ホーム > 健康・福祉・子育て > 医療 > 救急・災害医療 > 災害支援ナースについて

更新日:2025年7月25日

ここから本文です。

災害支援ナースについて

災害支援ナースに関するページです。

「災害支援ナース」について

 災害支援ナースとは、被災地等に派遣され、地域住民の健康維持・確保に必要な看護を提供するとともに、看護職員の心身の負担を軽減し支えることを行う看護職員のことで、厚生労働省医政局が実施する災害支援ナース養成研修を修了し、厚生労働省医政局に登録された者を指します。

 令和6年4月1日付け改正医療法において、DMATやDPATと同様に、「災害・感染症医療業務従事者」として位置付けられ、県と災害支援ナースが所属する施設との間で締結した災害支援ナースの派遣に関する協定に基づき、派遣されます。

 

災害支援ナース活動要領(厚生労働省作成)(PDF:931KB)

災害支援ナース派遣協定締結施設

協定締結施設一覧(PDF:91KB)

活動内容

【大規模自然災害発生時】

1.医療機関での活動(例)

  • 被災施設の患者の受け入れ
  • 病院の救急外来等での増大した医療ニーズの対応
  • 看護職に対する深夜勤業務の支援

2.避難所での活動(例)

  • 自宅の片付けで負傷した人への創傷処置
  • 避難所の環境整備や手洗い指導などの感染症対策
  • 服薬に関する相談と助言
  • 心身の体調不良を抱える者に対する受診支援や医療チームへの橋渡し、救急搬送
  • ラジオ体操や運動の推奨などエコノミー症候群の予防
  • 高齢者や妊産婦、障がい者など災害時要配慮者の個別の対応

3.社会福祉施設での活動(例)

  • 看護職に対する業務の支援
  • 施設の環境整備や手洗い指導などの感染症対策
  • 医療依存度の高い入所者への個別の対応

4.福祉避難所での活動(例)

  • 避難所の環境整備や手洗い指導などの感染症対策
  • 高齢者や妊産婦、障がい者など災害時要配慮者の個別の対応

【新興感染症発生・まん延時】

1.医療機関での活動(例)

  • 発熱外来含む外来トリアージの実施
  • 職員及び患者、家族全ての来訪者を対象とした感染対策の実践
  • 標準予防策及び経路別予防策の実践
  • 感染症病棟以外の病棟や外来等の業務

2.社会福祉施設での活動(例)

  • 標準予防策及び感染経路別予防策の実践
  • 環境の管理(換気と三密回避)
  • 器材や器械の洗浄、消毒
  • 心疾患、呼吸器疾患または糖尿病等、重症化リスクの高い基礎疾患のある者の健康観察、健康相談

3.宿泊療養施設での活動(例)

  • 療養者の健康管理
  • 宿泊療養施設におけるゾーニングの遵守
  • 心疾患、呼吸器疾患または糖尿病等、重症化リスクの高い基礎疾患のある者の健康観察、健康相談

このページの所管所属は健康医療局 保健医療部健康危機・感染症対策課です。