更新日:2026年1月21日
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"対話の広場"では、「いのち輝くマグネット神奈川」を実現するための重要な施策や事業について、知事が直接県民の皆さんと意見交換を行っています。令和7年11月19日開催の黒岩知事と県民との対話の広場川崎会場の開催結果です。
”まるっと”神奈川観光~東海道でつなぐ食探訪~
115名
(1)参加した感想
(2)特に印象に残ったもの ※複数選択可
(3)今後取り上げてほしいテーマ
交通、スポーツ、まちの活性化など
(4)自由記述
それでは、ただいまから、「令和7年度、黒岩知事と県民との“対話の広場”川崎会場」を開催いたします。まずは、黒岩知事からごあいさつ申し上げます。知事、よろしくお願いいたします。
こんばんは。神奈川県知事の黒岩祐治です。今日はようこそ、県民との対話の広場にお越しいただきました。
この対話の広場は私が知事になってから始めてもう15年になります。今日は101回目になります。これまで参加してくれた方が15,000人を超えております。そのような中で毎回テーマを決めて、皆さんと率直に意見交換をしていきます。
今回のテーマは「“まるっと”神奈川観光~東海道でつなぐ食探訪~」というテーマで行います。今日のゲストを見てください。お馴染みの素晴らしいゲストが来ていただいていまして、本当に皆さんと逐次話をしていきます。
そして、この進行は私がやります。私は元々テレビのキャスターでしたから、この対話の広場では進行役、司会と知事の二刀流で参りますので、どうぞ最後までよろしくお願いします。ありがとうございます。
ありがとうございました。それでは続いて本日の地域テーマについて、お話しいただくゲストお二人をご紹介いたします。お一人目は、ご存じ、お笑いタレント、グルメリポーター、俳優など幅広い分野でご活躍されていらっしゃる石塚英彦さんです。よろしくお願いいたします。
どうぞよろしくお願いします。石塚英彦です。
今回のテーマの東海道でつなぐ食探訪。私、出身は神奈川県の横浜市の保土ケ谷区なのですけど、もう小学生の頃から神奈川県の形は何かに似ているなって思いましたら、Tボーンステーキにちょっと似ているんですよね。まず、県の形自体がもう既に食に関わっているという。そして東海道というのはやはりもう皆さん、昔の旅人達が通った道で絶対に途中でカロリー補給をしているわけですから、「まいう~」なものがたくさんある県でもあると思います。今日はよろしくお願いいたします。
ありがとうございました。
さて、石塚様はご本人もご紹介ありましたが、横浜市出身で、現在は「かながわ観光親善大使」として、観光イベントやテレビ、ラジオを通じて、主に食を中心とした県観光の魅力をPRしていただいております。また、グルメレポーターとして全国“美味しいもの”の食べ歩きや食の魅力を発信し続けていらっしゃいます。YouTube石ちゃんねるでは、様々なグルメ情報をお届けしています。石塚様とそのお店の方たちとのハートフルなコミュニケーションも注目です。
それでは、お二人目をご紹介いたします。國學院大學観光まちづくり学部教授の楓千里様です。よろしくお願いいたします。
國學院大學観光まちづくり学部の楓でございます。私どもの学部の学生13名が、応援に来てくれています。今日はよろしくお願いいたします。
ありがとうございます。よろしくお願いいたします。
楓教授は、学習院大学法学部政治学科をご卒業後、株式会社日本交通公社に入社され、出版事業局では月刊誌『るるぶ』の副編集長、月刊誌『旅』の編集長などを歴任されました。その後、自治体・企業とのメディアソリューション事業を担当され、株式会社JTBパブリッシングの取締役を務められました。2020年4月に國學院大學新学部設置準備室教授に、そして2022年4月からは同大學観光まちづくり学部教授に就任されております。どうぞよろしくお願いいたします。
それでは、改めまして、石塚様にテーマについてお話をいただきたいと思います。石塚様どうぞよろしくお願いいたします。

よろしくお願いします。さあこちら、「“まるっと”神奈川観光~東海道でつなぐ食探訪~」ということで、全ては紹介できないので幾つか私、“美味しいもの”を挙げさせていただきました。こちらをご覧ください。

これはまだ食ではなかったですね。私、1962年、現在63歳です。海外で言いますとジョージ・クルーニーと同じ歳になります。そして、昨年の7月、「かながわ観光親善大使」に就任させていただきました。
*「かながわの名産100選」においては
「横浜のシューマイ」と表記
うち、株式会社崎陽軒は「シウマイ」と表記
本当はもっと挙げたかったのですが3つということで、あえて挙げさせていただきました。やはり私の出身の横浜。横浜と言えば、シューマイ、またシウマイ弁当。もっと言ってしまえば、もう必ずJRの駅には大体、売店が入っておりますシウマイ弁当、崎陽軒のシウマイ弁当が入っております。これは本当に小さい時から、本当に私大好きで、特にシウマイ弁当というのは中に入っているメンバーがほとんど変わらない。長い間、これはやっぱり美味しい証だと思っています。そして、いつでもやっぱり、僕は今、東京に住んでいるのですが、シウマイ弁当を食べると横浜に住んでいた時代を思い出したり、本当に少年時代の自分の住んでいたところを非常に思い出があるので、シウマイ弁当から何か昔の思い出に浸れると。そういう感じもございます。後は、やはりこの観光という面からとりましても、やっぱりこの横浜の人間だけではなくて、この横浜のシウマイ弁当というのはもはや、もう全国区であると私は思っております。インスタグラムなど拝見しましても、いろんなアーティストがシウマイ弁当のアップの写真を上げたり、それぐらいやっぱり横浜の素晴らしさをやっぱりアピールして下さっているのがこのシューマイなのかなと思います。
そして、今回、会場が川崎ということで、私、川崎から2つ挙げさせていただきました。
これは皆さん、今日、地元川崎からお越しの方ってどれぐらいいらっしゃいますか。ほとんどですね。野鳥の会を使わず、ほとんどと分かりました。川崎大師と言えば、私、本当小学生の頃から初詣にお参りさせていただいております。参道を歩きますと飴切りの包丁の音が非常に心地よく、あの音を聞いただけでイコール川崎大師なのだなと分かるほど、あれも本当に参道から、もうすでに観光目的は果たしていると思います。そして何といっても、川崎大師様にその1年の安全、平和を何かお守りいただいているなと、そういう感じに包まれて、帰りには非常に気持ち良い気分で家に帰ったのを覚えています。そして、もちろん飴は割とうちの父や母は好きだったのですが、私はどうしても久寿餅が大好きで、もっと言えばきな粉と黒蜜、あれを直に飲んだこともあります。何でしょうか、何で黒蜜というのはあんなに人を笑顔にするのでしょうか。いろんなお店もございますけれども、全体に僕はどこの久寿餅も大好きです。これが何か1年の始まりであったり、1年を通して要所要所に川崎大師に行くと必ず久寿餅を買って帰り、幸せに浸っております。
そして、最後は私が言うまでもないと思います。元祖ニュータンタンメン本舗のニュータンタンメン。これは本当に僕はこの世界に入ってから、初めていただいたんですけれども、皆さん「ケンミンSHOW」という番組があるのですが、それ私、観光親善大使をやらせていただいているので、神奈川県の代表として出させていただいた時にその神奈川を特集する時に、神奈川ってものすごく要所要所にいいラーメンが、麺類があるのですよ。その始めがこの川崎の元祖ニュータンタンメン本舗。何て言うんでしょう。まず、人って赤いスープを見るとまず、やる気になるのですよね。赤っていうのは、人の気持ちを盛り上げる色でもありますし、そして香りが、ニンニクがちょっと強めに入っていまして、さらにこの辛味のカプサイシンで、僕はちょっと説得力ないのですけど脂肪を燃やしてくれるカプサイシンも入っておりまして、本当に道路を走っていて、回転灯がバーッて回っているのが見えると、この近くにあるのだなと。思わずハザードを出してしまう。ニュータンタンメンというのは僕は川崎のソウルフードから、今やもう日本全体に知れ渡って欲しいと願う麺でございます。
