○製品の生産量は、前年対比103.5%の増加となりました。これに比例する形で、電力が105.6%、都市ガスが100.9%の増加となり、二酸化炭素の排出量も103.1%に増加してしまいました。都市ガスに対して、電力の増加が著しいのは、生産量が増加した製品は、充填機の充填時間が長く、消費する電力が他製品の充填機に比べ、大きい事が要因です。
○生産に於いては、稼動週初日の前工程生産開始時間を後工程に合わせる形で調節(集約生産)した事により、ユーティリティー負荷の低減ができました。又、省エネ推進委員会を中心とした、蒸気漏れ点検及び修繕活動を重点的に行った事により、都市ガスの増加量を前年対比で、100.9%に留める事ができました。生産量と共にエネルギーの使用量も増加しましたが、排出量原単位は、約0.38%の改善となりました。
○弊社は、平成32年1月に新工場への完全移管を計画中で、液体プロセスライン、ユーティリティー等、効率機器への大幅な更新を予定しております。排出量原単位は、5.0%の低減を見込んでおります。それまでの期間に於いては、新たな設備投資が難しい状況となる為、省エネ推進委員会を中心とした、「漏れ無し」活動の強化に努めます。エネルギー管理月報を月初に掲示して、「エネルギーの見える化」を継続し、排出量原単位を基準年度以下で推移できる様に努めて参ります。
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