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更新日:2010年2月3日
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自然再生プロジェクト活動レポート(2021年2月)
サントリーと県が協働で実施している「天然水の森 丹沢」自然再生プロジェクトとして、今年度は、標高が高く道から遠い人工林(平成29年度森林整備地の周辺)の森林整備を行いました。
本プロジェクトでは、水源かん養機能や土砂災害防止機能などの公益的機能を最大限に発揮させるとともに、生物多様性の向上を目指しています。
具体的には、広葉樹の混ざった森林に導くため、人工林の立木を群状で伐採して林内に光を入れ、天然下種更新で発生する広葉樹の稚樹や草本などをシカの採食から守るための植生保護柵を設置しました。
森林整備前は<写真1>のとおり、手入れ不足により林内が暗く、林床植生の衰退により、土壌流出が懸念されました。
<写真1>令和2年度整備地 整備前 <写真2>令和2年度整備地 整備後
<写真2>は森林整備後の様子です。暗かった林内に光が入り、明るくなりました。
前回と同様に、伐採した丸太は、土壌の流出を防ぎ安定させるため、林内に等高線上に整理しました。
<写真3>平成29年度整備地(植生保護柵内の様子)
(左)整備後1年目(平成30年4月撮影)(右)整備後3年目(令和2年11月撮影)
<写真3>は、今年度の森林整備地周辺で、平成29年度に同様の森林整備を行った場所です。
時間の経過とともに、植生が徐々に回復してきていることがわかります。
今年度の森林整備地も、今後の植生の変化がとても楽しみです!
引き続き、モニタリングによる結果の検証をしながら、来年度もさらに取組を進めてまいります。
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