更新日:2021年7月20日
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障害福祉分野のロボット等導入に関するページになります。
神奈川県障害サービス課では、障害福祉サービスの質的向上や支援スタッフの負担軽減等を図り、新しい福祉の創造を目指して、障害福祉分野へのロボット等のテクノロジーの導入を推進しています。
・テクノロジーで障がい者の可能性を追求したい
・テクノロジーで障がい者支援の限界を突破したい
・テクノロジーで共生社会を実現したい
私たちはテクノロジーの力を活用し、新たな障がい福祉モデルの創設を目指していきます。
令和元年度に厚生労働省により創設された「障害福祉分野のロボット等導入モデル事業」において、神奈川県内の障害者支援施設に介護ロボットが導入されました。
アバターとは、ANAグループのavatarin株式会社が社会課題解決のために考えたロボテックス、人口知能、VR、通信、触覚技術などの先進技術を集結し、遠隔地に置かれたロボットに意識・技能・存在感を伝送させ、人類の移動の限界および身体的な限界を超える次世代モビリティ×人間拡張テクノロジーです。
南足柄市にある社会福祉法人県西福祉会 障害者支援施設「足柄療護園」にてアバターロボット newme(ニューミー)の実証実験を行いました。
新型コロナウイルス感染拡大防止のために、家族との面会を制限されたいた環境下の中で、newmeを使用して面会を行ったり、オンラインライブの開催や小田原市にある生命の星・地球博物館(小田原市入生田499)へ瞬間移動したかのようにnewmeを使用して博物館内を観覧するなどの実証実験を行いました。
アバターロボット newmeを使用して生命の星・地球博物館で実証実験を行いました。自分自身は10キロ以上離れた施設から遠隔操作を行い、まるで博物館にいるような体験が可能になります。
生命の星・地球博物館の展示物をnewmeを通じてスタッフのガイドを受けながら観覧している様子。施設内のパソコンからnewmeの画面を通して展示物を見たり、スタッフの説明を聞くことができます。
newmeを使用してライブにも参加しました。newmeを通じて音楽アーティストのライブを楽しみ、まるで自分がライブハウスにいるかのような臨場感のある体験ができました。
社会福祉法人県西福祉会のホームページ(newmeを使用した実証実験の様子が掲載されています)(別ウィンドウで開きます)
神奈川県障害サービス課では障害福祉分野におけるICTの導入を促進するため、障害福祉分野における先進技術の導入事例等を紹介し、障害福祉分野にICT技術の導入促進と技術の発展に資するため、研修会を開催致しました。
(本研修の参加は障害福祉分野におけるICT導入モデル事業の補助要件となっております。令和2年度の障害福祉分野におけるICT導入モデル事業の募集は終了いたしました。)
日時:令和2年9月1日(火曜日)14時~16時
場所:県央地域県政総合センター 4階AB会議室
当日は神奈川県障害サービス課による障害福祉サービス事業所等ロボット等導入支援事業費補助及びICT導入モデル事業費補助についての制度説明や実際にロボット及びICT等のテクノロジー技術を導入している社会福祉法人の導入事例の紹介等を行いました。
参加者の皆様からは先進事例等を聞くことによって、「利用者支援にテクノロジーの力が生かされており、大変参考になった」、「取り組みの良さが伝わってきて参考になった」などの意見が寄せられました。
県障害サービス課による障害福祉サービス事業所等ロボット等導入支援事業費補助及びICT導入モデル事業費補助についての制度説明。
社会福祉法人善光会 佐々木氏による介護ロボット・ICT導入の取組についての事例発表。
介護ロボットの研究開発、導入機器の紹介、介護ロボットやICT機器導入における効果の検証等先進的な導入事例について発表が行われました。
社会福祉法人県西福祉会 柴田氏によるICT及びロボット導入についての事例発表。
県と協同で行ったアバターロボット「newme」の実証実験の取組やICTの導入事例等についての発表が行われました。
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このページの所管所属は福祉子どもみらい局 福祉部障害サービス課です。