第8号(平成31年1月31日発行)

神奈川県衛生研究所

神奈川県 インフルエンザ情報(8)

インフルエンザ警報を発令中です!

神奈川県では、2018年第49週(12月3日~12月9日)にインフルエンザの定点当たり報告数が流行開始の目安(定点当たり1)を、第52週(12月24日~30日)に注意報レベル(定点当たり10)を超え、2019年第2週(1月7日~1月13日)に全県で「36.50」となり、警報開始基準(警報レベル)「30」を超えました。
今週、第4週(1月21日~27日)の同報告数は「67.94」となり、前週、第3週(1月14日~20日)「57.02」よりさらに増加しています。
インフルエンザは、感染している人の咳やくしゃみに含まれるウイルスを直接吸い込んだり、ウイルスが付着した手で目、鼻、口を触れたりすることによって感染し、一般的な風邪より症状が重くなります。手洗い・うがい、くしゃみ・咳エチケットを心がけ、感染を予防しましょう。小児や高齢者の重症化や合併症を防ぐためには、インフルエンザワクチンの接種が有効です。接種回数は、生後6か月から13歳未満は2回、13歳以上は通常1回です。
また、発熱があり、せきやのどの痛み、全身の倦怠感などの症状がみられる場合は、インフルエンザを疑って早めに医療機関を受診しましょう。症状がある間は十分に休養をとり、脱水予防のため水分補給を心がけることも大切です。


インフルエンザは、県内345か所のインフルエンザ定点の医療機関から毎週報告されています。定点当たり報告数とは、その週の報告数を報告医療機関数で割った値であり、1定点医療機関当たりのインフルエンザの報告数をあらわしています。

【県内インフルエンザ報告数状況(シーズン別)】

【保健所別インフルエンザ報告状況】

第3週(1/14~1/20) 第4週(1/21~1/27)

保健福祉事務所 所管市町村一覧
機関名 所管市町村一覧
平塚保健福祉事務所 平塚市・大磯町・二宮町
秦野センター 秦野市・伊勢原市
鎌倉保健福祉事務所 鎌倉市・逗子市・葉山町
三崎センター 三浦市
小田原保健福祉事務所 小田原市・箱根町・真鶴町・湯河原町
足柄上センター 南足柄市・中井町・大井町・松田町・山北町・開成町
厚木保健福祉事務所 厚木市・海老名市・座間市・愛川町・清川村
大和センター 大和市・綾瀬市

警報・注意報について インフルエンザの注意報レベルは当該保健所における定点当たり報告数が10以上の場合です。警報レベルは当該保健所における定点当たり報告数が30以上で始まり、10未満で終息します。

参考ページ

<神奈川県のインフルエンザ情報>

<全国のインフルエンザ情報> <インフルエンザに関すること>