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更新日:2022年4月15日

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令和3年11月29日 オンライン版 黒岩知事と県民との対話の広場 開催結果

令和3年11月29日に開催した「オンライン版 黒岩知事と県民との対話の広場」の結果概要を掲載しています。

開催概要

テーマ

「新型コロナ感染経験者と語る」

ゲスト(対面)

  • 二本木 美唯貴 氏(tvk(テレビ神奈川)報道部 記者/News Link キャスター)
  • 竹村 弘 氏(聖マリアンナ医科大学病院感染制御部 部長/聖マリアンナ医科大学微生物学教室教授)
  • 新型コロナ感染経験者 5人

参加者数

213名

動画

 

終了後のアンケート結果(回答者数101名)

(1)参加した感想

・大変良かった…48名(47.5%)・良かった…44名(43.6%)・あまり良くなかった…4名(4.0%)・良くなかった…5名(5.0%)


(2)特に印象に残ったもの ※複数選択可

・ゲストの体験談…80名(51.0%)・意見交換…58名(36.9%)・知事あいさつ…16名(10.2%)・その他…3名(1.9%)


(3)開催時間について
・長い…10名(9.9%)・ちょうど良い…80名(79.2%)・短い…10名(9.9%)


(4)今後取り上げてほしいテーマ

  • コロナに関すること…14件(感染対策、後遺症、ブースター接種等)
  • 子育て支援、教育に関すること…5件
  • 貧困対策…3件(経済的困窮者への援助、高齢者の居場所と資金等)
  • アフターコロナでの社会経済対策…5件など

(5)自由記述

  • テレビ番組と違い、県民と対話しながら進められていることがとても良かった。県に守られていると思えた。
  • 感染経験者の生の話は、本当に心に響いた。報道を通して聞くより、真実として迫力があった。
  • 今後の感染対策により一層気を付けていくきっかけとなった。
  • 手話と字幕と両方で聴覚障害者や高齢者等にも配慮されていた点が素晴らしい。
  • 第6波に対する県の意気込み、覚悟、気迫が感じられなかった。「入院できない、療養施設に入れない」ということがないように、是非対策の急務をお願いしたい。
  • 後遺症により働けなくなる人が増えることにより「世帯収入が減り、税収が減る」という重要な事を知事に知って欲しかった。

いただいたご意見への対応状況

対応状況一覧(PDF:220KB)

実施結果(テキスト版)

司会

お待たせいたしました。皆様こんばんは。
本日はお忙しい中、ご参加いただきありがとうございます。
ただいまから、「オンライン版 黒岩知事と県民との対話の広場」を開催いたします。
今回のテーマは、「新型コロナ感染経験者と語る」です。
はじめに黒岩知事から、ごあいさつを申し上げます。

知事

こんばんは。神奈川県知事の黒岩祐治です。
本日はオンライン版の「対話の広場」にご参加いただき、誠にありがとうございます。
私は県民の皆さんと直接に対話を重ねながら行政に反映したいという思いからこれまでずっと、年に大体8回ぐらいやってきました。延べは81回、約1万2000人の方が直接参加いただきました。
残念ながらコロナ禍のため、この2年間は開催できませんでした。
その分、コロナとの闘いの中で、県としては様々な対応をしてきましたけれども、実際そのなかで、コロナに感染された経験者の皆様がどんな思いを持っていたのか、我々としてはベストを尽くしたつもりですけれども、県の対応でこういうことが問題だったということがあれば全部お伺いしたいと思っています。
今日は「新型コロナ感染経験者と語る」という形、しかもオンラインでやるという初めての経験です。私も、どうなるかわかりませんが、せっかくの機会ですから、率直な意見をどんどんぶつけていただきたいです。
今日この会場には県の関係幹部が全部そろっていますので、率直な皆さんのお声をよろしくお願いします。私からは以上です。

司会

黒岩知事、ありがとうございました。
本日は、実際に新型コロナウイルス感染症を罹患し療養された6名の方にご出席いただいております。
また、感染症が専門の、聖マリアンナ医科大学病院 感染制御部 部長で同大学 微生物学教室教授の竹村弘(タケムラ ヒロム)先生にもお越しいただいております。
それでは、まずは新型コロナウイルスに感染した経験のある方から体験談をお伺いしたいと思います。
はじめに、TVKの記者であり、夜のニュース番組「News Link」のキャスターを務めていらっしゃる二本木美唯貴様(ニホンギ ミユキ)様にお話しをいただきます。二本木さん、よろしくお願いします。

二本木 美唯貴 氏(tvk記者)

初めまして二本木と申します。
今回はこのような機会を設けていただきありがとうございます。
私は普段記者として、コロナに感染した方にお話を聞くということは何度かありましたが、このように一堂に会してお話しできるのは初めてなので、有意義な時間を過ごせたらと思います。
私の体験談です。私がコロナに感染したのが4月の大型連休の前で、ちょうど今日で7カ月が経ちました。
7カ月が経った今でも後遺症として嗅覚障害が残っていて、若干味覚も完全には戻っていません。
感染した当時は、最初の症状は咳が出始めて、いつもと違う咳だなと思ったのですが、コロナのことは全く疑いませんでした。
咳が出ている状態で記者として取材もしましたし、いろんな現場に行っていました。
その2日後に38度台の熱が出て、「もしかしたらコロナかも」と初めて疑って、その日に抗原検査で陽性がわかり、「陽性」と言われたとき、いろいろな現場に行ってしまっていたので、自分の行動をすごく反省しましたし、家族にも高齢者や医療従事者がいたので、うつしていたらどうしようと思って、本当に自分のことを責めました。
そのあと、私は運良く宿泊療養施設に入ることができました。
今日は皆さんにも施設内のイメージを具体的に持ってもらえたらいいなと思い、中の様子を撮影した映像を用意してきたので、流していただいてよろしいですか。
私は横須賀に住んでいたので、湘南国際村の施設に入ることができました。
自宅までは民間救急車が迎えに来てくれ、裏の入口から施設に入り、中は普通の宿泊施設でした。
でも、中にいるのは感染者だけで、受付の案内もロボットが対応する形で、体調が悪いのに誰も頼れないのが本当に苦しかったです。
施設の中では熱が出たり、激しい頭痛に襲われたり、においと味がわからなくなったり、本当に毎日体調が変化していって、明日どうなるんだろうという不安もあって、孤独と不安との戦いでした。
今、コロナは普通の風邪だという方がいらっしゃいますが、体験して、本当にそれは違うというのを強く言いたいと思っています。
今まで経験したどんな風邪よりもつらかったですし、大事な人を失うかもしれないという恐怖もありました。
日常生活が今戻ってきていて、コロナを忘れてしまう瞬間が皆さんあると思いますが、本当に苦しい日々が待っている、ということを頭の片隅に置いてもらえたらなと思います。

司会

二本木様、ありがとうございました。
宿泊療養施設の実際の映像もご紹介いただき、非接触型のオリヒメというロボットがホッとするような気になりましたかね。

二本木 美唯貴 氏(tvk記者)

