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     食品添加物の現状
[2010.11.1改版]

IV. 食品添加物の安全性評価と規格基準の設定


食品添加物の安全性評価と使用基準設定までの流れ
食品添加物の安全性評価と企画基準設定までの流れ 毒性試験 ADIの設定、成分規格の設定 基準規格の設定
                 ※各項目をクリックしてください。

○ 安全性の国際的評価

   国際連合食料農業機関( FAO)と世界保健機構(WHO)が FAO/WHO合同食品添加物専門家委員会(JECFA) を設け食品添加物の安全性評価を行っています。添加物の一日摂取許容量(ADI)や成分規格を設定しています。

   各国がこの評価に基づいて食品添加物の規格基準を設定しています。


○ 食品添加物の安全性評価のために必要な毒性試験

1. 一般毒性試験

28 日間反復投与毒性試験
90 日間反復投与毒性試験
1 年間反復投与毒性試験

2. 特殊毒性試験

繁殖試験
催奇形性試験
発がん性試験
抗原性試験
変異原性試験

○ 無毒性量

    各種毒性試験の結果から、有害な影響が観察されない食品添加物の最大用量

○ 一日摂取許容量(ADI)

   実験動物から得られた無毒性量に安全率を見込んで設定されます。通常その1/100を毎日食べ続けても安全な量(1日摂取許容量 ADI)とし、mg/kg体重として表されます。

○ 食品添加物の使用基準の設定

   ADIおよび国民栄養調査等を参考に、日常の食事によってADIを超えないように、使用できる食品、使用目的、使用方法、使用濃度等を考慮し、添加物の使用基準が定められています。

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