第2号(平成26年5月9日発行) |
神奈川県衛生研究所 |
神奈川県 麻しん情報(2)
麻しんは毎年、春から夏にかけて流行がみられますが、今年の報告数は多くなっており注意が必要です。予防するには予防接種をうけることが大切です。1歳のお子さんと小学校入学前1年間に当たるお子さんは、定期予防接種として麻しんの予防接種を受けることができますので、忘れずに受けましょう。特に1回目の接種は、1歳のお誕生日がきたら早めにうけましょう。
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神奈川県の麻しん報告数の週別推移
第1週(12/30~1/5)から第18週(4/28~5/4)までの累積報告数は22例 となりました。
2014年は、例年の同時期と比較して、報告数が多くなっています。(2013年の同時期の累積報告数は14例)
- 各保健所管内からの報告状況
横浜市、川崎市で報告が多くみられています。
*C:センター
- 年齢別・男女別累積報告数状況
年齢別累積報告状況では、30~39歳の報告が23%を占めており、男女別では男性が13例、女性が9例となっています。
- 予防接種歴・年齢別報告状況
累積報告数全体の約64%を接種歴無しあるいは不明が占めています。
- 神奈川県衛生研究所におけるウイルス検出状況(微生物部)
神奈川県衛生研究所では、2014年1月から4月24日までに麻しんが疑われた患者10例から、遺伝子検出法により麻疹ウイルスが3例検出されています。
麻しんの報告数は、当該週の国からの還元データおよび各保健所からの報告をもとに集計しています。報告遅れ、修正等のため、報告数が前後することがあります。
<参考リンク>
- 疾患別情報 麻しん(神奈川県衛生研究所)
- トピックス 海外渡航での麻しん感染が増加しています(神奈川県衛生研究所)
- 麻しん(はしか)・風しんの予防接種をうけましょう(神奈川県)
- 麻しん(はしか)(国立感染症研究所)
- 麻しん・風しん(厚生労働省)
- 麻しん(はしか)に関するQ&A(厚生労働省)