきたいと考えております。
そのほかの座間綾瀬地区の輪番に関しても一緒にやっていきたいと考えております。
29年4月から三次救急の指定を受けることとなりますが、ハード的に三次救急専用のベッドを20床の準備を進めております。
病院内で必要なところを現在改修しておりまして、救命救急センターとなる受け入れ態勢を準備しております。
三次救急をやるのだから今までどおりの二次救急はやらないのか、ということに関しましては、20床使いますので、残りの449床を使って、今までと同様に二次救急に対応していくことを考えております。
従いまして469床すべてを急性期に対応する病床にしていくことと思っております。
二次救急に関しましても、単独でやるのではなく、今までとおり、他の医療機関と連携しながら座間綾瀬を含んで対応していくことと考えております。
また、三次救急の範囲となりますと県央地区全体となりますので、重症患者の件数も増えていくことと考えております。
住民の方も含めて大丈夫かなと思われる方もいらっしゃるのか思いますので、ここは大学病院と意見交換をしながら、連携をしながら進めており、実りのある救急医療を提供させていただきたいと考えております。
三次救急を作るにあたり一番の課題は、人を確保していくことと考えております。
看護師の確保については、看護部長を筆頭にリクルート活動を進めており、なおかつ、院内で救急を担う看護師の確保も進めております。
医師の確保については、大学病院の医局に話をしておりまして、ある程度見込みがつきはじめておりますので、ほぼ大丈夫という感触を持っており、三次救急に関しても20床で出来ると考えております。
最後のページを見ていただきますと、他の救命救急センターとの救急患者の受け入れの比較ということとなっておりますが、救急車の受け入れの数は県内の他の救命救急センターと遜色のないものと自負しておりますが、重症患者の数が少な目であるという形になっています。
重症患者の数は、東海大学病院が最も多いということですが、同じ民間病院の湘南鎌倉病院を見ますと受け入れ患者数は大変多いですが、重症患者数は当院と同じくらいであり、当院のハード、ソフトの準備状況も見込みが立っておりますので、予定通り三次救急の指定を受けることはできるものと考えております。
当院としましては、以上のように準備を進めているところですが、皆様からの忌憚のないご意見、ご指導を頂きたいと考えているところですので、どうぞよろしくお願いいたします。
<会長>
ありがとうございました。ただいまの説明にご質問はございますか。
<委員>
服部先生ありがとうございます。
海老名総合病院は、29年4月から三次救急医療機関となるべく準備を進めておられるとのことですが、29年4月に開設できる可能性が非常に強いと思っております。
二次救急医療を継続しつつ、新たに三次救急機能を設けることで、二次救急病院の後方病院として、365日、24時間の対応を図っていただけるということでした。
県内で唯一、三次救急がなかった県央地域に三次救急ができることは大変ありがたいことであって、しかも民間の病院が担ってくれるということにお礼を申し上げたい次第でございます。
一次救急、二次救急があっての三次救急なので、海老名総合病院以外の二次救急を担っている病院も二次救急輪番を引き続き維持していくことが必要ですし、それぞれの役割に応じた対応を果たしていくことが必要になると思いますので、地域としてもバックアップしていきたいと思いますので頑張って進めて頂きたいと思います。
<会長>
ほかにご質問はございませんでしょうか。
海老名総合病院の三次救急について歓迎したいというお話をいただきました。
これから、三次救急の指定にかかる手続きとして、県の医療課で救急医療の会議に諮り、判断されるということですが、海老名総合病院の三次救急の指定は、県央地区の総意でありますので、円滑に指定が進めばと考えていますのでよろしくお願いします。
<会長>
それでは、服部先生には、引き続きお残りいただき、お気づきのことがあればお話していただければと思いますが、よろしいでしょうか。
(異議なし)
<会長>
続きまして、議題に移りますが、「県央構想区域の将来の医療提供体制に関する構想(案)について」ですが、まずは、県全体の構想(案)について、説明をお願いします。

資料説明(事務局)
資料3 神奈川県地域医療構想(素案)に関するパブリックコメントの結果概要
資料4 神奈川県地域医療構想(素案)(第3章を除く)からの主な修正点一覧
資料5 神奈川県地域医療構想(案)
<会長>
ありがとうございました。県全体分の構想(案)について、ご意見、ご質問はございますか。
<会長>
特にないようですので、次に移ります。
続きまして、県央構想区域の構想(案)について、事務局から説明をお願いします。

