城山発電所ワクワク体験へようこそ!

掲載日:2021年10月5日
城山発電所ワクワク体験へようこそ!

城山発電所_断面図

1.はじめに2.制御室3.エレベータ塔4.発電電動機室5.インクライン6.入口弁と水圧鉄管7.水車室8.送電線9.屋外開閉所10.地球にやさしい水力発電

 

1.はじめに

 

ここでは、みなさんに城山発電所のことをよく知ってもらうためにお家で学べる「ワクワク体験」として、発電所の各設備をごしょうかいします。

 

2.制御室

発電総合制ぎょ所は、神奈川県が運営している13か所の水力発電所の運転及びかん視業務を行っています。かん視業務は交たい制で24時間年中無休行っていて、常に職員が各発電所の状況を確認しており、発電総合制ぎょ所の地下にはその内の1つ、城山発電所があります。

監視制御室

 

3.エレベータ塔

ここのエレベータ塔から、およそ230メートル地下にある発電所へ向かうことが出来ます。この深さは、東京都庁の高さとほぼ同じになります。エレベータに乗って、発電所へは2分ほどで着きます。

エレベータ

 
 

4.発電電動機室

ここが地下発電所です。ここは、津久井湖(つくいこ)の満水面よりも、36メートルほど低い場所となっています。手前からおくに向かってオレンジ色の丸くて大きな機械が4個並んでいます、これは励磁機と呼ばれ、発電機の一部を構成する機械です。手前から1号機、2号機、3号機、4号機で、城山発電所には全部で4台の発電機があり、この床の下には発電機の一部を構成する固定子、回転子があります。

12年ごとに発電機の分かい点検を行っていますが、そのとき、高さが7メートル以上ある発電機の回転部分をクレーンでつり出すため、天じょうが高くなっています。

 

発電電動機室

 

 

5.インクライン 地上まで続く長い階段

ここはインクラインという場所です。地下発電所に物を運ぶために使用するところです。発電機を組立てる時や修理する時にも大きな部品を1つ1つ台車に乗せて地上から運び、地下にある発電所で組み立てました。長さは約500メートルあり、角度は18度あります。台車は、ワイヤーロープとつながれていて、ワイヤーロープを巻き上げたりすることでレールの上を移動します。

またこの通路には、階段が併設されています。この階段は地下発電所から地上へのひ難通路となっており、万一発電所で火災が発生したり停電となった際の避難通路となっています。階段は、全部で1217段あります。

 

インクライン斜坑

 

6.入口弁と水圧鉄管 水の通り道

この鉄管は、直径が約3メートル、長さは約250メートルあります。また、水車の手前にあるのは、大きなバルブで入口弁といいます。運転していないとき入口弁は閉まっていて、城山湖からの水を止めています。発電やよう水のときには入口弁が開き、お風呂の水の量を300リットルとすると、発電のときには1秒間にお風呂160ぱい分の水が流れて水車を回します。よう水のときには、水を反対方向に流れて城山湖にくみ上げられます。

 

入口弁

 

7.水車室 発電機は組み立てがたいへん

ここは水車室です。電気を起こす場合には、城山湖から落とした水を水車で受けて、上の発電電動機とつながっているじくを回して発電します。城山湖へ水をくみ上げる場合には、発電電動機がモーターになり、発電の時とは反対方向に水車を回転させることで、水をくみ上げます。

水車の直径は4メートルです。銀色に見える主じくの直径は72センチメートルです(3・4号機)。回転する水車のほかに、水車の周りには動かない部分があります。水車と、その周りとのすき間は最もせまいところで1ミリメートルしかありません。すき間が広いと効率が悪くなるからです。水車を組み立てるときには、水車が回転しても周りにふれないよう、しんちょうに作業を行う必要があります。

 

水車室

 

8.送電線 電気の通り道

地下で起こした電気を地上まで運ぶため、この太いケーブルを使って、地下から地上まで電気を送っています。1本の太さは83ミリメートル、長さは320メートル、重さは約5トンです。発電機1台で6本、4台全部で24本ありますから、ケーブルの全部の重さは約120トンになります。

 

発電機のケーブル

 

9.屋外開閉所 電気は発電所から外へ

ここでは地下で作った電気の電圧を上げて電力会社へ送っています。

よう水運転の場合は、電気をもらっています。おくに見える鉄とうが、電力会社の送電線です。手前の機械は、変圧器と送電線との間をつないだり、開いたりするためのスイッチです。大きな電気を入り切りするためには、このように大きなスイッチが必要になります。

屋外開閉所

送電線~鉄塔
 

10.地球にやさしい水力発電

水力発電は、地球温暖化の原因と考えられる二さん化炭素をほとんど出しません。出される二さん化炭素は、石油火力発電の70分の1です。再生産できない限りある資源である石油や石炭といった化石燃料を使わず、無限に再生できる水を使って発電します。物を燃やすわけではないので、発電するときに不要となるものはほとんど出ません。

神奈川県営電気事業は、水力による発電を行っており、平成26年度の一般水力発電所の実績では、年間3億4千8百万キロワットアワーの発電をしました。これは、約10万世帯分になります。二さん化炭素の量では、約18万1千トン分をへらしたことになります。

(CO2はい出係数:平成25年度電気事業者代たい値0.521kg-CO2/kWhを使用)

これからも、地球温暖化防止と天然資源を守ることに努めてまいります。

 

 

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 水車発電機の構造