そうですね、オリヒメはロボットのような話し方をするのかなと思っていたのですが、電話のように向こうに人がいるという安心感がありました。

司会

続きまして、県内にお住まいの感染経験のある5名の方に、お話をいただきます。
なおプライバシー保護の観点から、一部の方はお名前とお顔は伏せ、仮名で呼ばせていただきます。
まずはお1人目からお話を伺います。
本日は仮名で佐藤様とお呼びいたします。
佐藤様には、本日はご自宅からZoomでご参加いただいております。
それでは、佐藤様、こんばんは、よろしくお願いいたします。

佐藤氏(新型コロナ感染経験者)

こんばんは。よろしくお願いいたしします。
体験をお話させていただきます。
8月下旬風邪の症状で受診をしました。熱も全くなかったです。
検査しておこうということで、検査をしたところ、陽性となり頭が真っ白でした。
まさか自分がなるとは思わなかったです。
1日・2日目と症状はなく、軽症かなと思っていました。
3日目になり、臭覚がきかなくなりました。4日目からは体の痛みで夜1時間に1回は起きてしまうという状態で、味覚もなくなっていることに気が付きました。
5日目、熱や寒気もないのに、寝ていると汗がびっしょりで、びっくりするくらいでした。
6日目からはついに息の苦しさが始まりました。
食事のときが一番苦しく、食事をとるのを止め5日間水分のみで過ごしていました。
10日目ぐらいから苦しさのピークに達しオキシメーターで90を切る事もあり、父に救急車を依頼。
すでに主人は仕事に復帰していたので、一日中一人で子ども三人を見ながら自分の毎日毎日変わる体調の変化に対応しなくてはいけないことが恐怖でした。
病院では、中等症Ⅰでしたが、入院やホテル療養はできないということで、子どももなっている可能性があるため、自宅で薬を飲みながら療養していました。
コロナになる前に、ニュースで軽症・中等症でも海や川に溺れるくらいの苦しさと聞いていて、それは大げさだろうなと軽く見ていたのですが、本当にその通りで、正直、その10日前後は記憶が全くありません。
その後の後遺症は1ヶ月半ほど続きました。倦怠感、肺の苦しさ、味覚、小児ぜんそくがあったので、ぜんそくっぽい苦しさがあったため、コロナ中に行った病院で再度レントゲンをとってもらったところ、肺炎の影が消えることなく、傷として残っているとのことで、おそらくぜんそくではなく後遺症とのことでした。
それはまた、たくさんの不安でした。
1ヶ月半が過ぎた今思うことは、絶対に油断してはいけない、油断をしないでほしいことと、「私は大丈夫」と思わないでほしいということです。
特にお子さんがいらっしゃる方は、リスクも上がるので尚且つ療養期間中の子どもの対応も難しくなります。
本当に皆さんで気をつけたいと思いました。以上です。

司会

佐藤様ありがとうございました。
日々症状が変化していくことと、そしてお一人で3名のお子様を子育てしながらの療養、本当にご苦労だったと思います。

佐藤氏(新型コロナ感染経験者)

はい。

司会

ありがとうございました。
続きまして、マルティ・クリストフ様からお話いただきます。
マルティさん、こんばんは、よろしくお願いいたします。

クリストフ氏(新型コロナ感染経験者)

はい、こんばんは。よろしくお願いします。
鎌倉に住んでいるマルティと申します。よろしくお願いします。
私の場合は8月の後半くらいにかかりまして、多分感染者数が一番多かった時期なんじゃないかなと思うんですけども、感染者数が多かった分、予防対策は徹底していたつもりではいたけれども、結局かかってしまいまして、やはり気をつけていた分、ショックはかなり大きかったです。
自分の場合ですと、熱は2日間くらいでだいたい無くなって、症状としてはだいたい味覚と嗅覚がなくなった、それぐらいで済んだわけですから、軽症の中でも軽症なのかなという状態だったんですけれども。とはいえ、会社を抱えているわけでもあって、いつ重症化するのかという不安は結構大きかったですね。
その後から思ったのは、いくら気を付けていてもかかるときはかかるので、かかった時のことを想定して、自由に動けるうちに、いろいろと準備しておけばよかったな、ということはすごく痛感したところでした。
災害とか地震と一緒で、予防対策は当然やるべきというか、徹底するべきなんですけれども、かかるときはかかるので、あとからやっても遅いなというところでした。

司会

マルティさん、ありがとうございました。
一生懸命、予防や対策を取っていてもかかってしまった時のショックは本当に胸を痛められたと思います。
そしてご自分のこともそうですし、会社の心配までなさるということ、準備も充分していらしたという事でしょうけれども、本当に後遺症も残っている中で、大変なご苦労をなさったと思います。お話、ありがとうございました。
続きまして、仮名で、高橋様。こんばんは、よろしくお願いいたします。

高橋氏(新型コロナ感染経験者)

はい。こんばんは。仮名で恐縮です。
今日は、この場にご招待いただき、ありがとうございます。
まず初めに、私は結果的には軽症のほうだったんだと思いますけれども、その時の経験談が参考になればと思います。
私は8月27日、忘れもしない金曜日だったんですけれども、その週のはじめ頃に、喉が急に痛くなって、これはいつもの風邪と違うなと思いながらも、会社に出社していました。
それは熱がなかったからだったんですね。
27日の朝、会社の健康診断だったんですけれども、熱がないのでそのまま健康診断を受けています。どうしてもやっぱり体調がおかしくて、夕方頃に熱があるんだろうなとおもって熱を測ったら、ちょっと微熱があったということで、近くのいつものかかりつけの病院にいきましたが、「風邪でしょう」ということで、言い方は悪いですけれどもあまり相手にされなかったですね。
土日を過ごしたら、急に熱が出てきて発熱外来を紹介いいただいて、8月30日に抗体とPCRを受けて、当日に抗体でプラスになって、翌日にPCRでまたプラス、陽性ということで、先生に、「コロナですよ」という風に言われて、かなり焦ったというか、背中が、熱がある以外に冷たく感じました。
結果的に会社の同僚や家族にはうつらなかったというのが一番の不幸中の幸いでして、今思えばホッとしています。
感染経路は全然分からなくて、会社と家の往復だったので、恐らく通勤の中とか、もしかしたらお客様先の中かもしれなかったというのがあります。
子どもたちには「気を付けろ気をつけろ」と言っていても、結果的に私がかかってしまって、子どもは部活動でも学校に行けなかったりしている中で、私がなってしまったことで、学校に行けなくなったとか、部活動に行けなくなったことが非常に申し訳なく、その場で、感染したよ、と報告をした時、泣いてしまいました。恥ずかしい話なんですけれども。
私は軽症だったかもしれない、というのは、ほとんど最初の1~2日以外39度、40度出た以外はあとは36度くらいで済んでいて、そういう意味ではそれ以外につらいことはなく、強いて言えば、喉が非常に痛くて声が出ないとかそういうことはありました。そういう辛さ、それが2~3週間続いています。
今でも、長く話すと痰がからむのが続いているのが気になっているところです。
自宅療養期間、私は自宅療養でしたが、報道でも言われている、急変や重症化がありますので、自分では「軽い、軽い」と思ってはいましたが、そういうのが頭にあったので、今スマホの原稿をみながら読んでいますが、このスマホに日記を書いてしまいました。
「今日は何度」、「今日はどういう体調だ」とか、そういったことを日記みたいに書き留めています。皆さんにお見せするものではないかもしれませんが、やはり、軽症なのだろうなと自分でも思いつつも、やっぱり報道があるように、「怖い」というのは隠しきれませんでした。
最後に、黒岩知事、神奈川県の方々、医療従事者の方々とても早い対応をしていただいたと思います。次の日にはパルスオキシメーターとか、翌々日には食料を送っていただいたり、対応いただいて非常に感謝しております。本当にありがとうございます。以上です。