そして、今あえてニュータンタンメンを挙げさせていただきましたけれども、神奈川県も横浜と言えばサンマーメン。これはもう本当に他にはございません。そして、平塚に行きましたら平塚タンメンという、全体に玉ねぎを刻んだものがバーッと散っている。食べても食べてもといいますか、食べるほどに血がサラサラになるという、健康食であり、「まいう~」な面も存在いたします。
後は本当に神奈川県というのはもう麺も豊富ですし、あと、カレーもなかなか神奈川県豊富に、各ポイントに地元のカレーがございますので、もし、時間がありましたら102回目の対話の広場でそちらもお話したいと思います。

とにかく、神奈川県というのは地元の皆さんにもものすごく住みやすくて、快適なところだと思うのですけれども、やっぱり観光の面からしても、ものすごくたくさん魅力のある県だと思います。海あり山あり川あり、そして温泉あり。もう、逆に他に何が欲しいのだと逆に聞きたいぐらい、神奈川県内で全てが満喫できるという素晴らしい県だと私は観光親善大使として、すごく誇りに思っております。現場からは以上です。
ありがとうございました。
それでは、ここで、本日は、対話の広場史上初、特別に、「かながわの名産100選」に選ばれている「おつけもの慶」さんのキムチをご用意しております。ご用意したのは、おつけもの慶さん定番の「王道白菜キムチ」と、地元の川崎市立川崎高校の生徒さんとコラボして作られた新商品、「こくまろ味噌キムチ」および「オールカムチ」です。本日、一般発売を前に特別にお持ちいただきました。それでは、ゲストの皆様に、ご試食をいただきたいと思います。どうぞお召し上がりください。
いただきます。まず、「王道白菜キムチ」から。
王道の。これはもう、定番ということで販売されているキムチですね。
ちょっと甘味を感じますね。甘みの後にじわじわと程良い辛みがきます。
確かに辛すぎないって感じですね。すごく深みのある。この辛味というか。まろやかな辛味ですよね。
まいう~
「まいう~」をいただきました。ありがとうございます。
今、これ単体でいただいたのですけれども、多分これ白いご飯とベストフレンドなのではないのでしょうか。
白いご飯持ってきて欲しいですね。ビールも合うかもしれませんね。
これ美味しいですね。噛むほどに後から旨味が出てくる。ただ、辛いっていうのではないところはやっぱりプロの技はすごいですね。
素晴らしいですね。王道キムチを召し上がっていただきました。続いて、「こくまろ味噌キムチ」です。
チーズが入っていますね。チーズとキムチの組み合わせは初めての体験です。
この小さいサイコロはチーズですか。
これ、美味しいね。いろんな味がミックスされていて、そのバランスがすごくいいですね。
川崎高校の生徒さんが一生懸命考えてくれた新メニューです。
これ、高校生が作ったの。すごいね。
この前列の皆さんが、これを作られた川崎高校の皆さんですか。
すごいよ、これ。
改めまして、これ、ありがとうございます。「まいう~」です。
これは、発売されているの。発売、まだされてないのですか。
はい、まだ。12月2日頃に、店舗と自販機。駅の中に入っている自販機で販売する予定です。
すごい。本物の商品になるわけ。皆さんが作ったものが。これ、売れるよ。
ありがとうございます。
知事、自販機でキムチが買える時代がついに来ましたね。
すごいですよ、川崎、なかなかのパワーですね。
チーズとのコラボレーションの発想はどこから生まれたのですか。
どうしてチーズを入れようという発想が。
辛いものが苦手な人でも、美味しく食べられるようにまろやかさを入れようと思って、みんなで話し合った結果、チーズにしようとなりました。
それとこれ、味噌が入っているでしょ。味噌とキムチの組み合わせはあんまりないのではないですかね。
今回、キムチを作る時に、食材を漬けるというのが1つのテーマで、みんないろんなものに食材を漬けていたのですけど、味噌とキムチというあんまりないものを作ろうってなって、味噌にしました。チーズとすごく合うようにしました。
味噌は日本のものでしょう。キムチは韓国のものでしょう。チーズはどこか外国のものかもしれないね。すごい多文化共生のキムチだね。
何回も中に入れる具材変えたりして、班員の人とかともすごく話し合って悩んで決めたものなので、そう言ってもらえて嬉しいです。
すごい。
今の知事のお話をまとめて言いましょう。「まいう~」
もう1つあるよ。
もう1つは「オールカムチ」です。
キムチじゃなくて、「カムチ」なんだ。
「カムチ」だそうです。ネーミングが面白いですね。さて、どんなお味でしょうか。
これ何の味だ。
これ僕大好きです。
カレー、カレー。
カレーの風味がものすごいですね。
カレーなんだ。今度、インドまで来ちゃったよ。
後味にカレーが「フッー」と入って来ますね。
ネーミングが「カムチ」の「カ」はカレーの「カ」ですか。
カレーの「カ」なんだ。「カムチ」と言うのは。
よく噛むキムチのことではなかったですね。
そう。だから僕は固いものだと思って、いっぱい噛む噛むキムチかと思ったら、そうではないんだ。
高校生の発想というのは柔軟でいいですね。今までキムチの歴史って長かったと思うのですけど、そこになかったキムチを生み出す。私と目が合った高校生に答えていただきましょう。よろしくお願いします。
では、「カムチ」について簡単にエピソードお願いします。
このキムチの魅力は、「キムチ」プラス「カレー」というなかなかない組み合わせで、斬新な味わいにして、具材を細かくして、餃子の中に入れたりとか、ご飯のお友にしたりとか、アレンジの効くキムチにしました。「オールカムチ」というのは、「オール」と言うのはそのオールマイティ。アレンジの効くみたいな。「カムチ」の「カ」がカレーで、「キムチ」の「ムチ」を取って、「オールカムチ」という名前になりました。
これ何、学校の授業で作ったの。それとも何かクラブで作ったの。
授業で。
何の授業。
生産実習という授業で、この2班以外にも8班いろんなキムチを作って、その中から、4班選ばれて、自分たちの高校の文化祭でみんなに投票をとって、そこで選ばれた2班が、今ここにあります。
すごいね。いやもう見事ですよ。これ本当美味しいもん。
美味しいですね。もしかしたら、県庁の中の食堂に置く可能性もありますか。
いいですねこれね。いいですよ。
地元の若い力が作ったこのキムチというものを、神奈川県のみんなにまず最初に知っていただきたいですものね。これ、実際今、動いているのですよね。発売になる直前まで来ているのですよね。
12月2日ぐらいに発売するって。すごいね。
すごいと思います。
参加者の皆様との意見交換は後程ということで、一旦ここで、キムチのご試食は閉めましょう。感想を石塚様からまとめて一言コメントいただけますか。
とにかく「王道の白菜キムチ」は、確かにもう既に販売しているものですし、すごく親しみを感じます。ただ、川崎高校の皆さんが考えたこの「こくまろ味噌キムチ」と「オールカムチ」、これはもう本当私、初対面で人を好きになるってことよくありますよね。もうそういう感覚でした。これからちょっとこういうキムチも、いろんなところで、我々が口にできるようになったらいいなと思います。素晴らしいです。本当ありがとうございました。
続いては、楓様から発表をしていただきたいと存じます。ご準備はよろしいでしょうか。お願いいたします。

会場は、すっかりキムチムードになっておりますけれども、私から、國學院大學の観光まちづくり学部の取組みと、本日会場に来ている本学部米田誠司教授ゼミ3年生が進めている、「川崎の食」の研究についての2つをご紹介いたします。

まずは、自己紹介です。先ほど紹介があったように『るるぶ』や『時刻表』を発行している日本交通公社に入社し、その後分社化したJTBパブリッシングに、長く勤めておりました。
かながわのガイドブックは「るるるん♪」ですね。『るるぶ』と姉妹関係にあるかなというぐらいに親近感を持っております。また、国土交通省の委員として「道の駅」とも長く関わっています。実は今年の令和7年7月7日にオープンしました「道の駅 湘南ちがさき」は構想段階からお手伝いしておりまして、7月7日のオープニングの時は感無量でございました。

