更新日:2019年3月7日

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引地川

引地川流域の概要

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 引地川は、大和市上草柳に源を発し、藤沢市を南下して相模湾に注ぐ、河川延長約21km、流域面積約67km2の二級河川です。

 引地川流域(※1)では、昭和30年代以降、市街化の進展著しく、田畑が減少し、街がアスファルトやコンクリートで覆われるなど、土地の利用形態が大きく変化しました。

 その結果、雨水を地中に浸透させたり、一時的に貯留したりする「保水・遊水機能」が著しく低下したため、大雨が降ると雨水が短時間的に多量に河川に流れ込み、洪水に対する危険性が高まり、水害が発生するようになりました。

 こうした水害を防止するために総合治水対策(※2)を進めています。また、「都市河川重点整備計画(新セイフティーリバー)」(※3)に位置づけ、時間雨量概ね60mm(※4)の雨に対して安全となるよう重点的に整備を進めています。

 

※1 流域とは、地上に降った雨がある一つの川に流れ集まる範囲をいいます。

※2 総合治水対策とは、河道や遊水地等の整備を行う河川対策と、雨水の貯留施設や防災調整池の設置、盛土の抑制等の流域対策を合わせて総合的に行い、流域全体として洪水被害の軽減・防止を目指すものです。

※3 都市河川重点整備計画(新セイフティーリバー)とは、県が管理する中小河川のうち、概ね30年間で重点的に整備する内容をまとめたものです。(平成22年3月策定)

※4 ここでいう時間雨量概ね60mmとは、引地川流域で10年に1回起こる程度の雨量をいいます。

 

遊水地工事河床掘削工事1

遊水地工事                   河床掘削工事

護岸工事護岸工事1

護岸工事                    護岸工事

引地川の治水事業について

 引地川の治水対策は、年超過確率1/10(時間雨量約60mm)の規模の洪水流量を安全に流下させることを目標としています。一方、本河川の沿線は、住宅等が連担しており、河道拡幅等だけでは、整備目標流量を安全に流下させることが困難です。 

 そのため、複数の遊水地を整備し、洪水を一時的に貯留し、下流部の負担及び洪水被害の軽減を図ることとしており、平成5年には、河口から約6kmの位置に大庭遊水地が完成しています。

 現在は、河口から約11kmの位置に4つの池から構成される下土棚遊水地を整備しており(平成18年度着手)、平成30年度には一部(A池)が完成し、残る3つの池も整備を進めているところです。

下土棚遊水地パンフレットPDF(PDF:2,175KB)

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