司会

ありがとうございました。
感染なさったこと、家族にご報告され、とてもおつらい経験をこの場でご紹介いただき、本当にありがとうございました。続きまして、鈴木様、こんばんは、よろしくお願いいたします。

鈴木氏(新型コロナ感染経験者)

こんばんは、鎌倉の鈴木と申します。よろしくお願いいたします。
私は経緯から言うと、相当気を付けてはいましたが7月19日に突然発熱しました。
19日のうちにPCR検査を受けて、20日翌日の午前中に陽性が判明しました。
その際、保健所からの連絡で濃厚接触者を特定し、4名いたのですが、全て連絡が行って、幸いその4名は、全員陰性でした。ですが、その翌日、7月21日には、葉山の湘南国際村に宿泊療養で入りました。
入ったその日から、39~40度熱がずっと続き、結果的に熱が下がったのは8月1日で、10日間ずっと熱が出っぱなしの状態でした。
僕も正直はじめて、人生ではじめて「もしかしたら死ぬかもしれない」と思いました。
寝ている状態以外は、ほとんど何もできない、トイレに行くにも息が切れる、シャワーも浴びられない、そんな状況で、8月1日にやっと熱が下がり、3日に帰宅しましたが、帰宅してからも基本的に衰弱してしまっていて、とてもじゃないけれど仕事に復帰もできない、電車にも乗れない、家の中でも歩くのが相当大変、お風呂入ったあとひとりで拭けないみたいな、相当ひどい状況になりました。
ちょっとずつごはんが食べられるようになったり、ちょっとずつ起きている時間が長くなり、8月20日、ちょうど発熱から1ヶ月後にやっと職場復帰しました。
宿泊中から味覚障害、これは味覚がしないのではなく、まったく逆で、塩分を過剰に感知する。とにかく何食べてもしょっぱい。気持ち悪くて食べられないという状況でした。
これは帰宅後1週間ほど続いて、これは1週間ほどで治りましたが、息切れ、めまいが、これは9月末まで続きました。
常時息切れするのは、帰宅してから1週間くらいでしたが、突発的に息切れがしたりというのは、9月末まで続きました。
10月頭から、抜け毛、毎日髪を洗うたびに抜けるっていう状況が今あって、これは現在も続いています。
ただ、先ほどの鎌倉の方でもありましたが、鎌倉の保健所は対応がすごく早かったです。第5波の直前だったということもあるのでしょうけど、判明のその日には濃厚接触者すべて特定して、全員に連絡がいきました。
そこから先、ちょっと東京は遅かったりして実際PCR受けたのも遅かったりしたみたいですが、本当に会社からも「すごく早く連絡がきた」と報告がありました。
療養中も県のサポートセンターに熱があまりにも下がらないので、解熱剤がきれちゃう、3日分ぐらいしかなかったので、「このまま切れたら本当にきついな」と思い、相談しました。
そうしたらサポートセンターが、土日だったにもかかわらず迅速に対応してくださり、その日のうちに先生から電話をいただいて、リモート診療をして、薬を出していただきました。
その日の夜には解熱剤が部屋に届けられて、本当に助かりました。
今回感じたのは、いろいろ保健所の対応とかが取り沙汰されていますが、今回私に関しては本当に迅速で感謝しかないです。
保健所、サポートセンターのスタッフの方々、宿泊施設のスタッフの方々、病院関係の方々、本当に感謝しかないです。
やはりですね、気をつけていてもなるものなので、でも、気をつけて生活して…。
今、なって、ワクチンも打ちましたが、それでも最善の注意をして、気を付けて生活しないといけないと改めて感じました。

司会

宿泊療養中のリモートでの診察などの新しい医療の体験も交えてお話しいただきました。本当につらいご体験を、ありがとうございました。
それでは続きまして、最後になりますね。熊谷様、よろしくお願いします。

熊谷氏(新型コロナ感染経験者)

よろしくお願いします。
私は、この感染症にかかったのは昨年のちょうど今頃11月ころでした。
私はふだんは医師として勤務しています。
その中で、夕方頃から普段感じない寒気がして、これはおかしいと様子を見たのですが、その後に熱が出て、検査をして陽性と確認されました。
熱がかなり強く、水分、食事もあまり進まないってこともあって、そのころは第3波の前で、神奈川県の臨時施設に入院させていただくことになりました。
入院して数日は食事も全く進まず、やっと3日・4日目くらいからとれるようになってきたというのが、私のコロナの感染症の症状でした。
この経験から私が思ったのは2点です。
やっぱり働いている方皆さんそうですが、仕事のことが1点です。
他の人にかなり不安な仕事を多くやっていただくことになってしまって、やはり自分としては罪悪感を強く持ちました。
その後、感染の症状が消失したあともすぐに復帰できるものではなく、罪悪感を常に抱えながら当時は過ごしていました。
もう1点が家族のことです。
私自身小さい子どもが2人いますので、濃厚接触になり、幸いにも私と接触した方で発症された方はいませんでしたが、家族の特に妻の負担は強く出てしまっていたなと思いました。
妻は県庁のほうからも連絡があり、かなり心配して、いろいろと話を聞いてくれていたそうですが、そこで強く印象に残っているのは、それでもやはり、自分がこの小さい2人を、どこにも行くのもできない状況ですので、自分が何とかしなければいけないとかなりストレスを強く抱えていて、それがかなり印象的だったなと思っています。

司会

熊谷様、ありがとうございました。
ご家族への気遣いまでお話しいただきました。

それではここで、聖マリアンナ医科大学病院 竹村弘先生からお話をいただきます。
竹村先生、よろしくお願いいたします。

竹村 弘 氏(聖マリアンナ医科大学病院)