国内の大学では、観光学部は数多くありますが、観光まちづくり学部は、私ども國學院大學だけでございます。「地域を見つめ、地域を動かす」をスローガンとして教育・研究を進めています。

「観光」と「まちづくり」を合わせた、「観光まちづくり」とは何ですかとよく聞かれます。ここは石ちゃんと知事にお伺いしたいのですけれども、ずばり「観光」と聞いて、何を最初に思い浮かべますか。
まず、僕は神奈川県外から神奈川に人がやってくるのが観光だと思います。
そうですね。様々な方が来てくださることこそ観光ですね。知事は、いかがですか。
そうですね。行きたくなるというか。行きたくなって、そして、自分の今の日常の体験とは違う体験ができるという、その喜びというか楽しみですね。
非日常、今、異日常という言い方もしますが、普段の生活では味わえない体験を楽しむことは、観光そのものかと思います。皆さんに、「観光」と聞いて何を思い浮かべますかと伺うと、スライドのように多様なイメージが広がっていきます。

では次、「まちづくり」と聞いた時どんなことを思い浮かべます。
これはもう、住んでいる人が住みやすい街を作るってことだと思います。
まさに、そうですね。知事、いかがですか。
住んでいる人が住みやすいとともに、やっぱり外から見て、行きたくなるという景観というか、そういったものも大事なのではないでしょうか。

「まちづくり」から何をイメージしますか?と伺ったら、ご自分の住む地域を住みやすくするためのインフラや、防災など、身近なことを挙げられる方が多いです。
地域に様々な方が来てくださり、その地域で出会いや体験をし、思い出作りをされると、そこで経済活動が生まれるのですね。食事や宿泊などの活動で経済が回ることが、観光には欠かせないことです。また、「まちづくり」はまさに、地域の方が住みやすいようにまちを整えることですね。この「観光」と「まちづくり」の2つは実はこれまで、あまり相性が良くありませんでした。役所の中でも、商工観光のセクションと、「まちづくり」というと土木関係が主の総合計画のセクションといったように、それぞれ、独自に政策を進めているケースが見受けられてきましたが、人口減少、少子高齢化の時代、「観光」と「まちづくり」を両方一緒に進める必要があるとの動きが出てきています。
観光で訪れた方にこの地域は良いところだねと実感してもらい、住んでらっしゃる方も、私たちの「まち」このように魅力的で、自慢できることがたくさんありますよ、と伝えたくなるまちづくりが「観光まちづくり」と考えています。
スライドに示しているように、地域の個性をみつけ・みがき、つながりをつくり・活かし、暮らしを支え・豊かにする、そして未来をつくる人材と仕組みを育てることを目指す「観光まちづくり」を、学生と一緒に進めている学部でございます。

本学部の特色を紹介します。私はJTBグループにいましたのでどうしてもお客様というか、観光客視点で「観光」を考えがちですが、本学部では、地域の皆様にとって最適な交流の在り方を考えとして「地域から観光を考える」というのが1つ目の学びの柱としています。学生は座学で理論を学びつつ、地域に伺い、その地域で何が起きているかを実感する学びの機会を多く作っているのが2本目の柱です。そして、「観光」と「まちづくり」両方に通じる、文系理系の垣根を超えた学びを3本目の柱としております。このような感じで学生や地域の皆さまとワイワイと、楽しみながらに学びを進めています。


2年生からの必修の観光まちづくり演習が本学部の特長的な科目です。2年生約300人全員が、鎌倉にフィールドワークでお邪魔しております。もちろん一斉ではなく、6人ずつのグループに分かれて、鎌倉を調査します。現在、鎌倉が抱えている課題を「観光まちづくり」の視点で洗い出し、合計50チームが調査・分析を進め、最終段階では、鎌倉市役所の方などに成果報告を行います。
3年生になりますと、神奈川の横浜ベイエリア、相模原、湯河原、東京の谷中、神田に60人ずつに分かれ、それぞれ6人ずつのチームで、その地域の課題の調査・分析を行い、実際に地域の自治体や観光関係者の方への課題解決の提案まで行います。
この演習では、スライドにありますように、まず地域を読み解くことをベースに置いています。地域の風景や歴史や文化との深い関わりがある暦。空間構造は、例えば、川崎ですと武蔵小杉高層ビル街、工場街もあり、田園地帯など、市内でもそれぞれに地域の特徴があり、その空間を読み解くのが重要です。また、地域を動かすためには、地域の計画や政策のこともしっかりと知る必要があります。川崎市が何を目指しているのか、神奈川県は何を目指しているのかということも調べます。
次に、人の流れや、交通網の状況など。特に、人流のビッグデータは大事ですね。鎌倉には多くの観光客がいらっしゃいますけれども、月・日・曜日・時間別にどこに人が集中しているのかというビッグデータが、マーケティングやオーバーツーリズム対策の基礎になります。そして、その地域のコミュニティーなどの社会状況。それから、経済も大事ですね。先ほど、観光は経済と密接な関係があると申しましたように、地域の産業や経済活動を調べる必要もあります。それぞれの自分たちの研究テーマの地域を、まず読み解く学びを進めております。


本日、会場にきております米田ゼミ生13人は、まさしく「川崎の食」というテーマで研究を進めていて、私も仲間に入れてもらっています。今年の6月には、まずキックオフとして市内のフィールドワークを行いました。セレサモス宮前、武蔵小杉、そして、この写真のように川崎宿の交流館で賑やかにコスプレも体験しました。岡本太郎のモニュメントがある市役所で資料を探し、先ほど石ちゃんから紹介のあった川崎大師で久寿餅をみんなで美味しくいただきました。その後、韓国料理を食べて打ち上げといった、川崎色満載のコースでした。4つのチームがスライドにあるようなテーマに取り組んでいます。ひとつのチームは、「川崎市民の食生活」の調査分析を進めています。
セレサモス宮前の店内に入った途端、これって「道の駅」ではないかと思うくらいに、川崎の地野菜がずらっと並び、地元の和菓子屋さんのおはぎがあったりで、まさに「道の駅」そのものでした。
必ず野菜とかでも生産者の名前が書いてあったり安心ですよね。
そうなのです。川崎産の野菜は「かわさきそだち」というネーミングでブランディングにも取組んでいます。
また、次のチームのテーマは、「川崎の歴史と食文化」です。石ちゃん、三角形のおむすびの由来をご存じですか。
母親の手が三角だったのではないですか。だいたい三角ですよね。
川崎の方は皆さんご存じですよね。
ご存じなのですか。
実は、東海道の川崎宿、そして八代将軍吉宗との関わりがあるのです。
暴れん坊将軍ですね。
はい。川崎宿にお泊まりになった吉宗に献上したのが、三角のおむすびで、それが3つ並ぶと。三角が3つ並ぶとどうなりますか?石ちゃん。
家紋ですか。
はい。葵の御紋です。これはなかなかよろしいと、吉宗様も大絶賛したというお話が残っています。三角のおむすびの由来は、ここ川崎宿がルーツということで、おむすび音頭まであるのです。
これ皆さんご存じなのですか。これもう地元の方は。マルが出ていますね。
そうですよね。
今やもう徳川と何の関係もない方も三角のおにぎり食べていますから。常識になっていますよね、今。
海外からのお客様にもおむすびは大人気です。
おむすびの専門店も増えていますよね。
ユニークなおむすびを提供するお店なども、できていますね。
川崎発ですか。
そして川崎市内には老舗のお店もあります。高津にある田中屋は、十代目の方が受け継いでいる武州茶のお茶専門店。
それから、川崎は工場と共に発展したまちですので、夜勤明けの方向けに、朝早くから開けている居酒屋さんもあります。石ちゃん、京急川崎駅近くの「丸大ホール」は朝10時から飲めますよ。「川崎の歴史と食文化」だけでも研究テーマが多彩で、目下深めているところでございます。
今月の11月15日に開催された川崎市とURの共催「虹のまちにわフェス2025」に本日の学生メンバーでブースを出店しました。すすき野会場での出店でしたが、来場したお客様に「日常の食」に関するアンケートを実施し、研究に活かしています。
