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更新日:2023年10月10日
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神奈川県では、科学技術に関する知的財産の創造・保護・活用を図るため「神奈川県知的財産活用促進指針」を改定し、名称を「かながわ知的財産活用指針」に改めました。
「知的財産」とは、人間の創造的活動によって生み出される「価値のある情報(形のないもの)」のことです(知的財産基本法第2条)。
例えば、日常生活を便利にしたり、豊かにしたりしようとする工夫やアイデア、企業における営業上のノウハウやデータ等の有益な情報等も知的財産です。
知的財産は、常に私たちの身近に存在するものであり、私たちの生活を豊かにしてくれる大変重要なものです。
知的財産は、経済のエンジンを回すための重要なツールであり、県の科学技術政策の成果を地域経済の発展と県民生活の質の向上につなげる上でも重要な役割を担っています。
県は、全国に先駆け科学技術政策に取り組んできており、研究機関・人材等の集積により知的財産に関する高いポテンシャルがあります。こうした地域の特性を生かした知的財産を活用し、地域経済の活性化や県民生活の質の向上につなげるため、「かながわ知的財産活用指針」により、県の知的財産に関する基本的な方向性を示しています。
(1)基本目標(第1章)
(2)各主体が担う役割(第2章)
本県の知的財産の創造・保護・活用を促進するためには、県だけではなく産業界(企業、生産者等)や大学・研究機関、日本弁理士会や商工会・商工会議所、金融機関等の関係機関といった各主体が連携しながら、それぞれに求められる役割を果たすことが重要であるといった観点から、各主体が担う役割を明確化しました。
産業界 | 大学・研究機関 | 関係機関 | 県・県立産技総研(注) |
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(注)県立産技総研とは、(地独)神奈川県立産業技術総合研究所を指す。
(3)県及び県立産技総研の取組み(第3章)
大項目 | 小項目 |
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1 研究開発の強化、技術創出の促進 【知的財産の創造】 |
科学技術政策大綱に基づく科学技術活動の展開 |
産業界、大学・研究機関の研究開発支援 | |
県試験研究機関等による研究開発 | |
2 創出した技術の保護 【知的財産の保護】 |
産業界の知的財産の保護に対する支援 |
県試験研究機関等の知的財産の保護 | |
権利侵害対策 | |
3 創出した技術の活用 【知的財産の活用】 |
産業界の研究開発成果の事業化支援 |
産業界、大学・研究機関が保有する知的財産活用に対する支援 | |
国際標準化等への対応 | |
県試験研究機関等の知的財産の活用 | |
研究開発成果の情報発信 | |
4 地域資源の活用、ブランド化支援 【知的財産の活用(高付加価値化)】 |
産業創出を目的としたブランド化 |
地域資源を活用したブランドの構築 | |
デザイン支援・ブランド戦略 | |
5 知的創造サイクルを回す環境・基盤の整備 |
研究開発拠点の集積促進 |
産学公金ネットワークの構築 | |
知的財産を担う人材の育成 |
(4)知的財産支援窓口一覧(附属資料) ※令和5年10月1日現在
県内で受けられる知的財産に関する支援等について、分類別に分かりやすく一覧化しました。ぜひご活用ください。
1 総合窓口(PDF:1,998KB)(別ウィンドウで開きます)
2 出願等の支援(PDF:938KB)(別ウィンドウで開きます)
3 海外展開等の支援(PDF:833KB)(別ウィンドウで開きます)
4 権利侵害対策(PDF:836KB)(別ウィンドウで開きます)
5 ベンチャー企業への支援(PDF:565KB)(別ウィンドウで開きます)
6 教育・人材育成(PDF:840KB)(別ウィンドウで開きます)
7 情報提供(PDF:886KB)(別ウィンドウで開きます)
8 その他(PDF:1,306KB)(別ウィンドウで開きます)
このページの所管所属は政策局 いのち・未来戦略本部室です。