はい、只今ご紹介いただきました聖マリアンナ医科大学病院感染制御部の竹村です。
それでは私たちの病院での現状を踏まえ、簡単に今回の新型コロナウイルス感染症についてオーバービューしたいと思います。
スライドをお願いします。新型コロナウイルス感染症は皆さんご存知のとおり2019年12月に中国湖北省の武漢で流行が始まり、致死率2%の重傷肺炎で、世界的には2億6000万人感染し、日本国内でも170万人が感染し、やはり致死率は1~2%という重症な、我々今まで経験したことがないパンデミックであるということです。
現在も終息していないという状況です。
皆さん思い出していただきたいのですが、2年くらい前の年末に始まったことなんですが、最初は何が原因かわからないと言っていたのですが、そのうち、この肺炎はウイルス性の感染症で、ヒトからヒトにうつり、世界レベルで広がるとわかってきました。日本でも1月16日に神奈川県で第1例が報告され、2月には船内でクラスターをおこしている「ダイヤモンドプリンセス」号が横浜港に入港し、大きな話題になりました。
ダイヤモンドプリンセス号の事件は、乗員乗客のうちの2割にあたる712人が感染し、13人が死亡する大きな事件でした。
このとき私たちの病院も、2月11日が最初の患者を受け入れ、同時に災害対策本部というかたちで活動を始めました。
写真のような形で、毎日のように会議を重ねたことを覚えています。
病院長、救命センター長を中心に、いろいろなマニュアルを作り、ここに、フェーズと書かれていますが、このフェーズは行政が決めているフェーズではなく、院内の中で受け入れている患者さんの数によってフェーズを決めて対応をしようと決めてしました。
そのようなかたちでやってきたのですが、一番上が私たちの基準のフェーズで、これによってどういう診療体制を組むかを一つ一つ決め、全病院をあげて、他の診療科の、救命センター以外の先生にお手伝いいただいたりしながらやってきました。
そのようなかたちで受け入れてきて、2021年10月末までに、延べ532の入院患者さん、そのうち約60%が重症の方ということですね。
エクモの対応とか、人工呼吸器機が必要な重症な方を受け入れる、私たちは神奈川モデルにおいてはそういう立場の病院でした。
発熱外来に訪れた患者様の数とその陽性検査、陽性率です。
注目すべきは8月の第5波のときですが、第3波の1月より患者数は少ないんですが、それでも400人ぐらい、一か月にこられたんですが、でも、そのうちの半分くらいが陽性という、一番ひどい時、これが、いまお話伺った皆さんでも多かったですが、この時期、患者さんがすごく多かったということです。
これがまとめですが、今後、私たちをめぐる様々な問題点として8点あげさせていただきました。
感染者数が増えた場合を想定した医療体制の準備。
これは今まさに昨日、今日と、オミクロン株という新しい変異株が出て、それに対して、明日から海外からの入国を一時停止する、とも言われていますが、それも踏まえて色々考えないといけない。
ブレイクスルー感染によるクラスター発生の問題ですね。これも、ワクチン打ったのはいいのですが、ワクチンを打った人たちの感染が問題になっている。
さらにCOVID-19後遺症患者の診療体制の強化。
3回目接種を含むワクチン接種体制の強化。
ワクチンや内服治療薬の開発、安定供給体制の構築。
スクリーニング検査のあり方の見直し。
非感染の方も陽性になってしまいますが、それをどうするのかという問題。
日常を取り戻すための規制緩和の推進の仕方。
規制緩和の推進を私たちは考えていかないといけないのではないかと思います。以上です。

司会

竹村先生、貴重なデータまた最前線の話をありがとうございました。神奈川県では、コロナ対策として医療提供体制「神奈川モデル」の中で、様々な対策に取り組んでまいりました。
ここからは、県の取組について、実際の感染経験者の皆様が実感したことを、知事と意見交換してまいります。
それでは、黒岩知事に進行をお願いいたします。

知事

ありがとうございます。
皆さんの経験された生の声というのはこれだけたくさん同時に聞いたのは初めてで、いろいろ発見もありました。
我々は、神奈川モデル、コロナ医療提供体制、神奈川モデル、というのは、重症、中等症、軽症、無症状と3分類したわけですが、軽症・無症状はいかにも軽そうに思えますが、実はそう簡単ではなかったということですね。
それを聞いて、「軽症」という言葉自体が正しい言葉だったのかどうか、不思議な感じがするくらいでありますけど。
皆さんの症状もそれぞれ違うし、後遺症にずいぶん皆さん悩んでいらっしゃる。
その後遺症の種類も皆さんそれぞれ違うな、ということですね。竹村先生、こういうことは、医療サイドとしては把握できていたのでしょうか。

竹村 弘 氏(聖マリアンナ医科大学病院)

はい。後遺症をどういうふうに定義するかにもよるのですが、どちらかと言うと後遺症がない方の人が少ないんですね。
それで、我々の病院でも後遺症外来をやって、総合診療内科を中心に耳鼻科の先生や、いろいろな科で見ておりますが、すごく多様であります。
その情報は病院の中でも共有しているところでありますけれども、私もお話を伺うに関しては、それは何てたくさんの種類があるのだろうなと、精神的なものも含め、様々なものが後遺症にはあるようです。

知事

嗅覚がなくなるとか、味覚がなくなる話はよく聞きますが、思いっきりしょっぱくなったという、そんなこともあるんですね。
二本木さんは後遺症にまだ苦しんでいる話がありましたが、後遺症外来というかたちで行かれていますか?

二本木 美唯貴 氏(tvk記者)

はい。外来で受診をして、そこで紹介してもらった耳鼻科に通っています。
今は少し嗅覚のほうもその治療で戻ってきたので、そこで処方していただいている漢方と点鼻薬で治療しています。

知事

鈴木さんも、かなり後遺症にきついと言っていましたが、後遺症外来に行っていますか。

鈴木氏(新型コロナ感染経験者)

後遺症外来には実は行っていませんが、現状は息切れとかはおさまっていて、まぁ抜け毛なので、行きつけの皮膚科の先生には、あまりにもひどいようであればきてくださいと言われています。
今のところ、まだそこまでではないので、今のところは行っていません。

知事

熊谷さんは、医師の立場で感染されましたが、後遺症の話はなかったですが、いかがですか。

熊谷氏(新型コロナ感染経験者)

私自身としては、後遺症は特になく、幸いにも無事に生活ができています。

知事

後遺症はいろいろな形であることについて、医師としてどう受けとめていますか。

熊谷氏(新型コロナ感染経験者)

私も後遺症のことについてはいろいろと調べたところがあり、いろいろな患者さんからの話も聞いていますけども、いま竹村先生がおっしゃったように、本当に多種多様だと思っています。
明確な機序っていうところは、分かっているものもあれば、分からないところがほとんどなので、今後どうなるか分かりませんけれども、悩まれている方はかなり多くまだまだいらっしゃるだろうなと思っています。

知事

竹村先生、いろいろな株がありましたよね。アルファ株など。この株によって、後遺症が違うこともあるんでしょうか。

竹村 弘 氏(聖マリアンナ医科大学病院)

そうですね、その点についてはあまりデータもないように思います。
それぞれの特徴として、後遺症多いとか少ないとか、今後集積されてくると思いますが、私はいままではみたことないです。

知事

この後遺症はいずれ治ると思ってよいのですね?

竹村 弘 氏(聖マリアンナ医科大学病院)

今総合診療内科を中心にデータを見せていただく限り、やはり徐々にですが、よくなっていっているケースが多いようです。治療法もいくつか薬も含めてあるので、それで少しずつよくなっていくということは多いように思います。
ただ、まだこれから症状が残っているかたもいるので、どうなっていくか、余談の許さないところかと思います。

知事

発表されたマルティさんも日本語大変お上手ですが、外国人ということで、困難に直面した部分は何かありますか?

