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第350号

令和4年2月25日発行
病原体検出は令和3年12月分

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表1 病原体検出状況(保健所等別)-令和3年12月

<検出状況>

  • 12月の病原体検出数は合計83件、細菌は3件、ウイルス・リケッチアは80件であった。
  • 病原体定点等の医療機関からの検査では、小児科定点から細菌が1件、ウイルスが4件検出された。
  • 保健所等別の病原体検出状況は表1のとおりである。

表2 病原細菌検出状況(臨床診断別)―令和3年12月

  • 感染性胃腸炎患者由来の1検体中1検体から、その他の大腸菌が検出された。
  • 食中毒様事例(有症苦情含む)では、13検体中1検体から黄色ブドウ球菌エンテロトキシンAが、1検体から黄色ブドウ球菌エンテロトキシンCが検出された。

表3 病原細菌検出状況(月別)―令和2年12月~令和3年12月

 

表4 ウイルス・リケッチア検出状況(臨床診断別)―令和3年12月

  • つつが虫病疑い患者1例(2検体)から、オリエンチア ツツガムシが検出された。
  • 手足口病患者4例からコクサッキーウイルスA6型が検出された。
  • ヘルパンギーナ患者1例からコクサッキーウイルスA4型が検出された。
  • 食中毒様胃腸炎調査では、便13検体について検査を実施したところ、10検体からノロウイルスが検出された。
  • 新型コロナウイルス感染症疑い例調査では、611検体中55検体から新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)が検出された。
    神奈川県では、変異株モニタリング調査を2021年3月より実施している。調査対象医療機関は、県域の保健福祉事務所、茅ヶ崎市保健所、藤沢市保健所管内の医療機関21施設である。調査対象の医療機関より提出されたSARS-CoV-2 陽性8検体についてL452R変異遺伝子検査を実施したところ、8検体すべてからL452R変異ウイルスが検出された。本調査は、新たな変異株(オミクロン株)出現に伴い、12月8日より一時中断されている。
    横須賀市のモニタリング調査では、SARS-CoV-2陽性5検体についてL452R変異遺伝子検査を実施したところ、3検体からL452R変異ウイルスが検出された。

表5 ウイルス・リケッチア検出状況(月別)―令和2年12月~令和3年12月

 

表6 食品・環境由来の病原細菌検出状況―令和3年12月


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