資料説明(事務局)
資料6 県央構想区域の将来の医療提供体制に関する構想(素案)に係る修正点一覧
資料7 県央構想区域の将来の医療提供体制に関する構想(案)
<会長>
ありがとうございました。県央構想区域の構想(案)について、ご意見、ご質問がありまし
たらお願いします。
<委員>
p8のところですが、かかりつけ医となると、月に2回診療に来る人をかかりつけ医と言え
るかというと分からないので、日ごろから地域医療機関と連携を持てるようなかかりつけ医を持つことが必要だというような表現にしていただければと思います。
<事務局>
ご指摘いただいたところは、そのような趣旨で記載しておりますので、修正させていただきたいと思います。
<委員>
医療提供体制の整備のところで、既存病床数は上限である基準病床数に達しているため、現状では増床できませんという表現は理解できますが、医療提供体制の整備には、基準病床数に、2025年の必要病床数が速やかに反映される必要がありますという記載は、同じことなのかどうか分からないので説明していただければと思います。
<事務局>
病床の上限数である基準病床数は5,252床ですが、資料7の5ページで示す必要病床数は5,703床です。現在は基準病床数と同数の病床があるため増床はできないこととなりますが、基準病床数が必要病床数の5,703床となれば増床が可能になることから、趣旨は同じまま、他の地域との表現を揃え修正しました。
<会長>
ほかに、ご質問はありませんか。
<会長>
意見は出尽くしたと思いますので、今後のスケジュールについて事務局から説明をお願いします。

資料説明(事務局)
資料8 地域医療構想策定後のスケジュール
<会長>
県の保健医療計画推進会議で検討し、医療審議会へ諮問・答申した後、策定されるということですが、県の推進会議での検討を受けて地域の構想を修正する場合もあるかと思いますが、どのような手続きになりますか。
<事務局>
ただいまのご質問は、この会議は終わった後に県の計画が修正され、それによって地域の計画に修正があるかもしれないということかと思いますが、県の推進会議では、各地域の構想も含めて検討してまいりましたので、各地域の根幹にかかわる修正はないものと考えております。
しかし、構想全体の表現の修正に併せて地域の構想の中の細かな文言の修正もあるかと思いますので、文言の修正については、事務局にご一任いただければと思います。
<会長>
地域の構想の根幹にかかわる修正ではない文言の修正については事務局に一任するということで、よろしいでしょうか。
(異議なし)
<事務局>
今回、地域医療構想を10月末に策定するということになりますが、この後は、来年度、保健医療計画の改定作業が出てまいります。これが平成30年から平成35年度までの6年間の計画となりますが、これまではっきりとしていなかった部分、例えば、必要病床数と基準病床数との関係がどうなるのか、といった部分を国のワーキンググループで検討しています。議論の動向を見ていると、基本的な基準病床数の算定方法は変えずに、基準病床数を超える数の病床整備が必要な場合は、特例で対応するというような印象を受けます。
また、県央地域の病床につきまして、昨日の神奈川県議会で知事の答弁で七沢病院の話がありましたが、回復期病床をはじめとして、まだまだ県央の病床は不足しているという認識でございます。
地域医療構想を踏まえた医療計画の改定の中で、引き続き地域の皆様と一緒に検討してまいりたいと考えていますのでよろしくお願いします。
<委員>
スケジュールのことでお伺いしますが、県の医療審議会、1月から3月のところで医療計画策定指針の通知があるとされています。また、今年度の第7回会議で調整会議の今後の進め方と書いてありますが、国の通知が出て状況が整ったときでないと会議はできないということでしょうか。それともこれとは関係なく独自にやるということでしょうか。
<事務局>
ありがとうございます。調整会議の今後の進め方ですが、国で行われている次の医療計画の策定に向けて、例えば基準病床数と必要病床数の関係をどうするかということ検討されております。
今の国の検討会のスケジュールでは、12月までには基本的な考え方をまとめるということで、通知という形で3月に国から県で示される見込みですので、国の考え方は12月に概ね把握でき、お示しできることと考えております。
<会長>
ほかに質問はございませんでしょうか。
<会長>
ないようですので、進行を事務局にお返しします。
<事務局>
会長、どうもありがとうございました。
それでは、以上をもちまして、第6回県央地区保健医療福祉推進会議地域医療構想調整部会は終了いたします。
近日中に会議の記録を送付させていただきますので、確認のほどよろしくお願いいたします。
皆様、本日は、お忙しい中ご出席いただき、大変ありがとうございました。

 (以上)

会議資料

問い合わせ先

厚木保健福祉事務所企画調整課 横溝
電話番号 046-224-1111
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