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更新日:2023年10月4日

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蚊媒介感染症について

蚊媒介感染症

蚊媒介感染症とは

 蚊媒介感染症とは、病原体を保有する蚊に刺されることによって起こる感染症のことです。

 主な蚊媒介感染症には、ウイルス疾患であるデング熱、ジカウイルス感染症、チクングニア熱などがあります。

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屋外の蚊が多くいる場所で活動する場合は、できるだけ肌を露出せず、虫よけ剤を使用するなど、蚊に刺されないよう注意しましょう。

 

 

 

デング熱について

 デング熱とは、デングウイルスによって起こる急性熱性感染症で、このウイルスを保有する蚊に刺されることで感染します。そのため、ヒトからヒトへは直接感染しません。主たる媒介蚊はネッタイシマカ(日本には常在していません)ですが、日本のほとんどの地域で見られるヒトスジシマカも媒介します。

 デング熱について

ジカウイルス感染症(ジカ熱)について

 ジカウイルス感染症は、フラビウイルス科フラビウイルス属のジカウイルスによる蚊媒介感染症で、アフリカ、中南米、アジア太平洋地域で発生がありますが、近年は中南米で流行が拡大しています。症状は、軽度の発熱、発疹、結膜炎、筋肉痛、関節痛、倦怠感、頭痛などで、これらの症状は軽く、2日から7日続いた後に治り、予後は比較的良好な感染症です。

 近年、ブラジルにおいて小頭症の新生児が増えており、ジカウイルスとの関連が示唆されています。このため、妊婦の方は流行地へ渡航しないよう勧告されています。やむを得ず渡航する場合は、主治医と相談の上で、防蚊対策を講じることが必要です。

 ジカウイルス感染症(ジカ熱)について

蚊の生息調査について

 神奈川県では、デング熱やジカウイルス感染症の発生・流行に備え、県の公園等において蚊媒介感染症対策の一環として蚊の生息調査を行っています。

 蚊の生息調査について

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