現在、学生メンバーは一生懸命研究中でして、1月中旬の成果報告発表を目指して進めております。お楽しみと言っていいのかどうか分かりませんが、成果を皆さま方にお伝えできればと思っております。

そして、先ほど申し上げましたけれども、セレサモス宮前に伺った時に、こんなにも川崎の食文化が豊かなのかと驚きました。「かわさきそだち」の野菜ラインナップも壮観です。夏でしたので、予約しないと買えない川崎産のメロンの存在を知り、びっくりしました。
川崎でメロンが取れるのですか。
そうなのです。宮前メロンです。冊子『かわさきそだち』には、生産者の皆さんも紹介されています。市内には農園の方がなさっているレストラやスイーツのお店、「かわさきそだち」の野菜を使った料理が食べられるようなレストランもあり、その情報がこの冊子に載っています。これからも、学生と共に「かわさきそだち」の応援団でいたいと思っております。以上でございます。
楓様ありがとうございました。
それではここで、本日ご参加の来賓をご紹介いたします。恐縮ですがその場でご起立をお願いいたします。神奈川県議会議員、小林武史様です。
本日はよろしくお願いいたします。
ご来場ありがとうございました。
それではこれより、県民の皆様と意見交換となります。
それではここから、皆さんと対話して行きたいと思います。神奈川の観光地図というのがあります。これはまさに今日のテーマの一つであります東海道の宿が9個、川崎宿に始まって、箱根宿まで9ヶ所ずーっとあるのです。神奈川県は、この宿をそれで繋いで行くというそういう楽しみ方もあるということなのです。
観光に関して言うと、実際、今は出てこなかったけれども、県の我々の立場として見ればいろんな課題があります。観光客にお客さん来て欲しいなと言って、どんどん来てくださいと言って、それを我々目指していたのです。けれども、気が付いてみるとこんなにいっぱい来るのかということで、今までは外国からお客さん来てくださいねと必死に言っていたのだけれども、気がついてみるとこんなにたくさん来るのかとなって、今そこのところは、大きな課題になっています。皆さん今ニュースでも取り上げられているからよくご存じでしょうけども、例えば鎌倉はどんどんお客さん来るけども、じゃあ、どこに来ているのか。これは面白いですよ。観光地に行ってみると、今までだったら例えばお寺に行ったりとか、大仏さんに行ったりとか、そういうポイントに行くのだろうなって。要は観光スポットに行くと思っていたら、踏切に集まっているわけでしょう。踏切は、別に観光地ではないですよね。ただの踏切でしょう。でもそれが、「スラムダンク」というアニメの中で出てくるシーンだっていうので世界中から、そこに、わんさか人がやってきて、あそこは普通の踏切だから、道路は車が通らなきゃいけない、人も通らなきゃいけないっていう時に、えらいことになっているわけです。そうすると危ないからと、住民の人たちはもうカンカンです。それで、皆さんが見られるような場所を作ったりとかしていて、こういうオーバーツーリズムという問題も実はあるのですね。そういう中で、どうやってこういうことを解決してくのか。お客さんに来ていただくのは嬉しいです。でも、来過ぎちゃって、それが1ヶ所に集中すると、住民の皆さんが怒る。だから、観光の中で一番大事なのはこれぐらいの皆さんに来てくださるようにという、要するにバランスです。調和。観光に来てくれた人は楽しんだ。地元の人も来てもらって喜んだ。これをうまく作らなくてはいけないですよね。このバランスをとるのが我々にとって一番今、観光からするならば一番大きな課題ですよね。
この東海道って、9ヶ所あります。これは、東海道に沿ってずっーと、それぞれが宿になっている。元は、宿場だったわけです。集中するのをどうやって解消するかというと、実はこの東海道のそれぞれの宿を巡って行ってもらうといった仕掛け、実は我々やったのです。今の時代に合わせて、デジタルスタンプラリーでやりました。これを最初にやったのは「鎌倉殿の13人」というNHKの大河ドラマがありましたね。源頼朝が出てきて、あの時にみんなが鶴岡八幡宮に集中しちゃうわけですよ。でも、御家人のその13人のいろんなところがあるのですよって言って、そこに次々巡ってくださいねって言って、そこに行くとデジタルのスタンプがもらえる。こういうことによって、分散してもらって、回ってもらった。分散して周遊してもらう。そのことによって、来た人はこんなところがあったのだって言う。行ってみたら、鶴岡八幡宮みたいな立派じゃなくても、小さなお社でも歴史の縁があって、そうなんだなって、そこに行ってスタンプもらったら、「やった」って達成感あるじゃないですか。そうやって回って行ってもらう。だから、分散周遊型という中で、我々はこの東海道といったものも、それによって活用したといったことがあって、こういうふうにして、いろんなところにいろんな魅力があるよということを皆さんに分かってもらえると、それに基づいてみんなが行ってくれるという、こういう流れを作っていきたいなと実は思っている。その時にやっぱり、それぞれの町がそれぞれどんな魅力があるのか、例えば食もそうですよね。ここに行ったらこれが食べられるぞとかいうと、いろいろと回っていく楽しみがあるじゃないですか。そういったものを見える化していくことによって、みんなで神奈川県全体を楽しんでもらおうよという、そういう流れを作っていこうというのは、我々県として今、目指しているところであります。
そういったことを踏まえた上で、これはもう今日の大きなテーマ、今日お2人の素晴らしいお話もありましたけれども、ここからは対話でやって行きます。手が挙がった順にあてて行きます。いいですか。それではまいります。はいどうぞ。誰も挙がらないの。何でもいいですよ。質問でもいいし、こんなふうにやったらどうか提案でもいいし、意見でもいいし、何でもいいですよ。大体この会は、終盤になるとわーっと挙がってくるのですよ。
川崎区在住の者です。川崎に住んで私15年なのですけれども、最初の頃、何にも魅力を感じなかったのですけども、ただ川崎大師があるだけだなと思っていたのですけども、住んでいるとなかなかいろんな魅力が分かってきて、宿場のことなのですけれども、今、宿場まつりが川崎宿だと10月に行われて、今度11月の22日に神奈川宿、そして、29日が戸塚宿ってこう順番に宿場の宿場まつりみたいの行われるのですけども、それをうまくなんかこう繋げて、今、東海道結構歩いている方多いので、それをうまく何か繋げていけたら、魅力がもっと神奈川県の魅力を箱根までの魅力が、何かうまく伝わっていくのではないのかなっていう、何かそういう方法がないかなっていうのを今考えているのですけども。
宿場まつりってそれぞれ宿場で違うのですか。日にちが。
そうですね。私知っている限りですと、川崎宿が10月の前半にありまして、スケジュール見ていくと11月22日、今度の土曜日が神奈川宿で、その次に29日と30日が確か戸塚宿になって、そこまでしか調べてないのですけれども。
ありがとうございます。素晴らしいアイディアです。そういうのはとってもいいですよね。ちょっと検討したいと思いまして、早速ね。ありがとうございます。素晴らしいご提案でした。
