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神奈川県微生物検査情報

神奈川県衛生研究所

表1　病原体検出状況（保健所等別）―平成31年2月

<検出状況>

• 2月の病原体検出数は合計242件、細菌は14件、ウイルス・リケッチアは228件であった。

• 病原体定点等の医療機関からの検査では、小児科定点から細菌が7件、ウイルスが92件、インフルエンザ定点からウイルスが25件、基幹定点からウイルスが2件、その他の医療機関から細菌が1件検出された。
• 保健所管内別の病原体検出状況は表1のとおりである。

表２　病原細菌検出状況（臨床診断別）―平成31年2月

• レジオネラ症患者2検体中1検体からレジオネラ　ニューモフィラ　1群が検出された。
• A群溶血性レンサ球菌咽頭炎患者14検体中9検体からA群溶血レンサ球菌が検出された。血清型は、T1が1検体、T4が2検体、T12が2検体、T25が1検体、TB3264が3検体であった。
• マイコプラズマ肺炎患者2検体1検体からマイコプラズマ　ニューモニエが検出された。
• 食中毒様事例（有症苦情含む）では、28検体中1検体からカンピロバクター　コリが検出された。
• 依頼検査では、1513検体中2検体からクラミジア　トラコマティスが検出された。

表３　病原細菌検出状況（月別）―平成30年2月～平成31年2月

表４　ウイルス・リケッチア検出状況（臨床診断別）―平成31年2月

• 急性脳炎患者1例3検体中1検体（咽頭ぬぐい液）から単純ヘルペスウイルス1型が検出された。
• 麻しん疑い患者26例（68検体）、風しん疑い患者5例（14検体）について検査を実施したところ、5症例（13検体）から麻疹ウイルスが、19症例（45検体）から風疹ウイルスが検出された。
• 咽頭結膜熱患者5例からウイルスが検出された。その内訳は、アデノウイルス1型が1例、アデノウイルス2型が3例、アデノウイルス3型が1例であった。
• 感染性胃腸炎患者12例中9例からノロウイルスが検出された。
• 手足口病患者1例からコクサッキーウイルスA16型が検出された。
• インフルエンザ様患者150例中129例からインフルエンザウイルスが検出された。その内訳は、インフルエンザウイルスAH1pdm09が39例、インフルエンザウイルスAH3が84例、インフルエンザウイルスA（亜型不明）3例、インフルエンザウイルスBが3例であった。
• 食中毒様事例（有症苦情含む）では、43検体中25検体からノロウイルスが検出された。

表5　ウイルス・リケッチア検出状況（月別）-平成30年2月～平成31年2月

表６　食品・環境由来の病原細菌検出状況―平成31年2月