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更新日:2024年10月3日
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相模灘沿岸における高潮浸水想定区域について
区域図の一部に誤りが見つかったことに伴い、ホームページ等での公開を停止していましたが、修正作業が完了しましたので、改めて、修正後の区域図を公表しています。
平成27年の水防法改正により、高潮に対する避難体制の充実・強化のため、想定し得る最大規模の高潮による浸水想定区域を指定・公表する制度が創設されました。
この水防法の規定に基づき、本県では、想定し得る最大規模の高潮による浸水の危険性を県民の皆様にお知らせし、対策を講じるために「高潮浸水想定区域図」を作成し、浸水が想定される区域を「高潮浸水想定区域」として指定しました。
また、一般的な建築物の倒壊・流失をもたらすような氾濫や、護岸・堤防等を越波し飛散した水塊が到達する可能性のある区域を家屋倒壊等氾濫想定区域図として併せて公表します。
「高潮浸水想定区域図」の作成にあたっては、国が作成した「高潮浸水想定区域図作成の手引き(Ver.2.00)」に準拠するとともに、学識経験者等からなる「相模灘沿岸高潮浸水想定検討会」を設置し、技術的な助言をいただきながら検討を進めました。
相模灘沿岸高潮浸水想定検討会について
(基本的な設定条件)
(1)我が国既往最大規模等の台風(室戸台風の中心気圧と相模灘周辺において被害が発生した台風を参考にした移動速度、伊勢湾台風の暴風半径)を想定
(2)相模灘に最大規模の高潮を発生させる台風経路を設定
(3)高潮と同時に河川での洪水を考慮
(4)最悪の事態を想定し、堤防等の決壊を見込む
(高潮浸水想定区域図、家屋倒壊等氾濫想定区域図)
本県の高潮浸水想定区域図及び家屋倒壊等氾濫想定区域図は、以下でご覧になれます。
高潮浸水想定区域図、家屋倒壊等氾濫想定区域図
高潮浸水想定区域図の概要(PDF:978KB)
高潮浸水想定区域図について(解説)(PDF:7,179KB)
平成27年の水防法改正により、高潮により相当な損害が生じるおそれがあるとして指定した海岸について、避難の判断に資するよう、海岸の水位を周知する制度が創設されました。これに伴い、高潮による災害の発生を特に警戒すべき水位として「高潮特別警戒水位」を設定し、県は、海岸の水位がこれに達した場合に、「高潮氾濫発生情報(避難情報等における警戒レベル5相当情報)」を発表することとされました。
なお、警戒レベル5は、避難ができず、いまだ危険な場所にいる居住者等が、高い場所へ退避するなど、速やかに身の安全を確保するための情報であり、避難指示は、警戒レベル4(気象庁が発表する高潮警報等)で発令されます。
高潮氾濫発生情報について(PDF:189KB)
今後は、「高潮浸水想定区域図」等を踏まえ、県と市町が連携して、高潮による災害から県民のいのちを守るための対策に取り組んでいきます。
このページの所管所属は県土整備局 河川下水道部河港課です。