はい、他にいかがでしょうか。なんで皆さん静かなのかな。川崎でここが、私の売りだぞっていうどこか推薦したいところありますか。私は川崎のこのポイントが好きだとか、ここは観光ですごいぞみたいなところ。民家園に行ったことある人は、あんまりいないですよね。民家園ってすごいところですよ。地元の人、意外と知らないのですよね。自分で経験したのですよ。県庁で川崎の議員の先生から、民家園を見に来てくださいよって言われて。民家園って言ったら、みんな知らなかった。知事室の人達も。民家園、そんなところ行くのですかと言うから、とりあえず言われたから行ってみるよって、行ってみたら仰天でした。こんなすごいところなのかと思った。だって、古民家を日本中から集めているのね。それで綺麗に再生して、あっちこっちの古民家が、ずらーっと並んでいて、それ巡って行ったらもうそれだけですごい。だって、ああいう景色って白川郷という、岐阜の奥のところ、あそこは有名ですけれども、あそこに匹敵するぐらいのすごいところ。意外に地元の人も知らない。うちの県庁職員も知らなかった。だから僕が行ってから、この民家園の海外向けの綺麗な写真のパンフレット作ったのです。結構豪華な。それも一番先頭にドーンと民家園を出した。だって外国人、ああいうの好きなわけですよ。日本で何見に行きたいかって、日本らしいもの見たいわけでしょ。そうすると、民家園などは、一番ぴったりなわけです。しかもあそこの古民家なのだけど、歌舞伎の舞台をやるような民家もあるのですよね。縁側で歌舞伎やるのですよ。そこを使って鶴の恩返しという、オペラをやった。あれ、夕鶴っていうのかな、作品は。ストーリーは鶴の恩返しです。それをそこでやって、もうすごいなって思って、それで担当の人に、これすごいですねって、もっとどんどんやればいいじゃないですかって言ったら、いや、あんまりできないですって言うわけ。なんでだって言ったら、あんまりやると壊れちゃうからって。傷つく。傷むからって。ちょっと待ってくれって言って、傷むからやらないってどういうことなんだって。傷んだらどんどん修繕すればいいじゃないか。だって、守っているっていうのは、要するに守ることに重点があったってしょうがないじゃない。見てもらったらいいじゃないですか。楽しんでもらったほうがいい。そういう発想がなくて、とにかく守るのだって言っているから、それは違うんじゃないかって言った記憶はあります。楓さん、要するに魅力というのを、自分の地元にとっても素晴らしいものがあるのだけど、意外に知らないとか、そんな感じしませんか。
そうですね。先ほどお話した演習やインターンシップで、『るるぶ』にも載っていない学生が見つけた地域の魅力を、地元の方にお話しすると、意外だと驚かれることがあります。また、そのようなコミュニケーションがきっかけで、地元の方が自ら再発見をするきっかけに繋がったりします。まち歩きなどで、地域の魅力探しを丁寧にされると、たくさんの宝物が見つかるように思います。
これ、よくある話なのですよね。日常的に見ている光景だから、何にも感じないのだけど、外の人が見たら「うわっ」と言うことって、結構あるのです。だから僕は観光というのは、さっき、まちづくりと一体となってという話があったじゃないですか、これすごく大事なポイントだと思う。その住民の目線で考えちゃ駄目っていうか、外の目線で立って考えるということ、これはすごく大事だと思うのです。つまり、来てもらいたいっていうのはあるのだけど、そうではなくて、行ってみたいというふうにしなきゃだめだね。行ってみたいって。外から見て何を求めて行ってみたいのかっていうところ、これが一番のポイントだと思うのです。だから、行ってみたい。次は、住んでみたい。そう思わせる力、それが「観光まちづくり」だと僕は思うのですけど、楓さんどうですか。
まさにその通りで、住んでよし、訪れてよしを目指すのが「観光まちづくり」だと思います。何よりも住んでいらっしゃる方たちが、「自分たちのまちは結構良いまちだよ」と自信を持っていらっしゃると、それが、観光などで訪れた方たちにも伝わると思いますね。ぜひ、「こういった良いところがあるまちだよ」としっかりと口に出して言って欲しいと思います。
石塚さんどうですか、そのあたり。自分の、住んでいる人の目線と外の目線と違うというところ。
そうですね。これ場合によっては、年齢によってもちょっと感じ方って違うと思いました。僕は横浜の三溪園に子供の頃に行った時には「何だここは」と。まず、何もないし、これ、子供にどうしろって言うのだという感じがしたのですよ。でも、大人になって行ってみるとなんかものすごく風情を感じたり、この現代にはない何かこう、それを思い出させてくれる、改めて大人になったらその三溪園の素晴らしさが分かったり、だから本当に見る方の状態によってもまた全然、違うのですよね。だから海外の方は当然、日本人とまた違う感覚で、先ほどのスラムダンクの話もそうですけど、そういったところを多分、分析されて、こうやると、もっともっとお客さんが来てくれるのだという勉強は、僕はやっぱり必要だなと思いました、改めまして。
これ神奈川で言うと、僕が15年前に知事になった時に、神奈川の観光地ってどこですか。神奈川の観光地あげてくださいって言ったらどこをあげたと思いますか。思いつくまま言ってみて、神奈川の観光地どこか。
横浜。箱根。鎌倉。
こうなのですよ。見事、何かシナリオ書いていたみたいですね。僕は15年前知事になった時に、神奈川の観光地はどこだって聞くと、出てくるのは横浜、箱根、鎌倉、。その次て時に、ちょっと止まるんだよね。確かにそうなのです。それで、新たな観光の核を作らなきゃだめだと言って、それで、新たな観光の核づくり事業をやったのです。それで、僕は最初、神奈川の知事になった時に、僕、選挙3週間前に突然声がかかって、出たのですよ。しかも、その頃は東京都民だった。だから、神奈川って昔大学の時に6年間住んだだけで、あと全然知らないという状況で知事になって、それで、何で神奈川の観光地がその3つ以外パッと出てこないのかなと思って、見たら、僕が学生時代に、かつて輝いていたところが、ボロボロになっていたのね。
その1つが城ヶ島。行ったことありますか、城ヶ島。城ヶ島って僕ら学生の頃行った時には人がいっぱいいて、いいところだなと思った記憶があったのだけど、行ってみたら、寂れている。なんだこれって。
それとか大磯。僕は学生時代、大磯プリンスホテルって、大磯ロングビーチって言ったらもうデートの憧れの場所だったんだよね。あそこでテレビの水泳大会みたいなね、芸能人水泳大会とかやっていて。そういうのでもうとにかく憧れの場所だったのに、その大磯ロングビーチのプール見たら、なんじゃこれってなっていて、こんなに寂れるものかって思っていたの。
それで、何でだって思った。そしたら、やっぱり神奈川県は結構、豊かなのですよ。僕、地方いっぱい見て回っていたから分かるけど、地方に行ったら本当悲惨で、もう潰れるしかないみたいな。人口は減るしお客さんは来ないし、もう商店街はどんどんシャッター通りになるし、どうしましょうか、みたいなそんなところいっぱいあるのだけど、神奈川はそこまで追い込まれていないから危機感がないのでしょうね。なかったの。危機感がなかったから、もう全然人が来てくれなくなっているのに、危機感がないから動き出さない。これは駄目だと思って、どうやったら危機感が出るのかなと思った時に、競い合いだと思ったわけ。それで、横浜、鎌倉、箱根に次ぐ新たな観光の核を作るための、競争をやりましょう、手挙げてくださいって言ったら、いろんなところがバーッと手を挙げてくれた。そして、それをコンペでやったのね。外部の審査員に来てもらって選んでもらった。見事、全部失格。合格ゼロだった。そこから危機感が走ったのですよ。その中で1個だけ、もう1回話を聞いてみたいなってところが出てきたの。それが、三崎城ヶ島。そこの話だけもう1回聞いてみたいと審査員が言ってくれたから、そこだけを審査するためにもう1回チャンスを与えたの。そしたら、みんな地元が一枚岩になって、そしてプレゼンテーションをして、それで勝ち取ったのです。新たな観光の核づくりでまず選ばれたのは、三崎城ヶ島。でも、我々はそこで止めなかった。第2回目のコンテストやりますよって言ったら、また、バーッと上がってきたのだけど、今度はみんな真剣だった。それで結果的に、もう1個に選べなくて2つになりました。それが、大山と、大磯。この3つが新たな観光の核づくり事業で選ばれて、集中的にそこだけ予算を投入して、そこでも競い合い取り合ってくれて、そうこうやってきて磨き上げてきた。そういう中でどんどん生まれ変わっています。三崎城ヶ島にしても、大磯にしても、大山にしても、そうやって新たな観光の核が。でも、ここで聞いてパッとまだ声が出てこないぐらいのものだから、これからもっともっと磨き上げて行かないといけないな。それとともに、今まではその三崎城ヶ島、そして大磯、大山をやっていたけれども、それをメインに広げていこうというのが今、我々がやっていることであります。だから、三崎城ヶ島だけじゃなくて三浦半島そのものというか、そんな形で魅力を立ち上げて行こうとすると、神奈川ってやっぱり、すごい魅力がいっぱいあると思います。そういう形で、やって行こうと思っているのだけども、今言ったように、地元の人たちは自分たちの商店街がボロボロになっていて、お客さんも昔に比べれば全然来なくなっていて、大変な状況になっているのだけど、あんまり気づいていない。おかしいでしょといくら言っても駄目。競い合ってくださいという中で、わーっとなんか頑張ろうみたいな、自分たちに何があるか見えてきたっていう、そういうプロセスが実はあったのです。一人でペラペラしゃべっちゃいましたけど。いかがですか。
