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第355号

令和4年7月22日発行
病原体検出は令和4年5月分

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表1 病原体検出状況(保健所等別)-令和4年5月

<検出状況>

  • 5月の病原体検出数は70件、細菌は41件、ウイルス・リケッチアは29件であった。
  • 病原体定点等の医療機関からの検査では、小児科定点から細菌が4件、ウイルスが2件検出された。
  • 保健所等別の病原体検出状況は表1のとおりである。

表2 病原細菌検出状況(臨床診断別)―令和4年5月

  • 感染性胃腸炎患者由来の7検体中3検体からその他の下痢原性大腸菌が、1検体からエロモナス ハイドロフィラが検出された。
  • レジオネラ症患者由来の2検体中1検体からレジオネラ ニューモフィラが検出された。血清群は1群であった。
  • 食中毒様事例(有症苦情含む)検査で96検体中2検体からカンピロバクター ジェジュニ、1検体からカンピロバクター コリー、31検体からウェルシュ菌が検出された。
  • 腸管出血性大腸菌感染症患者届出に伴う検査で、16検体中2検体からO111(VT1,2)が検出された。

表3 病原細菌検出状況(月別)―令和3年5月~令和4年5月

 

表4 ウイルス・リケッチア検出状況(臨床診断別)―令和4年5月

  • つつが虫病又は日本紅斑熱の疑い症例2例(3検体)について遺伝子検査を実施したところ、1例(1検体)よりリケッチア ジャポニカが検出された。
  • 感染性胃腸炎調査では、7検体2検体から下痢症の原因となるウイルスが検出された。その内訳はノロウイルス、サポウイルスが各1検体であった。
  • 食中毒様事例(有症苦情含む)では、50検体について検査を実施したところ、4検体からノロウイルスが検出された。

【新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)について】

  • 神奈川県
    神奈川県で実施した新型コロナウイルス感染症疑い例調査では、2検体中2検体から新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)が検出された。疑い例調査及び医療機関で検出されたSARS-CoV-2陽性12検体中9検体について全ゲノム解析を実施したところ、いずれもオミクロン(BA.2)であった。
  • 横須賀市
    新型コロナウイルス疑い例の調査では、25検体中4検体からSARS-CoV-2が検出された。
    横須賀市では、SARS-CoV-2陽性4検体についてスクリーニング検査(変異株PCR)を実施したところ、オミクロン株疑いが4検体であった。
  • 藤沢市
    新型コロナウイルス感染症疑い例調査では、438検体中6検体からSARS-CoV-2が検出された。(新規5、経過者1)

表5 ウイルス・リケッチア検出状況(月別)―令和3年5月~令和4年5月

 

表6 食品・環境由来の病原細菌検出状況―令和4年5月


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