第4号(平成28年11月25日発行)

神奈川県衛生研究所

神奈川県 腸管出血性大腸菌感染症情報(4)

腸管出血性大腸菌感染症は、ベロ毒素を産生する腸管出血性大腸菌(O157など)の感染で起こる病気です。主な症状は下痢と腹痛ですが、溶血性尿毒症症候群(HUS)や脳症などを起こして死に至ることもあります。汚染された食品からの経口感染や、感染者の便を介して感染します。予防のために、肉、肉製品の調理の際には、十分に加熱しましょう。また、食前・トイレの後などは、石鹸と流水で十分な手洗いを行い、調理器具の消毒・殺菌などに注意しましょう。

県内では10月31日に冷凍メンチを原因とする食中毒が報告されました。

【神奈川県の腸管出血性大腸菌感染症】

第46週(11月14日~11月20日)は6件の報告があり、累計で260件です。
(当該週の各保健福祉事務所からの報告をもとに期日を決めて集計しているため、集計数が変動することがあります。)

  1. 週別腸管出血性大腸菌感染症報告数 2016年第1週~46週(n=260)

  2. 地域別腸管出血性大腸菌感染症報告数 2016年第1週~46週(n=260)


    *県域とは、神奈川県内の市町村のうち横浜市、川崎市、相模原市を除いた地域です。

  3. 年齢別腸管出血性大腸菌感染症報告数 2016年第1週~46週(n=260)

  4. 血清型別腸管出血性大腸菌感染症報告数 2016年第1週~46週(n=260)

【腸管出血性大腸菌感染症関連情報】