僕、つい先日やっぱ大山に行きまして、大山阿夫利神社っていう神社があるのですけども、またそこの麓の大山豆腐がものすごく「まいう~」でして、豆腐を使った料理とか、また大山の阿夫利神社の下社の方に向かうケーブルカーがあるのですけど、それももう満員でした。もう本当になかなか車でも駐車場停められないぐらい混んでいたり、非常にやっぱり賑わいが大山、今すごかったですね。
大山っていうのは、江戸時代は観光の大名所だったのですよね。江戸の町から大山に行く大山参りと言うのは、江戸の人口の10分の1くらいだっていわれていましたかね。それぐらいみんな行くのは、憧れだった。ところが、そうでもない。みんな「大山だ」って思わないでしょう。それはやっぱり、霞んできちゃっているものをもう1回立ち上げようという、そういう流れを作っていこうと。
私、小学生の時は大山にみんなで行きましたけれども、学校で。
行きましたか。
はい。思い出としては、石段が辛かったっていうのがありましたけど、何かそういう学校で行く行事としてもう大山が入っていましたから。
大山に行ったことある人いますか。かなりいらっしゃいますよね、大山は。行っていない人は是非、今のシーズンが絶好ですよ。今、紅葉の絶好のシーズン。ケーブルカーもあって、あそこのケーブルカーを登った阿夫利神社から見た夜景というのが、ミシュランのグリーンガイドで選ばれているのです。だからあそこ、ずっとお店が並んでいるのだけど、結構、楽しいですよね。
少し、何かこう、アンティークというかレトロというか、すごく「ザ・日本」という景色が僕は好きでした。
そうですよね。あそこは、とってもいいですよ。行っていない人は是非、行ってみてください。
大山のケーブルカーは、鉄道ファンというか、乗り物ファンに、大人気です。あの角度のケーブルカーは、貴重な乗車経験ですよね。
もう1つ、先ほど知事がお話された三崎ですが、どうしてもマグロのイメージが強いのですが、最近は、先ほどの「かわさきそだち」のように、三崎産野菜の美味しさが注目されていて、東京でレストランをされていた方が、三崎にお店を移したり、オーベルジュができたりなど、ゆったりと食を楽しむ地域としても、少しずつ注目されているように思います。
本当にそうですね。それと、「三浦半島はイタリア半島」プロジェクトと言うのがあるのです。三浦半島の形を思い浮かべてみてください。イタリア半島に似ているよって。そういうことを思いついた女性がいるのです。料理研究家の長谷川りえさんという人。それで企画書を書いて商工会議所に持って行ったら、面白いですねって言って、始まったのがこのプロジェクトです。なぜかというと形が似ている分だけ、例えば野菜なんかも、イタリアで取れるものと同じような野菜が取れているのですって。それでまずは、そのイタリア料理のフェスティバルですね。いろんなお店でイタリア料理を、料理研究家だから、もともとそういうところから始まったのだけど、料理だけじゃないだろうと言って、イタリアのことを研究した。そうしたら、「アルベルゴ・ディフーゾ」という、コンセプトにたどり着いた。何かというと、イタリアもかつて寂れたことがあって、前は観光客がいっぱい来たのに来なくなっちゃったっていう時があったのです。その時、どうやって再生したのかというと、それぞれの地域の魅力をそのまま残しながら、中を変えていって、快適にしていくというやり方でした。そして、地域が丸ごとホテルみたいな。古いお店なのだけど中を綺麗にするとか、お城なのだけど中を綺麗にして快適にするとか、外観を残しながら再生してきたら、それがどんどん輝きを増すようになった。そういう発想があったので、これ使おうと言って、「アルベルゴ・ディフーゾ」という。だから今、「三浦半島はイタリア半島」プロジェクトというのは、いろんなことが進んでいます。三崎で今、蔵とか、その古い古民家、中を綺麗にして、そこで快適な空間にして、そこで地域丸ごとホテルというプロジェクトも進んでいるのです。ホテルも外から見たら本当に古民家ですよ。中に入ったら、もうすごく快適な空間なの。これすごく大事ですよね。その景観。僕がさっき言った外からの目線は大事だという、外側の目線で一番大事に見えるのは景観ですよね。だから、古い町並みを残しながら快適にして行くというこのスタイル。三浦半島はどんどん良くなってきているし、これでまたさらに料理、イタリア半島のイタリア料理だって実は地域によっていろいろと違うわけです。そうしたらこれから、イタリア半島のいろんな地域の料理をあちこちのお店で味わえるようにして行こうみたいになってくると、みんなが回って行くようになってくるじゃないですか。そういう流れを作って行こうと、こういうことをしている。食の力というのは、そういう意味では非常に大きいなと思います。さあ、皆さんそろそろあたたまってきましたか。意見とか、質問とか何でも結構ですよ。
川崎市高津区在住の者です。質問なのですけど、すごく恥ずかしながら川崎市の他方からの視点という部分でやっぱりバイクの治安が悪いイメージがすごく強いのですけれども、そういった中で僕ら國學院大學で食についてずっと研究を続けているのですけれども、やはりそういうイメージとかもやっぱり食で覆せるのじゃないかなって思うのですけれど、そういう部分でやっぱり食の可能性というところを質問として、知事がどう思っているのかを聞きたいなと思います。
ありがとうございます。食の可能性ってまさにそうだと思うのです。それが食べたいからわざわざ行くということ、よくあるじゃないですか。だから、それはどんなお店に行きたいかと言った時に、必ずしも綺麗で豪華なお店じゃないですよね。ちょっと、この店汚いなと思ったって、ここの何とかのラーメンは最高なのだって言ったら、ザーッと並んだりしている。その、わざわざ行くというのが僕はとても大事なポイントだと思うのです。僕は県政運営する中で、マグネットという言葉をずっと使っている。マグネット神奈川ってどういうことか。引きつける力、磁石です。だから行きたくなる、住みたくなる、引きつけられるように行きたくなる。そのたびに何によって引きつけられるかって言ったならば、さっき地域の魅力はまちづくりだってあったけれど、食というのもあるのです。あそこのあれがうまいよと言ったら、わざわざ行って食べるという、そういう流れ。これは、すごく大事。それを見える化していくということがすごく大事だと私は思います。いかがですか先生。
そういう意味では、高校生の皆さんが開発したキムチは、訴求力があると思います。お味も美味しいし、何よりも、高校生が開発したキムチですというのはアピールできます。そこで、次はさっきおっしゃっていたように、そのキムチを餃子の中に入れるなどの、アレンジのアイディア募集をしたりすると、またそれが注目されると思います。皆さんのキムチが、どんどん広がって行く可能性を感じました。
石塚さん是非、このキムチを何かテレビで「まいう~」ってやってくださいよ。
もう間違いなくやらしてもらいます。これ本当に、しかもいろんなお友達ができそうなので、白いご飯にも合うし、お酒のつまみにもなりますし、このチーズのキムチに関してはもしかしたらワインとかそっち系もいけるのではないかと思うので、こういういろんな可能性を秘めたキムチなので、これはどんどんやっていきたいと僕は思います。
対話の広場で初めてオープンした、石塚さんが惚れ込んだキムチだーって言ってね、是非、テレビでも言っていただいたら一気に大ヒット商品になるかもしれませんよ。このキムチが食べたいから、わざわざやって来る。そういう流れを、是非、作っていきましょう。ありがとうございます。
