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神奈川県微生物検査情報

神奈川県衛生研究所

第264号

平成26年12月24日発行
病原体検出は平成26年10月分


表1 病原体検出状況(保健所等別)―平成26年10月

<検出状況>

  • 10月の病原体検出数は合計31件、細菌は17件、ウイルス・リケッチアは14件であった。
  • 感染症および食中毒発生に伴う行政検査等では、細菌が12件検出された。
  • 病原体定点等の医療機関からの検査では、小児科定点から細菌が4件、ウイルスが13件、基幹定点からウイルスが1件、その他の医療機関から細菌が1件検出された。
  • 保健所管内別の病原体検出状況は表1のとおりである。

表2 病原細菌検出状況(臨床診断別)―平成26年10月

  • A群溶血性レンサ球菌咽頭炎患者4検体中3検体から、A群溶血レンサ球菌が分離培養によって検出された。血清型はT1が1検体、TB3264が2検体であった。
  • 感染性胃腸炎患者3検体中1検体から、カンピロバクター ジェジュニが検出された。
  • マイコプラズマ肺炎患者1検体中1検体から、マイコプラズマ ニューモニエがPCRと分離培養によって検出された。
  • 食中毒25検体中2事例(県域)12検体からカンピロバクター ジェジュニが検出された。

表3 病原細菌検出状況(月別)―平成26年10月

 

表4 ウイルス・リケッチア検出状況(臨床診断名別)―平成26年10月


  • RSウイルス感染症疑い患者3例中3例からRSウイルスが検出された。
  • 咽頭結膜熱患者1例中1例からアデノウイルス3型が検出された。
  • 感染性胃腸炎患者12例中1例から下痢症の原因となるアストロウイルスが検出された。
  • 手足口病患者1例中1例からコクサッキーウイルスA16型が検出された。
  • ヘルパンギーナ患者3例中3例からウイルスが検出された。その内訳は、コクサッキーウイルスA10型が2例、コクサッキーウイルスB4型が1例であった。
  • 流行性耳下腺炎患者2例中1例からコクサッキーウイルスB4型が検出された。
  • インフルエンザ患者6例中3例からインフルエンザウイルスAH3型が検出された。
  • 無菌性髄膜炎患者2例中1例からパレコウイルス3型が検出された。

表5 ウイルス・リケッチア検出状況(月別)―平成26年10月

表6 食品・環境由来の病原細菌検出状況―平成26年10月


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