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更新日:2023年5月26日

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国道138号(箱根町)に新たな洞門が完成しました

足柄下郡箱根町仙石原地内(春山下バス停付近)

国道138号仙宮洞門(令和元年東日本台風災害復旧工事)の概要

国道138号は、山梨県富士吉田市から小田原市を連絡し、地域の生活や経済活動を支える重要な道路です。

県では、令和元年東日本台風(台風第19号)により被災した国道138号の箱根町仙石原において、災害復旧工事として洞門の整備を進めてきました。

このたび工事が完了し、名称を「仙宮洞門」として令和5年3月28日(火曜日)に開通しました。 

この洞門の完成により、更なる安全が図られ円滑な交通の確保が期待されます。

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洞門全景(ドローンにて撮影)(令和5年3月)

施設概要

箇所:足柄下郡箱根町仙石原地内hyoujunoudanzu1

事業期間:令和元年10月~令和5年3月

延長:60m

幅員:7.5m~9.0m

上部工:プレストレストコンクリート製

下部工:鉄筋コンクリート製

基礎工:場所打ち杭基礎(直径1.5~2.0m)、深礎基礎(直径4.0m)

 

 

洞門架設状況

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

施工状況(ドローンにて撮影)(令和4年7月)

 

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洞門完成(ドローンにて撮影)(令和5年3月)

仙宮洞門の名称について

洞門銘板

洞門の整備箇所は、箱根町の「仙石原」と「宮城野」の地区界付近にあり、両地区を結ぶ(繋ぐ)という意味を込めて、各地区の頭文字をとり、「仙宮(せんぐう)洞門」と命名しました。

洞門除幕式

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令和5年3月27日(月曜日)に開通に先立ち仙宮洞門の銘板除幕式を行いました。

 

(参考)災害当時の情報

令和元年東日本台風(台風第19号)について

令和元年東日本台風(台風第19号)は、令和元年10月12日に伊豆半島に上陸し、本県では2日前の10日から県西部の山地において1時間に60mmを超える非常に激しい降雨となり、箱根町では総降水量が1,001mmという記録的な降雨を観測しました。

小田原土木センターの管理施設では、箱根町を中心に土砂崩落や砂防堰堤の破損など、全体で60箇所以上の災害が発生しました。

国道138号(箱根町仙石原)の被災状況

国道138号(箱根町仙石原)に接する自然斜面において、推定土量約3万m3の土砂が崩落し、道路が寸断される災害が発生しました。

被災状況

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

被災直後の状況(御殿場側から撮影)(令和元年10月13日)

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斜面崩落状況(ドローンにて撮影)(令和元年10月15日)

仮設橋りょう工事について

令和元年東日本台風(台風第19号)による災害が発生後、直ちに仮設橋りょう(延長86m)の工事に着手し、約2ヶ月半(令和元年12月27日)で完成させ、交通機能を確保しました。

仮設橋りょう位置図

仮設橋りょう位置図

 

仮設橋りょう施工状況

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

施工状況(御殿場側から撮影)(令和元年12月10日)

 

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仮設橋りょう完成(小田原側から撮影)(令和元年12月27日)

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