初めまして、幸区在住の者です。私は小田原市内の根府川駅がすごく好きで、時々、何も用事はないのですけれども、電車で行くことがあります。やっぱり海、タモリさんが大好きな駅ってことで、やっぱり海岸線が広がる駅いっぱいに海が広がるっていう景色はなかなかないと思って、私はもともと埼玉県出身なので、余計海に憧れるので、もう本当にもう行く電車で小田原駅超えるとわくわくしてしまうぐらい好きな駅で、もう海を眺めるだけで、電車待っている時間もそんなに窮屈に感じないくらい、すごく好きな駅なのですけれども、もうちょっと「おかめ桜」が咲いたりですとか、すごく山が綺麗だったりですとか、いいところだと思うのですけれども、少し知名度が低いのかなというところがありますので、もっともっと根府川駅や小田原市の魅力が発信してもらえると嬉しいなと日々思っております。
はい、ありがとうございます。根府川。そんなに素敵なとこなのですね。私もちょっと、今度行ってみたいと思います。ありがとうございました。はい、他にいかがでしょうか。
今日は大変有意義な機会をいただきましてありがとうございます。鎌倉在住の者です。先ほどオーバーツーリズムの話もありましたし、今日のテーマですけれども、食探訪ということで、私は約5年かけて、日本橋から箱根の関所まで、旧東海道を歩きました。所々でいいもの、美味しいものを食べさせていただきましたけれども、ゆっくりと1日大体10kmぐらい歩きながら、大体120kmぐらいありますから、12日間。でも、週末しか歩けないものですから、どうしても5年ぐらいかかっちゃった。提案なのですけど、実は鎌倉には海の家が開設されています。近年、ちょっとその数が減ったように感じているのですけど、そこで、せっかくこの今日ご紹介いただいたような神奈川県のいいものが、そこで食べられるかというとどうもそうではなくて、むしろお酒主体だったり、特に地域に関係のないような食材も売られている、販売されているという状況なのです。私の理解不足かもしれません。海岸については、県の行政所管もあると伺っております。それで、結局なぜそういう事態になっているかというと、多分、元々の権利、海の家の権利を持っている人が、多重に転売をしていて、高額な転売の取引、マーケットがあって、結局、地元の資本とは関係ない食材が使われたりと、商業主義になっているのではないのかなと感じているのです。ですから、せっかく今日こういうような神奈川県のいい食材をご紹介いただくことで、例えば花火大会なんか、今年はありませんでしょう、去年15万人も1日来たということですから、是非そういった場で広く、神奈川県の事業者の方を中心に海の家を展開するなど、転売を規制するとか、そういったことをして、なるべく地元の観光に結び付くような海岸利用ですか、こういった形をしていただいたらいいのではないのかなと感じております。
ありがとうございます。とても重要な視点だと思います。賑わっていても、結局、地元の方が潤わないで、外から来ている人たちが全部吸い取ってしまったら、地元としては面白くない。それやっぱり上手く調和していかないといけないですよね。とっても重要な視点だと思います。ありがとうございました。
横浜市在住の者です。私たちの大学では、私たちの学部では、川崎の食について研究していて、その中でも私は川崎の商店街の中の名産品であったり、名店について研究しているのですけど、名店の定義付けをその研究の中で最初しようとした時に、その食べログの評価であったり、ネットの記事で、その名店に値するお店を選ぼうとした時に、全て全滅してしまったことがあって、そこから名店の定義について、どうしたらいいのか、これから考えようとしていたのですけれど、ここで黒岩知事さんと石ちゃんさんにご質問なのですが、名店の定義、お二方が考える名店の定義についてお伺いしたいなと思います。
石塚さんいかがですか。
食というのは本当に難しくて、10人いたら10人同じ感覚ではないのですよ。だから、本当に自分が気に入って、もうまた行きたいなって思うお店が僕にとっては名店でして、ただ世間一般にやっぱり多く知られていることが名店なのかというのは、僕はちょっとそこ疑問なのですけども。どうでしょうか。
僕もそうですね。私の名店でいいのではないですかね。
いいと思います。
私にとっての名店で。今、コメントとかばーっと入ってくるのも、何かいろいろと操作して書かせてみたいなものもあったりするのでしょう。ああいう世界って本当難しいですよね。
難しい。
私は名店というのは、地域の方が、このお店はずっと長く続けて欲しいなという思いがあるお店と考えます。地域の方たち大事にしたい、応援したいと思い続けているお店が名店で、長く続いて欲しいと思いますが、いかがでしょうか。
なるほど。そういうテレビ番組がありますよね。地元行って、いきなり何かこの辺でいいお店紹介してって言ったら、あそこの何とかねって言って、いきなり飛び込んで行って、そこで電話して、取材に今行っていいですかって言って、取材に行って。
タクシー運転手さんに聞いたり。ありますね。
そういうのありますよね。そういうと名店というのは、口コミというかやっぱり、生の声でしょうね。ネット上のは、あんまり信用できないかもしれないですよね。
ちなみに僕の名店は濃い味です。もう薄味が理解できない体になっております。
ありがとうございます。はい、一番前の川崎高校。
さっき、キムチを試食していただいた川崎市立川崎高校の生徒です。私は今回、キムチに関する活動を通して、商品を売ることに対する責任感とか、地元愛について知れたと思っています。今回完成した2種類のキムチはここにいる生徒だけではなく、クラスのみんなだとか、高校の先輩方、先生方、おつけもの慶の人たち、とにかくたくさんの人が関わって力を貸してくれてできたものなので誇りがありますし、今回の活動を通して、川崎の魅力をたくさん知れたと思うので、前よりも地元愛というものが強くなったと感じています。今回はおいしく作るだけではなくて、原価とか、賞味期限、消費期限とか、味だけではない部分もすごく追求できたと思っているので、自分のためになったと思いますし、これからもこういう活動が増えていって欲しいと思うし、今やっている活動が、これからも続いていって欲しいと思っているので、本当にこのような機会がたくさんあればいいなって思います。ありがとうございます。
素晴らしいですね。この開発の中でいろんなことを学んだって。地元愛に芽生えたというのは嬉しい話ですよね。だからこれ続編というか、この流れをぜひ何か次に繋げて行ってもらいたいと思います。どうもありがとうございました。
横浜市港北区在住の者です。石塚さんに質問というかお願いがございまして、初めのフリップで左側に「シューマイ」が出てきたのですが、「シュー」で、小さい「ュ」に「ー」で「マイ」って書かれていたと思うのですけど、横浜の崎陽軒ってご存じの通り、「シウマイ」ってなっていますよね。
「ウ」ですね。
あれは何か例えば横浜のある意味こだわりなので、できたら次からしていただくことはできないでしょうか。ひとつよろしくお願いします。多分、野並社長も多分それはこだわっていると思いますので。
そうですね。崎陽軒は「シウマイ」なのですよね。ご指摘ありがとうございます。
知事、今日はお忙しいところありがとうございます。実は私、神奈川県民ではなくて、東京都民なのですけど、横浜駅で「広報よこはま」を見て面白そうで来ました。それで、交通のことを2件ほど提案なのです。冒頭知事が9ヶ所の宿場を結ぶ、今、インバウンドの方いらっしゃるってことだったのですけど、みんな公共の交通機関を利用しているのですか。
いえ、必ずしもそういうわけじゃなくて、目的地として繋いで行くと。
