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神奈川県微生物検査情報

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第308号

平成30年8月15日発行
病原体検出は平成30年6月分


表1 病原体検出状況(保健所等別)―平成30年6月

<検出状況>

  • 6月の病原体検出数は合計64件、細菌は33件、ウイルス・リケッチアは31件であった。
  • 病原体定点等の医療機関からの検査では、小児科定点から細菌が18件、ウイルスが16件、眼科定点からウイルスが7件検出された。
  • 保健所管内別の病原体検出状況は表1のとおりである。

表2 病原細菌検出状況(臨床診断別)―平成30年6月

  • 腸管出血性大腸菌感染症届出関連に伴う検査で、12検体中4検体からO157が、1検体からO26(VT1)が検出された。
  • A群溶血性レンサ球菌咽頭炎患者28検体中20検体からA群溶血レンサ球菌が検出された。血清型は、T1が4検体、T4が7検体、T11が2検体、T12が4検体、T25が1検体、TB3264が2検体であった。
  • マイコプラズマ肺炎患者1検体からマイコプラズマ ニューモニエが検出された。
  • 食中毒様事例(有症苦情含む)では、11検体中5検体からカンピロバクター ジェジュニが検出された。
  • 依頼検査では、1665検体中2検体からクラミジア トラコマティスが検出された。

表3 病原細菌検出状況(月別)―平成29年6月~平成30年6月 

 

表4 ウイルス・リケッチア検出状況(臨床診断別)―平成30年6月

  • 咽頭結膜熱患者27例中13例からアデノウイルスが検出された。その内訳は、アデノウイルス2型が2例、アデノウイルス3型が3例、アデノウイルス5型が1例、アデノウイルス(型未決定)が7例であった。
  • 感染性胃腸炎患者4例中2例から下痢症の原因となるウイルスが検出された。その内訳は、アデノウイルス2型が1例、ノロウイルスが1例(同一人物2検体)であった。
  • 手足口病患者15例中11例からウイルスが検出された。その内訳は、コクサッキーウイルスA16型が2例、エンテロウイルスA71型が8例、単純ヘルペスウイルス1型が1例であった。
  • インフルエンザ様患者1例からインフルエンザウイルスAH1pdm09が検出された。
  • A型肝炎疑い患者2例(3検体)からA型肝炎ウイルスが検出された。

表5 ウイルス・リケッチア検出状況(月別)-平成29年6月~平成30年6月

 

表6 食品・環境由来の病原細菌検出状況―平成30年6月

  • 食品 食中毒等1検体(残品)からカンピロバクター ジェジュニが検出された。

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