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第329号

令和2年5月20日発行
病原体検出は令和2年3月分

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表1 病原体検出状況(保健所等別)―令和2年3月

<検出状況>

  • 3月の病原体検出数は合計178件、細菌は11件、ウイルス・リケッチアは167件であった。
  • 病原体定点等の医療機関からの検査では、小児科定点から細菌が6件、ウイルスが5件検出された。
  • 保健所等別の病原体検出状況は表1のとおりである。

表2 病原細菌検出状況(臨床診断別)―令和2年3月

  • A群溶血性レンサ球菌咽頭炎患者13検体中10検体からA群溶血レンサ球菌が検出された。血清型は、T1が1検体、T3が1検体、T4が1検体、T6が1検体、T12が2検体、T25が1検体、TB3264が3検体であった。
  • 依頼検査では、1,399検体中1検体からクラミジア トラコマティスが検出された。

表3 病原細菌検出状況(月別)―平成31年3月~令和2年3月 

 

表4 ウイルス・リケッチア検出状況(臨床診断別)―令和2年3月

  • 咽頭結膜熱患者1例からアデノウイルス3型が検出された。
  • 感染性胃腸炎患者4例中2例からノロウイルスが検出された。
  • インフルエンザ様患者8例中6例からインフルエンザイルスが検出された。その内訳は、インフルエンザウイルスAH1pdm09が1例、インフルエンザウイルスAH3が1例、インフルエンザウイルスBが4例であった。
  • 新型コロナウイルス感染症疑い例調査では、1623検体中158検体から新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)が検出された。新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)が検出された検体のうち9検体は海外渡航者のものであった。

表5 ウイルス・リケッチア検出状況(月別)-平成31年3月~令和2年3月

 

表6 食品・環境由来の病原細菌検出状況―令和2年3月


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