第1号(平成28年12月2日発行) |
神奈川県衛生研究所 |
神奈川県 感染性胃腸炎情報(1)
さまざまなウイルスや細菌などによって嘔吐や下痢をおこす感染症です。ノロウイルスによる胃腸炎が代表的で、例年、初冬から増加し12月頃にピークを迎えます。新型のノロウイルスも含め、引き続き発生動向に注意が必要です。外出からの帰宅後・トイレ後・調理前・食事前には、よく手洗いをしましょう。
感染性胃腸炎の報告数は、小児科定点として定められた医療機関からの報告をもとに毎週集計しています。定点当たり報告数とは、その週の報告数を報告医療機関数で割った値であり、1定点医療機関当たりの感染性胃腸炎の報告数をあらわしています。
2016年第47週(11月21日~27日)の神奈川県の定点当たり報告数は17.80で、先週(19.55)より減少しましたが、厚木保健福祉事務所管内(26.36)、小田原保健福祉事務所管内(26.17)、平塚保健福祉事務所秦野センター管内(22.50) 、藤沢市(21.44)、川崎市(20.31)で警報レベル(20)を超えています。
【保健所別報告状況】
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第46週(11/14~11/20) | 第47週(11/21~11/27) |
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<参考ホームページ>
- 感染性胃腸炎 (国立感染症研究所)
- ノロウイルス等検出状況 2016/17シーズン (国立感染症研究所)
- ノロウイルスに関するQ&A (厚生労働省)
- ノロウイルス等の食中毒予防のための適切な手洗い(動画) (厚生労働省)