クリストフ氏(新型コロナ感染経験者)

外国人としては特に困ったことはなかったです。
逆に皆さんと一緒で、県の対応がすごく速くてありがたいな、というのは思いました。
僕の場合はスイス出身ですが、いろいろ話を聞くと、日本でよかったな、と正直思いました。

知事

ありがとうございました。
参加してくださった佐藤さんですが、先ほどお子さんが3人いらして、ということで大変恐怖を感じたということでしたが、お子さんにはうつっていなかったのですね。

佐藤氏(新型コロナ感染経験者)

長男が3日後くらいに高熱は出たのですが、すぐに下がりました。
ほかの2人は症状がまったくなかったので、多分うつっていなかったのか、軽症だったのかという形ですね。

知事

調べなかったのですか。

佐藤氏(新型コロナ感染経験者)

最初、私と同じときに調べたところ、陰性で、その後、登園、登校する前に検査をして陰性だったので、熱が出た時に私はまだ行けない状態だったので、検査はしていません。

知事

我々は医療提供体制、神奈川モデルということで、様々なバリエーションを考えて作っていたんです。
佐藤さんのように、お母さんが罹られて子どもたち、小さいお子さんどうするのか、という形も作っていたのですが、佐藤さんはどのように乗り越えられましたか。

佐藤氏(新型コロナ感染経験者)

乗り越えるというより、本当によくなることだけを祈る日々でした。
やはり毎日苦しい私を見ている子どもを見るのはつらくて、本当にはやく治らないかなと毎日毎日思っていました。

知事

具体に家の中でどうなさっていましたか。佐藤さんご自身は個室に入り、お子さんたちは入っちゃいけないとか。

佐藤氏(新型コロナ感染経験者)

それはまったくできないので、一番下の子が3歳でしたので、本当に部屋を個室にすることは全くなく、オープンの状態で、常に私はマスクをしていて。
主人が仕事に復帰していたので、夕方帰ってくるのを待って、時間をみて、本当にご飯を与えるだけしか私は動けなかったですね。

知事

そうですか。料理もされていたんですね。

佐藤氏(新型コロナ感染経験者)

届けていただいた冷凍のものをあげたりとか。濃厚接触者だった父と母がいるんですけれど買い物には行けるみたいなんですね。買い物と散歩には行けるみたいなんですね。なので父が届けてくれたり、冷凍したものを出したりしかできなかったですね。

(※濃厚接触者の不要不急の外出は自粛をお願いしています。)

知事

いま振り返ってみて、ここのところをこんなふうなサポートがあればよかったなということはありますか?

佐藤氏(新型コロナ感染経験者)

そうですね、一番いいのは、本当にそのとき正直に思ったのは、子どもを預けられる施設があればと思いました。

知事

なるほど。本当にお子さんたち、感染したかどうかわかりませんが、乗り越えられたわけですよね。

佐藤氏(新型コロナ感染経験者)

そうですね、乗り越えました。

知事

よかったですね。今はもう後遺症は?少しある?

佐藤氏(新型コロナ感染経験者)

一応1か月半すぎて、毎日バタバタで、私も仕事をしているので、気づいたら肺の苦しさは落ち着いていた感じだったので、今は、抜け毛はやっぱりありますね。

知事

抜け毛はある。後遺症外来は行ってらっしゃるのですか?

佐藤氏(新型コロナ感染経験者)

一応、一番最初に行った病院で、肺をもう1回みてもらい、2か月続くようであれば聖マリアンナを紹介しています、という話は受けていました。

知事

聖マリアンナの先生がいらっしゃるので、いざというときにお話をしていただければと思います。ありがとうございました。皆さんにお伺いしたいのですが、コロナに感染して差別や偏見という体験はされましたか?
何かありましたか皆さん、高橋さん、どうですか。

高橋氏(新型コロナ感染経験者)

私の場合は特にそういったものはありませんでした。
会社の中で、課員が大体17名ぐらいいますが、仕事上、皆さんと接触することはあり、最初から私は感染しましたといってくださいと言いました。2週間くらい休まないといけないのが頭にあって。
ただ、復帰してからもそのような差別はなくて、逆に、体験したことであのときにどうだった?とか、仕事を一緒に助けていただいたりして、そういったことがなく、逆に感謝しています。

知事

良かったですね。先ほどお話を伺ったとき、週の初めに異変を感じて、そのまま会社にずっと行かれていたわけですよね。
この間は、感染が拡大する可能性が実はあるわけですよね。
このあたりをどうしていくのかというのが、非常にコロナの一番難しいところですね。

高橋氏(新型コロナ感染経験者)

ちょうど27日に変だなと思ったときは、うちの課の中でいわゆる課会があり、10何人がまとめて1つの会議室に集まったものですから、翌週に私が感染したことを皆に報告になって、そのとき私も当然まずいと思ったし、課員もみんなたぶん焦ったと思います。
皆さんコロナのPCR検査を皆さんに受けていただいて、陰性がわかり、皆さんも私もホッとしました。

司会

大変貴重なご意見をありがとうございました。
それでは、ここからはZoomでご参加いただいている皆様からのご意見をいただきます。
Zoomでのご参加の皆様、お待たせいたしました。皆様との意見交換に移ります。
ご意見やご質問のある方は、Zoomの「手を挙げる」の機能を使って、挙手をお願いします。
挙手をしていただいた方の中から事務局が1名指名し、「パネリスト」に設定を変更いたします。
「パネリスト」の設定変更には少しお時間をいただきますので、ご了承ください。
「パネリスト」になった方は、変更後、画面にお顔が映し出されますので、ご発言をお願いします。
最初に、お住まいの市町村名とお名前をご紹介ください。お名前は、匿名でも構いません。
本日は、多くの方にご発言いただきたく、恐縮ですが、ご発言は1分以内でお願いします。
また、YouTubeでご視聴の方は、YouTubeの概要欄にあるTwitterからご意見をください。
のちほど、いただいたご意見をできるかぎりご紹介いたします。
それでは、再び知事、進行をよろしくお願いします。

知事

どなたか参加される方、いらっしゃいますか?

