虐待による子どもへの影響

掲載日:2021年6月10日
虐待による子どもへの影響
「虐待」が身も心も子どもを変えてしまう。

子どもや本来、赤ちゃんのころより大好きなお父さんやお母さんなどとの間で甘え、ほめられ、認められ、人間関係の安心感や信頼感をえて、「自己肯定感」や「自尊感情」を少しずつ育んでいきます。

この自己評価や自信こそが、子どもにとって生きていくための大切なエネルギーとなり、その後の人生にも大きな影響を与えると言われています。

そのことから考えても、子ども虐待が与える子どもの心身への影響ははかり知れないものがあります。

虐待による子どもへの影響

身体・知能

・さまざまなケガ、やけど、骨折、脱水症、ひどい場合は重度の後遺症や死亡

・栄養失調、愛情不足による発育不良(低体重・低身長)

・知的発達の遅れ

・性感染症にかかる、妊娠するなど

感情・精神面

・自己評価が低く、自信や自尊心がもてない

・人の顔色をうかがう、おびえた表情をみせる

・表情がぎこちない、感情を表さない

・気分が変わりやすく、すぐに怒ったり、パニックになったりするなど

行動・対人関係

・年齢相応の生活習慣を身に付けていない

・人間関係がうまく築けない

・すぐに暴力をふるう、わがままや自分勝手な態度、極端にベタベタと甘える

・家出、盗み、いじめなどの問題を起こすこともある

・自分が親になった時に虐待を繰り返してしまうこともあるなど

感情面・行動面など多岐にわたる障害の発症

子ども虐待の結果生じる愛着障害には、発達障害に非常に類似した症状が認められます。特に、感情や衝動性のコントロールができないことから幼児期には、注意欠陥多動性障害(ADHD)と思われてしまう事もあります。

感情麻痺や解離(かいり)

同じような情景、人の記憶、色、においなどが引き金になり恐怖を覚え、おびえ、感情麻痺や解離(かいり:意識の不連続)などを示すことがあります。

解離は、幻覚・幻聴を引き起こしたり、無意識の自傷行為、性的挑発行動、衝動的に乱暴する行為や意識と記憶の途切れのため、愛着関係の修復の障害となることがあります。

性的虐待による障害

愛着の対象者からの性的虐待は、加害者から「逃げたい」という気持ちと「愛されたい」という気持ちが重なり合って、もっとも混乱する出来事です。また子どもは、秘密を守るように押し付けられた責任と秘密をもつ罪悪感にはさまれて助けを求めることができず、大変な孤立感、孤独感、自責感に陥ったり、かえって受け入れられず何も無かったかのように振る舞ったりします。

身体の傷は時間とともに治りますが、心の傷を癒やすためには長い歳月がかかり、その後の人生にも大きな影響を及ぼします。さらに、次の世代に引き継がれるおそれもあります。
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