何でその質問をしたかというと、京都市ってありますよね。あそこだと、もう普通の市民がバス乗れないと、インバウンドの方で。それで、インバウンド専門のバスを走らせる計画を近々実行するってことだったので、私が今神奈川県で一番聞いているのは江ノ電がなくなるって話は聞いていますけど、将来的にそうであれば、観光バスを使って今の9ヶ所を結ぶとか、あと、先ほど大山が出たので、大山も入れて10ヶ所にするとか、そういう形でやれば、インバウンドのお客様お金持ちですから運賃高めに設定すれば、普通の市民の方が利用する路線バスなんかもしばらく値上げできない、値上げしなくて済むのではないかとちょっと思ったのと、それからルートについてなのですけども、今言った東海道以外に、夜景のコース何かも考えてみたらいかがですか。静岡県富士市なんかで工場夜景って何かあるのですよね。そういうツアーみたいなのやっているので、例えば川崎の東扇島、それから横浜の山下ふ頭、横須賀の軍港、そこら辺を結んで夜にツアーのバスをあれするとか、今、各バス会社さんも乗務員不足で大変だと思うのですけども、是非、ご検討をしていただければいいかなと思いました。
ありがとうございます。移動の問題ってすごく大事です。神奈川が今やっているのは、海。海を巡って行こう、海で移動して行こうということで、神奈川シーライドです。逗子と葉山、それと江の島の湘南港、これを結んで船で移動して来るのです。海上タクシーというやつです。どうしても陸を回って来ると、季節によっては大渋滞してしまう。海は渋滞ないですよね。僕もテレビ神奈川の番組で神奈川のシータクシー、海上タクシーを試したのですが、素晴らしいですよ。逗子マリーナから出て、港から出た時にレポーターの女性も一緒にいたのだけど、2人とも「うわーって」言ったのですよ。こうやって来て、船が富士山に向かってまっすぐ進んでいくと、もう絶景ですよ。目の前に江の島があって、その後ろにでっかい富士山があって、それに向かってバーッと水上タクシーで移動して行く。移動手段であると同時に、水上からのクルーズも楽しめる。それを、どんどん繋いで行こうと思っているのです。だから、逗子と葉山と江の島だけじゃなくて、今度はそれを、小田原、大磯、真鶴に繋いで行こうと思っていて、こうやって繋いで行けるのは、まさに神奈川の海を最大限生かした移動だということです。これをまずはやろうと、実はしています。あとは夜景で言うと川崎の工場夜景は大変人気ですよね。これは面白い発想です。観光産業ならぬ産業観光。産業観光ってなんだろうと言ったら、産業の現場を観光するということなのです。だから工場なのです。夜になるといろんな光があって綺麗だなって言いながら、そこをクルーズで回って行くこともあるし、バスで回って行くのもある。今、ご提案があったような、ここの工場夜景とここの工場夜景を比べてみるとか、そういう案内の仕方をするとまた魅力が出てくるのかな。まさか工場がその観光のポイントになるなんて思わなかったと思うのですけど、そういう意味でいくと、磨き上げ、発掘というのは、まだまだあると思います。ありがとうございました。
今、工場夜景の話が出ましたが、私、川崎市の観光協会で仕事をしておりまして、川崎の工場夜景が確かに今、観光バスで見るよりかやはり、海から見るのが一番綺麗だということと、それからああいう工場夜景の写真を撮るマニアがいまして、例えば私どもで地元の企業のご理解を得て旧社名は昭和電工、昭和電工のプラントなど、工場の中に入って、見させていただいています。ただ、コンビナートの場合には、基本的には写真撮影できないのですよ。非常にプラントの構成を企業秘密になっていますので、できないということ。それで、今、私どもは川崎の大師線の先の小島新田の釣り船屋から屋形船を出して、それから、工場夜景を楽しんでいただくようなことをやっておりますが、できたら今、考えているのは、今日もパンフレットに載っていました「六郷の渡し」、六郷橋のたもと、昔の「六郷の渡し」のあったところから船を出して、それで横浜まで行けるような工場夜景を楽しむことができないだろうかと。ただ、多摩川は国が管轄する1級河川ですので、なかなか国のご理解が得られないということと、それから多摩川は河口に近いから喫水が浅いので、大きな船ができないというハードルがありますが、何とか国のご理解を得て、川崎駅から旧東海道、東海道かわさき宿の館長もいますけれども、あそこの浮世絵ギャラリーの斎藤さんの浮世絵を模した外灯も大変綺麗ですので、夜間あそこを通っていただいて、「六郷の渡し」から、川崎、横浜の工場夜景を楽しんでいただくようなことを計画しておりますので、是非、楽しみをしていただきたいということと、川崎市観光協会のホームページを是非、ご覧いただければとPRをさせていただきます。
ありがとうございます。いろんなまだまだ魅力がありますよね。是非、見に行っていただきたいと思います。
本日は貴重なお話ありがとうございます。國學院大學観光まちづくり学部の学生です。私は個人的な活動で高津区のまちづくりインターンに参加しておりまして、高津コネクトというウェブサイトのライターの授業をやっております。そこでは高津区民の人たちの好きなスポットとか、たれこみしていただいたりとか、あとライターも、私も東京都に住んでいるので全然区民ではないのですけど、区民の方以外、区民の人もいるし区民以外もいるようなライターの人たちで、いろいろ、私は散歩の記事を書いていたりとか、美味しいお店の紹介とか区民向けのウェブサイトみたいになっているのですけど、川崎市高津区以外でそういう試みをしているところがあったら、何か一緒に活動できたら神奈川県全体の観光誘致にもなるのではないかなと私、本日、話を聞いてて思っていて、マグネットの意味履き違えちゃうかもしれないのですけど、いろんな自治体がくっついて、区の中に住んでいる人からの情報もあるし、そこの町が、さっきも根府川好きな方もいらっしゃったように、何か自分が住んでいない地域のファンの人たちからそうやって、情報いただいて、素晴らしいまちづくりができるような試みとか、もし考えていただいたら、是非、私も参加したいなって思っている提案です。
楓先生どうですか。
神奈川県全体ですとやや広過ぎるかもしれませんけれども、例えば川崎にお住まいの方やお隣の横浜のコミュニティサイトで、まちの魅力発見に絞ったサイトや、SNSのチャンネルができたりすると、面白いことがそこから広がっていきそうな予感がします。
ありがとうございます。皆さんいろいろ議論してきましたけど、皆さんから事前にいただいたアンケートの中で、これは面白いなと思ったものだけれども、「観光地については過去から日々テレビなどで報道されています。もうされ尽くされているようなにも思います。」と。確かにそうですよね。テレビつけたら観光地をグルグル歩いて回ったりとか、食べて回って「まいう~」、「まいう~」と言う人もいるし。いっぱいあるけれども、何であんなに毎日、毎日、番組ができるのでしょうかね。ここはやっぱり日本のすごいパワーだと私は思います。どれだけ奥深いのか。まだまだ知らない魅力がいっぱい眠っているのだと思うのです。しかも、それは、また新しく生まれるものもある。今日のキムチは高校生が新しいキムチ作ってくれた。それだったら食べに行きたいなって動きが出てくるかもしれない。だから、みんな当たり前の日常的に自分の前の景色を見ながら、これ当たり前だなって思っていてもそこに実はすごい宝が眠っていることだってある、ということですよね。神奈川県は、ずっと商店街観光ツアーやっていて、商店街というのは地元の人が物を買いに行くところです。でも、外の人が来たら商店街そのものがマグネットになるというか、地元の人と触れ合うことができる観光スポットにもなりうるみたいに、まだまだ磨き上げ、発掘していくものはいっぱいあるし、それを出していくことと上手く繋ぎ合わせていく作業は、これから皆さんと一緒に、どんどん、やって行きたいと思います。
皆さんお1人お1人が当事者ですから、この流れをぜひ皆さんと共に作っていきたいと思いますので、どうぞ今後ともよろしくお願いします。本日はどうもありがとうございました。ゲストのお2人にも拍手をお願いいたします。皆さんありがとうございました。
ありがとうございました。「こくまろ味噌キムチ」食べたくなりましたね。お腹の空いた時間ですけれども、皆様、そして石塚様、楓様、本当にありがとうございました。お疲れ様でございました。ここで石塚様、楓様、知事は退出いたします。改めて皆様、拍手でお見送りください。ありがとうございました。
これをもちまして、「黒岩知事と県民との”対話の広場、川崎会場」を閉会させていただきます。本日は誠にありがとうございました。
(以上)
このページの所管所属は政策局 政策部情報公開広聴課です。