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更新日:2025年2月12日
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相模川と中津川の概要を説明します。
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相模川は、その源を富士山(標高3,776m)に発し、山梨県内では「桂川」と呼ばれ、山中湖から笹子川、葛野川などの支川を合わせ、山梨県東部を東に流れて神奈川県に入り、「相模川」と名を変え、相模ダム、城山ダムを経て流路を南に転じ、神奈川県中央部を流下し、中津川などの支川を合わせて相模湾に注ぐ、幹川流路延長109km、流域面積1,680k平方メートル の一級河川です。
相模川は、古くは「鮎河」と呼ばれていたほどアユが豊富な川として知られ、河床には瀬と淵が形成され、アユ・ウグイ等が繁殖するとともに、礫(れき)河原が形成され、カワラノギク・カワラニガナ等の河原固有の植物が生息・繁殖しています。
あゆみ橋付近での鮎釣りの様子(平成30年)
一方、水の利用(利水)については、農業用水、水力発電、水道用水及び工業用水として利用されています。水道用水としての利用は歴史が古く、横浜港開港に伴う人口増加に対応するため、明治20年に日本最初の水道用水として横浜水道が建設されました。現在では県内の水道水の約60%を相模川水系から供給しています。
相模川の治水事業は、昭和22年9月のカスリーン台風の被害を契機として実施され、昭和22年に相模川中流部の望地地先(現・相模原市緑区)で改修工事が実施されました。昭和40年には上流に城山ダムが完成し、昭和41年には「相模川水系工事実施基本計画」が策定されて本格的な改修が始められました。その後平成9年の河川法の改正に伴い、平成19年11月に「相模川水系河川整備基本方針」、平成30年7月に「相模川・中津川河川整備計画」が策定されています。
また、沿川の都市化が進む中で、相模川の自然環境の保全と空間利用の調和が重要な課題となり、昭和63年に「相模川水系河川環境管理基本計画」が策定されました。
今後とも「相模川水系河川整備基本方針」、「相模川・中津川河川整備計画」、「相模川水系河川環境管理基本計画」を基本にして災害に強い河川づくりを進めるとともに、生物の良好な生育環境に配慮した美しい自然環境を保全・創出する「多自然川づくり」を進めていきます。
中津川は、丹沢山麓に源を発して、渓谷を流れ、宮ヶ瀬ダムを経て愛川町・厚木市を流下し、厚木市金田付近で相模川に合流する一級河川で、流路延長32.8km・流域面積143.4k平方メートルの相模川水系最大の支川です。
中津川の治水事業は、昭和初期に愛川町半原・角田・田代地先等で築堤護岸が作られましたが、戦後の昭和23年にアイオン台風により厚木市三田付近の堤防が決壊・氾濫したため、この大災害を契機に改修事業が始められました。
また、中津川についても相模川と同様に、災害に強い河川づくりを進めるとともに、生物の良好な生育環境に配慮した美しい自然環境を保全・創出する「多自然川づくり」を相模川と同様に進めていきます。
河川名 |
(km) |
県内総延長 (km) |
管内延長 (km) |
---|---|---|---|
相模川 |
109.0 |
55.6 |
27.7 |
中津川 |
32.8 |
32.8 |
21.9 |
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