司会

どなたかいらっしゃいますでしょうか。
挙手機能で手を挙げてください。
また、こちらからZoomで接続するので、少し時間を要しています。

知事

先ほど、県の対応が早かったと言っていただきましたが、こういうところが非常に問題がありました、という話でも構いませんので、どんどん言っていただいて、我々は参考にしたいと思います。

司会

どなたかつながりましたか?こんばんは。

参加者1

こんばんは。よろしくお願いします。
先日、神奈川県においても横浜市で新型コロナの専門病院が開院されることとなって、病床数が60床、最大100床まで増床される準備がなされることになりました。まさにこのことは私が希望してきたことです。
しかし、感染爆発が起きた場合、横浜市の1棟のみでは不足していると感じます。そこで県として同様の対策は今後視野に入れられているのでしょうか?よろしくお願いいたします。

知事

ありがとうございます。実は、神奈川モデルの中で、臨時の医療施設ですね。第5波がきた時、一番大きい時ですね、神奈川県でも一日3000人近く患者が出ましたが、あのとき、これは災害級ということで、臨時の医療施設を作らなければいけないと一気に話が出てきました。
実は神奈川県が臨時の医療施設を作ったのは、去年5月のことだったんです。湘南鎌倉病院のところに180床、プレハブの病棟を作っていたんです。
そのときにはまだ感染者がそんなに増えるとは、あまりピンとこなかったので、作る必要があるのかなという感じはありましたが、やはり我々は最悪の事態を想定しながらやっていかないといけないということで、去年5月の段階でつくっていました。
あまり使われていませんでしたが、しかし、第5波のときはフル稼働になりました。
実はその病棟をつかって、神奈川モデルの中でいろいろなバリエーションがあると先ほど申し上げましたが、例えば精神科の患者さんがコロナになった場合、精神科の専門病院では、コロナの患者は診られません。コロナを診ている病院は精神科の患者さんを扱ったことがない、というケースが出てきました。
そのために、臨時の医療施設のプレハブを1つ使って、精神科×(クロス)コロナという病棟にして、対応したこともありました。
だから今回横浜でも、新たな病床を確保したというのは、次なる第6波に備えた話だと思います。県としては2,500床を確保している状況になっています。

参加者1

その2,500床は、通常の病院の中で通常診療の病床数を減らして2,500床を用意していることでしょうか。

知事

通常のものを減らす場面と、先ほど申し上げた臨時の医療施設、これは通常使っていない、新たにそのためにつくっているわけですから、これは神奈川県の独特のやり方ですが、病床数はフェーズ、患者が増えてきたフェーズに合わせて、この時には何床、この時には何床、と決めているのですが、神奈川県の特徴は1つ1つの病院と協定書を結んでいきました。よく議論の中で、コロナの病床がなかなか増えないから強制的に増やすとか、罰則をもって増やす、という話がありますよね。
我々はそういうやり方は、あまり効果は出ないだろうということで、むしろコミュニケーションをしっかりと取りながら、病床を確保することをやってまいりました。
第4のフェーズまで用意し、1,790床を第5波の前に用意していた。これなら大丈夫だと思っていたら、その後もっと増えたので、協定以外のベッドを増やさなきゃいけなくなった。
各病院はみんな協力してくださって、500床くらい一気に増えました。
信頼関係を大事にすることが我々としては大事だと考えています。よろしいでしょうか。

参加者1

ありがとうございます。

知事

他にいかがですか?どうぞ、話してください。

参加者2

ワクチン接種のことでもって質問させていただきます。
病気とか体質で打てない方がいらっしゃる中で、ネットとかデマでワクチンを打たない人が私の周りにいます。
そういう人たち、若い人だけではなく、高齢者もいるんですね。
デマに惑わされないようにしたいのですが、「ワクチンを打つと、将来、悪影響が出る」とか、わからないですけれども、「イベルメクチンを持っているから大丈夫だから、感染しても大丈夫」とか、そういう人がいるので、そういう人たちがデマに惑わされないで、せっかく県の方で、国の方でワクチンを打って感染しないように対策を取っているので、差別などの話は別な問題として、是非、デマを払拭していただくようなご説明をお願いできればと思っています。

知事

とても大事なご指摘だと思います。
ワクチンがこれだけ広がったからこそ、今の患者の激減状態ができていると思うわけです。
振り返ってみると、今、ネット社会で嘘か本当か分からない情報がどんどん出ています。
一時、ワクチンを打ったら、体が磁石のようになり、金属がくっつくとか、そんな動画を流している人までいたようなことでありました。
正にデマですよね。だから、我々もしっかりとした情報を出す。
これは我々だけではなく国も医療提供サイドも、みんなそうですが、しっかりした情報を出し続けることは、非常に大事なことだと思います。
ただ、この間、神奈川県は、アメリカのスタンフォード大学医学部と協定を結んで、毎年交流をしているのですが、今オンラインでこの間、未病に関してオンライン会議をしました。
そのときにワクチン接種の話になって、神奈川県は、日本はワクチン接種が最初、欧米に比べて遅かったけど、今アメリカを抜き去って、神奈川県の方がスタンフォードの周りよりもずっと接種率が高くなっている。
彼らの視点から見れば、どうして日本はワクチン接種が進んだのかという話が出てまいりました。
デマは確かにあるけれども、日本人はある種デマに振り回される人もあるけど、いろんな正しい情報を出していると、皆さんがやっぱりワクチンを打とう、という流れが出ていることは間違いないのではないかと思います。
ご指摘いただいたことは、我々重大な問題意識を持って、これからも正しい情報をしっかりとお伝えするよう努力していきたいと思います。

参加者2

そこで一つご提案ですが、ワクチンの接種券を送る時に、3回目をやると思いますが、その時に同封して、こういった会議があって、皆さんがこうことを言っているとか、デマに惑わされないようにというパンフレットを1部入れたらいいかな、と思っています。

知事

なるほどね。

参加者2

これはお金のかかる話ですから、ご検討いただければと。本当にみんなに打っていただいて、今日、感染者のお話を聞くと、ご苦労されているわけだし、それに対して県がいろいろ対策をとっていただいているのがよく分かりましたので、自分も感染しないように気をつけたいと思っています。

知事

どうもありがとうございました。
他はいかがでしょうか。先ほど別の方が映っていましたね。うつりました。どうぞ。

参加者3

最近は感染者が落ち着きつつあって、元の生活という風潮がより一層強くなっているように感じていて、そのなかで忘年会や新年会、年末年始を迎えることに不安が残っています。
そこで神奈川県のコロナ対策の目的や感染症との向き合い方を再確認したいので教えてください。

