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初期公開日:2025年4月30日更新日:2025年4月30日
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地域公共交通における自動運転技術の導入に向けた取組を進めています。
自動運転のレベルは、下図のとおり5つに区分され、レベル1、2は、運転者が運転操作の主体となり周辺監視を行います。
レベル3~5は、システム(自動運行装置)が運転操作の主体となり周辺監視を行いますが、レベル3、4は一定の条件下での自動運転であり、レベル5は条件のない完全自動運転となります。
現在、運転手が不要の「ドライバー・フリー」となるレベル4の実用化を目指し、全国各地で実証実験等の取組が進められています。
出典:国土交通省
近年、運転手不足により、地域の移動手段の柱である路線バスの減便が相次いでおり、運転手の確保などの即応的な取り組みに加えて、将来を見据え、自動運転バスの導入に向けた取組を進めていく必要があります。
そこで、県は、バスの減便が顕著であり、自動運転バスの実証実験の実績のない県西地域において、自動運転バスの導入に向けた取組を進めています。
県、小田原市及び株式会社本田技術研究所は、小田原市内における交通課題の解決に向けた自動運転技術の実証実験に関する協定を令和7年3月31日に締結しました。
本協定に基づき、小田原市域をフィールドに、官民が一体となって自動運転の早期実用化を目指していきます。
(左から加藤小田原市長、大津代表取締役社長、知事)
(添付資料)神奈川県・小田原市・株式会社本田技術研究所との交通課題解決に向けた自動運転技術の実証実験に関する協定書(PDF:332KB)
神奈川県 |
技術実証実験の実施に必要な総合調整 |
小田原市 |
交通課題の解決に必要な検討及び関係者との調整 技術実証実験の実施に必要な地元調整及び環境の提供 |
株式会社本田技術研究所 |
交通課題の解決に向けた知見の提供 技術実証実験の実施 |
令和7年3月31日から令和13年3月31日まで
各地で実証実験等が行われている自動運転技術は、道路の幅や勾配、横断歩道や信号機、周辺の建物などの高精度の3次元地図の作成が必要ですが、株式会社本田技術研究所の自動運転技術は、AI技術を活用することで高精度地図を必要とせず、車両に設置したカメラ等で周辺環境の認識、車両・人の動きの予測、走行の判断をしながら自動走行するものです。
公共交通としての自動運転バスの導入に向けて、自治体やバス事業者が主体となって、自動運転車両や遠隔監視システムの安全性などを検証するために、レベル2での実証実験が行われています。
(令和7年3月31日時点)
平塚市(大型バス「エルガ」いすゞ自動車株式会社製)
川崎市(中型バス「Minibus2.0」株式会社ティアフォー製)
このページの所管所属は県土整備局 都市部交通政策課です。