知事

これまでお願いしていた、例えば時短のお願いや、お店・飲食店の時間を短縮するものですね、それから休業要請、酒類の提供をなしにしてくれとか、外出自粛、イベントのお客さんを半分にしてなど、色んな規制がありましたが、今これだけ激減した中で、全部の規制をとっぱらいました。ですから、基本的に自由ですね。
前と同じように、人数規制もなく、お店に行き、飲んでいただいても結構ではありますが、基本的感染防止対策だけはしっかりやってくださいと、これは申し上げているんです。
基本的感染防止対策は何かというと、「M・A・S・K」と言っています。
Mは、マスクをしっかりする。
Aは、アルコール消毒です。皆さんよくやってくださっていますよね。
Sは、遮へいです。アクリル板。遮へいをしていただく。
Kは、距離をとる。そして換気をちゃんとやってください。
それから、これから冬の時期に入るので、加湿もやってください。
これは「M・A・S・K」、「基本的感染防止対策」と言っています。
ですから、今は規制がなくなったから何でもいいやと、マスクを外して乾杯、というのは、これだけはやめてほしい。
お店に行っても結構ですけれども、マスク会食、マスク飲食。
飲んで、口に運ぶときだけは開けて、おしゃべりするときはマスクをするという、これはマスク飲食、マスク会食、これだけはしっかりやっていただきたい。
その中でこれから、感染者が増えてくることもあり得るわけです。
海外を見ていたら、ワクチンが広まっていても、感染者激増しているところも実はあるわけです。
でも、日本もそういうことになるかもしれないけど、そうなった場合でも出来る限り、規制はしないでいこうというのが、今基本的な国の方針でもあります。
そのときにワクチン・検査パッケージの考え方を導入しています。
実証してきましたが、ワクチンを打った証明書があったら、緊急事態宣言の中であっても、お店に入って飲食ができるとか、ワクチンを打たなかった方は陽性じゃないかどうかの検査をして、証明書を持ってきていただければその規制じゃなくてもできるという形にしていこうとなってきています。
これまでは1日の感染者が何人とずっと報道して、それに合わせて、感染者が増えたら規制してきましたが、これからは感染者が増えても、病床がしっかり確保できていて、医療提供体制に余裕がある状態なら、あまり強い規制はかけない、こういう流れにもっていっています。
けれども、最近出てきている新しいオミクロン株という非常に強力だといわれている、南アフリカから出てきた変異株ですね。
こういうのが出てきて、ワクチンが効かないかもしれないといわれています。
これが本当に日本に入ってきたら、またルールを考え直さなければいけないかもしれないですね。そういう意味では、この辺は用心が必要だと思います。
この点、阿南先生、オミクロン株にどのように我々向き合うべきでしょうか。

阿南統括官(医療危機対策本部室)

現段階では、こういう方針と決めることは非常に難しい。WHOも含めていろいろなデータを集めているところです。
普遍的なところでは、ワクチンでの予防を含め、我々の日常の対応というのは共通です。たとえ新しい変異ウイルスが出てきても変わらない。それは着実に進めていく。
例えばワクチン3回目という話もありますが、これを何か方針を変える段階ではないわけです。そこをしっかり今はやっていくんだ。その間にいろいろ情報が集まってきます。
それに合わせて我々は適切に変えるべきところは変える、同じでいいところは同じでいいですよと、情報伝達をしていきますので、そういう考え方で進めていただくのがいいと思います。

知事

どうもありがとうございました。
ほかにいかがでしょうか?
今、画面切り替え中と出ていますが、これはどなたか手を挙げてくださっているんですね。

司会

次の方にZoomを接続しているところですね。

知事

はい、つながりました。どうぞお話しください。

参加者4

こんばんは。私は7月と8月に、幸いにもワクチン接種ができたのですけれども、1回目のワクチンを接種して、2週間くらいたってから、急に右ももの神経が痛くなる症状がでまして、それよりもう数日たってから、原因不明の発疹のような症状が出ました。
こういったことが出たとき、まず最初に副反応かどうかもかなり疑いましたし、どこに気軽に相談できるのだろうかと迷い、結局そのときはアクションはとりませんでした。
今後、3回目の接種も予定されているとのことですし、もしかしたらインフルエンザのように、ワクチン接種を毎年していかなくてはならないように、おそらくなると思いますが、こういったことが起きたときに、総合的に相談できる窓口があればいいなと切に思いましたので、その点について、よろしくお願いします。

知事

ありがとうございます。竹村先生、今の症状は副反応ですかね?

竹村 弘 氏(聖マリアンナ医科大学病院)

これは大変難しい問題です。副反応も結構様々なものがあり、出る時期もまちまちなので、一概には言えないのかなと、今のお話を伺って思いました。

知事

健康医療局の山田局長、ワンストップでの相談窓口を説明してください。

健康医療局長

副反応については、それぞれかかりつけのお医者さんがいらした場合は、そこにご相談いただいたうえで、県のほうで専門の相談窓口を設定しています。まずはそういうところを使ってご相談いただければと思っています。

知事

それはどうやって連絡すればいいですか。

健康医療局長

電話です。ホームページに電話番号が載っていますので、そこにお電話いただければと思います。

知事

県のホームページに、一元的にご相談をお受けする電話番号が書いてありますので、何かあったらご連絡いただきたいと思います。

参加者4

ありがとうございます。

知事

ありがとうございました。ほかにいかがでしょうか。

司会

この場で、質問でもご意見でも結構です。

参加者5

こんにちは、このたびはありがとうございます。
先ほど、感染された方のお話を伺い、対策をしっかりしなくてはならないと改めて思いました。
これから冬になって、第6波が来ると言われています。
それに向けて改めて対策を厳しくするところや、家庭内で何かすることや、職場で何かすること、アドバイスがあればお話しを伺えますでしょうか。

知事

ありがとうございます。これは先ほど申しあげたとおりでありまして、基本的にはですね、今までとは違って、お店に対する規制とか外食自粛ではないです。その代わり、「M・A・S・K」、マスクをしながら、会食するときでもマスクをしてと、こういうことを徹底的にやっていっていただきたいということですね。
これから今ニュースになっているオミクロン株なんていうものが入ってこないとも限らないわけですね。
そのときに、今日皆さんの体験のお話を聞いた中でも、自分が感染していることがわからなかった、ずっとこう動いていた時間があるわけですよね。
その間は、人に実はどんどん感染させてしまう危険性が実はあるわけですよね。
たまたま皆さんはそういうことがなかったんだけども、今度入ってくるかもしれないっていうオミクロン株は、相当感染力が今のデルタ株より強いんじゃないかと言われています。
そうすると、そうやって知らない間に感染拡大してさせてしまうという危険性はあるわけですから、そうしないためにも、最低限のマスクをして、飛沫が飛び交わない状況っていうのをずっと、これだけは維持していただくというのを、お一人お一人がやっていただくこと。
これがですね職場でも、家庭内でも大事なことだなと。
あとはもう結構自由にやっていただいて結構ですけども、このところはずっと要注意していただきたいという風に思いますね。

参加者5

ありがとうございます。

知事

ありがとうございました。ほかにいらっしゃいますか?
画面切り替え中のサインが出ました。どなたかつながりましたね。

司会

挙手機能から今、Zoomに接続しているところです。
次の方のご意見、どんなご意見がいただけるのでしょうか。うつりました。

知事

はい、つながりました。どうぞ、お話しください。

参加者6

こんにちは。
わたしは5歳と1歳の子どもがおります。
ワクチン接種について5歳以上でしたっけ、6歳以上でしたっけ、ワクチン接種について神奈川県はどのようにこれから対策されていくのか教えてください。

知事

はい、山田局長お願いします。

健康医療局長

ワクチンについては今現在年齢としては12歳未満の方は打てないということで、国の方でそれより下の年齢の方にはどうするか議論していますけれども、そういった12歳未満のワクチンが打てない方達についても、やはり感染を何とかしっかり防止しないといけない・予防しなければいけないということで、神奈川県は独自に、抗原検査キットというものをお配りして、もし症状が出た場合には、無料で配付させていただく抗原検査キットを使って、実際に陽性かどうかというのをみていただいて、陽性だったらすぐに医療機関に行ってくださいという事業を実施しています。
これまでは学校へ通学している、もしくは保育園、幼稚園に行かれている方に、学校や保育園、幼稚園を通じてお配りをしておりましたけれども、保育園等に行かれていないお子さんについてもやはりどこかで集団行動をして、感染の危険があるだろう、ということで、11月22日から抗原検査キットをご希望の方に手上げをしていただいて無料で配布をするという事業も始めておりますので、もし、そういうものをご利用いただけるということでしたら、希望があれば、県のページのほうから申し込んでいただきたいと思います。無料で送付させていただきます。

知事

はい、ありがとうございました。よろしいですか。

参加者6

ごめんなさい、質問の意図的に、これからワクチン接種の議論をされて、承認された場合、神奈川県としてどういう対策をしている、したいのか、をお伺いしたいと思っています。

ワクチン担当部長

県のワクチン担当部長の足立原と申します。ご質問ありがとうございます。
おっしゃるとおり、今はワクチン12歳以上ですけれども、5歳から11歳のワクチン、薬事承認の手続きの最中だという風に伺っています。これが承認された後は県内でも各市町村さんと連携しながら、これを受ける体制をつくっていきたいと思っています。
ただ、ご質問の中でもお話若干でてきましたけれども、お子さんに対してということで、やはり、小児の方々のご病気の治療と同じように、専門の対応が必要なんじゃないかという意見があり、やっぱり誰でも打てる、例えば体育館とかでわっといっぺんに打てるのかというところも確認する必要があります。このあたりの調整をして、薬事承認後ですけども、改めて皆さんに速やかにお知らせしたいと思っております。以上です。

知事

よろしいでしょうか。

参加者6

はい、ありがとうございます。

知事

はい、これはもう国と連携しながら、専門家の皆さんの意見を聞きながら対応していたきいという風に思っています。ありがとうございました。

司会

ありがとうございました。

知事

Twitterでも、随分たくさんご意見いただいています。ちょっとその中で質問もあります。聞いてみましょう。

司会

お願いします。

知事

「神奈川県は検査数が少ないように思えますが、検査体制を拡充しないのはなぜですか」。山田局長。

健康医療局長

有症状の方には、ちょっとしっかり検査するということでやっているつもりではあります。それとあと非常に重要なのはやっぱり濃厚接触者の方にしっかりと検査をしていくことかと思います。
そういった意味で集中検査をなんとか迅速にできるように、民間の検査会社に、集中検査の委託もしています。
ただ、神奈川県で直接的にコントロールできる検査の対象人口が全県の22%ということもありまして、ほかの大きな保健所設置市にもなるべく歩調を合わせてくださいとお願いしておりますけれども、そこのところはちょっと各団体の中でもばらつきがあるところはあります。
それと、他の団体では、無症状の方に行うスクリーニングの検査を検査数に含めている所もありますけれども、無症状の方に検査をしてスクリーニング、のところは神奈川県は検査数には含めていないという事情もあります。
それから加えて、検査数のカウントのところが、医療機関クリニックとかで陽性が出た場合は結構皆さんしっかりと登録していただくのですけれども、陰性の場合は登録をしないと、特に、手が少ない、小さい所がございまして、そういうところの数を、保健所の手を割いて拾うか拾わないかという問題もありまして、本県の場合は、陰性だった、そして登録をされていない患者数を拾うよりは、保健所の本来の健康観察、濃厚接触者の検査・調査とか、そういうほうに力を割きたいということで、検査の登録をしていないものに関しては、保健所で入力するというよりは他の業務に力をいれている、こういう状況であります。

知事

また、「検査について、無症状者検査の非推奨、陰性証明にならない抗原検査に力を入れているのはなぜですか」。
これ、抗原検査キットは、我々は、ご自宅においてくださいと言っています。
というのは、国は当所、学校とか職場においてくださいとやっていましたけれども、そこに行くまでの間、朝具合悪いと思っても、取りあえず熱があっても、会社行くぞとか、学校行くぞとかやってしまうわけですね。
そうではなくて、熱があるなと思ったら、体温計で測っていただくがごとく、抗原検査キットでは測っていただいて、そして陽性ならすぐに医療機関。当然、学校や会社には行かない、ということをやっていただきたいということですよね。
というのは、無症状の人が抗原検査キットをやった場合に、その精度はかなり落ちるという話なんですね。
症状がある人がこの抗原検査キットを使うと、非常に精度が高まるということで、我々はそういう風な方針を打ち出しておりまして、この神奈川県のやり方が国の規制改革会議でも取り上げられて、その後、その抗原検査キットが薬局でも売られるようになったということにつながっています。
やっぱり、皆さん、検査のことは関心がお高いようですね。
「県から頂いた無料の検査キットのおかげで、冷静に対応できました」というお話もあります。
「人との接触を減らしながら、経済、教育、医療をコロナ前より充実させるモデルケースを作っていただきたい」という声もいただきました。
「子どもがいるので身につまされました。具体的に誰に何を頼って自分たちはどうなるのかを考えねば、と思いました。」
「油断禁物という感染経験者の話を聞いて、確かに今の自分は甘いなと思っています。」
「感染経験をされた方々の話はとても胸に響く内容で、コロナの理解が深まりました。行動を見つめ直す、いいきっかけになったと思います。」

本当にありがとうございました。あっという間に時間が過ぎてしまいました。
感染経験された方の話は、確かに、胸に響くものがありました。
そして、コロナは、かかったら怖いなと。軽症、無症状でも、かかったら怖いなということが、今日の皆さんの生の話を聞いて、すごく感じましたね。
だからやっぱりどうすれば感染しないようにすべきなのか。ワクチンを打っても感染する可能性はあるわけですから、重症化しない可能性はかなり高くなるけども、感染しないことではないということを忘れないでほしい。ワクチンを打っても安心っていうわけではない、やっぱりその基本的感染防止対策をしっかりやって、マスクをしっかりやって、そして感染しないような用心は続けていってほしいなと、皆さんの話を聞き改めて強く思った次第です。
こういったことをみなさんと直に語り合うことは、やはり、非常に我々だけが一方的に話をするだけじゃなく、語り合って、そのメッセージをみなさんに聞いてもらうことは大きなことだと強く感じた次第です。
また、こういう機会をつくりたいと思います。皆さん、ご協力よろしくお願いします。
本日はどうもありがとうございました。

司会

ゲストの皆様、本日は色々なご意見・体験談などありがとうございました。
またZoomでご参加いただいた皆様、YouTubeでご視聴いただいた皆様、Twitterでのご意見など、本当にありがとうございました。
本日はお時間に限りがありましたので、発言できなかった方は大変申し訳ございませんでした。
このあとZoomでご参加の皆様には退出後、アンケート画面に切り替わりますので是非こちらでご協力、ご意見などをお願いいたします。
なお後日、本日の様子を神奈川県のホームページに掲載し、YouTube動画も配信いたします。
それでは、これをもちまして、「オンライン版 黒岩知事と県民との対話の広場」を終了いたします。
皆様、ご参加ありがとうございました。

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